国番号「+593」はエクアドル!日本からの国際電話のかけ方・市外局番・注意点を完全ガイド
エクアドルに住む家族や友人、留学生、現地企業やホテルへ連絡したいとき、まず覚えておくべきなのが国番号「+593」です。日本からエクアドルへ国際電話をかける際は、スマートフォンなら「+593 → 市外局番 → 電話番号」、固定電話やガラケーなら「010 → 593 → 市外局番 → 電話番号」の順序で発信します。本記事では、国番号+593の役割、都市別の市外局番、日本からの正しいかけ方、料金を安くする方法、そして不審な着信の注意点まで、初めての人でも迷わないように詳しく解説します。
エクアドルの国番号「+593」とは?まず知っておくべき基礎知識
国番号+593の意味と国際電話での役割
国番号とは、国際電話で相手国を識別するための番号で、各国に固有の番号が割り当てられています。日本は+81、ペルーは+51、チリは+56、そしてエクアドルは「+593」です。国際電話ではこの番号の前に、スマートフォンなら「+」、固定電話なら「010」を付けて発信します。
国番号は世界共通の仕組みであり、日本国内の市外局番や携帯番号とは別体系です。エクアドルへ発信する際は、国内の先頭ゼロ(0)を付けず、国番号+593のあとに市外局番を続ける必要があります。
エクアドルの固定電話・携帯番号の構造(先頭ゼロを取るルール)
エクアドルの電話番号は以下のような構造になっています。
- 固定電話:市外局番(1桁)+ 電話番号(7桁)
- 携帯電話:9 から始まる 9桁(例:099-XXXXXXX)
国際電話では、国内専用の先頭ゼロは使用せず、次のように並べます。
例:+593-2-2345678(キトの固定電話)
例:+593-99-876-5432(携帯電話)
日本からエクアドルへ電話をかける方法
スマホのかけ方|「+」→「593」→市外局番→電話番号
スマートフォンからエクアドルへ国際電話をかける場合は、もっともシンプルで確実なのが「+」を使う方法です。スマホでは一般的に、ダイヤル画面で「0」を1〜2秒ほど長押しすると「+」が入力できる仕様になっています。「+」は世界共通の国際アクセス記号のため、海外に滞在している場合でも同じ手順で発信できるという利点があります。
「+」を入力できたら、続けて593(エクアドルの国番号)→ 市外局番 → 電話番号の順に入力します。市外局番は国内向け番号から先頭のゼロを外した数字を使用するので、ここを誤ると繋がらないため注意が必要です。
例:キト(市外局番2)にかける場合
+593-2-2345678
例:グアヤキル(市外局番4)にかける場合
+593-4-7654321
スマートフォンでは地図アプリやホテル予約アプリから「通話ボタン」を押した場合も、自動で「+593」から始まる国際形式に整形されることがあります。そのため、旅行中やビジネスで現地へ連絡する際は「+」方式を覚えておけば、世界中どこからでも同じ感覚でエクアドルに発信できます。
固定電話・ガラケーのかけ方|「010」→「593」→市外局番→電話番号
日本の固定電話や古いガラケーから国際電話をかける場合は、スマホの「+」が使えないケースが多いため、日本の国際アクセス番号である「010」から入力する方式が基本になります。電話機の種類に関係なく、固定電話で国際電話を開始する場合は必ずこの「010」から始める必要があります。
入力の順番は以下の通り、とてもシンプルです。
010 → 593 → 市外局番 → 電話番号
ビジネスホテルの客室電話、公衆電話、自宅固定電話などは、古い機種ほど「+」入力に対応していません。そのため、この「010」方式を覚えておくと、スマホ以外の電話機からでも確実にエクアドルへつながります。
ガラケーの場合、機種によっては国際電話のメニューが別ページにあることもあり、「+」が入力できると思って操作したのに結局できない…というトラブルがよく起きます。そのため、確実に発信できる「010方式」を使うのが最も安全で失敗しにくい方法です。
「+」と「010」の違いと注意点(併用不可)
ここで最も重要な注意点が、「+」と「010」は併用できないというルールです。これは国際電話のシステム上、「国際アクセス番号」を2重に入力してしまう形になるためで、電話が接続されずエラーになります。
誤りの例として、以下のような入力があります。
誤り:+010-593-〜〜〜
これは「+(国際アクセス)+010(日本のアクセス)」という二重入力となり、確実に発信できません。必ず次のようにどちらか一方に統一してください。
- スマホ:+593 → 市外局番 → 電話番号
- 固定電話・ガラケー:010 → 593 → 市外局番 → 電話番号
また、エクアドル国内番号にある先頭のゼロを付けたまま入力すると繋がらないため、正しい国際形式へ変換することを忘れないようにしましょう。このルールさえ理解していれば、エクアドル宛ての発信は非常に簡単で迷うことがありません。
エクアドル主要都市の市外局番一覧
キト(2)
エクアドルの首都であるキト(Quito)の市外局番は2です。標高が高い山岳都市で、政府機関・外資系企業・大学・金融機関が集中しており、日本からの国際電話でもっとも利用される番号帯です。
キトの固定電話は通常7桁で構成され、国際電話では+593-2-XXXXXXXの形式になります。留学先との連絡、ホテルの予約確認、ビジネス取引の問い合わせなど、多くの場面で使われる番号のため、エクアドルに関わる人は覚えておくと便利です。
グアヤキル(4)
エクアドル最大の人口を持つ商業都市グアヤキル(Guayaquil)の市外局番は4です。太平洋に面した港湾都市で、貿易・海運・物流の中心地としてその存在感が大きく、日本企業も多く進出しています。
そのため、国際物流の確認や輸出入関連の通話でこの番号を目にすることがよくあります。国際電話は+593-4-XXXXXXXの形式で、企業連絡だけでなく、ホテルや空港サービスからの連絡がある場合も多い市外局番です。
クエンカ(7)
クエンカ(Cuenca)はエクアドル南部を代表する文化都市で、市外局番は7です。石造りの街並みが世界遺産にも登録されており、観光客・留学生・駐在員の受け入れが多い地域です。
国際発信では+593-7-XXXXXXXとなり、語学学校、大学、宿泊施設とのやり取りで使われることがよくあります。観光都市として人気が高いため、旅行前の問い合わせにも利用される番号です。
その他主要都市の市外局番まとめ
キト・グアヤキル・クエンカ以外にも、エクアドルには知っておくと便利な市外局番があります。特にビジネスや観光で連絡が必要になる地域について、以下にまとめました。
-
アンバト(Ambato):3
エクアドル中央部の重要な内陸都市で、農産物・食品加工業が盛んな地域です。国際形式は+593-3-XXXXXXXとなり、地場産業やツアー会社とのやり取りで利用されます。 -
マナビ州(Manabí):5
マンタ(Manta)などの港町を含む沿岸地域で、市外局番は5です。漁業・海運・観光業が中心で、ホテルや観光会社との通話でよく見られます。国際形式は+593-5-XXXXXXX。 -
ロハ(Loja):7
エクアドル南部の文化都市で、市外局番は7です。クエンカと同じ番号帯ですが、地域が異なるため注意が必要です。大学・音楽学校・研究機関などとの連絡が多いエリアで、国際形式は+593-7-XXXXXXX。
これらの市外局番は、エクアドル国内ではそのまま「市外局番+番号」で使われますが、国際発信では先頭の0は付けないことがポイントです。どの都市に発信する際も、必ず「+593」→ 市外局番 → 電話番号の順番で入力すれば間違いなくつながります。
エクアドル宛て通話を安くする方法
通話アプリ(WhatsApp・LINE)の活用
エクアドルにもっとも安く、そして確実に連絡を取る方法は、通話アプリを使ったインターネット通話です。特にエクアドルでは、家族・友人・企業・ホテルなど、あらゆる連絡手段としてWhatsApp(ワッツアップ)が圧倒的に普及しています。ほとんどの国民が利用しているため、スマホに電話番号さえ登録していればすぐに通話・チャットが可能です。
WhatsAppはデータ通信を使うため、Wi-Fi環境があれば通話料は完全無料。モバイルデータ利用時でも、音声通話は比較的データ消費が少なく、長時間のやり取りでも通信費は非常に抑えられます。
日本で主流のLINEも音声通話は無料で使えますが、エクアドルではLINEの利用者が少ないため、現地の人やホテル・ツアー会社と連絡したい場合はWhatsAppが圧倒的に便利です。海外旅行・留学・出張など、エクアドルと頻繁に連絡を取る可能性がある場合は、事前にWhatsAppをインストールしておくとスムーズです。
また、WhatsAppは音声だけでなく写真・動画・位置情報の共有もできるため、現地での待ち合わせや緊急時の連絡にも非常に役立ちます。通話品質も近年は非常に安定しており、国際電話よりクリアな音声になるケースも珍しくありません。
国際通話オプション・割引サービスの利用
どうしても通常の電話番号へ発信したい場合は、日本のキャリアが提供する国際通話オプション(割引プラン)の利用が効果的です。通常料金で国際発信すると、1分100円〜300円ほどになることがあり、思わぬ高額請求につながります。以下のオプションを事前に確認すると、1分あたりの通話料が大きく下がることがあります。
- ドコモ:WORLD CALL
エクアドル宛ての固定電話・携帯電話の料金が公式サイトで確認でき、通常よりも低価格で発信できることがあります。 - au:国際電話サービス(005345 など選択可)
〈010〉以外に、〈005345〉などのプレフィックス番号で料金が割引されるケースがあります。通話品質が安定しやすいというメリットもあります。 - ソフトバンク:国際電話サービス
固定宛て・携帯宛ての料金が別々に公開されており、短い通話を頻繁にする人に向いています。 - 楽天モバイル:国際通話かけ放題(対象国要確認)
エクアドルが対象の場合はかなりお得。対象外の場合は通常料金になるため、必ず事前に確認が必要です。
国際通話オプションを使う場合の注意点として、「どのアプリから発信した場合に割引が適用されるか」 がキャリアごとに異なることがあります。標準の電話アプリからのみ適用される場合や、専用アプリの利用が条件の場合もあるため、必ず契約前に確認しておきましょう。
IP電話・国際電話カード・現地SIMの利用
できるだけ通話代を抑えたい人は、以下の方法も非常に効果的です。利用シーンに応じて使い分けることで、料金を大きく節約できます。
- IP電話(050番号)
例えば「050プラス」「SMARTalk」などのIP電話サービスは、エクアドル固定電話宛てが比較的安い場合があります。一般的な国際電話よりも単価が低いことが多く、長めの通話をしたいときに最適です。 - 国際電話カード
コンビニやオンラインで購入できるプリペイド式カードで、エクアドル宛て通話が1分数十円になることもあります。短期の旅行者や、ホテル・公衆電話を使う場合に便利です。 - 現地SIMカード
エクアドルに滞在する人は、Claro・Movistar・CNTなどのプリペイドSIMを使うことで、国内宛て通話が非常に安くなります。ホテルやツアー会社へ現地で電話する場合は、現地SIMが圧倒的にコスパが良いです。
特に現地SIMは、滞在中の通話だけでなく、データ通信も安く使えるため、WhatsAppでの無料通話にも活用でき、国際通話の必要性そのものを減らすことができます。
この章のまとめ|エクアドルへ“もっとも安く”電話する方法は?
- もっとも安い方法:WhatsApp(Wi-Fi利用)
エクアドルでは国民ほぼ全員がWhatsApp利用。音声通話は無料で、品質も安定しているため最強の節約術です。 - 通常電話を安くする方法:国際通話オプション
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天の割引サービスを利用すれば、通常料金よりも大幅に安く発信できます。 - 長期滞在なら:現地SIM
国内宛ては激安、WhatsApp利用にも最適で、海外旅行者にもコスパが高い方法です。 - 別の選択肢:IP電話・国際電話カード
特に固定電話にかける場合や、ホテルから通話する場合に有効。
結論:
・短期のやり取り → WhatsApp
・通常電話が必要 → 国際通話オプション
・長期滞在 → 現地SIM+WhatsApp
この組み合わせがもっともお得です。
エクアドルの電話番号に関する注意点
見覚えのない+593着信の危険性(ワン切り・番号偽装)
+593からの着信は、現地のホテル・ツアー会社・知人など正規の連絡である場合もありますが、一部ではワン切り詐欺や番号偽装に悪用されるケースも報告されています。
特に深夜の着信・1コール未満で切れる着信・名乗りがない着信は典型的な不審パターンです。
こうした特徴がある場合は、折り返さず様子を見るのが安全です。
正規の番号と不審な番号を見分けるポイント
-
正規の相手は必ずSMSやメールで名乗る
ホテル・航空会社・物流サービスなどは必ず名乗りのメッセージを送ります。
着信だけ残して無言のままの場合は注意が必要です。 -
番号検索で報告がないか確認する
インターネットや迷惑電話共有サイトで番号を調べると、詐欺報告が見つかることがあります。
「+593 詐欺」「エクアドル 電話」など複合キーワードで検索すると精度が上がります。 -
企業名を名乗る相手は公式番号へ自分からかけ直す
「配送会社です」「航空会社です」と名乗られても、その番号に折り返すのは危険です。
公式サイトの番号に自分でかけ直すことで、相手の正当性を安全に確認できます。
まとめ|「+593」と市外局番を覚えればエクアドル宛て通話は簡単
エクアドルへの国際電話は、一度かけ方の手順を理解してしまえばとても分かりやすい仕組みです。スマートフォンからは「+593」→市外局番→相手の番号、固定電話からは「010」→「593」→市外局番→番号という流れで発信でき、エクアドル側の番号に付いている先頭のゼロを取り除く点だけ注意すれば問題ありません。
また、エクアドルは地域ごとに市外局番がはっきり分かれているため、相手がキトなのか、グアヤキルなのか、クエンカなのかが分かれば、国際番号の組み立ても迷わず行えます。特に海外との連絡では、正しい市外局番の理解がスムーズな通話につながります。
さらに、通話料金をなるべく抑えたい場合は、現地で主流となっているWhatsAppや、IP電話サービスの活用が費用面で非常に効果的です。Wi-Fi環境さえあれば無料で通話できるため、国際通話のコストを心配する必要がほとんどなくなります。
一方で、見覚えのない+593からの着信には慎重に対応しましょう。深夜のワン切りや、名乗りのない不審な着信は折り返さず、必ず相手が名乗るメッセージの有無や、公式番号との一致を確認すると安心です。正規の相手であれば、必ずSMSやメールで追加の連絡をしてきます。
この記事のポイントを押さえておけば、エクアドルとの通話は「安く・安全に・確実に」行うことができます。ビジネスや旅行、家族との連絡にもぜひ役立ててください。


コメント