国番号34をマスターして、異国の声を聞こう!
スペインの友人に電話したい、あるいは現地の企業に問い合わせたい──そんな時に欠かせないのが「国番号34」です。国際社会がますます身近になっている今、正しい国番号の使い方を知ることは、グローバルなコミュニケーションの第一歩です。この記事では、国番号34に関する基礎知識から実際の発信方法、通話料金の確認方法、さらには近年報告されている詐欺の注意点までを詳しく解説します。

国番号34(スペイン)の概要と国際電話の基本
「国番号」とは、国際電話をかける際に使われる、各国に割り当てられた番号のことです。日本の国番号は「+81」、アメリカは「+1」、中国は「+86」、そしてスペインは「+34」です。
国際電話をかけるには、次の順番で番号を入力する必要があります:
- 日本の国際電話識別番号(例:NTTは「010」、KDDIは「001」)
- 相手国の国番号(ここでは34)
- スペイン国内の電話番号(先頭の「0」は除く)
たとえば、スペインのマドリードの番号「091 123 4567」にかけたい場合は、次のようになります:
010 34 91 123 4567
このように、「091」の市外局番の「0」を省略するのがポイントです。

詐欺事例に注意:+34を装ったワンギリ詐欺の実態
「+34」から始まる着信があったが、心当たりがない──そんな経験はありませんか?実は、国際電話の詐欺手口の中に、スペインの国番号+34を装ったワンギリ詐欺が含まれることがあります。
実際に国民生活センターや通信事業者への相談で、「+34」から1回だけ着信があり、折り返すと自動音声で料金が発生するケースが報告されています。これは「国番号偽装型詐欺」と呼ばれ、通話料を狙った手口です。
特に注意が必要なのは、以下のようなパターンです:
- 着信が1回だけ鳴ってすぐ切れる
- 折り返すと外国語または無音・自動音声が流れる
- 高額な通話料が後から請求される
こうした被害を防ぐためには:
- 心当たりのない国番号への折り返しを控える
- 番号をインターネットで検索して、詐欺の報告がないか確認
- 迷惑電話対策アプリで不審な番号をブロック
- 携帯キャリアに連絡し、国際電話の着信制限を設定
なお、本物のスペインの電話番号であっても、詐欺に利用されている可能性があります。国番号だけでは信用せず、必ず相手の身元を確認するようにしましょう。

日本からスペインへの通話料金と節約のポイント
日本からスペインに国際電話をかける際の料金は、使用する通信キャリアやプランによって異なります。以下は一般的な目安です(2025年時点):
- 固定電話宛:1分あたり約80〜150円
- 携帯電話宛:1分あたり約120〜250円
ただし、以下の方法を活用すれば、通話料金を大幅に抑えることが可能です:
- 通話アプリ(LINE、Skype、WhatsAppなど)の利用
- プリペイド国際電話カードを使った発信
- 海外用格安SIMやWi-Fi経由のIP電話
通話アプリを使えば、相手も同じアプリを利用していれば無料通話が可能です。特に旅行先での連絡や急ぎの通話には重宝します。

まとめ
国番号34は、スペインとのコミュニケーションにおける入り口です。正しいダイヤル方法と基本ルールを押さえることで、国際電話もぐっと身近になります。
料金の確認と節約方法を知っておけば、不安なく発信できるだけでなく、費用を抑えてスムーズなやりとりが可能になります。さらに、詐欺のリスクがあることを知っておくことで、より安全に国際通話を楽しむことができます。
海外との連絡手段はますます多様化していますが、電話は今なお重要なツール。国番号34をマスターし、異国の声と確実につながりましょう!
