国番号「+807」はどこの国?未割り当て番号の意味と詐欺対策を徹底解説
海外からの電話番号は、多くの人にとって馴染みがなく、不安を感じる要素のひとつです。特に「+807」のような聞き慣れない番号から着信があると、「どこの国だろう?」「折り返したほうがいいの?」と戸惑う人が少なくありません。しかし結論からいうと、国番号「+807」は世界のどの国にも割り当てられていない“未割り当て番号”です。存在しない番号を用いるケースの多くは詐欺や迷惑行為につながる可能性があり、正しい知識を持って対処することが大切です。本記事では、「+807」が未割り当て番号である理由、よくある誤解、詐欺手口、そして安全な対処方法について詳しく解説します。
国番号「+807」はどこの国?実はどの国にも割り当てられていない番号
国番号「+807」は、世界中の国際電話番号を管理する国際機関ITU(国際電気通信連合)が公開している正式な国番号リストには一切存在しません。ITUの公式文書に記載がないということは、「+807」はどの国にも属していない未割り当て番号であり、現時点で正規の国際電話として使われることはありません。
一般的に、国際電話番号は「+〇〇」と国ごとに割り当てられていますが、800番台は少し特殊で、国番号ではなく国際サービス向けの番号帯として扱われています。例えば次のような番号が存在します。
- +800:国際フリーダイヤル番号
世界中どこからでも無料でかけられる特別な電話番号(例:一部の航空会社・国際企業が使用)。 - +808:国際的なサービス番号
特定の企業やサービス向けに利用されることがある特殊番号。
このように「+800〜+809」の帯域は、国ごとに割り当てられる通常の国番号ではなく、国際フリーダイヤルなどのサービス用番号や、将来用に予約された番号(未使用コード)を含む特別な番号帯とされています。その中で+807は現時点では未使用のまま残されている番号であり、電話会社や公式の通信網が、特定の国を表す正規の国際通話先として扱うことはありません。
国際電気通信連合(ITU)が定める国番号の仕組み
国番号は、ITUが世界中の通信網を混乱なく管理するために割り当てている非常に重要な番号です。国番号は大きく地域ごとに分類されており、次のような規則があります。
- +1:北米(アメリカ・カナダなど)
- +2:アフリカ
- +3 / +4:ヨーロッパ
- +5:南アメリカ
- +6:アジア太平洋地域
- +7:ロシア・中央アジア
- +8:東アジア・サービス番号
- +9:中東・アジア一部地域
例えば、日本は+81、韓国は+82、中国は+86というように、地理的なルールに基づいて整然と整理されています。しかし、「+80〜+89」の帯域には特殊用途が含まれており、そのなかには未使用の番号も多く存在します。
このため、+807のように「国ではなくサービス用として確保されているが、実際には使われていない番号」が生まれます。ITUは世界中の通信の安定運用を最優先するため、必要性がない番号については正式な国番号として誰にも割り当てません。
なぜ「+807」が国に割り当てられていないのか
800番台は国際特番として扱われる領域であるため、ITUはこれらの番号を「国」ではなく「サービス」向けに予約しています。つまり、+807はITUの管理上“空き番号”として存在し続けるだけであり、特定の国に割り当てる計画がないのです。
さらに、未割り当て番号は普段使われることがないため、一般の人が「どこの国だろう?」と地理的なイメージを持ちづらいという特徴があります。これが逆に悪用されやすく、詐欺業者が発信元を隠すために「架空の国番号」を使うケースが増えています。
たとえば、実際の通信網に登録されていない番号帯を意図的に装うことで、発信元の特定を困難にし、受信者に「怪しいが気になるから折り返してしまう」心理を利用する詐欺も報告されています。
つまり、+807は“正規の国番号ではない”こと自体が、詐欺業者にとって都合が良い番号帯なのです。
このような背景を理解しておくと、+807を名乗る着信やSMSが危険視される理由がよくわかります。+807は正式な国番号ではなく、正規の国際電話として利用されることはありません(現時点で公表されているITUの情報に基づく)。そのため、表示された場合は詐欺・迷惑電話の可能性を強く疑うことが大切です。
「+807」が検索される3つの代表的なケース
① 架空の国番号を使った詐欺SMS・迷惑電話
「+807」は実在しない番号であるにもかかわらず、この番号を名乗ったSMSや着信が届くケースが報告されています。特に多いのが、「荷物の不在通知」「料金未払いのお知らせ」「アカウント停止の連絡」などを装ったフィッシング詐欺です。もっともらしい文章で受信者を安心させ、メッセージ内のURLをクリックさせることで、クレジットカード情報やログイン情報、個人情報を盗み取ろうとする手口です。
リンク先は、本物の宅配業者や金融機関のサイトにそっくりな偽サイトになっていることが多く、一度情報を入力してしまうと悪用される危険が非常に高くなります。また、数秒だけ呼び出して切る「ワン切り」を行い、折り返し電話を誘導するケースもあります。折り返すと高額通話料が発生する特殊な番号につながる場合があり、特に未割り当て番号は発信元を隠しやすいため悪用されがちです。
存在しない国番号を使う目的は、ユーザーが国名をイメージできず、不審に思っても発信元を特定しづらいことにあります。「架空の番号だから逆に安全」という誤解を利用するケースもあるため、+807を名乗るSMSや着信には一切応答せず、リンクも開かないことが重要です。
② 日本の番号「+81 07〜」を「+807」と誤読するケース
「+807」が検索される理由として意外と多いのが、単純な「見間違い・読み間違い」です。例えば、日本の携帯番号「070-xxxx-xxxx」「080-xxxx-xxxx」に海外から発信すると、国際形式では次のように表示されます。
- +81 70xxxxxxx
- +81 80xxxxxxx
ところが、スマートフォンの画面サイズやフォント、レイアウトによっては、この表示が「+81 070〜」「+81 080〜」のように詰まって見えたり、「+8070〜」と一続きに見えてしまうことがあります。その結果、「+807ってどこの国?」「知らない国からの着信かも」と不安になり、検索してしまう人が少なくありません。
実際には「+807」という国番号は存在せず、「+81」が日本の国番号で、その後ろに「70」「80」「90」などの携帯番号の先頭が続いているだけです。海外から日本の番号を国際形式で表示すると、国内で見慣れた「0」が消えてしまうため、余計に混乱しやすくなります。
誤解を避けるためには、次のポイントを覚えておくと安心です。
- 国番号は「+81」までが1セットで、日本を示す番号であること。
- その後に続く「70」「80」「90」などは携帯番号の一部であり、「+807」という国があるわけではないこと。
スマホの表示に惑わされず、「+81」が見えたらそれは日本の番号だと理解しておきましょう。
③ AI生成記事・海外サイトの誤情報が拡散しているケース
近年は検索結果に、AI生成コンテンツや信頼性の低い海外サイトが多数表示されるようになり、存在しない国番号についても誤った説明が掲載されるケースが増えています。「+807=○○国」「+807は過去にどこかの国で使われていた」などと書かれているページもありますが、現時点でこうした情報は事実ではありません。
国番号の正式な割り当てを管理しているのは、国際機関であるITU(国際電気通信連合)です。ITUの公式リストに掲載されていない番号は、「まだどの国にも割り当てられていない番号」または「将来のために予約されている番号」と考えるのが基本で、「どこかの国を示す有効な国番号」とは言えません。
しかし、検索結果には公式情報だけでなく、ソース不明のまとめ記事や自動生成されたページも混じっているため、ユーザーが「+807はどこかの国の番号らしい」と誤解してしまうことがあります。その誤解がSNSなどでさらに共有され、あたかも本当の情報のように広がってしまうことも少なくありません。
正確な情報を得るためには、次のような方法がおすすめです。
- ITU公式サイトや各国の通信規制当局が提供する国番号リストを確認する。
- 信頼性の高い電話会社・携帯キャリアの公式ページで国番号一覧をチェックする。
- 出典不明のブログや、機械翻訳されたような不自然な文章だけを鵜呑みにしない。
「+807」という番号については、現時点ではどの国にも割り当てられていない未使用の番号と考えるのが正しく、国名を特定しようとする必要はありません。むしろ、詐欺や誤情報の可能性を疑うべき番号だと理解しておきましょう。
国番号「+807」を名乗る着信は危険?詐欺手口の特徴
国番号「+807」は正式な国番号ではありません。そのため、この番号を名乗って届く着信やSMSは、ほとんどのケースで詐欺・迷惑行為が目的だと考えて問題ありません。特に近年は、電話番号を偽装して発信できる技術が一般化しており、悪意のある業者が未割り当て番号を利用した手口を多用しています。この章では、具体的にどのような詐欺手口が使われているのか、特徴と危険性をくわしく解説します。
折り返し電話を誘導するワン切り詐欺
+807を名乗る不審な着信の多くは、着信があってもすぐに切れる「ワン切り詐欺」です。これは、受信者が「誰だろう?」「急ぎの連絡かもしれない」と考えて折り返す心理を利用した典型的な詐欺の手口です。
折り返し電話をすると、次のようなリスクが発生します。
- 高額通話料金を請求される番号へ誘導される可能性
海外の高額課金番号(プレミアム通話回線)につながるケースがあり、数分の通話だけでも思わぬ高額請求が発生するおそれがあります。 - 詐欺業者につながり個人情報を聞き出される
名前・住所・生年月日・口座情報などを聞き出される危険があります。「身元確認」「緊急連絡」などの名目で欺く手口が報告されています。 - 番号が「生きている」と判断され、さらなる詐欺に悪用される
一度折り返すと「応答した番号」としてデータベースに登録され、別の業者から SMS や偽着信が増えることがあります。
存在しない国番号からの着信は、どのような理由であれ折り返す必要はありません。正規の通信では使用されない番号を名乗っている時点で、目的は詐欺か迷惑行為である可能性が非常に高いと考えられます。
ショートメッセージ(SMS)を使ったフィッシング詐欺
+807を名乗った SMS は、近年もっとも急増している手口のひとつです。内容は以下のような「もっともらしい文面」が使われます。
- 「荷物の再配達を承りました。こちらのURLをご確認ください」
- 「利用料金の未払いが確認されました。早急にお手続きください」
- 「あなたのアカウントに不審なログインがありました」
これらはすべて偽サイトへ誘導し個人情報を盗み取るフィッシング詐欺です。
特にスマホでは URL の一部しか表示されず、正規の配送会社や携帯キャリアに似せた偽サイトが作られているため、騙されやすい点が大きな問題になっています。
+807は正式な国番号ではないため、SMSの時点で正規の企業や公的機関から送られたものとは考えにくく、詐欺目的の可能性が極めて高いと見てよいでしょう。
リンクをタップするだけでウイルス感染や情報漏洩の危険があるため、絶対に開かないようにしましょう。
存在しない国番号を使って正体を隠す理由
詐欺業者が「+807」のような存在しない国番号を使う理由には、次のような背景があります。
- 発信元を特定されにくくするため
架空の番号を使うことで、どの国から送信されているのか、どの通信回線が使われているのかが追跡しにくくなります。 - 受信者に“海外からの重要連絡”と思わせるため
認知されていない番号は「仕事関係?」「海外の知り合い?」などと誤認しやすく、折り返しを誘いやすい特徴があります。 - 通信会社のチェックをすり抜けやすいケースがある
未割り当て番号は正規のリストと照合しづらく、詐欺目的で悪用されることがあります。
つまり、存在しない番号を使うという行為自体がすでに悪意の強いサインです。
正規の企業・機関が未割り当て番号を利用することは通常ありません。
そのため「+807」と表示された時点で警戒し、着信やSMSには絶対に反応しないことが安全対策の基本です。
もし「+807」から着信があった場合の安全な対処方法
国番号「+807」は正式に存在しない未割り当て番号であり、この番号を名乗る着信やSMSはほとんどの場合で詐欺目的と考えられます。そのため、適切な対処を理解しておくことで、被害を事前に防ぐことができます。ここでは、具体的で実践しやすい安全対策を詳しく紹介します。
絶対に折り返し電話をしない
未割り当て番号から着信があった場合、もっとも重要なのは絶対に折り返し電話をしないことです。「重要な連絡かもしれない」「間違い電話かもしれない」と思って反応すると、詐欺業者の思うつぼです。折り返し通話によって以下のようなリスクが生じます。
- 海外の高額課金番号へ接続される可能性
多くの詐欺は高額通話料金を請求する仕組みを持っており、数分の通話だけでも予想以上の高額請求が発生する危険があります。 - 個人情報を聞き出される
名前・住所・口座情報などを巧妙に聞き出す詐欺が多く、「本人確認のため」などの言葉で油断させてきます。 - 番号が“有効”だと認識され、以降の詐欺電話が増える
一度反応すると、別の業者に番号が共有され、更なる迷惑行為につながります。
つまり、「+807」からの着信には一切応じない・折り返さないことが最善策です。
SMS内のリンクを開かない・個人情報を入力しない
+807名義のSMSは、偽の不在通知や料金未払いを装って、詐欺サイトへ誘導するフィッシング詐欺が中心です。
特に次のような行動は絶対に避けましょう。
- メッセージ内のURLをタップしない
偽サイトへ移動し、アカウント情報やクレジットカード情報を盗み取られる危険があります。 - ID・パスワード・カード番号を入力しない
正規企業がSMSで個人情報入力を求めることはありません。 - 添付ファイルを開かない
スマホに不正アプリがインストールされるリスクがあります。
SMSを開いてしまったとしても、リンクを押したり情報を入力したりしない限り被害は防げますので、落ち着いて無視し、削除しましょう。
スマホの迷惑電話フィルターを活用する
iPhone・Androidには、不審な番号を自動で識別・ブロックする機能が標準搭載されています。また、携帯キャリア各社も迷惑電話をブロックする独自サービスを提供しています。これらを活用すれば、+807のような架空番号からの着信を事前にシャットアウトできます。
- iPhone:不明な番号を自動で消音
「設定 → 電話 → 不明な発信者を消音」でオンにすると、電話アプリに登録していない番号は自動で消音され、着信に気づく必要がなくなります。 - Android:迷惑電話フィルター機能
Googleの迷惑判定機能により、迷惑の可能性が高い番号は赤表示になり、通話前に警告してくれます。
日常的に詐欺対策をしておくだけで、未知の番号によるストレスや危険を大幅に減らせます。
キャリアごとの迷惑電話対策サービス
携帯キャリアの公式サービスを利用すると、より精度の高い迷惑電話ブロックが可能になります。ここでは主要キャリアの公式案内ページを紹介します。
-
NTTドコモ:迷惑電話ストップサービス
https://www.docomo.ne.jp/service/meiwaku_call/
不審電話の自動拒否や、迷惑電話の警告機能を提供しています。 -
au(KDDI):迷惑メッセージ・電話ブロック
https://www.au.com/mobile/service/anti-spam/
SMSフィルタリング機能が強力で、詐欺SMSを大幅に減らせます。 -
ソフトバンク:迷惑電話ブロック
https://www.softbank.jp/mobile/service/antispam/phone/
AIによる番号判定により、危険な着信を事前に警告してくれるサービスです。
これらのサービスを活用することで、不審な番号からの着信を自動で防ぎ、日常的な安心感を高めることができます。スマホを安全に利用するためにも、各キャリアの迷惑電話対策サービスは必ずチェックしておくことをおすすめします。
正しい国番号の調べ方:本物の国番号か確認する方法
国番号「+807」のように存在しない番号や、詐欺目的で使われる番号を見分けるためには、正確な情報源で国番号を調べることが重要です。ここでは、確実に本物の国番号かどうかを確認するための方法を、初心者でも分かりやすい形で解説します。国際電話詐欺が増えている今、正しい調べ方を知っておくことは、被害を防ぐための最も強力な予防策になります。
ITU公式リストで確認する
国際電話に使われる国番号は、世界の通信を管理する国際機関ITU(International Telecommunication Union:国際電気通信連合)が策定しています。
つまり、国番号の“公式情報”はITUが唯一の正しい情報源になります。
ITUの公式サイトでは、最新の国番号一覧が公開されており、どの番号がどの国に割り当てられているかを正確に確認できます。特に「+807」のように怪しい番号が着信に表示された場合、公式リストを見ればすぐに「存在しない番号」であることが分かります。
ITU公式リスト:
https://www.itu.int/en/ITU-T/inr/pages/default.aspx
- メリット:最も信頼性が高い、最新情報が確認できる
- デメリット:英語表記のため、やや読みづらい場合がある
英語が苦手な人でも、番号一覧ページをスクロールして番号帯を見るだけで判断できるため、怪しい番号があったときはまず公式リストを確認する習慣をつけると安心です。
国番号検索サービスを利用する
ITUの公式サイトは正確ですが少し分かりづらいこともあるため、一般のユーザーには国番号検索サービスを併用する方法もおすすめです。
これらのサービスは、国番号から国名を検索したり、反対に国名から国番号を調べたりできるように設計されています。
代表的な国番号検索サービス:
-
電話番号検索(国番号データ)
https://www.nationphonenumber.com/
シンプルで分かりやすく、番号を入力するとすぐ国を表示してくれる検索サービスです。 -
CountryCode.org(国別電話コードデータ)
https://countrycode.org/
国番号だけでなく、地域ごとの市外局番や通話方法もまとめられており、旅行者にも便利なサイトです。
ただし、これらのサイトはあくまで「民間サイト」であり、誤情報が掲載されている場合もあるため、最終的な判断はITUの公式リストで確認することをおすすめします。
知らない海外番号からの着信に共通する注意点
国番号を調べることも大切ですが、詐欺被害を防ぐためには共通の危険パターンを理解しておくことが最も重要です。怪しい番号からの着信は国番号に関係なく危険であることが多く、以下のポイントを守るだけで被害を大幅に減らせます。
- 知らない海外番号には折り返さない
ワン切り詐欺や高額請求が目的のケースが多く、相手が本当に必要な連絡ならSMSやメール、別の正規番号で再度連絡が来ます。 - SMSのリンクを絶対に開かない
「荷物の不在通知」「アカウント停止」「料金未払い」などの内容は典型的な詐欺文面です。リンクを開くとフィッシングサイトに誘導され、個人情報を盗まれます。 - 電話帳に登録されていない海外番号は警戒する
海外の連絡先を持っていない場合、海外番号からの突然の着信は99%詐欺目的と考えて構いません。 - スマホの迷惑電話フィルターを常にオンにしておく
不審な番号を自動で警告・ブロックしてくれるため、詐欺電話のリスクを大きく減らせます。
これらのポイントを守るだけで、多くの国際電話詐欺を未然に防げます。特に「+807」のように未割り当ての国番号は、正規の連絡である可能性は極めて低く、どれだけ巧妙なメッセージでも、一切反応しない姿勢が安全です。
まとめ:国番号「+807」は存在しない番号。詐欺対策として正しい知識を身につけよう
国番号「+807」はどの国にも割り当てられていない未割り当て番号であり、国際電話として正式に利用されることはありません(ITUが公表している国番号リストの範囲内において)。したがって、この番号から突然着信があったり、SMSで不在通知や料金未払いを装うメッセージが届いた場合は、詐欺や迷惑行為の可能性が非常に高いと判断して問題ありません。近年は手口がますます巧妙化しており、知らない番号に不安を抱く人も増えていますが、仕組みを理解していれば冷静に対処できます。
国番号に関する正しい知識を持つことは、自分の身を守るための大切な対策のひとつです。「存在しない番号は相手にしない」「SMSのリンクは開かない」といった基本を徹底するだけで、詐欺被害のリスクは大きく減らせます。海外番号からの着信があっても、番号の意味を理解していれば落ち着いて対処できるようになり、不要な不安を抱えずに済むようになるでしょう。

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