国際電話のかけ方完全ガイド|010の使い方と注意点をわかりやすく解説

社会
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010と+(プラス)を使った国際電話のかけ方【具体例つき】

国際電話をかける際は、「国際電話識別番号(プレフィックス)」+「国番号」+「電話番号(先頭の0を除く)」という形式で発信します。識別番号には 「010」「+(プラス)」を使用します。

スマートフォンからのかけ方(+を使用)

スマートフォンでは、通常「+」を使って国際電話をかけることができます。「+」は長押しや数字の「0」キーを長押しすると入力できます(機種による)。

例①:カナダ(国番号1)にかける場合
発信番号:+1-604-123-4567
※604はバンクーバーの市外局番

例②:イギリス(国番号44)にかける場合
相手の番号が「020-1234-5678」のとき
発信番号:+44-20-1234-5678
→最初の「0」は省く!

固定電話や一部携帯電話からのかけ方(010を使用)

固定電話では「+」が入力できないため、代わりに国際電話識別番号「010」を使います。携帯電話でも「010」は使用できます。

例③:オーストリア(国番号43)にかける場合
相手の番号が「01-234-5678」のとき
発信番号:010-43-1-234-5678

例④:韓国(国番号82)の携帯番号「010-1234-5678」にかける場合
→「010」は韓国の国内用携帯識別番号なので、最初の「0」を削除する必要あり
発信番号:010-82-10-1234-5678

キャリア別のプレフィックスと契約条件

日本ではキャリアごとに専用の国際電話識別番号(プレフィックス)が用意されています。以下は最新の情報に基づく代表的な例です:

  • NTTコミュニケーションズ:010(共通識別番号、ほとんどの電話で利用可能)
  • NTTドコモ:0033(サービス終了
  • KDDI(au):001(2022年3月末でサービス終了。現在はau国際電話サービスに統合)
  • au(KDDI):005345(au携帯から利用可能。申し込み不要
  • ソフトバンク:0046(ソフトバンク携帯専用プレフィックス)
  • ドコモ(その他):009130(事前登録が必要な場合あり)

KDDI(au)の「001国際モバイルトーク」は2022年3月末で終了し、現在は「au国際電話サービス」に一本化されています。携帯電話から「005345」または「010」で発信可能で、申し込みは不要です。
ソフトバンクでは「005345」は使用できず、「0046」が該当のアクセス番号です。ドコモでは「0033」は終了しており、「009130」などの番号が使用されますが、登録が必要な場合もあるため注意が必要です。

通話アプリを使った代替手段

近年は、電話回線を使わずにインターネットを通じて通話ができるVoIPアプリの利用が増えています。以下は代表的なアプリです:

  • LINE:同じアプリ同士なら完全無料。非ユーザー宛てにはLINE Outを使った格安通話も可能
  • WhatsApp:世界中で利用されており、Wi-Fi経由での無料通話が可能
  • Viber:固定電話や携帯電話への格安通話プランあり
  • Rakuten Viber:日本国内でも展開されており、プリペイド通話クレジットで格安国際通話が可能

これらのアプリを使うことで、特に海外在住の家族や友人と頻繁に通話する方にとっては、大幅なコスト削減につながります。また、音声品質も安定している場合が多く、通話時間の制限も受けにくいというメリットがあります。

注意すべきポイントまとめ

  • 相手国の市外局番や携帯番号に含まれる「先頭の0」は国際電話では削除する
  • 国番号は相手の国を表す番号(例:アメリカ=1、韓国=82)
  • 「+」と「010」はどちらでもOK(固定電話は「010」推奨)
  • 一部のスマートフォンでは「国際通話ローミング設定」が必要な場合もある
国際電話のかけ方フロー図(+と010の使い分け)

このように、発信手順をしっかり押さえておくことで、スムーズに国際電話をかけることができます。とくに「最初の0を省く」点や、「+」の入力方法を知らないとエラーになりがちなので要注意です。

LINEやWhatsApp、Viberなどの通話アプリを使えば、Wi-Fi環境下で無料または低料金で国際通話を行うことも可能です。とくに旅行や短期滞在での通話には非常に便利です。

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