「国番号+79」はどこの国?実は存在しない番号に要注意!その理由と詐欺対策まで解説
+79という国番号を見て、「どこの国からだろう?」と疑問に思った方もいるかもしれません。しかし結論から言うと、現在+79はどの国にも割り当てられていない番号です。それでも着信やSMSで表示されることがあるのはなぜか?その背景と注意点を詳しく見ていきましょう。
+79は実在する国の番号なのか?
結論:+79は公式に割り当てられていない
国際電話における「+79」は、国際電気通信連合(ITU)の公式な割り当て表には存在しません。ロシアやカザフスタンが使用している+7ゾーンの中に含まれる未使用領域の一つです。
つまり、+79からの発信に見えても、実際にはそのような国番号はないため、注意が必要です。
それでも表示される理由とは?
スマートフォンや一部のキャリア表示では、+790や+797といった番号が「+79」で始まるように見えることがあります。これはロシアのモバイル番号(+7 90X〜)が、国番号と識別されずに誤認されるケースです。
また、悪意のある業者がこの「空白の番号帯」を利用して、偽装表示させることもあります。

なぜ未割り当て番号が表示されるのか
通信機器の誤表示や偽装の可能性
スマートフォンの通話ログやSMSでは、本来の国番号と区切りが曖昧になることがあり、+79と誤認するような表示がされることがあります。特に海外からのSMSやネット通話アプリ経由のメッセージで起こりやすい現象です。
スパム業者の手口と国番号の関係
一部のスパム・詐欺業者は、あえて存在しない国番号や未使用番号帯を使って発信し、相手の警戒心を下げる手口をとります。+79という表示を利用することで、受信者に「どこの国か分からないが重要かも?」という心理を与えようとするのです。

+79を装った電話やSMSの例
よくある文面とパターン
以下のようなメッセージが、+79に類似する番号から届くことがあります:
- 「あなたの荷物が税関で止められています。詳細はこちら」
- 「緊急の通知です。アカウントに不正アクセスがありました」
- 「未納料金があります。今すぐ支払いを」
これらの内容は典型的なフィッシング詐欺であり、リンクをクリックすると個人情報を盗まれる危険があります。
被害を防ぐための具体的な対応方法
見覚えのない番号からの着信やSMSには反応しないのが鉄則です。特に「+79」から始まる番号には要注意。以下の対策が有効です:
- 番号をネット検索して正体を確認
- メッセージ内のリンクは絶対にクリックしない
- 不審なメッセージは削除し、可能であればブロック
スマホの設定で「海外からの着信制限」や「不明番号の自動拒否」を活用するのも有効です。
まとめ:+79を見たらどうするべきか?
知らない番号には出ない・折り返さない
+79という表示が出ても慌てずに、まずは落ち着いて判断しましょう。不用意に折り返すと、国際通話料を請求される恐れもあります。
不審なSMSやリンクはすぐに削除
どんなに魅力的な内容であっても、不明な発信元からのメッセージに含まれるURLは開かないようにしましょう。
最新の情報で自分の通信を守ろう
国番号やスパムに関する知識を持つことが、被害を防ぐ第一歩です。「+79」は現在使われていない番号だと理解していれば、落ち着いて対応できます。
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