- バーコードの国番号で日本は何番?先頭数字の意味と原産国との違いを解説
- 先に結論:45・49で分かることと分からないこと
- バーコードの国番号で日本は何番?結論は45と49
- バーコードの国番号とは何を表す数字なのか
- バーコードの国番号と原産国表示の違い
- バーコードの先頭数字で日本の商品か確認する方法
- 日本のバーコード45・49でよくある勘違い
- 日本製かどうかを確認したいときの商品別チェックリスト
- 主要国のバーコード国番号の例
- バーコードで判断しにくい商品パターン
- バーコードの国番号で日本を調べるときの注意点
- この記事の確認手順を実際の商品に当てはめる例
- バーコードの国番号「日本」に関するよくある質問
- 公開前・購入前に使える最終チェックリスト
- まとめ:バーコードの国番号で日本は45・49。ただし原産国とは別に考えよう
- 参考にした公式情報・関連情報
バーコードの国番号で日本は何番?先頭数字の意味と原産国との違いを解説
商品のパッケージに印刷されているバーコードを見ると、下に13桁の数字が並んでいることがあります。そこで「バーコードの国番号で日本は何番なのか」「45や49から始まる商品は日本製なのか」と気になる人も多いでしょう。結論からいうと、日本で登録されたJANコードは、基本的に45または49から始まります。ただし、45や49が示しているのは製造国そのものではなく、GS1 Japanから貸与された事業者コードを使って商品コードを設定しているという意味です。つまり、45や49で始まる商品でも、必ず日本国内で作られた商品とは限りません。
たとえば、日本の会社が企画し、中国やタイなどの工場で作った商品を日本向けに販売する場合、バーコードは45や49から始まることがあります。一方で、パッケージには「原産国:中国」「MADE IN THAILAND」などと書かれていることもあります。この場合、バーコードだけを見ると日本に関係する商品に見えますが、製造場所は海外です。この記事では、バーコードの国番号で日本を確認する方法、45と49の意味、JANコードの基本構造、原産国表示との違い、日本製かどうかを確認するときの見方をわかりやすく解説します。
先に結論:45・49で分かることと分からないこと
「バーコードの国番号で日本を見分けたい」と検索する人が実際に困るのは、番号そのものよりも、その番号を見てどこまで判断してよいのかという部分です。45や49から始まるバーコードを見つけると、日本製かどうか、日本企業の商品かどうか、安全性まで一気に判断したくなります。しかし、バーコードで分かることと、パッケージ表示を見ないと分からないことは分ける必要があります。
| 確認したいこと | バーコード45・49で分かる範囲 | 追加で見るべき表示 |
|---|---|---|
| 日本に関係するコードか | 日本のGS1事業者コードを使っている可能性が高いと判断できます。 | 複数バーコードがある場合は、販売用コードか確認します。 |
| 日本製かどうか | バーコードだけでは判断できません。 | 原産国名、日本製、MADE IN JAPAN、製造国などを確認します。 |
| 日本企業の商品か | 日本の事業者コードを使っている可能性はありますが、企業名までは断定しにくいです。 | 販売者、製造者、輸入者、問い合わせ先を確認します。 |
| 品質や安全性 | バーコードからは判断できません。 | 原材料、成分、認証マーク、賞味期限、保証、リコール情報などを確認します。 |
たとえば、店頭で49から始まるキッチン用品を見つけた場合、この時点で分かるのは、日本に関係する事業者コードを使っている可能性が高いということです。しかし、裏面に「原産国:中国」と書かれていれば、その商品は日本企業が販売している海外製造品と考えるのが自然です。反対に、ラベルに「日本製」と明記されていれば、製造国を判断する手がかりになります。
私自身も、食品や日用品の表示を見るときに、バーコードが49から始まっているだけで日本製のように感じてしまう場面がありました。しかし、裏面の一括表示欄や外箱を見比べると、原産国、原料原産地、販売者、輸入者の表示が別にあり、バーコードだけでは判断できないことが分かります。特に、商品紹介やブログ記事で「日本製」と書く場合は、45・49だけを根拠にせず、原産国表示や製造国表示まで確認してから表現する方が安全です。
バーコードの国番号で日本は何番?結論は45と49
バーコードの国番号で日本を調べたい場合、まず見るべきなのは、バーコードの下に印字されている数字の先頭です。日本で一般的に使われるJANコードは、国際的にはGTINと呼ばれる商品識別コードの一種で、13桁で表示されることが多くあります。その先頭が45または49で始まっている場合、日本のGS1事業者コードを使って設定された商品コードである可能性が高いと考えられます。GS1 Japanの公式情報でも、GS1事業者コードは国際的にはGS1 Company Prefixと呼ばれ、日本では45または49で始まる番号を貸与していると説明されています。特に49から始まる番号だけを詳しく確認したい場合は、バーコードの国コード49の意味と仕組みも参考になります。詳しくは、GS1 JapanのGTIN・JANコード解説でも確認できます。
ただし、ここでいう45や49は、電話番号の国番号のように国そのものを直接表す番号ではありません。GS1という国際的な流通コードの仕組みの中で、日本のGS1加盟組織に割り当てられた番号の範囲と考えるとわかりやすいです。実際には、45だけでなく450から459、49だけでなく490から499という範囲が日本に関係するGS1プレフィックスとして扱われます。
もう少し正確にいうと、45・49は「日本で登録されたブランドオーナーや事業者コードに関係する番号」です。商品の企画・販売・ブランド管理を行う事業者が日本側でコードを設定していれば、実際の製造工場が海外でも45・49から始まることがあります。OEM商品、プライベートブランド商品、輸入後に日本向けラベルを付けた商品を見るときは、ここを先に押さえておくと混乱しにくくなります。
たとえば、バーコード下の数字が「4901234567894」のように49から始まっていれば、日本で登録された事業者コードを使っている可能性があります。また、「4567890123456」のように45から始まる場合も同じです。確認する場所は黒い線そのものではなく、その下に印字されている13桁の数字です。スマートフォンのカメラや読み取りアプリを使わなくても、パッケージの数字を目で見るだけで、おおまかな登録国の見当はつけられます。
スーパーで調味料やお菓子、日用品を手に取ったとき、バーコードの下にある数字の先頭が49や45になっていることがあります。このとき「日本のコードだ」と見ることはできますが、「日本国内で製造された商品だ」とまでは言えません。バーコードは、あくまで商品を流通上で識別するための番号であり、商品の生産地を証明する表示ではありません。
日本で登録されたJANコードは45または49から始まる
日本のJANコードが45または49から始まるのは、日本でGS1事業者コードを管理しているGS1 Japanが、その範囲の番号を事業者に貸与しているためです。以前から49で始まる番号が使われており、その後45で始まる番号も使われるようになりました。そのため、古い商品では49から始まるものが多いと感じることもありますが、45だから新しい、49だから古いと単純に判断できるわけではありません。どちらも日本の事業者コードとして使われます。
また、バーコードの下には13桁の数字が並びますが、最初の2桁だけを切り取ってすべてを判断するのは注意が必要です。日本の場合は45と49で見分けやすいものの、国や地域によっては3桁単位で細かく割り当てられている場合があります。中国は690から699、韓国は880、フランスは300から379、ドイツは400から440のように、範囲で管理されています。日本については45や49と覚えておくと実用上はわかりやすいですが、正確にはGS1プレフィックスの範囲として理解しておくと誤解が少なくなります。
JANコードは、商品の種類ごとに1つずつ設定される識別番号です。同じメーカーの飲料でも、500ミリリットルの商品と2リットルの商品では、基本的に別の商品として異なるJANコードが設定されます。容量違い、味違い、パッケージ違い、販売単位違いがあれば、別のコードになることがあります。これは、レジや在庫管理で商品を取り違えないようにするためです。
店頭で見かけるバーコードには、JANコード以外のものもあります。書籍のバーコード、雑誌のバーコード、物流用の箱に付いているコード、店舗内だけで使うインストアコードなどです。JANコードやQRコードなどの違いを整理したい場合は、バーコードの種類と見分け方の一覧解説も確認材料になります。一般的な食品や日用品のパッケージを見る場合は13桁のJANコードが多いですが、すべてのバーコードを45や49だけで判断できるわけではありません。
45や49は日本製を保証する番号ではない
45や49から始まるバーコードを見つけると、「これは日本製だ」と考えたくなるかもしれません。しかし、これはよくある勘違いです。GS1 JapanのJANコードQ&Aでも、先頭が45や49のGTIN、つまりJANコードは商品のブランドオーナーが日本の事業者であることを表しますが、商品の原産地を表してはいないと案内されています。バーコードの先頭は登録や管理の情報であって、工場の場所を直接示す情報ではありません。
日本の食品会社が日本で企画したお菓子を海外工場で製造し、日本のスーパーで販売する場合、バーコードは45や49から始まることがあります。しかし、パッケージの原産国欄には海外の国名が書かれる場合があります。逆に、海外ブランドの商品でも、日本法人が日本向けに登録している場合は45や49で始まる可能性があります。そのため、45や49は「日本に関係する登録コード」としては参考になりますが、「日本国内で作られた証明」として使うのは危険です。
100円ショップやドラッグストアで売られている日用品でも、バーコードは49から始まっているのに、パッケージの別の場所に「原産国:中国」「MADE IN CHINA」と書かれていることがあります。これは矛盾ではありません。販売会社やブランドオーナーが日本の事業者で、日本のJANコードを使って商品を管理している一方で、実際の製造は海外工場で行われているということです。
食品でも、バーコードは45や49から始まっていても、原材料の産地や製造工場が海外というケースがあります。原材料の産地、加工地、最終製造地はそれぞれ違う場合があります。原材料は海外産、加工は日本、販売会社は日本企業という商品もあれば、企画と販売は日本企業、製造は海外工場という商品もあります。
手元の商品を見比べると、バーコードは49でも原産国は海外、販売者は日本企業という組み合わせは十分にあり得ます。逆に、日本語パッケージで販売されていても、輸入者表示が付いている商品もあります。日本製かどうかを知りたい場合は、バーコードだけでなく、パッケージの「原産国名」「製造国」「MADE IN JAPAN」「製造者」「販売者」「輸入者」などの表示をあわせて確認しましょう。
まず確認すべきなのはバーコード下の13桁の先頭数字
バーコードの国番号で日本かどうかを確認したいときは、まずバーコード下にある13桁の数字を見ましょう。黒い線の太さや間隔を見ても、一般の人が国番号を読み取ることはほとんどできません。確認しやすいのは、バーコードの下に印字された数字です。この数字の先頭が45または49であれば、日本のGS1事業者コードを使っている可能性が高いと考えられます。
具体的には、商品を手に取ったら、まずバーコードの下の数字を左から読みます。490や491、456などで始まっていれば、日本に関係するコードの範囲に入っている可能性があります。ただし、実用的には最初の2桁が45または49かどうかを見るだけでも、多くの場合は判断の目安になります。反対に、690から699で始まっていれば中国のGS1プレフィックス、880で始まっていれば韓国のGS1プレフィックスというように、国や地域ごとの登録情報を推測できます。
ただし、バーコードの数字が複数ある商品には注意が必要です。書籍や雑誌には2段のバーコードが付いていることがありますし、輸入品には海外向けのコードと日本向けのラベルが別に貼られている場合もあります。箱や外袋に複数のバーコードがある場合は、どれが販売時に使われるJANコードなのかを見極める必要があります。
スマートフォンのバーコード読み取りアプリも便利ですが、読み取り結果だけで判断しすぎないことも大切です。アプリに表示される商品名やメーカー名は、外部データベースを参照している場合があり、情報が古かったり、別商品の情報が表示されたりすることもあります。バーコードの先頭数字を自分で確認し、さらにパッケージの原産国表示も見ることで、より正確に判断できます。
実際に迷いやすい買い物シーン別の見方
バーコードの国番号で日本かどうかを調べる場面は、単に番号を知りたいだけではなく、買う前に少し不安を感じていることが多いです。食品なら「子どもに食べさせるものだから製造国を確認したい」、化粧品なら「肌に使うものだから海外製かどうか気になる」、家電小物なら「日本語パッケージだけど本当に日本製なのか知りたい」といった場面です。このようなときは、45や49だけで安心するのではなく、商品別に見る場所を変える必要があります。
| 商品ジャンル | バーコードで見ること | 日本製か確認する場所 | ありがちな失敗 |
|---|---|---|---|
| 食品 | 45・49なら日本の事業者コードを使っている可能性があります。 | 一括表示欄の原産国名、製造者、加工者、製造所、原材料名を見ます。 | バーコードだけ見て日本製と思い込み、原材料や製造所を見落とすことです。 |
| 化粧品・日用品 | 販売管理上の日本コードかを確認できます。 | 外箱や容器の製造販売元、発売元、輸入元、製造国を見ます。 | 製造販売元が日本企業だから製造国も日本だと思い込むことです。 |
| 衣類・雑貨 | 日本向け流通コードかどうかの目安になります。 | 縫い付けタグ、外箱、商品説明欄のMADE IN表記を確認します。 | 日本語タグや日本企業名だけで日本製だと判断してしまうことです。 |
| 家電・ガジェット | 商品識別用のJANコードとして確認します。 | 本体ラベル、外箱、保証書、仕様欄、メーカー公式情報を見ます。 | 日本語説明書があるだけで国内製造品だと勘違いすることです。 |
バーコードを見る目的は「入口の確認」です。実際に商品を選ぶときは、食品は一括表示欄、衣類はタグ、化粧品は外箱や容器、家電は本体ラベルや保証書を見ると、バーコードだけでは分からない情報を補えます。
バーコードの国番号とは何を表す数字なのか
バーコードの国番号と呼ばれるものは、正式にはGS1プレフィックスと関係します。GS1は、商品や事業者、物流単位、場所などを世界共通で識別するための仕組みを管理している国際的な組織です。商品については、JANコードやGTINと呼ばれる番号を使うことで、スーパーのレジ、コンビニのPOS、ネット通販の在庫管理、物流倉庫での検品、メーカーの商品管理など、さまざまな場面で商品を正確に識別できるようにしています。
この仕組みの中で、GS1事業者コードは企業や団体に貸与される番号です。日本ではGS1 Japanが事業者コードを管理しており、45または49から始まる番号を貸与しています。企業はその事業者コードに商品ごとの番号を組み合わせ、最後にチェックデジットを付けてJANコードを作ります。つまり、バーコードの数字は単なる国名表示ではなく、流通の中で商品を間違えずに識別するための番号なのです。
同じメーカーが販売している飲料でも、500ミリリットルの商品、1リットルの商品、期間限定パッケージの商品、ケース販売の商品では、それぞれ別のJANコードが付くことがあります。レジで読み取ったときに、どの商品がいくらで、在庫がどれだけ減ったのかを正しく処理するためです。
よくある誤解は、「国番号」と聞くと、製造国や産地を表していると思ってしまうことです。実際には、バーコードの先頭は登録された事業者コードの管理元を示すものであり、商品がどこの工場で作られたか、材料がどこの国のものか、品質がどの国基準かを示すものではありません。原産国を知りたい場合は、バーコードではなく、パッケージにある原産国表示、製造所、販売者、輸入者、MADE IN表記などを確認する必要があります。
つまり、バーコードの国番号は「商品がどこの国で登録された事業者コードを使っているか」を見るための情報です。日本なら45や49、中国なら690から699、韓国なら880というように、登録国や地域を推測する手がかりにはなります。しかし、製造国、原材料の産地、販売会社の所在地、品質の良し悪しまで判断できるものではありません。
国番号は正式にはGS1事業者コードの先頭にあるGS1プレフィックス
一般的に「バーコードの国番号」と呼ばれる部分は、厳密にはGS1プレフィックスと呼ばれる番号の範囲に関係しています。これは、国や地域のGS1加盟組織に割り当てられている番号で、日本の場合は450から459と490から499が該当します。国や地域ごとの割り当ては、GS1のCompany Prefix一覧でも確認できます。消費者向けには「日本は45と49」と説明されることが多いですが、仕組みとしては2桁だけでなく、3桁の範囲で管理されていると理解しておくと正確です。
たとえば、バーコード下の数字が490から始まる場合も、456から始まる場合も、日本に割り当てられたGS1プレフィックスの範囲に含まれます。そのため、店頭では先頭の2桁を見て「45か49なら日本登録のコード」と大まかに判断できますが、正確には450から459、490から499という範囲で見ます。国によっては、先頭2桁だけでは判断しにくい場合もあるため、国番号一覧を見るときは範囲で確認することが大切です。
この番号は、商品を流通させるための識別番号を重複なく管理するために使われます。もし各企業が自由に番号を作ってしまうと、別の商品なのに同じ番号になるなど、レジや在庫管理で混乱が起きてしまいます。そのため、GS1の仕組みでは、事業者ごとに番号を割り当て、さらに商品ごとの番号を組み合わせて、世界中で商品を識別できるようにしています。
GS1プレフィックスやGS1事業者コードは、消費者が国を見分けるためだけにあるものではありません。本来は、メーカー、小売店、物流業者、ネットショップなどが、商品を正確に扱うための共通ルールです。消費者にとっては「45や49なら日本登録のコード」と見る手がかりになりますが、流通の現場では、商品を間違えずに販売・管理するための重要な番号として使われています。
バーコードの国番号は「登録された国・地域」を示す
バーコードの国番号を理解するときに大切なのは、これは「製造された国」ではなく、「登録された国・地域」を示すという点です。日本であればGS1 Japanが管理する番号、中国であれば中国に関係するGS1プレフィックス、韓国であれば韓国のGS1プレフィックスというように、どのGS1加盟組織の番号体系に属しているかを見るための情報です。
日本の会社が自社ブランドの商品を海外工場で製造し、日本国内で販売する場合、その会社が日本でGS1事業者コードを取得していれば、バーコードは45や49から始まることがあります。しかし、商品そのものの製造国は中国やベトナム、タイなどになる場合があります。つまり、バーコードの先頭は日本に関係していても、原産国表示は海外になることがあるのです。
反対に、海外企業の商品でも、日本法人や日本の販売会社が国内流通向けに登録している場合、日本に関係するコードが使われる可能性があります。この場合も、45や49だからといって日本国内で作られたとは限りません。登録、販売、輸入、製造はそれぞれ別の情報として確認する必要があります。
そのため、「バーコードの国番号で日本を見分ける」という表現は、正確には「日本で登録された事業者コードを使っているかを見る」という意味になります。買い物中に大まかな目安として使うには便利ですが、日本製かどうかを判断する最終材料にはなりません。
製造国や原産国を直接示す番号ではない
バーコードの国番号は、製造国や原産国を直接示す番号ではありません。ここを誤解すると、商品の見方を間違えやすくなります。たとえば、バーコードが49から始まっている日用品を見て「日本製だ」と思って買ったのに、家に帰ってパッケージをよく見ると「原産国:中国」と書かれていた、ということがあります。これはバーコードが間違っているわけではなく、バーコードと原産国表示が別の情報を示しているためです。
食品でも同じです。日本の会社が販売している商品で、バーコードは45や49から始まっていても、原材料が海外産だったり、加工地が海外だったりすることがあります。輸入原料を日本で加工した食品、海外工場で製造して日本で販売する菓子、日本企業が企画して海外で生産した冷凍食品など、登録国と製造国が一致しないケースは珍しくありません。
また、品質や安全性もバーコードだけでは判断できません。45や49から始まっているから品質が高い、690から始まっているから品質が低い、という見方はできません。バーコードは商品を識別するための番号であり、検査に合格したことを示すマークでも、品質保証の表示でもないからです。
日本製かどうかを確認したいときは、バーコードの数字よりも、商品ラベルの「原産国名」「製造国」「日本製」「MADE IN JAPAN」などの表示を優先しましょう。衣類ならタグ、家電なら本体ラベルや説明書、食品なら一括表示欄、化粧品や日用品なら外箱や容器の表示を確認します。
JANコードの13桁構造をわかりやすく解説
JANコードの標準タイプは13桁で構成されています。一般的には、GS1事業者コード、商品アイテムコード、チェックデジットという要素で成り立っています。GS1事業者コードは事業者を識別するための番号で、日本では45または49から始まります。商品アイテムコードは、事業者が商品ごとに設定する番号です。最後の1桁はチェックデジットと呼ばれ、読み取りミスを検出するために計算される数字です。
たとえば、架空のコードとして「4901234567894」があった場合、先頭の49は日本に関係するGS1プレフィックスを含む部分です。ただし、どこまでが事業者コードで、どこからが商品アイテムコードなのかは、企業に貸与されている事業者コードの桁数によって変わります。そのため、消費者が店頭で見るときは、細かく分解して企業名まで判断するよりも、まず先頭が45や49かどうかを見る程度で十分です。
JANコードは、商品単位を細かく分けるためにも使われます。同じ商品名でも、内容量が違えば別の商品として扱われます。同じ洗剤でも詰め替え用、ボトル本体、大容量パックではJANコードが異なります。もしコードが同じだと、店舗側ではどの商品が売れたのか正確に把握できません。JANコードの数字は、消費者が国番号を見るためだけでなく、商品の種類、容量、販売単位を区別するためにも使われています。
チェックデジットは読み取りミスを減らすための数字
JANコードの最後の1桁はチェックデジットです。これは、レジや読み取り機で番号を読み取ったときに、数字の誤りがないか確認するための数字です。計算方法はGS1 Japanのチェックデジット計算方法でも案内されています。商品の国や製造国を示すものではありません。たとえば、最後の数字が4だから日本、8だから中国というような見方はできません。チェックデジットは、前の12桁をもとに一定の計算方法で決まる確認用の数字です。
この仕組みがあるため、バーコードを読み取ったときに、数字の一部が誤って読まれた場合でも、システム側で不自然なコードとして気づける可能性があります。店頭で消費者がチェックデジットまで計算する必要はありませんが、最後の1桁は商品を分類するための国番号ではないと知っておくと、バーコードの見方で迷いにくくなります。
JANコードは、先頭の数字だけでなく、全体で商品を正しく識別するために設計されています。先頭部分は登録国や事業者コードに関係し、中ほどは商品を識別する番号に関係し、最後の1桁は読み取り確認に使われます。バーコードの国番号を調べるときは先頭を見ますが、JANコード全体にはそれぞれ役割があると理解しておくと、より正確に読み取れるようになります。
バーコードの国番号と原産国表示の違い
日本製かどうかを確認したいときに、もっとも大切なのは、バーコードと原産国表示を分けて考えることです。バーコードの45や49は、日本の事業者コードを使った商品であることを示す目安になります。一方で、原産国表示は、その商品がどこで作られたか、またはどこの国を原産地として表示すべきかを判断するための情報です。つまり、バーコードは流通管理のための番号、原産国表示は商品の製造地や原産地を確認するための表示という違いがあります。
パッケージのバーコードが49から始まっていても、裏面に「原産国:中国」と書かれていれば、その商品は日本登録のコードを使っていても、中国で作られた商品と考えるのが自然です。また、日用品や化粧品では「発売元」「製造販売元」「輸入元」「製造国」など、似た言葉が並ぶことがあります。発売元が日本の会社でも、製造国が海外ということは珍しくありません。
食品の場合は、名称、原材料名、内容量、賞味期限、保存方法、製造者、販売者、加工者、原産国名などが表示されることがあります。加工食品の原料原産地表示については、消費者庁の消費者向けQ&Aでも、原材料の産地や製造地の表示例が案内されています。輸入食品では原産国名、国内で加工された食品では製造所や加工所の情報を確認します。
食品では、完成した加工食品の原産国名と、主な原材料の原料原産地表示を分けて見ることも大切です。国内で製造された食品でも、原材料に海外産が使われている場合があります。また、日用品や家庭用品では、食品と同じように必ず原産国表示があるとは限らないため、外箱、タグ、注意書き、メーカー公式情報などを合わせて見る必要があります。
ここで混同しやすいのは、「日本の会社が売っている商品」と「日本で作られた商品」は同じではないという点です。パッケージに日本企業の名前があり、バーコードも45や49から始まっていると、日本国内で製造されたように感じるかもしれません。しかし、日本の会社が企画や販売を行い、製造は海外工場で行っている商品も多くあります。
国番号はバーコード管理上の登録国を示す
バーコードの国番号は、商品がどこの国のGS1加盟組織の管理下で登録されたかを知るための手がかりです。日本なら45または49、中国なら690から699、韓国なら880のように、番号の範囲を見ることで、どの国や地域のGS1組織に関係するコードかを推測できます。これは、レジや物流で商品を識別するために便利な情報です。
しかし、登録国と製造国は別です。日本の事業者が海外工場で作った商品に日本のコードを付けることはありますし、海外の会社が日本法人を通じて商品を登録することもあります。したがって、45や49を見て「日本に関係する登録コード」と考えるのは自然ですが、「日本国内で作られた」と決めつけるのは正確ではありません。
ブランド名が日本語で書かれていたり、パッケージ全体が日本向けに作られていたりすると、日本製のように感じることがあります。しかし、パッケージデザインや販売会社名だけで製造国を判断するのは不十分です。バーコード、販売者名、製造者名、輸入者名、原産国表示は、それぞれ役割が違います。
原産国表示は商品がどこで作られたかを確認する手がかり
原産国表示は、商品がどこの国で作られたのか、またはどこの国を原産地として表示すべきなのかを確認するための手がかりです。消費者庁は、商品の原産国に関する不当な表示について、一般消費者が原産国を判別しにくい表示を問題にする考え方を示しています。詳しくは消費者庁の商品の原産国に関する不当な表示も参考になります。輸入品の場合、パッケージに「原産国名」「原産国」「MADE IN」などの形で表示されることがあります。
食品では「原産国名:中国」「原産国名:タイ」「国内製造」などの表示が見られることがあります。ただし、食品の場合は、原材料の原産地、加工地、製造所、販売者がそれぞれ違うこともあります。海外産の原材料を日本国内で加工した商品、日本の会社が海外で製造した商品、海外で作られた完成品を日本の会社が輸入販売している商品など、いくつものパターンがあります。
衣類や雑貨では、タグや外箱に「MADE IN CHINA」「MADE IN VIETNAM」「日本製」などと書かれていることがあります。バーコードが45や49から始まっていても、タグに海外の国名が書かれていれば、製造国はその表示を参考にするのが自然です。
化粧品や日用品では、「製造販売元」「発売元」「輸入元」「販売元」などの表記が並ぶことがあります。製造販売元は製品の品質や安全性に責任を持つ事業者を示すことがあり、発売元や販売元は販売に関わる会社、輸入元は海外で作られた商品を日本に輸入している会社です。日本の会社名が書かれていても、製造国まで日本とは限らないため、表示全体を見て判断しましょう。
日本製か確認したい場合はMade in Japanや原産国表示を見る
本当に日本製かどうかを確認したい場合は、パッケージの「MADE IN JAPAN」「日本製」「原産国名:日本」などの表示を見るのが基本です。衣類、雑貨、家電、化粧品、食品など、商品によって表示の場所や言い方は違いますが、製造国に関する情報はバーコードとは別に書かれていることが多くあります。
通販サイトで「日本の会社の商品」と書かれていても、製造国が日本とは限りません。商品ページに「企画:日本」「製造:中国」「販売元:日本企業」のように書かれていることもあります。この場合、バーコードが45や49から始まっていても、日本で企画または販売されている商品であって、日本国内で製造された商品とは限りません。
店頭で確認する場合は、商品の裏面や側面、底面、タグ、外箱を見ます。食品なら一括表示欄、日用品なら容器の裏面、衣類なら縫い付けタグ、家電なら本体ラベルや外箱に情報が書かれていることがあります。ネット通販では、商品画像の拡大、商品説明欄、仕様欄、販売元情報、レビュー画像などを確認しましょう。ただし、レビュー画像は古いパッケージの情報である場合もあります。
販売者・製造者・輸入者の違いにも注意する
日本製かどうかを確認するときは、販売者、製造者、輸入者の違いにも注意が必要です。販売者は、その商品を販売している会社を示します。製造者は、商品を作った会社や工場に関係する表示です。輸入者は、海外で作られた商品を日本に輸入している事業者です。パッケージに日本企業の名前が書かれていても、それが販売者なのか、製造者なのか、輸入者なのかによって意味が変わります。
たとえば、パッケージに「販売者:東京都の会社名」と書かれていても、それだけで日本製とは判断できません。その会社が日本国内で販売しているだけで、製造は海外工場という場合があります。また、「輸入者」と書かれている場合は、その商品が海外から輸入されたものであることを示す手がかりになります。
一方で、「製造者」や「製造所」として日本国内の所在地が書かれている場合は、日本国内で製造または加工された商品である可能性があります。ただし、食品では原材料の原産地と製造所が別の場合もあるため、原材料まで気にする場合は原材料名や原料原産地表示も確認しましょう。
バーコードと原産国表示を見比べる具体例
具体例として、バーコードが49から始まる雑貨があったとします。パッケージの表面には日本語の商品名があり、販売者も日本企業です。しかし裏面を見ると「原産国:中国」と書かれていました。この場合、バーコードは日本の事業者コードを使っている可能性がありますが、商品は中国で作られたものと考えます。つまり、登録や販売は日本に関係していても、製造国は中国ということです。
別の例として、バーコードが45から始まる化粧品があり、表示には「製造販売元:日本の会社」と書かれていたとします。この場合、日本の会社が製品の製造販売に責任を持っていることはわかりますが、製造国がどこかは別途確認が必要です。外箱や容器に「日本製」と書かれていれば日本製と判断しやすくなりますが、書かれていない場合はメーカー公式情報を確認した方が安心です。
食品の場合は、バーコードが49から始まるレトルト食品で、販売者は日本企業、製造所も日本国内、一部の原材料は海外産ということもあります。この場合、商品としては国内で製造されていても、原材料の一部は海外産です。消費者が知りたいのが「商品が日本で作られたか」なのか、「原材料まで日本産か」なのかによって、見るべき表示が変わります。
バーコードの先頭数字で日本の商品か確認する方法
バーコードの先頭数字で日本に関係する商品かを確認する手順はシンプルです。まず、商品パッケージのバーコード下にある13桁の数字を見ます。次に、その数字の先頭が45または49で始まっているかを確認します。45または49で始まっていれば、日本のGS1事業者コードを使って設定されたJANコードである可能性が高いと考えられます。ここまででわかるのは、日本の事業者コードを使った商品かどうかであり、日本製かどうかではありません。
日本製かどうかを見たい場合は、パッケージの別の場所を確認します。食品であれば原産国名、製造者、販売者、輸入者、加工所などを見ます。日用品や化粧品であれば、製造販売元、発売元、輸入元、製造国などの表示を見ます。家電や雑貨であれば、本体ラベル、外箱、説明書、保証書などに製造国が書かれている場合があります。
特に大切なのは、バーコードの先頭数字を確認する目的をはっきりさせることです。「日本の事業者コードを使っている商品か知りたい」のか、「日本国内で製造された商品か知りたい」のかで、見るべき場所が変わります。前者ならバーコード下の数字の先頭が手がかりになります。後者なら、バーコードではなく、原産国表示や製造国表示を確認する必要があります。
- 手順1:バーコード下の13桁の数字を見る。先頭が45または49なら、日本で登録された事業者コードを使っている可能性があります。黒い線の部分ではなく、下に印字された数字を左から確認するとわかりやすいです。
- 手順2:パッケージの原産国表示を見る。日本製かどうかを確認したい場合は、バーコードよりもこちらの表示を優先します。食品なら一括表示欄、衣類ならタグ、日用品なら容器の裏面などに書かれていることがあります。
- 手順3:販売者、製造者、輸入者の違いを見る。日本企業名があっても、製造国が海外の場合があります。販売者は売っている会社、製造者は作った会社、輸入者は海外商品を日本に入れている会社と考えると整理しやすくなります。
- 手順4:ネット通販では商品説明欄も見る。画像だけでは原産国が見えないことがあるため、仕様欄、注意書き、販売元情報、レビュー画像なども確認します。ただし、レビュー画像は古いパッケージの場合もあるため、最終的には販売元やメーカーの情報を見ると安心です。
この手順で見ると、バーコードの役割と原産国表示の役割を混同しにくくなります。店頭で急いでいるときは、先頭の45や49だけを見て判断したくなりますが、製造国まで知りたい場合は必ず原産国表示を探すようにしましょう。45や49は「日本に関係する登録コードかどうか」を知る入口であり、「日本製であることの証明」ではありません。
商品によってはバーコードが複数付いている場合があります。輸入品に日本語ラベルが貼られている場合、もともとの海外向けバーコードとは別に、日本で販売するためのバーコードが貼られていることがあります。複数のコードがある商品でどれを見ればよいか迷う場合は、バーコードが二つある理由と確認ポイントも参考になります。バーコード、原産国表示、販売者表示の3つをセットで見ると、「日本企業の商品なのか」「日本で作られた商品なのか」「海外で作られて日本に輸入された商品なのか」を整理しやすくなります。
店頭で30秒以内に確認するための実用フロー
店頭で商品を手に取っているときは、公式サイトを開いて細かく調べる時間がないこともあります。その場合は、次の順番で見ると、短時間でも判断を間違えにくくなります。ポイントは、最初にバーコードで登録国の目安を見て、次に原産国表示で製造国を確認し、最後に販売者や輸入者で流通経路を見ることです。
- バーコード下の数字を左から見る:45または49で始まるか確認します。ここでは日本の事業者コードを使っている可能性を見るだけです。
- 原産国表示を探す:食品なら一括表示欄、日用品なら容器の裏面、衣類ならタグ、家電なら外箱や本体ラベルを確認します。
- 販売者・製造者・輸入者を見る:日本企業名がある場合でも、それが販売者なのか製造者なのか輸入者なのかを確認します。
- 迷ったら日本製と断定しない:原産国や製造国が見つからない場合は、バーコードだけで日本製と書かない・言い切らない方が安全です。
たとえば、店頭でベビー用品を選んでいて、バーコードが49から始まっていたとします。そこで終わらず、外箱の側面や底面を見て「原産国」や「製造国」の表示を探します。そこに「中国」と書かれていれば、日本のコードを使った海外製造品です。逆に「日本製」と明記され、製造者も日本国内の事業者であれば、日本製として判断しやすくなります。
バーコード下の数字の先頭2桁または3桁を見る
バーコードの先頭数字を確認するときは、まずバーコード下に印字されている13桁の数字を左から見ます。日本の場合は、先頭が45または49で始まっているかを見ると判断しやすいです。実際には450から459、490から499という範囲が日本に関係するGS1プレフィックスですが、店頭で確認する場面では、最初の2桁が45または49かどうかを見るだけでも大まかな目安になります。
たとえば、「4901234567894」のように49から始まるコード、「4567890123456」のように45から始まるコードは、日本の事業者コードを使っている可能性があります。一方で、「690」から始まる場合は中国に関係するGS1プレフィックス、「880」から始まる場合は韓国に関係するGS1プレフィックスというように、国や地域ごとに割り当て範囲が異なります。ただし、どの番号でも製造国を直接示すわけではない点は同じです。
注意したいのは、バーコードの黒い線そのものから数字を読み取ろうとしないことです。消費者が確認しやすいのは、バーコードの下に印字された数字です。パッケージの折れ目やシールで一部が隠れている場合は、無理に判断せず、別の表示や商品情報も確認しましょう。
45や49で始まる場合は日本で登録された商品と考える
バーコード下の数字が45または49で始まる場合、日本で登録されたGS1事業者コードを使っている商品と考えるのが基本です。これは、日本の企業や団体がGS1 Japanから事業者コードを取得し、その番号をもとに商品ごとのJANコードを設定しているためです。スーパー、コンビニ、ドラッグストア、ホームセンターなどで販売されている日本向け商品では、45や49から始まるコードをよく見かけます。
ただし、「日本で登録された商品」と「日本製の商品」は同じ意味ではありません。日本の会社が販売しているキッチン用品や文房具が、海外工場で製造されている場合があります。このような商品でも、日本の会社が自社の商品として管理していれば、45や49から始まるJANコードが付くことがあります。
実際に確認するときは、45や49を見つけたあとに、パッケージの原産国表示を探すのが安全です。原産国が日本なら日本製と判断しやすくなりますし、原産国が中国やベトナムなどなら、日本登録のコードを使った海外製造の商品と考えられます。
スマホで読み取った情報とパッケージ表示もあわせて確認する
スマートフォンのバーコード読み取りアプリを使うと、商品名やメーカー名が表示されることがあります。便利な方法ですが、表示される情報が常に公式で最新とは限りません。アプリによっては、外部データベースや利用者投稿をもとに表示していることがあり、商品名やメーカー名が古いままになっている場合もあります。
バーコード番号をもう少し正確に確認したい場合は、GS1が提供するVerified by GS1のような照合手段も参考になります。GTINを検索すると、事業者名や商品情報の確認に役立つ場合があります。ただし、そこで確認できるのは主にコードや商品情報との関係であり、原産国まで必ず確定できるわけではありません。日本製かどうかを判断する最後の材料は、やはりパッケージの原産国表示や製造国表示です。
スマホアプリで日本語の商品名が表示されても、それは日本で販売されている商品名が登録されているだけの場合があります。製造国が日本かどうかまでは、アプリの表示だけでは判断できないことがあります。特に食品や化粧品など、原産国や製造国を重視したい商品では、アプリの結果だけで購入判断をしない方が安心です。
ネット通販でも同じです。商品ページにバーコード番号やJANコードが書かれていても、それだけでは日本製かどうかはわかりません。商品説明欄に「原産国」「製造国」「MADE IN」などの記載があるかを確認しましょう。記載が見つからない場合は、販売元に問い合わせる、メーカー公式サイトを見る、購入者が投稿した実物パッケージ写真を確認するなどの方法があります。
店頭で迷ったときの確認順序
店頭で商品を手に取って「これは日本の商品なのか」「日本製なのか」と迷った場合は、確認する順番を決めておくと便利です。まずバーコード下の13桁を見て、先頭が45または49か確認します。次に、パッケージ裏面や側面にある原産国表示を探します。そのうえで、販売者、製造者、輸入者の表示を見ると、商品の流れを理解しやすくなります。
バーコードが49から始まり、販売者が日本企業、原産国が中国と書かれている場合は、日本企業が販売している海外製造の商品と考えられます。バーコードが45から始まり、製造者に日本国内の会社や所在地が書かれ、さらに日本製と明記されていれば、日本国内で製造された商品と判断しやすくなります。
このように、バーコード、原産国表示、事業者表示の3つを順番に見ると、1つの情報だけで思い込むことを防げます。特に、健康食品、ベビー用品、化粧品、食品、肌に触れる日用品など、製造国を気にしたい商品では、数字だけで判断せず、パッケージ全体を見る習慣を持つと安心です。
ネット通販で確認するときの注意点
ネット通販では、実物のパッケージを手に取れないため、バーコードや原産国表示を確認しにくいことがあります。商品ページにJANコードが掲載されている場合でも、その先頭が45や49だから日本製と判断するのは避けましょう。商品説明欄、仕様欄、販売元情報、製造国の記載を確認する必要があります。
通販ページでJANコードだけが載っていて、原産国や製造国の記載が見つからないと、判断に迷うことがあります。そのようなときは、商品画像を拡大し、仕様欄に「原産国」「製造国」「販売者」「輸入者」などの表示がないかを探します。JANコードは商品特定には役立ちますが、日本製かどうかを確定する表示ではないため、JANだけで購入判断や記事内の断定をしない方が安心です。
商品説明に「日本企業が企画」「国内ブランド」「日本向け仕様」と書かれていても、製造国が日本とは限りません。別の欄に「製造:中国」「原産国:ベトナム」と書かれていることもあります。製造国が気になる場合は、メーカー公式サイトや販売元への問い合わせで確認すると安心です。
日本のバーコード45・49でよくある勘違い
日本のバーコードについてよくある勘違いは、「45や49なら必ず日本製」と考えてしまうことです。これは「バーコード 国番号 日本」で検索する人がもっとも知りたい部分でもあります。実際には、45や49は日本の事業者コードを使っていることを示す目安であり、製造場所を保証するものではありません。日本企業が海外で作った商品、日本法人が登録した海外ブランド品、輸入後に日本向けパッケージで販売される商品など、いろいろなケースがあります。
もう1つの勘違いは、バーコードだけで商品の安全性や品質まで判断できると思い込むことです。バーコードは、商品を識別するための番号であり、品質検査の合格マークではありません。45や49から始まるから安全、690から始まるから危険という見方はできません。安全性や品質を確認したい場合は、メーカー情報、販売者情報、成分表示、原材料、認証マーク、リコール情報など、別の情報を確認する必要があります。
さらに、国番号一覧だけを見て原産国を決めつけるのも危険です。中国に関係するGS1プレフィックスは690から699、韓国は880、日本は45と49というように一覧で覚えることはできます。しかし、それは登録国や地域の目安であり、商品の製造国ではありません。
検索者が実際に間違えやすい失敗例
バーコードの国番号で日本かどうかを調べる人は、すでに商品を手に取って迷っていることが多いです。そのため、単に「45と49が日本」と覚えるだけでは、実際の判断で失敗することがあります。よくある失敗は、バーコードの先頭だけを見て、原産国表示や販売者表示を見ないまま日本製だと思い込むことです。
| 失敗例 | なぜ起きるか | 確認すべきこと |
|---|---|---|
| 45・49だけで日本製だと思う | 日本の国番号と原産国を同じ意味だと考えてしまうためです。 | 原産国名、製造国、MADE IN表記を確認します。 |
| 日本語パッケージだけで安心する | 日本向けに販売されている商品でも海外製造のことがあるためです。 | 裏面やタグの原産国表示、輸入者表示を確認します。 |
| 販売者が日本企業なので日本製と思う | 販売者と製造者の意味を混同しているためです。 | 販売者、製造者、輸入者のどれが書かれているかを見ます。 |
| スマホアプリの表示だけで判断する | アプリのデータが古い、または製造国まで表示していないことがあるためです。 | アプリ情報とパッケージ表示をあわせて確認します。 |
このような失敗を避けるには、「バーコードは入口、原産国表示が製造国確認の中心」と覚えておくとわかりやすいです。45や49を見つけた時点で判断を終えるのではなく、そこからパッケージの別表示に進むことが大切です。
「45・49なら必ず日本製」と思い込む
もっとも多い勘違いは、45や49から始まるバーコードを見て「これは日本製だ」と判断してしまうことです。たしかに、45や49は日本のGS1事業者コードに関係する番号ですが、これは商品の製造国ではありません。日本企業が海外で製造している商品でも、45や49から始まるJANコードが付くことがあります。
日用品や雑貨では、日本企業が企画し、海外工場で製造して、日本国内の店舗で販売している商品がよくあります。この場合、販売者は日本企業で、バーコードも日本の番号ですが、原産国は中国やベトナムなどになることがあります。45や49を見たあとに、必ずパッケージの原産国表示を見るようにしましょう。
バーコードだけで安全性や品質まで判断できると思い込む
バーコードの先頭数字は、商品の安全性や品質を示すものではありません。45や49から始まる商品だから安全、海外の番号から始まる商品だから危険という判断はできません。安全性や品質は、メーカーの品質管理、原材料、成分、製造方法、検査体制、保存方法、保証内容など、別の情報によって決まります。
食品であれば原材料、アレルゲン、賞味期限、保存方法、製造者、販売者などを確認します。化粧品であれば成分表示、製造販売元、使用上の注意、肌に合うかどうかを見ます。家電であれば保証内容、安全基準、メーカーサポートなどが重要です。バーコードの国番号は、こうした品質判断の代わりにはなりません。
国番号一覧だけを見て製造国を決めつける
ネット上には、バーコードの国番号一覧が多く掲載されています。日本は45・49、中国は690から699、韓国は880、フランスは300から379、ドイツは400から440など、一覧で見ると便利です。しかし、これをそのまま製造国一覧として使うのは危険です。
国番号一覧で分かるのは、GS1プレフィックスの割り当てや登録国・地域の目安です。製造国や原材料の産地は、一覧だけでは分かりません。国番号一覧を使う場合は、「どの国や地域のコード体系に関係するかを見る表」として使いましょう。
日本企業の商品なら日本製だと思い込む
日本企業の商品だからといって、必ず日本国内で作られているとは限りません。現在は、企画、設計、販売、製造が別の国で行われる商品も多くあります。日本企業が企画し、日本向けに販売していても、実際の製造は海外工場というケースは珍しくありません。
日本企業の商品かどうかと、日本製かどうかは分けて考えましょう。日本企業の商品であることを確認したいなら販売者や製造販売元を見ます。日本製かどうかを確認したいなら、原産国表示や製造国表示を見ます。バーコードは、そのどちらかを直接保証するものではありません。
日本語パッケージなら日本製だと思い込む
日本語で商品名や説明が書かれていると、日本製のように感じることがあります。しかし、日本語パッケージは、日本向けに販売されていることを示すだけの場合があります。海外で製造された商品に、日本語ラベルを貼って日本国内で販売しているケースもあります。
輸入食品、輸入雑貨、海外コスメ、海外家電などでは、日本語ラベルに原材料、輸入者、販売者、使用方法などが書かれていることがあります。この場合、日本語が書かれていても、商品そのものは海外で作られています。日本語パッケージの商品を見たときは、表面のデザインだけで判断せず、裏面や側面の原産国表示を確認しましょう。
バーコードの数字だけでメーカーまで特定できると思い込む
バーコードの数字には事業者コードや商品コードが含まれますが、消費者が数字を見ただけで正確にメーカー名まで特定するのは簡単ではありません。GS1事業者コードの桁数は事業者によって異なるため、バーコードの途中までを見て、どこまでが事業者コードでどこからが商品コードなのかを判断するのは難しいです。
商品名やメーカー名を確認したい場合は、パッケージの販売者、製造者、製造販売元、輸入者、問い合わせ先などを見ましょう。バーコードの数字は商品識別には役立ちますが、企業名、製造国、品質、安全性まで目視だけで判断するための万能な情報ではありません。
日本製かどうかを確認したいときの商品別チェックリスト
日本製かどうかを確認したい場合、商品ジャンルごとに見るべき場所が少し違います。食品、日用品、化粧品、衣類、家電では、原産国や製造国の表示場所が異なるためです。バーコードの45や49だけを見て判断するのではなく、その商品に合った表示を確認しましょう。
| 商品ジャンル | 見る場所 | 確認したい表示 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 食品 | 一括表示欄、原材料名、製造者、加工者、原産国名 | 原産国名、製造所、原料原産地表示 | 原材料の産地と製造国が違う場合があります。 |
| 日用品 | 容器裏面、外箱、注意書き | 原産国、製造国、輸入者、販売者 | 日本企業名があっても海外製造の場合があります。 |
| 化粧品 | 外箱、容器、成分表示、製造販売元 | 製造販売元、製造国、輸入元 | 製造販売元と製造国は同じ意味ではありません。 |
| 衣類 | 縫い付けタグ、下げ札、商品説明欄 | MADE IN表記、原産国、組成表示 | 日本ブランドでも海外縫製の場合があります。 |
| 家電・ガジェット | 本体ラベル、外箱、保証書、仕様欄 | 製造国、メーカー、販売元、保証内容 | 日本語説明書があっても国内製造とは限りません。 |
同じ「日本製か確認したい」という目的でも、食品なら一括表示欄、衣類ならタグ、家電なら本体ラベルというように見る場所が変わります。バーコードの先頭数字は入口として便利ですが、最終的な判断は商品ジャンルごとの表示で行いましょう。
ネット通販でJANコードしか載っていないときの判断基準
ネット通販では、商品ページにJANコードだけが載っていて、原産国や製造国が書かれていないことがあります。この場合、JANコードの先頭が45や49であっても、日本製とは判断できません。商品を特定するための番号としては役立ちますが、製造国の確認には別の情報が必要です。
確認する順番としては、まず商品画像を拡大して、パッケージの裏面や側面に原産国表示が写っていないかを見ます。次に、商品説明欄や仕様欄に「原産国」「製造国」「製造地」「MADE IN」などの記載がないか確認します。販売者情報やメーカー公式サイトも見ると、より正確に判断しやすくなります。
それでも製造国が分からない場合は、問い合わせを検討しましょう。特に、食品、ベビー用品、化粧品、肌に直接使う日用品などは、製造国を重視する人も多い商品です。製造国が気になる場合は、JANコードだけで判断せず、販売元に確認した方が安心です。
商品紹介記事を書くときに安全な表現
ブログやレビュー記事で商品を紹介するときも、バーコードの45や49だけを根拠に「日本製」と書くのは避けた方が安全です。正確に書くなら、「45または49から始まるため、日本の事業者コードを使っている可能性があります」「ただし、製造国は原産国表示で確認する必要があります」のように表現すると誤解が少なくなります。
私も商品紹介で「日本製」と書くか迷う場面では、バーコードの45・49だけを根拠にしないようにしています。確証がない場合は、「日本の事業者コードが使われている可能性があります」「製造国は商品表示で確認してください」のように、読者が誤解しにくい表現にする方が安全です。特にアフィリエイト記事やレビュー記事では、バーコードの見た目だけで製造国を断定しないことが大切です。
バーコードが49から始まる商品について記事を書く場合、「日本製の商品です」と書くには、原産国表示やメーカー公式情報などで日本製と確認できている必要があります。確認できていない場合は、「日本のJANコードが使われている商品です」「販売者は日本企業です」といった表現にとどめる方が正確です。
主要国のバーコード国番号の例
バーコードの国番号を調べるときは、日本だけでなく、他の国の番号も気になることがあります。日本は45または49、中国は690から699、韓国は880、フランスは300から379、ドイツは400から440、アメリカ・カナダは000から139の範囲などがよく知られています。ただし、ここでも重要なのは、これらの番号が製造国ではなく、GS1プレフィックスの割り当てを示すという点です。
日本は45・49、中国は690〜699、韓国は880
日本は45と49、中国は690から699、韓国は880という番号がよく知られています。店頭で商品を見たとき、バーコード下の数字の先頭を見ることで、どの国や地域のGS1プレフィックスに関係するコードかをある程度確認できます。
ただし、中国の690から699で始まる商品だから中国製、日本の45や49で始まる商品だから日本製、韓国の880で始まる商品だから韓国製と決めつけるのは正確ではありません。これらは、GS1の仕組みの中で割り当てられた登録国や地域の目安です。製造国は、原産国表示や製造国表示で確認しましょう。
GS1 USは000〜139、ドイツは400〜440、フランスは300〜379
アメリカやカナダで使われるGS1 USの範囲として、000から139が知られています。また、ドイツは400から440、フランスは300から379など、国や地域ごとに番号の範囲があります。日本のように2桁で覚えやすい国もありますが、国によっては3桁の範囲で見る必要があります。
海外商品のバーコードを見るときは、番号一覧を参考にしつつも、製造国の判断には使いすぎないことが大切です。登録国の目安としては便利ですが、実際にどこで作られたかは商品表示で確認する必要があります。
国番号一覧を見るときも製造国とは分けて考える
バーコードの国番号一覧は、登録国や地域を確認するには便利です。しかし、一覧をそのまま製造国一覧として使うと誤解が生まれます。45や49は日本に関係するコードですが、日本国内で製造されたことを保証するものではありません。同じように、690から699は中国に関係するコードですが、中国製であることを必ず示すわけではありません。
国番号一覧を見るときは、「この番号はどの国や地域のGS1加盟組織に関係するか」を確認するものとして使いましょう。製造国、原材料の産地、品質、安全性は別の情報です。
主要国のバーコード国番号の例を表で確認
| 先頭数字の例 | 関係する国・地域の例 | 確認時の注意点 |
|---|---|---|
| 45、49 | 日本 | 日本製ではなく、日本の事業者コードの目安です。 |
| 690〜699 | 中国 | 中国に関係するコードですが、中国製とは限りません。 |
| 880 | 韓国 | 韓国登録のコードの目安として見ます。 |
| 300〜379 | フランス | 範囲で管理されているため、2桁だけで判断しないようにします。 |
| 400〜440 | ドイツ | 登録国の目安であり、製造国の保証ではありません。 |
| 000〜139 | アメリカ・カナダ | GS1 USの範囲として扱われます。 |
この表は、あくまで登録国や地域を確認するための目安です。商品がどこの国で作られたかを判断したい場合は、原産国表示、製造国、MADE IN表記を必ず確認しましょう。
国番号一覧を使うときの実例:45・49・690・880の読み方
バーコードが49から始まる日本語パッケージの商品があった場合、日本の事業者コードを使っている可能性があります。ただし、裏面に原産国:中国と書かれていれば、その商品は中国で作られたものです。この場合、「日本のコードを使っている海外製造品」と考えると整理しやすくなります。
690から始まる商品を見た場合は、中国に関係するGS1プレフィックスの可能性があります。しかし、日本語ラベルが貼られ、輸入者が日本企業である場合、日本国内で輸入販売されている商品かもしれません。880から始まる商品であれば、韓国に関係するコードの可能性があります。ただし、どちらも原産国表示を見ないと製造国は確定できません。
一覧だけで判断せず商品ラベルも確認する
バーコードの国番号一覧は便利ですが、一覧だけで判断を終えるのはおすすめできません。一覧で分かるのは、どの国や地域のコード体系に関係しているかです。商品が実際にどこで製造されたか、誰が販売しているか、輸入品かどうか、品質や安全性がどうかまでは分かりません。
特に、日本製にこだわりたい場合は、バーコードよりも商品ラベルを優先しましょう。パッケージの裏面、側面、タグ、外箱、本体ラベルなどに、原産国や製造国の情報が書かれていることがあります。
バーコードで判断しにくい商品パターン
バーコードの国番号を見ても、すぐに判断しにくい商品もあります。代表的なのは、輸入品、日本語ラベルが貼られた商品、書籍や雑誌、店舗独自のインストアコード、セット商品、外箱と中身で別々のコードが付いている商品です。このような商品では、先頭数字だけで判断すると誤解しやすくなります。
| 商品パターン | 迷いやすい理由 | 確認するポイント |
|---|---|---|
| 輸入品 | 海外のバーコードと日本語ラベルが混在することがあります。 | 原産国名、輸入者、日本語ラベルの内容を確認します。 |
| 日本語ラベル付き商品 | 日本語があるため日本製に見えやすいです。 | ラベルの輸入者、原産国、販売者を確認します。 |
| 書籍・雑誌 | 一般商品のJANコードとは異なる形式のバーコードがあります。 | 書籍JANコードや雑誌コードとして見ます。 |
| 店舗独自コード | 店内管理用の番号で、国番号とは別の意味を持つ場合があります。 | 商品ラベルや店舗の表示を確認します。 |
| セット商品 | 外箱と単品で別のコードが付いていることがあります。 | 販売単位として使われるコードを確認します。 |
判断しにくい商品ほど、バーコードだけではなく、商品名、販売者、輸入者、原産国表示、説明書、外箱、タグを合わせて見ることが大切です。バーコードは便利な入口ですが、商品全体の情報を読むことで誤解を減らせます。
バーコードの国番号で日本を調べるときの注意点
バーコードの先頭数字を見るときは、すべての先頭数字がそのまま国を示すわけではない点にも注意が必要です。店舗内だけで使われるインストアコード、書籍や定期刊行物に使われるコード、物流用のコードなどは、一般商品のJANコードとは見方が変わります。45・49の意味を理解することは大切ですが、バーコードの種類が違う場合まで同じように判断しないことが、誤解を防ぐポイントです。
また、古い国番号一覧や非公式サイトの情報だけに頼るのも注意が必要です。バーコードの仕組みは国際的な標準に基づいていますが、一般向けサイトでは古い情報や簡略化された説明が残っている場合があります。正確に確認したい場合は、GS1 JapanやGS1の公式情報もあわせて見ると安心です。
短縮タイプのバーコードでは13桁と見え方が異なることがある
店頭で見かけるバーコードの中には、13桁ではなく8桁の短縮タイプが使われているものがあります。小さな商品や、パッケージの印刷スペースが限られている商品では、標準タイプのJANコードではなく、短縮タイプが使われることがあります。この場合、通常の13桁JANコードと見え方が違うため、先頭数字だけで判断しにくいことがあります。
短縮タイプのコードも商品識別のために使われますが、製造国を知りたい場合は、短縮タイプかどうかではなく、原産国表示を確認しましょう。
書籍や雑誌などは一般商品のJANコードと違う場合がある
書籍や雑誌では、一般的な食品や日用品とは違う形式のバーコードが使われることがあります。本の裏表紙には2段のバーコードが印刷されていることがあり、1つは書籍JANコード、もう1つは価格や分類などに関係するコードです。雑誌や定期刊行物でも、一般商品のJANコードとは異なる体系が使われることがあります。
978や979から始まる書籍関連のコード、977から始まる定期刊行物のコード、20〜29のように店舗内の管理に使われることがあるコードは、通常の商品パッケージに付くJANコードと同じ感覚で「国番号」として読むと誤解しやすくなります。書籍や雑誌の場合は、バーコードの国番号で日本製かどうかを判断するより、出版社、発行元、印刷所、奥付などを見る方が自然です。
輸入品や並行輸入品では表示の見方に注意する
輸入品や並行輸入品では、海外で付けられたバーコードがそのまま使われている場合があります。また、日本国内で販売するために、日本語ラベルや別のバーコードが貼られていることもあります。このような商品では、どのバーコードが元の商品コードで、どのバーコードが日本向けの販売管理用なのかを見分ける必要があります。
海外の食品に元のバーコードが印刷され、その上から日本語ラベルが貼られていることがあります。日本語ラベルには、輸入者、原材料名、保存方法、原産国名などが書かれている場合があります。この場合、製造国を確認するには、バーコードの先頭数字よりも、日本語ラベルの原産国表示を重視します。
並行輸入品では、正規代理店を通さずに輸入された商品が販売されることがあります。バーコードだけでは、正規輸入品か並行輸入品か、保証がどうなるかまでは判断できません。輸入者、販売者、保証内容、日本語表示の有無、メーカーサポートの対象かどうかを確認しましょう。
スマホの読み取りアプリの情報をそのまま信じすぎない
スマホのバーコード読み取りアプリは便利ですが、表示される情報が常に正確とは限りません。アプリが参照しているデータベースが古い場合や、利用者投稿によって商品情報が登録されている場合、現在の商品名や販売者と違う情報が出ることがあります。また、同じ商品でもリニューアル後の情報が反映されていない場合があります。
アプリで読み取ると日本語の商品名が表示されるため、日本の商品だと思うかもしれません。しかし、それは日本向けの商品名が登録されているだけで、製造国まで示しているとは限りません。スマホアプリは、商品名やJANコードを確認する補助として使い、日本製かどうか、原産国がどこか、販売者や輸入者が誰かを判断する場合は、パッケージ表示やメーカー公式情報を優先する方が安全です。
古い情報や非公式の国番号一覧だけに頼らない
インターネット上には、バーコードの国番号一覧が多数あります。その中には、簡略化されていて分かりやすいものもありますが、更新日が分からないものや、製造国と登録国を混同して説明しているものもあります。特に「この番号なら必ずこの国で作られた商品」と断定している情報には注意が必要です。
正確な情報を確認したい場合は、GS1 JapanやGS1の公式情報を確認するのが安心です。日本の45や49、中国の690から699、韓国の880などの番号を知ることは役立ちますが、製造国を知りたい場合は、必ず商品表示を見る必要があります。
バーコードが複数ある商品ではどのコードを見るか確認する
商品によっては、バーコードが複数付いていることがあります。外箱にバーコードがあり、中の商品にも別のバーコードがある場合があります。セット商品では、単品用のコードとセット販売用のコードが違うこともあります。輸入品では、海外向けのバーコードと日本向けのバーコードが両方見えることもあります。
複数のバーコードがある場合、どれがレジで読み取られる販売用コードなのか、どれが物流用や管理用なのかを分けて見る必要があります。消費者が国番号を確認したい場合は、商品パッケージにある販売用のJANコードを見るのが基本ですが、製造国を知りたい場合は、やはり原産国表示を優先します。
日本製かどうかはバーコードだけでなく表示全体で確認する
最終的に日本製かどうかを判断するには、バーコードだけでなく、表示全体を見る必要があります。45や49は日本の事業者コードに関係する番号ですが、原産国や製造国を示すものではありません。日本製かどうかを確認するなら、原産国表示、MADE IN表記、製造者、製造所、輸入者などを確認しましょう。
食品では原材料の産地と製造場所が違うことがあります。日用品や雑貨では、販売者が日本企業でも製造は海外の場合があります。衣類では、日本ブランドでも海外縫製の商品があります。家電では、日本語説明書が付いていても海外製造のことがあります。登録国、販売者、製造者、輸入者、原産国、品質表示をそれぞれ分けて確認すると、商品をより正確に理解できます。
この記事の確認手順を実際の商品に当てはめる例
最後に、実際の商品を想定して、バーコードの先頭数字からどのように判断するかを例で整理します。ここでは、あえて「日本製と間違えやすい商品」を想定します。検索者が迷いやすいのは、バーコード、日本語パッケージ、日本企業名がそろっているのに、原産国が海外というケースだからです。
例1:バーコード49・販売者は日本企業・原産国は中国
この場合、バーコードの49から、日本のGS1事業者コードを使っている可能性があります。販売者も日本企業なので、日本企業が販売管理している商品と考えられます。しかし、原産国が中国と表示されているなら、商品そのものは中国で作られたものと見るのが自然です。記事やレビューで書くなら、「日本企業が販売する海外製造品」と表現すると誤解が少なくなります。
例2:バーコード45・日本語パッケージ・製造国表示が見当たらない
この場合、45から日本の事業者コードを使っている可能性はありますが、製造国はまだ分かりません。日本語パッケージだから日本製とは判断できません。外箱の底面、側面、容器の裏面、タグ、説明書、メーカー公式サイトを確認し、それでも分からない場合は、販売元に問い合わせるか、記事内では「製造国は確認できませんでした」と書く方が安全です。
例3:海外バーコード・日本語ラベル・輸入者は日本企業
この場合、商品自体は海外向けに登録されたコードを持ち、日本の輸入者が日本語ラベルを貼って販売している可能性があります。日本語ラベルがあるから日本製とは限りません。確認するべきなのは、ラベルにある原産国名、輸入者、販売者、保存方法、成分表示などです。
例4:バーコードが複数あり、どれを見ればよいか分からない
複数のバーコードがある場合は、レジで読み取られる販売用コード、日本語ラベルに付いているコード、外箱に印刷された元のコードを分けて見ます。セット商品の場合は、単品コードとセット用コードが別のこともあります。国番号だけで判断せず、製造国判断にはバーコードではなく原産国表示を優先しましょう。
バーコードの国番号「日本」に関するよくある質問
バーコードの国番号で日本を調べるときは、「45から始まる商品は日本製なのか」「49と45は何が違うのか」「日本企業の商品なのに海外製と書かれているのはなぜか」など、似た疑問が出やすくなります。大切なのは、バーコードの先頭数字は登録国の目安であり、製造国そのものではないという点です。
バーコードが45から始まる商品は日本製ですか?
バーコードが45から始まる商品は、日本で登録されたGS1事業者コードを使っている可能性が高い商品です。ただし、45から始まるからといって、日本製を意味するわけではありません。日本企業が海外工場で製造した商品、日本法人が登録した商品、日本向けに販売される商品などでも、45から始まるJANコードが使われることがあります。
たとえば、バーコードが45から始まる雑貨でも、パッケージの裏側に「原産国:中国」や「MADE IN VIETNAM」と書かれている場合があります。日本製かどうかを確認したい場合は、バーコードではなく、原産国表示や製造国表示を確認してください。
バーコードが49から始まる商品は日本製ですか?
バーコードが49から始まる商品も、日本のGS1事業者コードを使って設定されたJANコードである可能性が高い商品です。しかし、49だから必ず日本国内で作られた商品という意味ではありません。製造国は、バーコードではなく、パッケージの「原産国」「MADE IN」「製造国」などの表示で確認する必要があります。
バーコードが49から始まるお菓子や日用品であっても、原材料の産地が海外だったり、製造工場が海外だったりする場合があります。49は日本登録の目安として使えますが、日本製の保証としては使えません。
45と49の違いは何ですか?
45と49は、どちらも日本に関係するGS1プレフィックスの範囲です。消費者が商品を見るうえでは、どちらも日本で登録された事業者コードを使っている可能性がある番号と考えて問題ありません。45だから品質が高い、49だから古い、45なら新しい、49なら日本製に近いというような違いではありません。
もともと日本では49から始まるJANコードが広く使われ、その後45から始まる範囲も使われるようになりました。現在では45も49も日本の事業者コードとして使われるため、消費者が買い物中に品質や製造国を判断する基準として分ける必要はありません。
日本企業の商品なのに中国製と書かれているのはなぜですか?
日本企業が企画、販売、管理している商品でも、実際の製造を海外工場で行うことがあります。その場合、バーコードは45や49から始まっていても、原産国表示は中国やタイ、ベトナムなどになることがあります。これは矛盾ではなく、バーコードが登録国を示し、原産国表示が製造地を示しているためです。
日本の会社が販売しているキッチン用品を中国の工場で製造し、日本国内の店舗で販売するケースでは、販売者は日本企業で、JANコードも日本の事業者コードを使っているため45や49から始まることがあります。しかし、商品そのものを作った場所は中国なので、原産国表示には中国と書かれます。
バーコードだけで原産国を見分けられますか?
バーコードだけで原産国を正確に見分けることはできません。バーコードの先頭数字は登録国やGS1加盟組織に関係する情報であり、製造国そのものではないからです。日本の45や49、中国の690から699、韓国の880などは、登録された事業者コードの管理元を知る手がかりにはなりますが、商品が実際にどこで作られたかを示すものではありません。
なお、業務用のGS1データキャリアには、アプリケーション識別子で原産国などの情報を扱う仕組みもあります。しかし、一般の買い物で目にするJANコードの先頭数字だけを見て、原産国を確定することはできません。原産国を知りたい場合は、商品ラベル、外箱、説明書、公式サイトの商品情報などを確認しましょう。
バーコードが45や49なら日本企業の商品ですか?
バーコードが45や49から始まる場合、日本で登録されたGS1事業者コードを使っている可能性が高いため、日本の事業者が関係している商品と考えることはできます。ただし、必ずしも日本企業だけが関係しているとは限りません。海外企業の日本法人や、日本国内の販売会社がコードを取得して商品を流通させている場合もあります。
日本企業の商品かどうかを確認したい場合は、パッケージに記載されている販売者、製造者、輸入者、問い合わせ先などを確認しましょう。
海外製の商品に日本のバーコードが付くことはありますか?
海外製の商品に日本のバーコードが付くことはあります。日本の会社が海外工場で作った商品を日本国内で販売する場合や、海外製の商品を日本の販売会社が管理して販売する場合、日本のGS1事業者コードを使ったJANコードが付くことがあります。この場合、バーコードは45や49から始まっていても、原産国表示は海外になることがあります。
日本製の商品なのに45や49以外から始まることはありますか?
一般的な日本国内向けの商品で、日本の事業者がJANコードを設定している場合は、45や49から始まることが多いです。ただし、商品の種類や流通経路によっては、45や49以外のバーコードが使われているように見える場合があります。海外ブランドの商品を日本国内で販売している場合、海外で登録されたコードがそのまま使われることがあります。
また、書籍、雑誌、物流用コード、店舗独自のインストアコード、短縮タイプのコードなど、一般的な13桁JANコードとは違うコードが使われる場面もあります。そのため、45や49以外だから日本と無関係、45や49だから必ず日本製、という単純な判断は避けた方がよいです。
バーコードの国番号で商品の品質はわかりますか?
バーコードの国番号だけで商品の品質はわかりません。バーコードは商品を識別するための番号であり、品質の高さ、安全性、検査結果、正規品かどうかを示すものではありません。45や49から始まる商品でも品質は商品ごとに異なりますし、海外の番号から始まる商品でも品質の高いものは多くあります。
品質を確認したい場合は、メーカー情報、販売者情報、原材料、成分表示、認証マーク、レビュー、保証内容、リコール情報などを確認しましょう。
公開前・購入前に使える最終チェックリスト
バーコードの国番号に関する情報は、短くまとめると便利ですが、短くしすぎると誤解を生みやすいテーマです。特に「45・49=日本製」と書いてしまうと、事実とずれる可能性があります。商品を購入する前や、ブログ記事で説明する前に、次のチェックリストで確認すると安全です。
- 45・49を見たら、日本製ではなく日本の事業者コードの目安と書いているか。製造国を断定しない表現にすると正確です。
- 日本製と書く根拠が原産国表示にあるか。バーコードではなく、原産国名、製造国、MADE IN JAPANなどを根拠にします。
- 販売者と製造者を混同していないか。販売者が日本企業でも、製造国が海外のことがあります。
- ネット通販では商品説明欄だけでなく画像や仕様欄も見たか。原産国が小さく書かれている場合があります。
- 書籍、雑誌、店内加工品、輸入品など例外を一般商品と同じように扱っていないか。バーコード体系や表示の役割が違う場合があります。
- 品質や安全性をバーコードで判断していないか。品質確認には原材料、成分、認証、保証、メーカー情報など別の情報が必要です。
このチェックリストを入れておくと、読者は記事を読んだあとに「結局どう確認すればいいのか」で迷いにくくなります。単に国番号の一覧を眺めるだけでなく、商品パッケージを前にしたときの行動に落とし込めます。
まとめ:バーコードの国番号で日本は45・49。ただし原産国とは別に考えよう
バーコードの国番号で日本を確認したい場合、まず覚えておきたいのは、日本で登録されたJANコードは45または49から始まることが多いという点です。商品パッケージのバーコード下にある13桁の数字を見て、先頭が45または49であれば、日本のGS1事業者コードを使って設定された商品コードである可能性が高いと考えられます。
ただし、45や49は日本製を保証する番号ではありません。バーコードは流通上の商品識別や登録管理に使われる番号であり、実際にどこの国で作られたかを直接示すものではありません。日本企業の商品でも海外工場で作られていれば、原産国は海外になります。反対に、海外ブランドの商品でも日本向けに登録されていれば、日本に関係するコードが使われる場合があります。
日本製かどうかを正しく確認したいときは、バーコードだけでなく、原産国表示、MADE IN表記、製造者、販売者、輸入者の表示をあわせて確認しましょう。食品なら一括表示欄、日用品なら容器の裏面、衣類ならタグ、家電なら本体ラベルや外箱を見ると、製造国や販売者の情報が見つかることがあります。ネット通販の場合は、商品画像だけで判断せず、商品説明欄、仕様欄、販売元情報、メーカー公式サイトも確認すると安心です。
バーコードの数字だけで商品の品質や安全性まで判断することもできません。45や49から始まる商品でも品質は商品ごとに異なりますし、海外のGS1プレフィックスから始まる商品でも品質管理がしっかりしているものは多くあります。品質や安全性を確認したい場合は、原材料、成分表示、認証マーク、賞味期限、保証内容、メーカー情報、問い合わせ先など、バーコード以外の表示も確認しましょう。
実際に商品を確認するときは、まずバーコード下の13桁の先頭を見る、次に原産国表示を見る、最後に販売者や輸入者の表示を見るという順番にすると整理しやすくなります。先頭が49で販売者が日本企業、原産国が中国なら、日本企業が販売している海外製造の商品と考えられます。先頭が45で、原産国名が日本、製造者も日本国内の事業者であれば、日本製と判断しやすくなります。
公式情報としては、GS1 Japanが日本で45または49で始まるGS1事業者コードを貸与していること、また45や49で始まるGTINは商品のブランドオーナーが日本の事業者であることを表すものの、商品の原産地を表すものではないことを案内しています。より正確な確認をしたい場合は、GS1 JapanのGTIN・JANコード解説やGS1 JapanのJANコードQ&Aも参考にするとよいでしょう。
GTINの事業者情報や商品情報を照合したい場合は、Verified by GS1のような確認手段も役立ちます。ただし、そこで確認できる情報も日本製の確定とは別です。コードの照合は「どの事業者・商品に関係する番号か」を確認する補助として使い、製造国は原産国表示やMADE IN表記で確認する、という使い分けを意識しましょう。
日本のバーコードは45・49、ただし日本製とは限らない。このポイントを押さえておけば、商品パッケージを見るときに、登録国と原産国を混同せず、より正確に商品を選べるようになります。


コメント