怪しい着信?国番号808からの電話の正体とは
「+808」という国番号からの着信に、何となく不安を覚えたことはありませんか?
国際電話は普段めったに着信しないため、そもそも返信すべきか思い悩んでしまうことも。
特に、「+808」は一見見慣れない番号に見えるため、迷惑になる人も多いのではないでしょうか。
国番号808とは?基本情報
国番号808の地域
「+808」は実際には存在しない国際電話番号です。しかし近年、この「808」から始まる電話がスマートフォンに着信する事例が増加しています。
これは外国の電話番号を混同させる情報問題の一環として起きているものと思われます。
国際電話としての扱い
「808」は当初、ハワイの市内局番として使用されてきた番号です。
ハワイはアメリカ合衆国の一部であり、全体の国番号としては「+1」が使われます。
そのため、「+1 808」はハワイからの電話として存在することは事実です。
発信元の電話番号について
しかし、「+808」だけの単独の国番号は存在せず、それに精通した考えからすると、「808」からの電話は異常であると分かります。
特に、特定の国からの電話を装い、悪意のある電話を着信させようとする手口は、最近の詐欺電話でも盛んに見られます。

怪しい着信が増えている理由
迷惑電話と詐欺の実態
「808」はハワイの市外局番であるにもかかわらず、日本国内で迷惑電話として認識される事例が多発しています。
これには、短時間着信(いわゆるワンギリ)の後、つい反応してかけ直したことで、高額な通話料を請求されたという例も含まれます。
中国語の電話番号の状況
一部では、同様の詐欺に中国語で対応する自動音声が使われることもあり、海外を装った詐欺電話が日本全国で報告されています。
これらはハワイやアジア圏を偽装したものである可能性が高く、注意が必要です。
780番台の国番号との関連性
808のように、800番台から始まる番号には誤認させやすい特徴があります。
たとえば+876(ジャマイカ)や+758(セントルシア)なども、詐欺通話の発信元として知られています。
電話受信時の注意点
ハワイやオセアニアからの着信
「+1 808」は本物のハワイからの着信ですが、「+808」単独は存在しない番号。
この微妙な違いが、詐欺師にとって絶好の「偽装材料」となっているのです。
留守電に残されたメッセージの分析
自動音声メッセージが流れるパターンが増えていますが、内容が意味不明だったり、外国語だった場合は要注意です。
絶対に指示に従わず、切るのが賢明です。
国際電話の通話料について
ハワイ(+1 808)への通話でも、国際料金としては数十円〜数百円/分と高額です。
ましてや詐欺通話は、長時間拘束することで高額課金させることを目的としています。

迷惑電話への対策と対処法
着信履歴の確認方法
不審な番号は、すぐにインターネットで検索しましょう。
「+808 着信」「808 詐欺」などのキーワードで検索するだけでも、多くの被害報告が見つかる場合があります。
必要な場合の折り返し連絡
本当に重要な電話であれば、留守電やSMSで再度連絡があるはずです。
不明な番号には安易に折り返さず、まずは情報収集を優先しましょう。
NTTが提供するサポートについて
NTTでは迷惑電話対策サービスや、着信拒否オプションの利用が推奨されています。
また、携帯キャリア各社でもブロック機能や専用アプリが提供されているので、活用しましょう。
まとめ:国番号808の利用と注意点
着信時の心構え
知らない番号には即座に反応せず、まずは冷静に対処することが大切です。
とくに「+808」は単独では存在しない国番号であるため、詐欺の可能性を疑って行動するべきです。
今後の対策と利用法
電話番号の偽装技術が巧妙化する中、ユーザー側の防衛意識がより一層求められています。
アプリや電話会社の機能を活用し、自らを守る姿勢が不可欠です。
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