【国番号+1】アメリカ・カナダへの電話のかけ方|市外局番と国際発信の基本ルールを解説

社会
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【国番号+1】アメリカ・カナダへの電話のかけ方|市外局番と国際発信の基本ルールを解説

アメリカやカナダに電話をかけたいとき、「+1」って何だろう?と思ったことはありませんか。
旅行中の連絡、留学先とのやり取り、海外の企業やショップへの問い合わせなど、
北米地域に電話をかける機会は意外と多いものです。
結論から言うと、「+1」はアメリカ・カナダを含む北米地域の国番号であり、
国際電話をかける際にはこの番号を必ず冒頭に付ける必要があります。
両国は同じ「+1」を共有しているため、国番号だけでは区別できませんが、
その後に続く市外局番で発信先の国や地域を特定できます。

本記事では、「+1」の仕組みやアメリカ・カナダ主要都市の市外局番、
そして日本から正しく発信する手順をわかりやすく紹介します。
さらに、国際通話料金を節約する方法や、スマートフォン・固定電話・ガラケー別の入力例も解説。
これを読めば、初めての海外発信でも迷わずスムーズに連絡できるようになります。

アメリカ・カナダの国旗と国番号+1を組み合わせたイメージ画像(背景に地球のグラフィック)
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+1はどこの国?国番号の基本情報

国番号「+1」は、アメリカ合衆国(United States of America)とカナダ(Canada)を中心に、
北米地域の一部の国と地域で共通して使われています。
この仕組みは「北米番号計画(North American Numbering Plan, NANP)」と呼ばれ、
1つの国番号で複数の国や地域をカバーしているのが特徴です。
アメリカ本土、アラスカ、ハワイ、カナダのほか、プエルトリコやグアムなどの一部地域も+1を利用しています。

国番号は国際電気通信連合(ITU)が定めており、
日本の「+81」、韓国の「+82」、中国の「+86」と同様に、
「+1」は北米全域を代表する番号として運用されています。
このため、「+1」で始まる電話番号を見ただけではアメリカかカナダかを即座に区別することはできませんが、
市外局番を見ることでどちらの国かを判断することが可能です。

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アメリカとカナダの市外局番一覧

アメリカとカナダはいずれも、北米番号計画(NANP:North American Numbering Plan)に属しており、
国番号「+1」を共有しています。
どちらの国も3桁の市外局番+7桁の電話番号=合計10桁が基本構成で、
固定電話・携帯電話を問わず同じ形式で使われています。
また、人口増加や通信回線の増加に伴い、同一地域で複数の市外局番が併用されているのも特徴です。

アメリカの主要都市の市外局番

  • ニューヨーク(New York): 212、646、718、917、332
  • ロサンゼルス(Los Angeles): 213、310、323、424、562、626、818
  • シカゴ(Chicago): 312、773、872、224、847
  • サンフランシスコ(San Francisco): 415、628、650
  • ラスベガス(Las Vegas): 702、725
  • マイアミ(Miami): 305、786
  • ダラス(Dallas): 214、469、972
  • アトランタ(Atlanta): 404、470、678、770
  • ワシントンD.C.(Washington, D.C.): 202
  • ハワイ(Honolulu): 808

アメリカでは、同じ都市でも時期によって複数の市外局番が併用されています。
たとえばニューヨークの「212」は歴史ある番号ですが、現在は新規発行が少なく、
「646」や「332」などが追加導入されています。
携帯番号も市外局番のルールに従うため、携帯か固定かを番号だけで区別することはできません。

カナダの主要都市の市外局番

  • トロント(Toronto): 416、437、647
  • バンクーバー(Vancouver): 604、778、236
  • モントリオール(Montreal): 514、438
  • オタワ(Ottawa): 613、343
  • カルガリー(Calgary): 403、587、825
  • エドモントン(Edmonton): 780、587、825
  • ウィニペグ(Winnipeg): 204、431
  • ケベック・シティ(Quebec City): 418、581
  • ハリファックス(Halifax): 902、782

カナダもアメリカと同様に、市外局番の追加(オーバーレイ方式)が進んでいます。
同一地域内で複数の市外局番を同時に使用しているため、
電話をかける際は市外局番から必ず10桁すべてを入力する必要があります。
携帯電話も固定電話と区別なく同形式のため、相手がどの地域にいるかは市外局番から推測します。

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日本からアメリカ・カナダへ電話をかける方法

共通の発信構成

日本からアメリカやカナダへ国際電話をかけるときの基本構成は、どちらの国も共通しています。
国際電話識別番号(010または+) → 1(国番号) → 市外局番 → 相手の電話番号
この順番で入力すれば、固定電話・携帯電話いずれにも正しく接続できます。
北米地域では「+1」が国番号として統一されており、アメリカとカナダ、そして一部の海外領土(プエルトリコなど)も同じ仕組みを採用しています。
そのため、同じ手順でどちらの国にも発信できます。

アメリカへかける場合(スマートフォン・固定電話)

スマートフォンからアメリカにかける場合は、ダイヤル画面で「0」を長押しして「+」を入力します。
たとえば、ニューヨーク(市外局番212)に電話する場合は、
+1-212-XXX-XXXX と入力すればOKです。
固定電話からかける場合は、「010」が日本の国際発信番号なので、
010-1-212-XXX-XXXX のように入力します。
この「010」は日本から海外へ発信する際に必ず必要な識別コードであり、どの国にかける場合も共通です。
もし相手が携帯電話の場合も同様に「+1-(携帯番号)」の形式で問題なく通話できます。

カナダへかける場合(スマートフォン・固定電話)

カナダに電話をかける手順もアメリカと全く同じです。
たとえば、バンクーバー(市外局番604)の相手にかける場合は、
スマートフォンなら +1-604-XXX-XXXX、固定電話からなら
010-1-604-XXX-XXXX の形式になります。
どちらも「+1」がカナダの国番号に対応しており、特別な違いはありません。
また、トロント(416)やモントリオール(514)など、どの地域でも同じ構成で使えるため、覚えておくと非常に便利です。

ガラケー・国際非対応端末での注意

一部のガラケーや古い携帯端末では、ダイヤル画面で「+」を入力できない機種もあります。
その場合は、代わりに「010」から入力すれば同じように国際発信が可能です。
たとえば「010-1-213-XXX-XXXX」という形式で入力すれば、ロサンゼルス(市外局番213)にも問題なく発信できます。
また、出発前や海外滞在中に発信する場合は、国際ローミング設定を有効にしておく必要があります。
通信会社(ドコモ・au・ソフトバンクなど)で事前にローミングがオンになっているかを確認し、
データ通信と音声通話の両方を許可しておくことで、スムーズに国際通話が行えます。
出張や旅行の際には、空港やWi-Fi環境で一度テスト発信しておくのも安心です。

スマートフォンで+1を入力してアメリカ・カナダに国際電話をかける図
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入力例でわかる!正しい番号の組み立て方

アメリカ宛ての入力例

アメリカに電話をかける際は、国番号「+1」のあとに市外局番と相手の電話番号を続けます。
たとえばロサンゼルス(市外局番213)に電話をする場合は、以下のように入力します。

  • スマートフォンの場合: +1-213-XXX-XXXX
  • 固定電話の場合: 010-1-213-XXX-XXXX

このように、国際電話では「0」を外すことが基本です。
アメリカの番号は10桁構成(市外局番3桁+番号7桁)なので、「+1-XXX-XXX-XXXX」 の形式を覚えておけば、
ニューヨーク(212)、シカゴ(312)、サンフランシスコ(415)など、どの都市にも共通して使えます。
なお、アメリカでは携帯電話も固定電話も区別なく同じ形式で利用されるため、
番号の頭に「1」を付けることを忘れなければ問題なくつながります。

カナダ宛ての入力例

カナダもアメリカと同じく北米番号計画(NANP)に属しており、国番号は「+1」で共通です。
たとえばトロント(市外局番416)の相手にかける場合は、次のように入力します。

  • スマートフォンの場合: +1-416-XXX-XXXX
  • 固定電話の場合: 010-1-416-XXX-XXXX

バンクーバー(604)やモントリオール(514)など、他の都市でも同じ形式で入力します。
また、カナダの一部地域(例:ブリティッシュコロンビア州など)では複数の市外局番が併用されているため、
正しい番号を確認してから発信するのが確実です。
携帯電話も固定電話と同じ10桁形式なので、「+1-(市外局番)-XXXX-XXXX」で統一できます。

誤りやすい入力例と注意点

国際電話でよくある間違いが、「+10」「0101」のように数字を重ねてしまうケースです。
たとえば「+10-213-XXX-XXXX」や「0101-1-604-XXX-XXXX」と入力すると、通信網では存在しない番号として認識され、
接続エラーや「番号が違います」という自動音声が流れることがあります。
また、国内の感覚で「0」を残したまま「+1-0213-XXX-XXXX」と入力しても発信できません。
国際電話のルールはあくまで「国番号のあとに市外局番(0を外す)」が原則です。
迷った場合は、携帯の連絡先に「+1」形式で登録しておけば、次回以降は自動で正しい形式になります。

アメリカ・カナダへの国際電話の正しい番号の組み立て例(+1形式の入力図)
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通話料金の目安と節約のコツ

基本的な料金相場

日本からアメリカやカナダへ国際電話をかける場合、
1分あたり100〜250円前後が相場です。
キャリアによっては通話開始時点で30〜50円の接続料がかかることもあります。
このため、数分の通話でも数百円、長時間の通話では数千円単位になることがあります。
特に仕事や留学などで頻繁に連絡を取る人は、節約策を必ず取り入れるようにしましょう。

国際通話オプションを活用する

ドコモ・au・ソフトバンクなど大手キャリアには、
月額数百円で国際通話の単価を大幅に引き下げられる
「国際通話割引オプション」があります。
このオプションを契約すれば、通常200円/分の通話料が100円前後になるケースもあります。
また、格安SIM各社(楽天モバイル、IIJmioなど)でも、専用アプリ経由で
国際通話が半額以下で利用できるプランが提供されています。

Wi-Fi通話を使う

スマートフォンのWi-Fi通話(Wi-Fi Calling)機能を使えば、
モバイル回線ではなくインターネット経由で音声通話を行えるため、
追加料金なしで発信できる場合があります。
特に海外滞在中は、ホテルやカフェなどの無料Wi-Fiを利用することで、
通信費をかけずに日本や現地の相手と連絡を取ることが可能です。
音質も安定しており、通話専用アプリよりクリアに聞こえることもあります。

無料通話アプリを活用する

アメリカやカナダでは、WhatsApp・LINE・FaceTime・Viberが特に普及しています。
これらのアプリ同士なら完全無料で音声・ビデオ通話ができ、
Wi-Fi環境下では通信料すらかかりません。
iPhone同士の場合は標準のFaceTimeが便利で、画質・音質ともに高品質です。
ビジネス連絡にはWhatsApp、家族間ではLINEというように使い分ける人も多くいます。

プリペイドSIM・eSIMを利用する

長期滞在や出張の際には、現地キャリア(AT&T、T-Mobile、Rogersなど)の
プリペイドSIMまたはeSIMを購入するのが最も経済的です。
現地同士の通話が格安になるほか、日本への発信も国際ローミングより安価です。
日本からでもオンラインでeSIMを購入・設定できるサービスが増えており、
到着後すぐに現地番号を使えるようになります。
SIMフリー端末を使う人には特におすすめです。

短時間通話・メッセージで代用する

要件が簡単な場合は、通話を避けてテキストメッセージを使うのも有効です。
LINEやWhatsAppではリアルタイムでやり取りでき、
ファイルや写真も無料で送受信できます。
通話をする場合も「要点だけを話す」意識を持つことで、
通話時間を短縮して無駄な料金を防げます。

Skypeの終了と代替サービス

以前は定番だったSkype(スカイプ)ですが、
Microsoftの公式発表により2025年5月5日で個人向けサービスを終了します。
今後は後継のMicrosoft Teamsが主に通話・会議機能を引き継ぐため、
国際通話にはTeamsやWhatsApp、FaceTimeなどを活用しましょう。

安く電話するための実践まとめ

  • Wi-Fi通話+無料アプリを優先する(通話料ゼロ)
  • 格安SIMの国際通話プランを利用(半額以下になることも)
  • 長期滞在は現地SIM・eSIMでローミングを避ける
  • 必要最低限の時間で会話し、テキスト連絡を併用する

つまり、もっとも安く国際通話を行うには、
「Wi-Fiを利用して無料通話アプリを使う」のがベストです。
もしWi-Fi環境がない場合でも、キャリアの国際通話割引や
プリペイドSIMを組み合わせることで、費用を半分以下に抑えられます。
このように複数の手段を理解し、状況に合わせて選ぶことが、
海外通話を安く・安全に行う最大のポイントです。

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アメリカ・カナダから日本に電話をかける場合

アメリカ・カナダから日本へ国際電話をかける際は、日本の国番号「+81」を使用します。
これは日本を識別する国際識別番号であり、必ず電話番号の先頭に付ける必要があります。
また、日本の電話番号には必ず「0」で始まる市外局番または携帯番号が含まれていますが、
国際電話ではこの「0」を外して入力するのが世界共通のルールです。
たとえば東京の「03」は「3」、携帯の「090」は「90」となります。

  • 東京(03-XXXX-XXXX)宛て: +81-3-XXXX-XXXX
  • 大阪(06-XXXX-XXXX)宛て: +81-6-XXXX-XXXX
  • 携帯電話(090-XXXX-XXXX)宛て: +81-90-XXXX-XXXX

スマートフォンから発信する場合は、ダイヤル画面で「0」を長押しすると「+」が表示されます。
そのまま「+81」から入力すれば、日本のどの都市にも発信できます。
この形式はアメリカとカナダのどちらでも共通です。
固定電話の場合は、国際発信識別番号として「011」を入力し、続けて「81 → 相手番号(0を外す)」と入力します。
つまり、固定電話で東京にかける場合は「011-81-3-XXXX-XXXX」となります。
公衆電話を利用する際は「国際通話対応機」であることを確認してから発信しましょう。

現地キャリアによっても通話料金や設定方法が異なります。
たとえば、アメリカの主要キャリアでは以下のようなプランが提供されています。

  • Verizon:「Global Calling Plus」プラン(月額約10ドル)で日本への発信料が1分0.35ドル前後。
  • AT&T:「International Day Pass」を利用すれば、日額10ドルで日本宛も国内通話と同料金。
  • T-Mobile:上位プランでは国際通話が標準で含まれ、日本宛も1分0.25ドル前後。
  • カナダ(Rogers・Bell・Telus):「International Saver」などのオプション加入で1分0.30〜0.50カナダドル程度。

これらのプランを利用することで、通常のローミング発信よりも大幅に安く通話できます。
また、長時間の通話を予定している場合やWi-Fi環境がある場合は、無料通話アプリ(LINE、WhatsApp、FaceTimeなど)を活用するのがおすすめです。
アプリ同士の通信であれば、アメリカ・カナダから日本への通話でも完全無料で利用できます。
ビジネスでのやり取りならWhatsApp、家族や友人への連絡ならLINEやFaceTimeが人気です。

さらに、留学や出張などで長期滞在する人は、現地でプリペイドSIMeSIMを購入すると通信費を抑えられます。
たとえば、アメリカの「T-Mobile eSIM」やカナダの「Rogers Prepaid」なら、データ通信に加えて日本宛の国際通話もお得なパッケージがあります。
これらを活用すれば、現地の番号を維持しながら日本とスムーズに連絡を取ることが可能です。
安定したWi-Fi環境下であれば、音質も良好でタイムラグも少なく、ビジネスにも十分使えるレベルです。

このように、「+81」形式で入力する基本ルールを守りつつ、
通信環境や料金プランをうまく組み合わせれば、アメリカやカナダから日本への通話も手軽で経済的に行えます。
出発前に利用するキャリアの国際通話オプションやWi-Fi環境を確認しておくことで、
余計な通信費やトラブルを避けることができるでしょう。

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まとめ|「+1」はアメリカとカナダ共通の国番号。用途に応じて正しく使い分けよう

「+1」は、アメリカ・カナダをはじめとする北米地域で共通に使用されている国番号です。
両国は同じ北米番号計画(NANP)に属しており、国境をまたいでも電話番号の構成やルールがほぼ同じです。
そのため、基本を理解しておけば、どちらの国宛でも同じ手順で発信できます。

国際電話の際は、「0を外す」「010または+1を付ける」という2つのルールを守るだけでOKです。
たとえば、日本からニューヨークに電話をかけるなら「010-1-212-XXXX-XXXX」、
スマートフォンなら「+1-212-XXXX-XXXX」と入力します。
この原則を知っておくことで、固定電話・携帯電話・公衆電話のいずれからでもスムーズに通話が可能になります。

また、国際通話は料金が高くなりがちですが、通信費を抑える方法はいくつもあります。
代表的なのは、Wi-Fiを使った無料通話アプリ(LINE、WhatsApp、FaceTimeなど)の活用です。
特にアメリカやカナダではWi-Fi環境が整っており、カフェやホテル、空港でも手軽に接続できるため、
アプリ同士の通話なら完全無料で日本ともクリアに会話できます。
出張や留学の際は、現地のプリペイドSIMやeSIMを併用するとさらに経済的です。

このように、「+1」というシンプルな番号の背後には、北米共通の通信システムと合理的な仕組みがあります。
正しい入力方法と節約のコツを理解しておけば、国際通話は決して難しいものではありません。
アメリカやカナダに家族・友人・取引先がいる方も、今回紹介した手順を活用して、安心かつ効率的に連絡を取りましょう。

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