Eマーク国番号の基本理解
Eマークは、車両および車両部品が安全性や環境に関する国際的な基準を満たしていることを示すマークであり、ヨーロッパを中心とした国々で利用されています。
Eマークとは?
“E”に続く数字(例:E1、E13など)は、その製品がどの国の認証機関で認証を受けたかを表しています。これは国連欧州経済委員会(UNECE)の枠組みの中で定められており、現在までにE1からE49までの番号が存在します。
なぜ国番号が必要なのか?
国番号があることで、どの国の基準で認証されたのかが明確になり、製品の信頼性や追跡がしやすくなります。また、模倣品対策や製造・流通の透明性向上にもつながっています。
Eマーク国番号の全一覧(E1〜E49)
以下は現在登録されているEマークの国番号の完全一覧です(2024年時点)。
番号 | 国名 |
---|---|
E1 | ドイツ |
E2 | フランス |
E3 | イタリア |
E4 | オランダ |
E5 | スウェーデン |
E6 | ベルギー |
E7 | ハンガリー |
E8 | チェコ共和国 |
E9 | スペイン |
E10 | セルビア |
E11 | イギリス |
E12 | オーストリア |
E13 | ルクセンブルク |
E14 | スイス |
E16 | ノルウェー |
E17 | フィンランド |
E18 | デンマーク |
E19 | ルーマニア |
E20 | ポーランド |
E21 | ポルトガル |
E22 | ロシア |
E23 | ギリシャ |
E24 | アイルランド |
E25 | クロアチア |
E26 | スロベニア |
E27 | スロバキア |
E28 | ベラルーシ |
E29 | エストニア |
E31 | ボスニア・ヘルツェゴビナ |
E32 | ラトビア |
E34 | ブルガリア |
E36 | リトアニア |
E37 | トルコ |
E39 | アゼルバイジャン |
E40 | マケドニア |
E42 | 欧州連合(EU機関として) |
E43 | 日本 |
E45 | オーストラリア |
E46 | ウクライナ |
E47 | 南アフリカ |
E48 | ニュージーランド |
E49 | サンマリノ |
日本におけるEマーク(E43)の位置付け
日本はアジアで数少ないEマーク参加国の一つで、E43が割り当てられています。これは国土交通省が所管する形で運用されており、日本で製造された自動車部品が国際基準に適合していることを示すためにEマークを取得することが可能です。
まとめ
Eマークは世界各国の認証機関によって認定され、その番号から製品の信頼性やトレーサビリティが確保されます。特に国際貿易が活発な自動車産業では、各国の番号の意味を理解しておくことがビジネスにおいても重要です。最新情報を確認しつつ、Eマークの制度を正しく活用していきましょう。
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