アメリカ・カナダの国番号はどちらも+1|違い・見分け方と日本からの電話のかけ方を解説

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  1. アメリカ・カナダの国番号はどちらも+1|違い・見分け方と日本からの電話のかけ方を解説
  2. アメリカとカナダの国番号はどちらも「+1」
    1. アメリカとカナダが同じ国番号+1を使う理由
    2. 「+1」だけではアメリカかカナダか判断できない
    3. +1はアメリカ・カナダだけの国番号ではない
    4. +1の後ろに続く電話番号は基本10桁
  3. +1の電話番号がアメリカかカナダか見分ける方法
    1. 迷ったら「+1の次の3桁」を最初に確認する
    2. 同じ都市に複数のエリアコードがある
    3. エリアコードから携帯電話か固定電話かは判断できない
  4. アメリカの主なエリアコードと電話番号の見方
    1. ニューヨークは212だけではない
    2. ロサンゼルスでは213・323・738などが使われる
    3. 代表的なアメリカのエリアコード一覧
  5. カナダの主なエリアコードと電話番号の見方
    1. トロントでは416以外の番号も普通に使われる
    2. バンクーバー周辺では604以外も確認する
    3. カナダ主要地域のエリアコード例
  6. アメリカとカナダの電話番号は何が違う?
    1. 最大の違いはエリアコードの割り当て
    2. 800・888などは都市を表す番号ではない
    3. 900から始まる番号にも注意する
  7. 日本からアメリカ・カナダへ国際電話をかける方法
    1. スマートフォンなら「+1+10桁」で入力する
    2. 010方式では「010+1+10桁」
    3. アメリカ・カナダでは「先頭0を外す」は基本不要
  8. アメリカ・カナダへの電話番号の入力例とよくある失敗
    1. 予約メールに「+1」が付いているなら基本そのまま使う
    2. 「1-416-XXX-XXXX」と書かれている場合
    3. 内線番号を電話番号の一部だと思わない
    4. よくある入力ミスを一覧で確認
  9. +1から始まる番号で実際に迷いやすいケース
    1. ケース1|ニューヨークのホテルへ到着遅延を伝えたい
    2. ケース2|バンクーバーのホテルから778の番号を教えられた
    3. ケース3|+1 876から着信したのでアメリカだと思った
    4. ケース4|トロントから942で始まる番号が届いた
    5. ケース5|+1 800番号なので無料だと思って日本から発信した
  10. +1から突然電話がかかってきた場合は?
    1. +1だけでは発信元の国も本人も確定できない
    2. 知らない+1着信を確認する手順
  11. +1を使うアメリカ・カナダ以外の国や地域
    1. 「+1=アメリカ」と覚えると判断を間違えやすい
  12. アメリカ・カナダへ電話がつながらないときの確認ポイント
    1. 数字を足したり削ったりする前に8項目を確認する
    2. 「有名な市外局番と違う」だけで番号を直さない
  13. アメリカ・カナダへの国際電話料金はどのくらい?
    1. 同じ+1でもアメリカとカナダで料金が同じとは限らない
    2. 5分・10分話すといくらになる?
  14. アメリカ・カナダへ安く連絡する方法
    1. 短い緊急連絡と長時間の会話で方法を分ける
  15. アメリカ・カナダから日本へ電話する場合
    1. 日本の国番号は+81、今度は先頭0を外す
  16. アメリカとカナダの国番号についてよくある質問
    1. アメリカの国番号は何番ですか?
    2. カナダの国番号は何番ですか?
    3. なぜアメリカとカナダの国番号が同じなのですか?
    4. +1から始まる電話はアメリカですか?
    5. +1の番号がカナダかどうか見分ける方法はありますか?
    6. アメリカとカナダの電話番号は何桁ですか?
    7. アメリカへの国際電話で先頭0を外しますか?
    8. カナダの携帯電話にも+1を付けますか?
    9. 800番号ならアメリカの番号ですか?
    10. +1から知らない電話が来たら折り返しても大丈夫ですか?
    11. 発信前に何を確認すればいいですか?
  17. まとめ|アメリカ・カナダはどちらも国番号+1、違いはエリアコードで確認しよう

アメリカ・カナダの国番号はどちらも+1|違い・見分け方と日本からの電話のかけ方を解説

アメリカとカナダの国番号は、どちらも+1です。日本からスマートフォンで電話をかけるときは、基本的に「+1」に続けて、3桁のエリアコードと7桁の電話番号を入力します。たとえばニューヨークの「212-XXX-XXXX」なら+1 212 XXX XXXX、カナダのトロントの「416-XXX-XXXX」なら+1 416 XXX XXXXです。

ここで特に注意したいのは、+1はアメリカ専用の国番号ではないという点です。アメリカとカナダは北米番号計画(NANP:North American Numbering Plan)という共通の電話番号制度に参加しており、さらにバハマ、ジャマイカ、ドミニカ共和国、バミューダなど複数の国・地域も+1を共有しています。

NANPA公式サイトによると、NANPは20の参加国で利用され、通常の電話番号は「3桁のエリアコード+7桁のローカル番号」の10桁です。そのため、スマートフォンに「+1」から始まる着信が表示されても、+1だけを見て「アメリカからの電話」と判断することはできません。

見分けるときの最初のポイントは、+1の直後にある3桁のエリアコードです。+1 212ならニューヨーク、+1 416ならカナダのトロント、+1 876ならジャマイカというように、3桁まで確認すると発行地域を絞り込めます。ただし、携帯電話の番号ポータビリティや発信者番号の偽装もあるため、エリアコードだけで相手の現在地や本人性まで断定しないことも重要です。

表示された番号の例 考えられる地域 日本から発信するとき
212-XXX-XXXX アメリカ・ニューヨーク +1 212 XXX XXXX
213-XXX-XXXX アメリカ・ロサンゼルス周辺 +1 213 XXX XXXX
416-XXX-XXXX カナダ・トロント +1 416 XXX XXXX
604-XXX-XXXX カナダ・ブリティッシュコロンビア州 +1 604 XXX XXXX
+1 514 XXX XXXX カナダ・モントリオール地域 原則そのまま発信
+1 876 XXX XXXX ジャマイカ アメリカと決めつけない
アメリカとカナダの地図と国旗、スマートフォンに国番号+1が表示されている写真。アメリカとカナダが同じ国番号を利用していることを説明する無料素材

アメリカとカナダの国番号はどちらも「+1」

アメリカとカナダが同じ国番号+1を使う理由

アメリカとカナダが同じ国番号+1を使っているのは、両国が北米番号計画に参加しているためです。North American Numbering Plan Administrator(NANPA)によると、この番号計画は1947年に開発され、国際電気通信連合から北米番号計画地域へ国番号1が割り当てられています。

NANPの通常の電話番号は、3桁のNumbering Plan Area(NPA)コード+7桁のローカル番号という10桁構成です。NPAコードは一般にエリアコード、市外局番と呼ばれます。ニューヨークの212-XXX-XXXXも、トロントの416-XXX-XXXXも10桁という基本構造は同じです。

つまり、国際形式ではアメリカなら「+1 212 XXX XXXX」、カナダなら「+1 416 XXX XXXX」のようになります。アメリカ用の+1とカナダ用の+1が別々に存在するわけではありません。+1という共通の枠組みの中で、その後ろのエリアコードによって地域が分けられています。

「+1」だけではアメリカかカナダか判断できない

海外からの着信で「+1 416…」のような番号が表示されたとき、「+1だからアメリカだろう」と思う人は少なくありません。しかし416はカナダ・トロント地域のエリアコードです。

逆に、ニューヨークで代表的な212、ロサンゼルス周辺の213、ハワイの808などはアメリカ側のエリアコードです。したがって、+1番号を確認するときは+1だけで止まらず、少なくともその後ろ3桁まで確認するのが実用的な判断方法です。

ただし、その3桁で分かるのは「番号資源が割り当てられた地域」の手掛かりです。212の携帯番号を取得した人が現在はフロリダに住んでいることもありますし、416の携帯番号を持ったままカナダ国内を移動していることもあります。エリアコードと現在地は必ずしも一致しません。

+1はアメリカ・カナダだけの国番号ではない

NANPAのNANP参加国・地域一覧を見ると、+1を利用しているのはアメリカとカナダだけではありません。バハマ、バルバドス、ジャマイカ、ドミニカ共和国、バミューダ、ケイマン諸島、トリニダード・トバゴなどもNANPに参加しています。

さらにプエルトリコ、グアム、米領ヴァージン諸島、北マリアナ諸島などのアメリカ領地域も+1を使います。たとえばプエルトリコは787・939、グアムは671です。

このため、知らない+1番号を調べる場合は「アメリカかカナダか」の2択で考えるのではなく、+1の後ろ3桁を確認してNANP内のどの国・地域なのかを特定する方が正確です。+1以外も含めて国番号を確認したい場合は、世界の国番号一覧で国・地域ごとの番号を比較できます。

+1の後ろに続く電話番号は基本10桁

NANPAが示す標準的なNANP番号は10桁です。構成は「エリアコード3桁+ローカル番号7桁」で、国際形式ではその前に+1を付けます。

表記 意味
212-555-1234 北米内で使われる10桁番号の例
+1 212 555 1234 同じ番号の国際形式
1-212-555-1234 北米向け表記で見かける形
010-1-212-555-1234 日本から010方式で発信する例

ホテル予約メールに「+1 (212) 555-1234」と書かれている場合、カッコや空白は読みやすくするための区切りなので、スマートフォンでは+1 212 555 1234と考えれば問題ありません。

+1の電話番号がアメリカかカナダか見分ける方法

迷ったら「+1の次の3桁」を最初に確認する

着信した+1番号について国を知りたい場合は、次の順番で確認すると迷いにくくなります。

  1. 最初が+1か確認する:+1ならNANP圏の番号です。
  2. +1の直後3桁を確認する:この3桁がエリアコードです。
  3. 公式検索でエリアコードを確認する:アメリカ側などはNANPA Area Code Search、カナダはCanadian Numbering Administratorを利用できます。
  4. 発信者の身元は別に確認する:ホテルや企業を名乗る場合は、その会社の公式サイトや予約メールと電話番号を照合します。

たとえば「+1 416 XXX XXXX」なら、416を調べるとカナダ・トロント地域と分かります。一方「+1 876 XXX XXXX」なら876はジャマイカです。ここまで確認すれば「+1だからアメリカ」という間違いを防げます。

同じ都市に複数のエリアコードがある

アメリカやカナダでは、電話番号の不足を防ぐため、同じ地域へ新しいエリアコードを追加するオーバーレイが一般的です。Canadian Numbering AdministratorのFAQでも、同じ地理的地域を複数のNPAコードでカバーする仕組みとして説明されています。

そのため「ニューヨークは212」「トロントは416」と1つだけ覚えると、比較的新しい番号を見たときに「知らない市外局番だから怪しい」と誤解することがあります。

トロントでは416・437・647に加えて942が2025年4月26日にサービス開始となりました。ブリティッシュコロンビア州では236・250・604・672・778に加えて257が2025年5月24日にサービス開始となっています。現在の情報はCNA公式サイトで確認できます。

エリアコードから携帯電話か固定電話かは判断できない

日本では090・080・070を見ると携帯電話だと判断しやすいですが、アメリカやカナダでは固定電話と携帯電話が同じNANP番号体系を利用しています。

たとえば「+1 212…」という番号を見ても、それだけでニューヨークの固定電話とは判断できません。携帯電話にも212番号が割り当てられることがあります。カナダも同様で、416だから固定電話、647だから携帯電話という単純な分類はできません。

さらにカナダのCO Code / Phone Number Lookupでは、番号の割り当て情報を確認できますが、番号ポータビリティによって別事業者へ移された個々の電話番号まで把握しているわけではないことも明記されています。番号から現在の契約会社や現在地を完全に判断するのは難しいと考えてください。

アメリカの主なエリアコードと電話番号の見方

ニューヨークは212だけではない

ニューヨークで有名なエリアコードは212ですが、現在のニューヨーク市では複数のコードが使われています。マンハッタンを中心とする地域では212・332・646・917などが利用され、その他の区を含む地域では347・718・917・929などが使われています。

さらに、347・718・917・929のオーバーレイ地域には465が2026年6月18日から導入されています。導入時期はNANPA Planning Letter 630で確認できます。

そのため、ニューヨークのホテルや企業から465の番号を案内された場合、「212ではないからニューヨークではない」と判断しないことが大切です。新しい番号ほど、古い旅行記事や紙のガイドブックに掲載されていない可能性があります。

ロサンゼルスでは213・323・738などが使われる

ロサンゼルス中心部周辺では213と323が長く使われていますが、電話番号需要への対応として738も2024年11月1日にオーバーレイとして導入されています。

この内容はNANPA掲載の213・323・738オーバーレイ案内で確認できます。古いWeb記事に213と323しか掲載されていなくても、738だから誤番号ということではありません。

代表的なアメリカのエリアコード一覧

地域 代表的なエリアコード 日本からの入力例
ニューヨーク・マンハッタン周辺 212・332・646・917 +1 212 XXX XXXX
ニューヨーク・その他の区など 347・718・917・929・465 +1 718 XXX XXXX
ロサンゼルス中心部周辺 213・323・738 +1 213 XXX XXXX
シカゴ周辺 312・773・872など +1 312 XXX XXXX
サンフランシスコ周辺 415・628 +1 415 XXX XXXX
ワシントンD.C. 202・771 +1 202 XXX XXXX
ハワイ 808 +1 808 XXX XXXX

ここで大切なのは、この表だけを使って電話番号の正誤を決めないことです。オーバーレイは今後も追加される可能性があります。ホテルや企業から知らないコードを案内された場合は、番号を書き換えるのではなくNANPA Area Code Searchで確認してください。

カナダの主なエリアコードと電話番号の見方

トロントでは416以外の番号も普通に使われる

カナダのトロントで有名なエリアコードは416ですが、現在は437・647・942も同じ地域で使われています。942は2025年4月26日からサービス開始となった新しいオーバーレイです。

たとえば、以前利用したトロントのホテルが416番号だったとしても、新しい施設や担当部署から942番号を案内される可能性があります。「前は416だったから942は怪しい」と判断するのではなく、ホテルの公式サイトや予約確認メールに掲載されている番号と照合してください。

バンクーバー周辺では604以外も確認する

バンクーバーといえば604がよく知られていますが、ブリティッシュコロンビア州では236・250・604・672・778に加えて、2025年5月24日から257も利用されています。

そのため、バンクーバー周辺のホテルから778、236、257などで始まる番号を受け取っても、604ではないという理由だけで誤番号とは判断できません。現在のエリアコード情報はCanadian Numbering Administratorで確認できます。

カナダ主要地域のエリアコード例

地域 代表的なエリアコード 確認ポイント
トロント 416・437・647・942 942は2025年から利用
ブリティッシュコロンビア州 236・250・604・672・778・257 257は2025年から利用
モントリオール都市圏 514・438・263 複数コードを併用
オタワを含む東部オンタリオ 613・343・753 複数コードを併用
アルバータ州 403・587・780・825・368 カルガリー・エドモントンなどで利用

なお、CNAでは2026年にも将来の番号不足に備え、新しいエリアコードの計画が進められています。古い市外局番一覧を固定的に使うより、発信前に現在の公式情報を確認する方が確実です。

アメリカとカナダの電話番号は何が違う?

最大の違いはエリアコードの割り当て

アメリカとカナダは、国番号+1と「3桁+7桁」の10桁構成を共有しているため、番号の見た目はよく似ています。日本から電話する手順もほぼ同じです。

違いを判断する材料になるのがエリアコードです。212ならアメリカのニューヨーク、416ならカナダのトロントというように、3桁のNPAコードが国や地域ごとに割り当てられています。

ただし、800などの地理的ではないエリアコードも存在します。その場合は「+1の後ろ3桁を見れば必ず都市が分かる」とは限りません。

800・888などは都市を表す番号ではない

NANPAの資料では、800・833・844・855・866・877・888はToll-Free番号として扱われています。これらはニューヨークやトロントといった特定の都市を示す地理的エリアコードではありません。

たとえば「+1 800 XXX XXXX」から電話が来た場合、800を検索して「どの州か」「アメリカかカナダか」を判定することはできません。会社やカスタマーサービスなどで使われる非地理的番号だからです。

また、北米ではToll-Freeと呼ばれていても、日本から+1 800番号へかければ必ず無料になるという意味ではありません。日本から利用できるかどうかや料金は、日本側の通信会社や受信側サービスの条件によって異なります。海外企業の800番号へつながらない場合は、公式サイトで「International」「Outside U.S.」「Outside Canada」などと書かれた海外向け番号を探してください。

900から始まる番号にも注意する

NANPAの番号資料では900はPremium Services用の番号として位置付けられています。800系のToll-Free番号とは性質が異なります。

知らない+1 900番号が表示されたからといって、興味本位ですぐ折り返すのは避けた方が安全です。料金や利用条件が通常の地理的電話番号とは異なる可能性があります。

スマートフォンの電話アプリに+1 212と+1 416の番号が並び、アメリカとカナダのエリアコードを比較している写真。国際電話の番号確認方法を説明する無料素材

日本からアメリカ・カナダへ国際電話をかける方法

スマートフォンなら「+1+10桁」で入力する

日本からスマートフォンでアメリカやカナダへ電話する場合は、基本的に「+1+10桁の相手番号」と考えると分かりやすくなります。

ニューヨークの212-XXX-XXXXなら+1 212 XXX XXXX、トロントの416-XXX-XXXXなら+1 416 XXX XXXXです。

ドコモのWORLD CALL公式案内では、「+」または「010」→国番号→相手先電話番号という発信方法が案内されています。「+」の入力操作は機種によって異なりますが、多くのスマートフォンでは0を長押しする方法が使われます。+の出し方や010との使い分けで迷う場合は、海外電話のかけ方と+・010の入力方法もあわせて確認できます。

010方式では「010+1+10桁」

010方式に対応した日本の電話サービスでは、アメリカとカナダのどちらも010 1 エリアコード 相手番号という順番です。

発信先 +方式 010方式
ニューヨーク 212 +1 212 XXX XXXX 010 1 212 XXX XXXX
ロサンゼルス 213 +1 213 XXX XXXX 010 1 213 XXX XXXX
ハワイ 808 +1 808 XXX XXXX 010 1 808 XXX XXXX
トロント 416 +1 416 XXX XXXX 010 1 416 XXX XXXX
バンクーバー 604 +1 604 XXX XXXX 010 1 604 XXX XXXX

「国際電話だから010も+も必要」と考えて010 +1 212…と入力するのは間違いです。+方式と010方式はどちらか一方を利用します。

アメリカ・カナダでは「先頭0を外す」は基本不要

日本の03や090を海外から発信するときは先頭0を外しますが、アメリカ・カナダの通常のNANP番号は最初から3桁のエリアコードで始まります。そのため、一般的な10桁番号について「先頭0を外す」という操作はありません。

たとえば212-XXX-XXXXを+1 0212 XXX XXXXにしたり、604-XXX-XXXXを+1 0604 XXX XXXXにしたりする必要はありません。

国際電話の記事を複数読んでいると「市外局番の0を外す」という説明が出てくるため混乱しやすい部分ですが、アメリカ・カナダでは受け取った10桁番号をそのまま+1の後ろへ置くと考えるのが基本です。

アメリカ・カナダへの電話番号の入力例とよくある失敗

予約メールに「+1」が付いているなら基本そのまま使う

ホテル予約後のメールに「Telephone: +1 212 XXX XXXX」と書かれている場合、その番号はすでに国際形式です。日本からスマートフォンで発信するなら原則そのまま利用します。

ここで国番号を追加して「+1 1 212…」にしてしまうのが典型的な入力ミスです。

一方、「Tel: (212) XXX-XXXX」と書かれているなら国番号が省略されています。この場合は+1を追加し、+1 212 XXX XXXXにします。

「1-416-XXX-XXXX」と書かれている場合

カナダのサイトやメールで「1-416-XXX-XXXX」という表記を見ることがあります。日本から+方式で電話するなら+1 416 XXX XXXXとします。

先頭の1を電話番号本体とは別にもう1度追加して「+1 1 416…」としないようにしてください。

内線番号を電話番号の一部だと思わない

海外企業の連絡先には「+1 212 XXX XXXX ext. 123」のように内線番号が付いていることがあります。「ext.」「Extension」は内線を示します。

まず+1 212 XXX XXXXへ電話し、音声案内や担当者の指示に従って123を入力します。代表番号と内線を一続きに入力すると、正しく接続できない場合があります。

よくある入力ミスを一覧で確認

間違った例 問題点 正しい考え方
+1 0212 XXX XXXX 不要な0を追加 +1 212 XXX XXXX
+1 1 416 XXX XXXX 国番号1を重複 +1 416 XXX XXXX
010 +1 604 XXX XXXX 010と+を併用 +1方式か010方式のどちらか
+1 XXX XXXX エリアコード不足 +1の後ろは通常10桁
+1 800だからニューヨーク 800は地理的コードではない 企業公式情報で確認

+1から始まる番号で実際に迷いやすいケース

ケース1|ニューヨークのホテルへ到着遅延を伝えたい

ホテルの予約確認メールに「212-XXX-XXXX」と記載されていた場合、日本からスマートフォンなら+1 212 XXX XXXXです。

国際電話料金を無駄にしないため、発信前に予約番号、宿泊者名、チェックイン日、到着予定時刻を手元に用意しておくとスムーズです。ホテル公式サイトに代表番号とReservations、Front Deskなど複数の番号がある場合は、用件に合った番号を使うと転送時間を減らせます。

ケース2|バンクーバーのホテルから778の番号を教えられた

「バンクーバーなら604のはず」と思い、778を間違いと判断してはいけません。ブリティッシュコロンビア州では複数のオーバーレイコードが利用されています。

予約メールとホテル公式サイトの番号が一致しているなら、その10桁番号をそのまま+1の後ろへ付けます。自分で604へ置き換える必要はありません。

ケース3|+1 876から着信したのでアメリカだと思った

876はジャマイカのエリアコードです。+1を共有しているため、着信画面だけを見るとアメリカの番号と勘違いしやすい例です。

知らない+1着信があったら「+1=アメリカ」と判断せず、直後3桁をNANPAの公式情報で確認してください。

ケース4|トロントから942で始まる番号が届いた

942はトロント地域に2025年から追加された正式なエリアコードです。以前の一覧に416・437・647しか載っていなかったとしても、942だから不正な番号ということではありません。

古い記事と現在の予約メールで情報が違う場合は、最新のホテル公式サイトやCNAの情報を優先してください。

ケース5|+1 800番号なので無料だと思って日本から発信した

北米の800系番号はToll-Free用ですが、日本から発信する際まで必ず無料になるとは限りません。海外から接続できないサービスもあります。

海外企業のカスタマーサービスに電話する場合は、800番号しか掲載されていないか確認し、別に「International callers」向けの通常番号があればそちらを利用してください。

+1から突然電話がかかってきた場合は?

+1だけでは発信元の国も本人も確定できない

+1から始まる着信が来たら、まず直後3桁を確認します。ただし、エリアコードを特定できても、その番号が画面に表示されたことだけで発信者本人を確認できるわけではありません。

発信者番号は偽装されることがあります。アメリカの連邦通信委員会(FCC)も不審な電話やCaller ID spoofingに関する情報を公開しています。

日本でも警察庁が国際電話を利用した特殊詐欺への注意を呼びかけています。警察庁によると、2025年中に特殊詐欺に利用された電話番号のうち約75.5%が国際電話番号でした。

これは+1番号が危険という意味ではありません。アメリカ・カナダのホテル、航空会社、企業、家族、友人から正当な+1着信が来ることもあります。判断するときは番号だけではなく、心当たり、用件、予約状況、公式番号との一致を確認してください。

知らない+1着信を確認する手順

  1. +1の次の3桁を確認する:アメリカ、カナダ、その他NANP地域のどこかを調べます。
  2. 留守番電話やSMSを確認する:正当な連絡なら具体的な用件が残されている場合があります。
  3. 予約や取引の予定を確認する:ホテル、航空会社、海外通販、仕事など心当たりがあるか確認します。
  4. 公式サイトの番号と照合する:着信履歴からそのまま折り返す前に、自分で公式ページを開きます。
  5. 金銭や認証コードを要求されたら別経路で確認する:カード番号やワンタイムパスワードをその場で伝えないようにします。
スマートフォンに+1から始まる国際電話着信が表示され、利用者がホテルの予約確認メールと電話番号を照合している写真。アメリカやカナダからの不審着信対策を説明する無料素材

+1を使うアメリカ・カナダ以外の国や地域

「+1=アメリカ」と覚えると判断を間違えやすい

NANPAの公式情報では、NANPにはアメリカ、カナダのほか、バミューダ、アンギラ、アンティグア・バーブーダ、バハマ、バルバドス、英領ヴァージン諸島、ケイマン諸島、ドミニカ国、ドミニカ共和国、グレナダ、ジャマイカ、モントセラット、シント・マールテン、セントクリストファー・ネービス、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン、トリニダード・トバゴ、タークス・カイコス諸島などが参加しています。

国・地域 エリアコード例 国際形式の例
プエルトリコ 787・939 +1 787…
グアム 671 +1 671…
ジャマイカ 876・658 +1 876…
バハマ 242 +1 242…
ドミニカ共和国 809・829・849 +1 809…
バミューダ 441 +1 441…

特に海外番号からの着信を調べる場合、+1の後ろ3桁まで検索するだけで判断精度が大きく上がります。

アメリカ・カナダへ電話がつながらないときの確認ポイント

数字を足したり削ったりする前に8項目を確認する

電話がつながらないとき、適当に1や0を追加して何度も発信すると、どの入力が正しいのか分からなくなります。元の番号へ戻り、次の順番で確認してください。

確認順 確認内容 よくある失敗
1 国番号が+1か 別の国番号を入力
2 +1の後ろが通常10桁か エリアコードが抜けている
3 国番号1を重複させていないか +1 1 212…
4 不要な0を追加していないか +1 0212…
5 +と010を混ぜていないか 010 +1…
6 番号が現在も有効か 古い旅行サイトの番号
7 国際電話を発信できる契約か 日本側回線で発信制限
8 相手が電話を受けられる時間か 営業時間外や転送停止

「有名な市外局番と違う」だけで番号を直さない

ニューヨークのホテルから465番号、トロントの企業から942番号、ブリティッシュコロンビア州から257番号を案内された場合、古い一覧を見て勝手に212、416、604へ変更しないでください。

オーバーレイでは、同じ地域で複数のエリアコードが同時に使われます。相手の公式サイトや最新メールに記載された10桁番号をそのまま利用するのが基本です。

アメリカ・カナダへの国際電話料金はどのくらい?

同じ+1でもアメリカとカナダで料金が同じとは限らない

国番号が同じ+1だからといって、日本からの国際電話料金も同じとは限りません。通信会社ごとに料金区分が異なります。

2026年10月時点でドコモのWORLD CALL公式料金表に掲載されている料金では、アメリカ本土とカナダはいずれも平日昼間が30秒34円、平日夜間・深夜・早朝および土日祝が30秒31円です。

auの国際電話サービス料金表では、ページ上の基準日が2024年6月現在となっており、アメリカは30秒39円、カナダは30秒49円です。

ソフトバンクの国際電話サービスエリア・料金では、2025年3月19日時点としてアメリカ本土は30秒39円、カナダは30秒49円と掲載されています。

サービス アメリカ本土 カナダ
ドコモ WORLD CALL 平日昼間 34円/30秒 34円/30秒
ドコモ その他時間帯 31円/30秒 31円/30秒
au 国際電話サービス 39円/30秒 49円/30秒
ソフトバンク 39円/30秒 49円/30秒

5分・10分話すといくらになる?

30秒あたりの料金 5分の単純計算 10分の単純計算
31円 310円 620円
34円 340円 680円
39円 390円 780円
49円 490円 980円

上記は掲載単価を通話時間へ単純に当てはめた目安です。料金や対象契約は変更される可能性があるため、実際に発信する日は通信会社の最新公式ページを確認してください。

また、同じ+1でもジャマイカ、バハマ、プエルトリコなどはアメリカ本土とは別料金になっている通信会社があります。+1だけで料金を判断せず、エリアコードから実際の発信先を確認することも重要です。

アメリカ・カナダへ安く連絡する方法

短い緊急連絡と長時間の会話で方法を分ける

ホテルへの到着遅延や空港送迎の変更など、すぐ相手に伝える必要がある用件では通常電話が便利です。一方、家族や友人との長い会話なら、双方が利用できるインターネット通話アプリを確認すると国際電話料金を抑えやすくなります。

FaceTime、WhatsApp、LINEなどはアプリ同士で音声通話を行えますが、相手が同じサービスを利用している必要があります。まずメッセージで「どのアプリなら通話できるか」を確認する方法が確実です。

Wi-Fiを使っても、インターネット回線自体の利用料まで必ず無料になるわけではありません。また、アプリから通常の+1電話番号へ発信するサービスは有料の場合があります。

連絡したい内容 使い分けの例 理由
ホテルへ到着遅延を伝える 短時間の通常電話 緊急性が高い
空港送迎を変更する ホテル指定の電話・メッセージ 時間の確認が必要
家族と長く話す アプリ通話 国際電話料金を抑えやすい
番号が現在も正しいか確認する メール・メッセージ 無駄な発信を減らせる

アメリカ・カナダから日本へ電話する場合

日本の国番号は+81、今度は先頭0を外す

アメリカやカナダから日本へ電話する場合は、日本の国番号+81を使います。海外から日本へかけるときの先頭0の扱いは、日本の国番号+81と海外から日本へ電話する方法でも確認できます。

東京の03-XXXX-XXXXなら+81 3 XXXX XXXX、日本の携帯090-XXXX-XXXXなら+81 90 XXXX XXXXです。この場合は日本国内用の先頭0を外します。

日本国内の番号 北米から+方式で発信
03-XXXX-XXXX +81 3 XXXX XXXX
06-XXXX-XXXX +81 6 XXXX XXXX
090-XXXX-XXXX +81 90 XXXX XXXX
080-XXXX-XXXX +81 80 XXXX XXXX

北米の通常の電話回線から国際アクセス番号を利用する場合、011が使われます。たとえば東京なら011 81 3 XXXX XXXXという形です。ただし、電話会社や契約サービスによって発信方法が異なる場合があるため、利用回線の案内を確認してください。

日本から海外へ発信するときの010と、北米から海外へ発信するときの011は似ていますが別の番号です。日本からニューヨークへは010 1 212…、北米から東京へは011 81 3…という違いがあります。

アメリカとカナダの国番号についてよくある質問

アメリカの国番号は何番ですか?

アメリカの国番号は+1です。ただし+1はアメリカだけではなく、カナダや他のNANP参加国・地域でも利用されています。

カナダの国番号は何番ですか?

カナダの国番号も+1です。日本からトロントの416-XXX-XXXXへ電話するなら、+1 416 XXX XXXXと入力します。

なぜアメリカとカナダの国番号が同じなのですか?

両国が北米番号計画(NANP)という共通の番号制度に参加しているためです。国番号1を共有し、その後ろの3桁のエリアコードによって地域が区別されています。

+1から始まる電話はアメリカですか?

必ずしもアメリカではありません。カナダ、ジャマイカ、バハマ、ドミニカ共和国、プエルトリコ、グアムなどでも+1が使われています。

+1の番号がカナダかどうか見分ける方法はありますか?

+1の直後にある3桁のエリアコードを確認します。416・437・647・942ならトロント地域など、カナダに割り当てられているコードがあります。正確な確認にはCanadian Numbering Administratorを利用できます。

アメリカとカナダの電話番号は何桁ですか?

通常のNANP番号は国番号1を除いて10桁です。3桁のエリアコード+7桁のローカル番号で構成されています。

アメリカへの国際電話で先頭0を外しますか?

通常は外しません。アメリカ・カナダの標準的な10桁番号には、日本の03や090のような国内用先頭0がありません。

カナダの携帯電話にも+1を付けますか?

はい。日本から通常の国際電話として発信する場合は、固定電話でも携帯電話でも+1を付けます。

800番号ならアメリカの番号ですか?

800は特定の都市を表す地理的エリアコードではなく、NANPのToll-Freeサービスに使用される番号です。800だけでアメリカ・カナダのどちらかを判断することはできません。

+1から知らない電話が来たら折り返しても大丈夫ですか?

心当たりがなければ、すぐ折り返さない方が安全です。エリアコード、留守番電話、SMS、予約メール、企業公式サイトなどを確認してから判断してください。

発信前に何を確認すればいいですか?

  • 国番号:アメリカもカナダも+1です。
  • エリアコード:+1の直後3桁で国・地域の手掛かりを確認します。
  • 桁数:通常は+1の後ろに10桁です。
  • 不要な0:212を0212のように変更しません。
  • 国番号の重複:+1付き番号へさらに1を追加しません。
  • 発信方式:+方式と010方式を同時に使いません。
  • オーバーレイ:465・738・942・257など新しいコードもあります。
  • 非地理的番号:800系は都市を判断する材料にしません。
  • 料金:同じ+1でも国・地域によって料金が違う場合があります。
  • 不審着信:表示番号だけで相手本人と判断しません。

まとめ|アメリカ・カナダはどちらも国番号+1、違いはエリアコードで確認しよう

アメリカとカナダの国番号はどちらも+1です。日本から通常のNANP番号へスマートフォンで電話する場合は「+1+3桁のエリアコード+7桁のローカル番号」という形が基本です。

ニューヨークの212-XXX-XXXXなら+1 212 XXX XXXX、トロントの416-XXX-XXXXなら+1 416 XXX XXXXです。アメリカ・カナダの標準的な10桁番号には日本の市外局番のような国内用先頭0がないため、+1 0212…のように0を追加しないでください。

+1から着信した場合は、+1だけでアメリカと判断せず、直後3桁を確認します。212ならニューヨーク、416ならトロント、876ならジャマイカというように、エリアコードまで見ることで判断しやすくなります。

ただし、エリアコードは番号の割り当て地域を示す手掛かりであり、相手の現在地や本人性を保証するものではありません。知らない+1番号は、留守番電話やSMS、ホテル・企業の公式サイトなどを使って確認してください。

また、アメリカ・カナダでは同じ地域へ複数のエリアコードを重ねるオーバーレイが一般的です。ニューヨークでは465、ロサンゼルス周辺では738、トロントでは942、ブリティッシュコロンビア州では257など、新しいコードも追加されています。古い一覧と違う番号だからといって、自分で有名なエリアコードへ書き換えないことが重要です。

さらに、800・833・844・855・866・877・888などはToll-Free用の非地理的番号で、都市を表す市外局番ではありません。「+1の後ろ3桁を見れば必ず都市が分かる」と考えず、番号の種類も確認してください。

国際電話料金についても、同じ+1だからアメリカとカナダが必ず同額というわけではありません。通信会社によって料金設定が異なり、+1を使うカリブ海諸国などはさらに別料金になる場合があります。発信前には通信会社の最新公式料金表を確認してください。

迷ったときは、「+1を確認 → 直後3桁のエリアコードを確認 → 通常番号なら合計10桁か確認 → 国番号1を重複させない → 不要な0を追加しない → +と010を重ねない → 新しいオーバーレイコードか確認 → ホテルや企業なら公式番号と照合 → 国際電話料金を確認」という順番で見直すと、アメリカ・カナダの国番号で起こりやすい間違いを防ぎやすくなります。

北米番号計画の基本と参加国・地域はNANPA公式サイト、アメリカ側などのエリアコードはNANPA Area Code Search、カナダの最新番号情報はCanadian Numbering Administratorで確認できます。電話をかける直前や知らない+1着信を調べるときは、古い一覧ではなく現在の公式情報を基準にしてください。

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