- クレジットカードは70歳以上でも作れる?年齢制限・審査・更新時の注意点を解説
- 70歳以上でもクレジットカードは作れる?まず結論を確認
- 70歳以上がクレジットカードを申し込む前に確認する4つの条件
- 70歳・75歳・80歳で違いはある?年齢上限の見方
- 年金収入だけでもクレジットカードに申し込める?
- 70歳以上のクレジットカード審査で確認されるポイント
- 70歳以上で申し込むときの失敗例と対処法
- 70歳以上ですでに持っているクレジットカードは更新できる?
- 70歳以上でカード更新前にやっておきたい確認手順
- 70歳以上なら本人名義カードと家族カードのどちらがいい?
- 70歳以上の生活場面別|どの持ち方が合うか判断する
- 70歳以上がクレジットカードを選ぶときの比較ポイント
- 70歳以上でクレジットカードを安全に使うためのルール
- 70歳以上でクレジットカードが作れなかったときの選択肢
- 70歳以上で申し込む前の最終チェックリスト
- 70歳以上のクレジットカードに関するよくある質問
- まとめ|70歳以上は「作れるか」だけでなく申込条件・更新・管理方法まで確認しよう
クレジットカードは70歳以上でも作れる?年齢制限・審査・更新時の注意点を解説
70歳以上でも、年齢だけを理由にクレジットカードを一律に申し込めなくなるわけではありません。実際に、一般向けカードの中には「満18歳以上」など下限年齢を示す一方、申込条件に上限年齢を設けていない商品があります。
たとえば三井住友カード(NL)は、公式サイト上の申込対象を「満18歳以上の方(高校生は除く)」としており、上限年齢は明記されていません。またJCBも、高齢者向けの公式解説で、年齢上限のないクレジットカードであれば高齢者も申し込みでき、発行されるかどうかは審査によって決まると案内しています。
つまり、「70歳になったら作れない」「75歳なら無理」「80歳だから新規発行はできない」と年齢だけで判断するのは正確ではありません。ただし、申込資格があることと、実際にカードが発行されることは別です。各カード会社の所定の審査があります。
また、70歳以上では「新しくカードを作りたい人」と「長年使っているカードの更新時期を迎えた人」で確認する内容が違います。さらに、ショッピング機能には上限年齢がなくても、キャッシングについては70歳以上に別の利用枠を設けているカード会社もあります。
最初に自分がどの状況なのかを整理しておくと、必要のない申し込みをしたり、更新カードが届く前に慌てて別カードへ申し込んだりする失敗を防ぎやすくなります。
| 現在の状況 | 最初に確認すること | 次にすること |
|---|---|---|
| 70歳以上で初めてカードを作りたい | カード公式サイトの申込年齢・収入条件 | 本人確認書類と申込情報をそろえる |
| 年金生活で新規申込したい | 年金受給者が申込対象になるか | 職業・年収欄を案内どおり入力する |
| 今のカードの有効期限が近い | 更新カードの発送時期と登録住所 | 届かなければカード会社へ確認する |
| 現金を借りる機能も付けたい | キャッシングの年齢条件 | 利用枠・金利・返済方法まで確認する |
| 自分でカード管理するのが不安 | 家族カード・デビットカードの条件 | 管理しやすい決済方法を選ぶ |
70歳以上でもクレジットカードは作れる?まず結論を確認
70歳以上という理由だけで一律に申し込めなくなるわけではない
クレジットカードに「70歳になったら新規申込できない」という全国共通の上限があるわけではありません。申込条件はカード会社や商品ごとに決められています。
たとえば三井住友カード(NL)の公式ページでは「満18歳以上の方(高校生は除く)」が申込対象となっており、上限年齢は記載されていません。
JCBの高齢者向けクレジットカード解説でも、申込条件に上限年齢が設けられていないカードなら高齢者でも申し込めると説明されています。
したがって、70歳、75歳、80歳という数字だけであきらめる必要はありません。検索結果に「高齢者でも作れる」と書かれているかどうかではなく、自分が申し込みたいカードの公式ページに上限年齢が書かれているかを確認することが最初の手順です。
「新しくカードを作る場合」と「今のカードを更新する場合」は分けて考える
70歳以上の人が特に混同しやすいのが、新規申込と更新です。
たとえば75歳の人が、20年以上使ってきたクレジットカードの有効期限が近づいたとします。この場合、「75歳だから新しいカードを探さなければならない」と考える前に、現在のカード会社の更新予定を確認します。
JCBでは、通常のカード更新について利用者側の手続きは必要なく、新しい有効期限のカードを有効期限月の2か月前から有効期限月上旬にかけて順次送ると案内しています。
更新方法はカード会社によって異なるため、新規カードの申込条件を探す前に、今持っているカードの有効期限、登録住所、更新カードの発送時期を確認するほうが合理的です。
年齢上限が書かれていなくても審査なしで発行されるわけではない
「上限年齢なし」という言葉は、「誰でも発行される」という意味ではありません。
申込条件は、そのカードへ申し込める人の条件です。実際の発行可否についてはカード会社所定の審査があります。
そのため、「72歳で年金を受給しているから大丈夫」「持ち家だから通る」「80歳でも上限年齢なしだから必ず作れる」といった判断はできません。カード会社の詳細な審査基準は公開されていないためです。
70歳以上で大切なのは、審査の裏技を探すことではなく、申込条件を満たしているカードを選び、本人確認書類と一致する正確な情報を入力することです。
70歳以上がクレジットカードを申し込む前に確認する4つの条件
1.公式サイトで申込可能年齢と対象者を確認する
「クレジットカード会社の名前」だけで判断せず、申し込む商品名まで確認してください。同じカード会社でも申込条件が違います。
たとえばJCBカード Wは新規入会に年齢条件がありますが、JCBカード Sは18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入がある方などを対象としています。
この違いを知らず、「JCBなら70歳以上でも申し込める」とだけ覚えてしまうと、年齢制限のある別商品を選んでしまうことがあります。
確認するときは、公式サイトの商品ページで次の順に見てください。
- 申込対象年齢を確認します。「18歳以上」だけなのか、「○歳以下」まで書かれているのかを見ます。
- 収入条件を確認します。「本人に安定継続収入」「本人または配偶者」など表現の違いがあります。
- 本人カードと家族カードを混同していないか確認します。
- 最後に申込画面でも条件が変わっていないか確認します。
2.年金生活者・無職でも申し込める条件になっているか確認する
70歳以上では、会社を定年退職して年金を主な収入にしている人も多いでしょう。
JCBは高齢者向けの公式解説で、申込条件に「本人または配偶者に安定・継続した収入」とある場合、年金受給者も申込対象になると説明しています。
したがって、年金生活になったからという理由だけでクレジットカードを持てなくなるわけではありません。ただし、カードごとに条件は異なります。
よくある失敗が、「仕事をしていないから収入ゼロだと思って適当に入力する」「年金受給者という選択肢が見つからないため会社員を選ぶ」といった入力です。申込フォームの選択肢に迷った場合は、勝手に近い項目を選ばずカード会社のFAQや問い合わせ先を確認してください。
3.本人確認書類の住所・氏名が申込内容と一致しているか確認する
70歳以上という年齢とは直接関係なくても、実際の申し込みでつまずきやすいのが本人確認情報の不一致です。
たとえば72歳で最近マンションへ引っ越した人が、運転免許証は新住所へ変更済みなのに、申込画面へ以前の一戸建ての住所を入力してしまうケースです。
また、長年使っていた固定電話を解約して携帯電話だけにしたのに、古い固定電話番号を入力することもあります。
申し込み直前には、本人確認書類を机の上に置き、氏名・生年月日・郵便番号・住所・電話番号を1項目ずつ照らし合わせると入力ミスを減らせます。
4.キャッシング枠に別の年齢条件がないか確認する
70歳以上では特に確認したいポイントです。クレジットカードそのものの申込条件と、現金を借りるキャッシングの条件は同一とは限りません。
具体例として、三井住友カードのキャッシングリボ設定・増枠では、満20歳以上の本会員を対象としたうえで、申込可能なキャッシングリボ利用枠を65~69歳は50万円まで、70~74歳は30万円まで、75歳以上は10万円までとしています。
つまり、75歳でもショッピング用カードを検討できる商品がある一方、キャッシングでは年齢別の利用枠が設定されることがあります。
ネット通販やスーパー、公共料金の支払い目的なら、そもそもキャッシングが必要なのかを考えてください。使わない機能を付ける必要はありません。現金を借りる仕組みやショッピング利用との違いを整理したい場合は、クレジットカードのキャッシングの仕組み・金利・使い方も確認できます。
70歳・75歳・80歳で違いはある?年齢上限の見方
クレジットカードには一律の「70歳まで」というルールはない
「70歳」「75歳」「80歳」は、クレジットカードの全国共通の申込期限ではありません。
検索すると「高齢者は審査が厳しい」「70代まで」などさまざまな情報が出てきますが、カードごとの公式条件を確認することが重要です。
たとえば、申込条件に「満18歳以上」とだけ書かれているカードと、「18歳以上39歳以下」と書かれているカードでは、70歳以上の扱いはまったく違います。
| 公式ページの記載例 | 70歳以上の判断 |
|---|---|
| 満18歳以上 | 上限年齢が別途記載されていなければ年齢面では対象になり得る |
| 18歳以上39歳以下 | 70歳以上の新規申込は対象外 |
| 本人に安定継続収入のある方 | 年齢だけでなく収入条件も確認する |
| 本人または配偶者に安定継続収入のある方 | 配偶者の収入を含む条件か公式説明を確認する |
一般カードでも申込条件はカード会社・商品ごとに異なる
同じ会社の商品だから同じ条件だとは限りません。
たとえばJCBカード Wは新規入会年齢に上限がありますが、39歳までに入会した会員は40歳以降も継続して利用できます。一方、別の一般カードでは新規申込時の上限年齢が公表されていない場合があります。
ここから分かるのは、「新規入会できる年齢」と「すでに持っているカードを何歳まで利用できるか」は別ということです。
高齢者向けカードを探すより「自分が申込条件を満たすカード」を探す
70歳以上だからといって「シニア専用」という名前のカードだけを探す必要はありません。
たとえば72歳で、目的が「スーパーの買い物と公共料金をまとめたい」だけなら、年会費が高く旅行特典の多いカードより、年会費負担が少なく明細を確認しやすい一般カードのほうが合う場合があります。
78歳で旅行をよくする人なら、旅行保険や問い合わせ先も比較対象になります。
年齢を基準にカードを選ぶのではなく、「申込条件を満たすか」→「何に使うか」→「管理できるか」の順で絞ると選びやすくなります。
年金収入だけでもクレジットカードに申し込める?
年金生活者だから自動的に審査対象外になるわけではない
年金受給者でも申込対象になるカードがあります。
JCBの高齢者向け公式解説では、年金受給者についても一定の申込条件のカードで対象になることが説明されています。
ただし、「年金を毎月受け取っている=必ず審査に通る」という意味ではありません。申し込みできることと発行されることは別です。
申込画面の職業・年収欄は実態に合わせて正確に入力する
申込フォームに「年金受給者」「無職」「その他」などの選択肢が表示される場合がありますが、カード会社によって形式は違います。
70歳で定年後も週3日勤務している人と、75歳で年金のみの人、80歳で個人事業を続けている人では状況が違います。
一律の入力方法を覚えるのではなく、申込画面の質問に対して自分の状況をそのまま入力してください。
退職後にアルバイトや事業収入がある場合も実際の状況を記入する
退職後にパートやアルバイトを続けている人もいます。賃貸収入や事業収入がある人もいるでしょう。
申込フォームで複数の収入について入力を求められた場合は、カード会社の案内どおり記載します。
「年金生活者だから仕事をしていることは書かなくてよい」「仕事をしているから年金は無視してよい」と自己判断せず、質問されている内容を読みながら入力してください。
「収入を多く書けば通りやすい」と考えて事実と違う数字を書かない
審査が不安だからと、実際より収入を多く入力するのは避けてください。
経済産業省の割賦販売法FAQでも、支払可能見込額の年収調査は基本的に消費者の自己申告をもとに行うと説明されています。
申告だからこそ、正確な内容を入力することが重要です。
70歳以上のクレジットカード審査で確認されるポイント
年齢だけでなく支払能力などを含めて審査される
カード会社の具体的な審査基準は公開されていません。
そのため、「年金が月20万円なら通る」「持ち家なら有利」「75歳以上は審査に通りにくい」などを一律の基準として扱うことはできません。
割賦販売法には支払可能見込額に関する仕組みがあり、年収や生活維持費、クレジット債務などを考慮する仕組みがあります。一方、実際のカード発行については各カード会社の審査があります。
過去のクレジット・ローンの支払い状況も信用情報に登録される
信用情報について確認しておきたい人は、指定信用情報機関CICの仕組みを知っておくとよいでしょう。
CIC「CICが保有する信用情報」によると、クレジット情報には契約内容、残債額、請求額、入金額、入金履歴、延滞の有無などが登録されます。
クレジット情報の保有期間は契約期間中および契約終了後5年以内です。
自分の信用情報がどのように登録されているのか確認したい場合は、CICの情報開示制度を利用できます。
現在持っているカードや借入額も整理してから申し込む
新しいカードを申し込む前に、現在持っているカードを紙に書き出してみると状況を整理しやすくなります。
- 現在使っているカード:公共料金など継続支払いに登録していないか確認します。
- ほとんど使っていないカード:年会費が発生していないか確認します。
- キャッシング・カードローン:現在利用している金額を把握します。
- 分割・リボ払い:残高が残っていないか明細で確認します。
ただし、「審査前には使っていないカードを全部解約すればよい」という一律のルールがあるわけではありません。ここでの目的は、審査対策ではなく、自分の支払い状況を把握することです。
短期間に何枚も申し込むより必要な1枚を選ぶ
CICでは、クレジットやローンへ申し込んだ際、加盟会員が支払能力調査のために照会した事実を「申込情報」として登録しています。
申込情報の保有期間は照会日から6か月間です。
ただし、「半年以内に2枚申し込めば必ず審査に落ちる」という公式ルールがあるわけではありません。カード会社の審査基準は公開されていません。
70歳以上で初めてカードを作るなら、管理面を考えても、必要なカードを1枚選び、申込条件を丁寧に確認して申し込む方法が分かりやすいでしょう。審査に通らなかった場合に見直す項目は、クレジットカード審査に落ちる主な理由と対策で整理しています。
審査基準は公開されていないため「この条件なら必ず通る」はない
「72歳の自分は通った」「80歳でも作れた」といった体験談は参考にはなりますが、その人の結果が自分にも当てはまるわけではありません。
反対に、「知人が75歳で落ちたから75歳以上は作れない」という判断もできません。
体験談を見るときは、制度や申込条件の確認には公式情報、個人の感想には体験談というように役割を分けて考えると誤解を防げます。
70歳以上で申し込むときの失敗例と対処法
失敗例1|「70歳以上OK」という古い情報だけを見て申し込む
数年前の記事を読んで「このカードなら80歳でも申込可能」と思っていても、カード名称や申込条件、年会費が変更されている可能性があります。
申し込みボタンを押す直前に、必ずカード会社の現在の公式商品ページを確認してください。
失敗例2|本人確認書類は新住所なのに申込画面へ旧住所を入力する
長年住んでいた住所は手が覚えているため、引っ越したばかりの人は無意識に旧住所を入力することがあります。
本人確認書類を手元に置き、「書類を見ながら入力する」と決めるだけでも防ぎやすいミスです。
失敗例3|年金収入なのに職業・年収欄の入力方法を確認せず進める
申込画面で選択肢に迷ったときに、「たぶんこれだろう」と入力してしまわないことが重要です。
年金受給者に関するFAQがない場合はカード会社へ確認し、その会社の方法に従います。
失敗例4|使う予定がないのに大きなキャッシング枠を申し込む
カードをスーパーやネット通販で使いたいだけなのに、申込画面に表示されたキャッシング枠を何となく設定してしまうことがあります。
キャッシングは現金の借り入れです。使う予定がなければ必要性を考え、希望する場合は金利、年齢条件、利用枠、返済方法まで確認してください。
失敗例5|審査に落ちるたびに別のカードへ連続して申し込む
発行されなかった理由が分からないと、「次なら通るかもしれない」と次々申し込みたくなることがあります。
まずは申込条件を満たしていたか、本人確認に不備がなかったか、入力内容に間違いがなかったかを確認します。
カードが本当に必要なのか、家族カードやデビットカードで目的を果たせないかも検討してください。
70歳以上ですでに持っているクレジットカードは更新できる?
70歳になっただけで現在のカードがすぐ使えなくなるわけではない
長年利用しているカードを持っている人は、新規申込とは別に考えます。
たとえば74歳の人が「来月75歳になるから今のカードは使えなくなるのでは」と心配しても、75歳の誕生日だけを理由にその日にカードが自動失効する共通ルールはありません。
カード券面やアプリに表示された有効期限を確認してください。
新規申込と有効期限到来時の更新は別に考える
JCBでは、有効期限が近づいたカードについて通常は利用者側の更新手続きは必要なく、新しい有効期限のカードを送付すると案内しています。
一方で、更新されたカードの利用可能枠などが以前と必ず同じとは限りません。
JCBのカード有効期限・更新案内でも、新しいカードについて所定の審査結果により利用可能枠が変更となる場合があると案内しています。
更新カードが届かないときに確認すること
「有効期限がもうすぐなのにカードが来ない」という場合は、次の順番で確認します。
- カード会社の発送時期を公式FAQで確認します。
- 登録住所が現在の住所になっているか確認します。
- 郵便受け・不在通知・会員ページを確認します。
- 公式に案内された発送時期を過ぎても届かなければカード会社へ問い合わせます。
「届かない=高齢だから更新されなかった」と最初から決めつけないことが大切です。
引っ越したのに住所変更していないと更新カードを受け取れないことがある
70代で子どもの近くへ転居した、戸建てからマンションへ移った、老人ホームへ転居したなど、生活環境が変わることもあります。
カード会社の登録住所を変更していないまま更新時期を迎えると、新カードを受け取れない原因になります。
住所だけでなく、電話番号とメールアドレスも最新になっているか確認してください。
有効期限前にカード会社から届くメール・郵便物を見落とさない
更新時期にはカード会社から案内が届くことがあります。
ただし、更新時期を狙ったようなフィッシングメールにも注意が必要です。「カードの有効期限が切れます」「今すぐ更新してください」といったメールが来ても、本文中のリンクからカード番号や暗証番号を入力しないでください。
確認する場合は公式アプリや自分でブックマークした公式サイトからログインします。
更新カードが届かない場合はカード会社へ現在の状態を確認する
更新カードが届かなければ、発送前なのか、住所不備で返送されたのか、更新に関する別の案内が出ているのかをカード会社へ確認します。
問い合わせる際には、カード裏面や公式サイトに記載された正規の電話番号を利用してください。
70歳以上でカード更新前にやっておきたい確認手順
手順1|カード券面・アプリで有効期限を確認する
一般的なクレジットカードでは有効期限が月・年の順に表示されています。
たとえば「04/30」なら2030年4月まで有効という意味です。JCBの公式FAQでもこの表示方法が案内されています。
ナンバーレスカードでは、有効期限をスマートフォンアプリで確認する商品があります。
手順2|カード会社に登録している住所・電話番号を確認する
特に数年間登録情報を確認していない人は、更新前に一度会員ページを開いてください。
住所、携帯電話番号、メールアドレスが現在のものになっているか確認します。
手順3|支払い状況と利用明細を確認する
更新前だけでなく毎月確認したい項目です。
引き落としが正常に行われているか、身に覚えのない利用がないか、使っていない月額サービスが残っていないかを確認してください。
手順4|更新カードの発送時期と受取方法を確認する
JCBでは有効期限月の2か月前から有効期限月上旬にかけて新しいカードを順次送付すると案内しています。
会社によって時期や配送方法は違うため、自分のカード会社のFAQを確認してください。
手順5|新しいカードが届いたら公共料金や通販サイトの登録状況を確認する
更新カードでは、カード番号が同じでも有効期限やセキュリティコードが変わる場合があります。
JCBの更新カード案内では、インターネットショッピングに登録したカードについて有効期限やセキュリティコードの更新が必要と案内しています。
公共料金など継続的な支払いについても、自動で更新される利用先がある一方、自分で更新後のカード情報を連絡する必要がある場合があります。
更新カードが届いたら、次の支払いを確認しておくと安心です。
- 電気・ガス・水道
- 携帯電話料金
- インターネット料金
- 動画・音楽などの月額サービス
- 通販サイトの保存済みカード
- 旅行予約サイト
70歳以上なら本人名義カードと家族カードのどちらがいい?
自分で支払いや明細を管理したいなら本人名義カード
本人名義のカードは、自分の支払いを自分の契約として管理したい人に向いています。
たとえば72歳で、ネット通販、スマートフォン料金、スーパーの買い物を自分で管理しているなら、本人名義のカードのほうが支出を整理しやすい場合があります。
申込対象になっているカードを選び、毎月明細を確認できるのであれば、70歳以上でも本人名義カードを検討できます。
家計を家族とまとめて管理したいなら家族カードも選択肢
一方、80歳の親の買い物を子どもが家計として一緒に把握したい場合などは、家族カードが選択肢になります。
たとえばJCBの家族カードでは、本会員と生計を同一にする配偶者、親、子どもなどが一定条件で対象となります。
利用代金を本会員の口座へまとめられるため、誰がいくら使ったかを家族で確認しやすい場合があります。
家族カードでも利用する本人に発行されたカードを使う
「母親が使うから、自分のクレジットカードを渡しておこう」という使い方は避けてください。
家族カードは、本会員のカードを家族へ貸す制度ではありません。家族会員本人に発行されたカードを本人が使います。
日本クレジット協会も、クレジットカードを利用できるのは名義人本人であり、家族や友人との貸し借りをしないよう案内しています。
家族カードの対象者・年齢・支払方法はカード会社ごとに確認する
家族カードにも商品ごとの条件があります。
70歳以上の親だから必ず家族カードを発行できるわけではありません。対象となる続柄、年齢、年会費、利用代金の引落口座を公式ページで確認してください。
70歳以上の生活場面別|どの持ち方が合うか判断する
ケース1|72歳・年金中心でネット通販と公共料金に使いたい
72歳で年金を中心に生活し、ネット通販と公共料金にカードを使いたい場合を考えます。
まず申込条件に上限年齢がない一般カードを候補にします。その後、年金受給者に関する条件、年会費、明細の確認方法を見ます。
毎月の利用額を把握しやすくするため、最初は「通販と固定費だけ」と用途を決めて使う方法もあります。
ケース2|75歳・今のカードを長年使っていて更新時期が近い
この場合は、新規カード探しを始める前に現在のカードの更新情報を確認します。
有効期限、登録住所、発送予定を確認し、予定時期を過ぎても届かなければカード会社へ問い合わせます。
更新カードが届いたら、通販や公共料金の有効期限情報も確認してください。
ケース3|78歳・初めてネット予約のためにカードが必要になった
旅行や病院の予約、チケット購入などをきっかけに、70代後半で初めてカードを検討する人もいます。
この場合はポイント還元率よりも、申込画面が分かりやすいか、利用通知が使えるか、困ったときに問い合わせやすいかを重視すると管理しやすくなります。
ケース4|80歳の親に家族が支払い管理を手伝いたい
親本人がカードを管理できるなら本人名義カードを検討できます。一方で、利用状況を子どもと一緒に確認したいなら家族カードも比較します。
ただし、子どもが親の暗証番号を預かり、代わりにカードを使うこととは別です。カードは名義人本人が利用するという基本ルールを守ります。
ケース5|クレジットカードの後払いそのものに不安がある
70歳以上でカードを検討していても、「翌月にまとめて請求される仕組みが不安」という人もいます。
その場合は無理にクレジットカードを選ぶ必要はありません。利用代金が原則として銀行口座から即時に引き落とされるデビットカードもあります。
何を買うためにカードが必要なのかを整理し、その目的がデビットカードや別の支払方法で満たせるか確認してください。支払いのタイミングから選びたい場合は、クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードの違いも判断材料になります。
70歳以上がクレジットカードを選ぶときの比較ポイント
年会費|使う頻度が少なくても負担にならないか
年会費が「無料」と書かれていても、永年無料なのか、年間利用条件を満たした場合だけ無料なのかは商品によって違います。
年間数回しか使わないなら、特典の多さより維持費の分かりやすさを優先してもよいでしょう。
明細確認|紙・アプリ・Webのどれが自分に合うか
70歳以上では「スマホが苦手だからカードは無理」と考える必要はありませんが、カードによって管理方法は大きく違います。
紙明細に料金がかかる商品、Web明細が基本の商品、アプリ中心の商品があります。
申込前に、「毎月どこを開けば利用額が分かるのか」まで確認しておくと、発行後に困りにくくなります。
問い合わせ方法|困ったとき電話で相談できるか
請求内容が分からない、カードを紛失した、アプリにログインできない、といった場面を想定してください。
電話、チャット、Web手続きなど、自分が利用できそうな問い合わせ方法があるかを確認します。
利用通知|使った直後に確認できる仕組みがあるか
経済産業省のクレジットカード不正利用に関する注意喚起では、利用明細の確認と利用通知サービスの活用が案内されています。
「スーパーで3,280円使った直後に通知が届いた」というように、自分の利用と通知を照合できれば、不審な決済にも気づきやすくなります。
紛失・不正利用|利用停止や連絡方法が分かりやすいか
普段問題なく使えていても、財布ごとカードをなくす可能性があります。
カード会社への紛失連絡が24時間可能か、アプリで利用停止できるか、警察への届け出が必要かなどを事前に確認しておくと、いざというとき動きやすくなります。
付帯保険|補償条件まで確認する
「海外旅行保険付き」という言葉だけで選ばず、補償が適用される条件まで確認してください。
旅行代金を事前にそのカードで決済することが条件の商品もあります。補償内容や条件はカードごとに確認します。
70歳以上でクレジットカードを安全に使うためのルール
利用通知を設定して身に覚えのない決済を早めに見つける
利用通知を設定していても、それだけで管理を終わらせず毎月の明細も確認してください。
店名が実際に利用した店舗の運営会社名などで表示されることがあります。思い出せない場合は確認し、それでも身に覚えがなければカード会社へ連絡します。
毎月の利用額と引き落とし口座の残高を確認する
クレジットカードは後払いなので、その場では銀行口座の残高が減らない場合があります。
毎月「支払日の3日前に明細と残高を見る」など、自分で確認日を決めておくと管理しやすくなります。
リボ払い・分割払いの仕組みを理解せずに選択しない
毎月の支払額が小さく見えるからという理由だけでリボ払いを選ぶのは避けてください。
利用前に手数料率、支払残高、毎月の支払額、支払終了までの期間を確認します。
電話やSMSでカード番号・暗証番号を聞かれても安易に教えない
「カード会社ですが不正利用がありました」「有効期限を更新してください」というSMSやメールが届いても、その文面だけで本物だと判断しないでください。
メール内のリンクを押さず、公式アプリや自分で検索・登録した公式サイトから確認します。
使わなくなった月額サービスのカード払いを放置しない
動画配信、通販会員、アプリなどの少額課金は、毎月の明細を見ないと気づきにくいものです。
カードが更新されたからといって、契約している月額サービスまで自動的に解約されるわけではありません。不要ならサービス提供会社側で解約手続きをします。
家族が管理を手伝う場合も暗証番号を共有しない
子どもが高齢の親と一緒に明細を確認することと、カードや暗証番号を自由に使える状態にすることは別です。
日本クレジット協会も、暗証番号を他人へ教えず、カードを貸し借りしないよう案内しています。
70歳以上でクレジットカードが作れなかったときの選択肢
審査結果の理由を推測して何枚も申し込まない
カードが発行されなかったときに、「75歳だから落とされた」と決めつけないでください。
カード会社の具体的な審査基準は公開されていないため、外部から正確な理由を断定することはできません。
まず、申込条件、入力内容、本人確認手続きを見直します。
家族カードを利用できないか確認する
配偶者や子どもが本会員のカードを持っている場合は、家族カードの対象になるか確認する方法があります。
家族全体で利用額を把握したい場合には、本人名義で新規カードを何枚も申し込むより管理しやすいことがあります。
即時払いのデビットカードを検討する
デビットカードは利用代金が原則として銀行口座から引き落とされるため、クレジットカードの後払いとは性格が異なります。
「翌月いくら請求されるか分からなくなるのが不安」という人には分かりやすい選択肢です。
ただし、利用できない加盟店やサービスもあるため、用途を確認してください。
使う金額を限定しやすいプリペイドカードを検討する
プリペイドカードは事前にチャージした金額の範囲で利用するものが中心です。
使いすぎを抑えやすい一方、月額料金や一部の予約サービスには対応しない場合があります。
ネット通販が目的ならカード以外の支払方法も確認する
「Amazonなどのネット通販を使いたいからクレジットカードが必要」と考えている場合でも、利用する通販サイトによっては別の方法があります。
コンビニ払い、銀行振込、代引き、デビットカードなどが選べることがあります。クレジットカードそのものが目的ではなく、何を支払いたいのかから逆算して決めると選択肢が広がります。
70歳以上で申し込む前の最終チェックリスト
- 申込条件をカード会社の公式サイトで確認したか:比較サイトだけでなく、実際の商品ページを開きます。
- 上限年齢の有無を確認したか:「18歳以上」と「18~39歳」では意味が違います。
- 年金受給者・無職の入力方法を確認したか:推測で職業を選びません。
- 本人確認書類と住所が一致しているか:引っ越した人は特に確認します。
- 電話番号とメールアドレスは現在のものか:古い連絡先を入力しないようにします。
- キャッシングは本当に必要か:70歳以上では別条件がある商品もあります。
- 明細をどの方法で確認するか分かっているか:アプリ・Web・紙などを確認します。
- 利用通知を使えるか:不正利用を早く把握する手段になります。
- 毎月いくらまで使うか決めているか:発行後の管理まで考えます。
この中で分からない項目があれば、申し込みを急がず、その項目を公式サイトで確認してから進めるほうが安心です。
70歳以上のクレジットカードに関するよくある質問
70歳を過ぎたらクレジットカードは作れませんか?
一律に作れなくなるわけではありません。申込条件に上限年齢のないカードなら70歳以上でも申込対象になる場合があります。ただし、発行にはカード会社所定の審査があります。
75歳でも新しくクレジットカードを申し込めますか?
75歳という年齢だけで全国一律に申込不可になるわけではありません。
申込条件に上限年齢があるかを商品ごとに確認してください。キャッシングについては別の年齢条件や利用枠が設けられる場合があります。
80歳でもクレジットカードを持つことはできますか?
80歳以上を一律に禁止する共通ルールはありません。
新規申込なら公式の商品条件を確認し、すでにカードを持っている人なら有効期限と更新案内を確認してください。
年金だけでもクレジットカードの審査を受けられますか?
年金受給者を申込対象として扱うカードがあります。JCBも高齢者向け解説で、一定の申込条件において年金受給者が対象になることを案内しています。
ただし、申込条件を満たすこととカードが発行されることは別です。
無職と書くとクレジットカードは作れませんか?
「無職」と入力しただけで、すべてのクレジットカードが一律に申込不可になるとは言えません。
本人または配偶者の安定継続収入を条件とする商品などもあります。自分の状況を事実どおり入力し、商品ごとの申込条件を確認してください。
70歳を過ぎると今持っているカードは更新されなくなりますか?
70歳になったことだけで自動的にカードが失効する全国共通ルールはありません。
更新カードの発送時期や条件はカード会社によって異なるため、有効期限が近づいたら登録住所と公式FAQを確認してください。
更新カードが届かない場合はどうすればいいですか?
最初にカード会社が案内している発送時期を確認します。
その後、登録住所、郵便受け、会員ページなどを確認し、発送予定を過ぎても届かなければカード会社の公式窓口へ問い合わせます。
70歳以上でも家族カードを持てますか?
家族カードの商品条件に上限年齢がなければ、70歳以上の親などが対象になる場合があります。
続柄、最低年齢、年会費、引落方法はカード会社ごとに異なるため、本会員が持っているカードの公式条件を確認してください。
70歳以上でもキャッシング機能を利用できますか?
カード会社やサービスによって異なります。
三井住友カードのキャッシングリボでは、70~74歳は申込可能な利用枠が30万円まで、75歳以上は10万円までとされています。
これは三井住友カードの当該サービスの例であり、他社も同じ条件という意味ではありません。
まとめ|70歳以上は「作れるか」だけでなく申込条件・更新・管理方法まで確認しよう
70歳以上でも、年齢だけを理由にクレジットカードを一律に作れなくなるわけではありません。一般カードには上限年齢を設けていない商品があり、年金受給者が申込対象になるカードもあります。
ただし、申込対象であることと、審査に通過して発行されることは別です。「70歳以上OK」という記事だけを見て決めず、申し込みたいカードの公式商品ページを確認してください。
新規申込なら、まず年齢条件→収入条件→本人確認情報→キャッシング条件の順に確認すると分かりやすくなります。
特に70歳以上では、クレジットカード本体に上限年齢が書かれていなくても、キャッシングでは年齢に応じた利用枠を設けている例があります。ショッピングだけが目的なら、キャッシングを付ける必要があるかを別に考えてください。
すでにクレジットカードを持っている人は、70歳になったからと慌てて別のカードへ申し込む必要はありません。最初に現在のカードの有効期限、登録住所、更新カードの発送予定を確認します。
更新カードが届いたら、公共料金、携帯電話、インターネット、通販サイトなどに登録したカード情報も確認してください。有効期限やセキュリティコードが変わり、自分で更新手続きをしなければならないサービスもあります。
70歳以上のカード選びでは、ポイント還元率だけでなく、利用明細を自分で確認できるか、利用通知を使えるか、困ったときの問い合わせ方法が分かるかも重要です。
また、本人名義カードだけが唯一の方法ではありません。家計を家族とまとめて管理したいなら家族カード、後払いそのものが不安ならデビットカードやプリペイドカードも比較できます。
「何歳だから作れる・作れない」という二択ではなく、自分が申込条件に入っているか、何のためにカードが必要なのか、発行後も無理なく管理できるかの3点で判断することが、70歳以上でクレジットカードを選ぶときの現実的な基準です。


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