- バーコードの国番号45は日本?先頭2桁の意味と原産国との違いを解説
- バーコードの国番号「45」は日本を示す番号
- バーコードの先頭にある「45」は何を表している?
- バーコードの「45」と「49」の違い
- バーコードが45から始まる商品を実際に確認する方法
- JANコードの数字はどのような構成になっている?
- バーコードの45だけで分かること・分からないこと
- 「バーコード45=日本製」ではない理由
- バーコード45の商品で製造国を確認する手順
- 45から始まるバーコードでよくある勘違い
- 45から始まるバーコードが見つからないときの確認ポイント
- 45から始まるバーコードの具体的な確認例
- バーコード45の商品を確認する実践チェックリスト
- バーコードの国番号45に関するよくある質問
- まとめ|バーコードの45は日本の番号帯だが原産国は示さない
- 参考情報
バーコードの国番号45は日本?先頭2桁の意味と原産国との違いを解説
バーコードの数字が「45」で始まる場合、13桁のJANコードであれば、正確には「450~459」がGS1 Japanに割り当てられた番号帯です。「490~499」も同じくGS1 Japanの番号帯に含まれます。
ただし、45は商品の製造国や原産国を示す番号ではありません。日本の事業者が企画し、海外の工場で製造した商品にも45から始まるバーコードが使われます。反対に、日本国内で製造された商品でも、海外のブランドオーナーが設定した商品コードを使っていれば、45や49以外の数字から始まることがあります。
たとえば、店頭でUSBケーブルを手に取り、バーコードが「457」から始まっていたとします。販売者の住所は東京都でも、パッケージに「原産国:中国」と書かれていれば、製造国を確認する際に優先するのは原産国表示です。「457だから日本製」という判断はできません。
また、フリマアプリや通販サイトでバーコードの写真だけを見ている場合は、最初に数字の桁数を確認する必要があります。13桁のGTIN-13と、北米で使われる12桁のGTIN-12では、先頭の数字の読み方が異なるためです。数字が45で始まっていても、12桁しかなければ、450~459という日本の番号帯と同じ意味にはなりません。
| 確認したいこと | バーコードの45から判断できるか | 次に確認する場所 |
|---|---|---|
| GS1 Japanの番号帯か | 13桁で先頭3桁が450~459なら判断できる | バーコード下の数字の桁数と先頭3桁 |
| 日本で製造された商品か | 判断できない | 原産国・製造国・生産国表示 |
| 日本産の原材料を使っているか | 判断できない | 原材料名・原料原産地表示 |
| コードを設定した事業者 | 45だけでは特定できない | GTIN全体をVerified by GS1で検索 |
| 正規品か偽物か | 判断できない | 販売経路・型番・保証・シリアル番号 |
| 商品の品質や安全性 | 判断できない | 品質表示・成分・認証・メーカー情報 |
バーコードの国番号「45」は日本を示す番号
結論|45で始まるバーコードはGS1 Japanの番号帯
商品バーコードの先頭にある45は、一般に「日本の国番号」と説明されます。より正確な名称はGS1プリフィックスであり、450、451、452、453、454、455、456、457、458、459という450~459の範囲がGS1 Japanに割り当てられています。
GS1は、商品、事業者、物流単位などを世界共通の方法で識別するための国際標準を管理する組織です。各国や地域のGS1加盟組織には一定の番号帯が割り当てられており、日本ではGS1 JapanがGS1事業者コードの貸与や商品識別コードの利用に関する業務を行っています。
現在の割り当ては、GS1 Japanの「GS1プリフィックスと加盟組織名・用途一覧」で確認できます。公式一覧では、450~459と490~499がGS1 Japanの番号帯として掲載されています。
日常会話では「45は日本」と覚えても大きな問題はありませんが、実際には45という2桁が単独で割り当てられているわけではありません。商品のバーコードを確認するときは、先頭2桁だけではなく、少なくとも3桁目まで読み取り、450~459の範囲かを確認してください。
正確には「450~459」が日本に割り当てられている
バーコードが451、454、457、459から始まっていても、すべて450~459の範囲に含まれます。「450だけが日本で、451は別の国」という意味ではありません。同じように、490、492、495、499も490~499の範囲に含まれるため、GS1 Japanの番号帯です。
通販画像や小さな商品では、先頭の数字がかすれて見えることがあります。たとえば、457と467を読み間違えると、割り当てられているGS1加盟組織が変わります。光沢のある袋、丸いボトル、折れ曲がったラベルでは、バーコードリーダーの読み取り結果だけに頼らず、その下に印字された数字も確認してください。
GS1プリフィックスは、GS1事業者コードの貸与元を示す手掛かりです。商品の製造工場や原産国を表すものではありません。GS1も、企業は世界のどこでも商品を製造できるため、プリフィックスから商品の原産国を判断できないと説明しています。詳しくは、GS1のGS1 Company Prefixに関する公式説明で確認できます。
バーコードの45は電話の国番号とは別のもの
「国番号45」と検索すると、国際電話の情報が表示されることがあります。国際電話の「+45」はデンマークの国番号ですが、商品バーコードの450~459はGS1 Japanに割り当てられた番号帯です。
電話の国番号は国際電話の接続先を識別するために使われます。一方、JANコードやGTINは、レジでの商品照合、受発注、入荷検品、在庫管理、棚卸などに使用される商品識別コードです。数字が似ていても、管理する組織と目的は異なります。
バーコードの数字へ「+」を付けたり、電話番号のように先頭の0を外したりする操作はありません。商品について検索するときは、「バーコード 国番号 45」「JANコード 45」「GS1プリフィックス 450」のように、バーコードに関する言葉を加えると電話番号との混同を避けやすくなります。
バーコードの先頭にある「45」は何を表している?
45はGS1事業者コードの貸与元を判断する手掛かり
45から始まる13桁のJANコードは、その商品に設定されたGTINが、GS1 Japanから貸与されたGS1事業者コードを基礎としていることを示します。ただし、先頭の45だけでは、具体的な会社名、商品名、製造工場までは分かりません。
GTINは、その商品の仕様について責任を持つブランドオーナーが商品ごとに設定します。ブランドオーナーは、自社工場で製造するメーカーとは限りません。商品の企画や販売を担当する会社、輸入者、プライベートブランドを運営する小売会社などが設定主体になることがあります。
たとえば、日本のホームセンターが自社ブランドの収納用品を企画し、ベトナムの工場へ製造を委託したとします。ブランドを管理する事業者がGS1 Japanから貸与されたコードを使用していれば、商品のバーコードは45または49から始まる可能性があります。
このときバーコードが示すのは、コードを設定した事業者側の番号体系です。実際の製造国を知りたい場合は、「原産国:ベトナム」などの表示を確認します。コードの貸与元と製造場所は別の情報として読む必要があります。
45だけで商品の製造国や原産国は判断できない
バーコードの45は、日本製を証明する番号ではありません。日本の事業者が海外の工場へ製造を委託している商品にも使われます。衣類、スマートフォンアクセサリー、収納用品、調理器具、小型家電、プライベートブランド商品などでは、企画を日本で行い、製造を海外で行うケースが広く見られます。
商品が同じ仕様であれば、製造工場や原産国が変わっただけで、必ずGTINを変更しなければならないわけではありません。GS1 Japanの公式Q&Aでも、商品が全く同じであれば、原産地や製造国の違いによってGTINを分ける必要はなく、GTINは原産地や製造国を表すものではないと説明されています。
そのため、同じJANコードの商品でも、製造時期やロットによって製造工場が異なる可能性があります。製造場所を詳しく確認したいときは、バーコードだけでなく、ロット番号、製造所固有記号、原産国表示、メーカーの問い合わせ窓口を利用してください。
商品の内容量、成分、ブランド名、包装寸法などに、消費者や取引先が別の商品として区別すべき変更が生じた場合は、新しいGTINが必要になることがあります。変更の基準は、GS1 JapanのGTIN変更ルールで確認できます。
日本の商品でも必ず45や49から始まるとは限らない
日本国内で製造された商品でも、必ず45や49から始まるわけではありません。海外のブランドオーナーが設定したGTINを使っている場合は、海外のGS1加盟組織に割り当てられたプリフィックスが表示されることがあります。
たとえば、海外ブランドが商品を企画し、日本国内の工場へ製造を委託した場合、パッケージには日本製と表示されていても、バーコードは海外の番号帯から始まる可能性があります。外国の番号から始まっていることだけで、「海外製」「並行輸入品」「偽物」と判断することはできません。
スーパーの惣菜、精肉、鮮魚、青果などには、小売店が店内管理のために設定したインストアコードが使われることもあります。先頭が20~29であっても、商品に問題があるわけではありません。バーコードの種類と用途を確認してから判断してください。
バーコードの「45」と「49」の違い
45と49はどちらもGS1 Japanに割り当てられた番号
45と49は、どちらもGS1 Japanに割り当てられた正式な番号帯です。正確には450~459と490~499であり、消費者が商品を選ぶ際に、品質の違いとして区別する必要はありません。
同じ会社が複数のGS1事業者コードを利用している場合、商品によって45と49が混在することがあります。同じブランドの洗剤でも、本体、詰め替え用、容量違い、セット商品にそれぞれ別のGTINが設定され、一方が45、もう一方が49から始まるケースも考えられます。
片方だけが正規品で、もう片方が偽物という意味ではありません。商品を比較するときは、バーコードの先頭ではなく、商品名、型番、容量、成分、販売者、製造者、原産国などを照合してください。
49から始まる番号を個別に確認したい場合は、バーコードの国番号49の意味と45との違いも併せて確認できます。
49は1978年、45は1992年に割り当てられた
GS1 Japanは1978年に490~499の割り当てを受け、1992年に450~459を追加で取得しました。そのため、歴史的には49の番号帯が先に使われ、45は後から追加された番号帯です。
この経緯から、「49は古い会社」「45は新しい会社」「45から始まる商品は新製品」と考える人もいます。しかし、番号帯を取得した時期と、個々の商品の発売時期は別です。以前から事業を行っている会社が45から始まるコードを利用することも、新商品に49から始まるコードが設定されることもあります。
割り当ての経緯は、GS1 Japan Handbook 2025-2026で確認できます。
45と49で商品の品質や安全性に違いはない
45と49は、商品を流通システム上で識別するための番号帯です。品質検査に合格したことを示す認証番号ではなく、安全性、耐久性、衛生管理を保証するマークでもありません。
食品の品質を確認するときは、原材料名、アレルゲン、消費期限または賞味期限、保存方法、製造者などを見ます。家電では、型番、定格、安全表示、保証期間、メーカーのサポート情報を確認します。化粧品や日用品では、成分、使用上の注意、製造販売元などが判断材料になります。
| 比較項目 | 45から始まる番号 | 49から始まる番号 |
|---|---|---|
| GS1 Japanの番号帯 | 450~459 | 490~499 |
| 割り当て時期 | 1992年に追加 | 1978年に取得 |
| 日本製の証明 | ならない | ならない |
| 品質や安全性の差 | 判断できない | 判断できない |
| 商品の新旧 | 判断できない | 判断できない |
バーコードが45から始まる商品を実際に確認する方法
最初に数字の桁数を確認する
先頭の45を日本の番号帯として確認する前に、バーコード下の数字が何桁あるかを数えてください。日本で一般的なJANコード標準タイプは13桁で、国際的にはGTIN-13と呼ばれます。
北米で使われるU.P.C.は12桁のGTIN-12です。GTIN-12では、GS1プリフィックスを判定する際に先頭へ暗黙の0があるものとして扱います。そのため、印字された12桁の数字が45から始まっていても、13桁の「450~459」と同じ意味にはなりません。
たとえば、フリマアプリに掲載された商品写真を見て「45から始まるから日本の商品だ」と判断しても、実際には数字が12桁のU.P.C.だったということがあります。先頭2桁を見る前に、13桁、12桁、8桁、14桁のどれなのかを確認することが重要です。
13桁なら先頭3桁が450~459かを見る
数字が13桁であることを確認したら、左端の3桁を読みます。450~459であればGS1 Japanの番号帯です。490~499も同様です。
バーコードリーダーアプリが商品名を表示しても、登録データが古かったり、別容量の商品情報が表示されたりすることがあります。読み取った数字と、パッケージに印字された数字が一致しているかを確認してください。
小さな商品では、値札や日本語シールが元のバーコードを覆っていることがあります。シールに印刷されたコードが販売店独自の管理番号で、元の商品コードとは異なる場合もあるため、外箱や別の面にバーコードがないか探します。
30秒で判断する確認手順
- 桁数を数える:13桁のJANコード標準タイプかを確認します。
- 先頭3桁を見る:450~459または490~499に入るかを確認します。
- 判断の目的を決める:コードの貸与元を知りたいのか、製造国を知りたいのかを分けます。
- 製造国は表示から探す:原産国、製造国、生産国、Made inなどを確認します。
- 事業者は番号全体で検索する:13桁すべてをVerified by GS1へ入力します。
この順番で確認すれば、「45だから日本製」「検索に出ないから偽物」といった早合点を防げます。
事業者や商品を調べるときはGTIN全体を確認する
先頭の45だけでは、コードを設定した事業者や商品名を特定できません。検索するときは、末尾のチェックデジットを含むGTIN全体を入力します。
GS1 Japanが提供するVerified by GS1では、GTINを入力し、GS1 Registry Platformに登録されている事業者情報や商品情報を確認できます。商品によっては、登録情報が少なく、商品名などが表示されない場合があります。
検索結果が表示されない場合は、まず数字の入力ミスを疑います。0と8、1と7、3と8などは、かすれた印刷では読み違えやすい数字です。最後のチェックデジットまで含め、パッケージと1桁ずつ照合してください。
Verified by GS1で事業者名が表示されても、その物理的な商品が正規品であることまで保証するものではありません。バーコード画像は複製できるため、正規品か確認したい場合は、販売店、型番、シリアル番号、保証書、メーカーの照合方法も確認します。
JANコードの数字はどのような構成になっている?
JANコードには13桁と8桁がある
日本でJANコードと呼ばれる商品識別コードには、13桁の標準タイプと8桁の短縮タイプがあります。国際的には13桁をGTIN-13、8桁をGTIN-8と呼びます。
数字情報としての商品識別コードと、黒い線で表現するバーコードの役割を分けて理解したい場合は、JANコードとバーコードの違いと見分け方で整理しています。
GTINはGS1標準の商品識別コードの総称で、ほかに北米で主に使われる12桁のGTIN-12と、集合包装に使われる14桁のGTIN-14があります。公式の種類は、GS1 JapanのGTIN解説で確認できます。
GTIN-8は、GTIN-13の数字を単純に短くしたものではありません。バーコードを表示する面積が限られた小さな商品などに設定される、独立した8桁の商品識別コードです。13桁コードと同じ感覚で、先頭2桁だけから判断しないでください。
13桁のJANコードは3つの要素で構成される
13桁のJANコード標準タイプは、GS1事業者コード、商品アイテムコード、チェックデジットの3要素で構成されます。
- GS1事業者コード:GS1 Japanが事業者へ貸与する番号です。日本では45または49から始まる7桁、9桁、10桁のコードがあります。
- 商品アイテムコード:GS1事業者コードの利用者が、商品ごとに設定する番号です。
- チェックデジット:読み取りや入力の間違いを検出するため、一定の計算式で求める末尾1桁です。
GS1事業者コードと商品アイテムコードを合わせて12桁とし、最後にチェックデジットを加えて13桁にします。詳しい構成は、GS1 Japanの「GS1事業者コード・GTINとは」で確認できます。
先頭3桁の後ろを固定のメーカーコードと考えない
古い解説では、JANコードを「国番号3桁、メーカーコード5桁、商品コード4桁、チェックデジット1桁」のように固定して説明している場合があります。しかし、現在のGS1事業者コードには7桁、9桁、10桁があり、商品アイテムコードの桁数も変わります。
そのため、バーコードの数字を見ただけで、どこまでが事業者コードかを固定位置で区切ることはできません。450~459から始まることでGS1 Japanの番号帯とは判断できますが、その後ろの数桁を切り出してメーカー名を推測する方法は正確ではありません。
最後の1桁はチェックデジット
JANコードの最後の1桁はチェックデジットです。前の数字から一定の計算式で求められ、スキャナーやシステムが番号の読み違いや入力ミスを発見するために使います。
チェックデジット自体に、商品の価格、賞味期限、製造国、容量などの情報が直接入っているわけではありません。読み取りミスを検出する仕組みや具体例は、バーコードのチェックデジットの仕組みと役割で確認できます。実際に数字を計算したい場合は、GS1 Japanのチェックデジット計算ページを利用できます。
バーコードの45だけで分かること・分からないこと
| 情報 | 通常の13桁JANコードの45から分かるか | 適切な確認方法 |
|---|---|---|
| GS1 Japanの番号帯 | 450~459なら分かる | 桁数と先頭3桁を確認 |
| コード設定の責任を持つ事業者 | 45だけでは分からない | GTIN全体を公式データベースで検索 |
| 日本製かどうか | 分からない | 原産国・製造国表示を確認 |
| 日本産原料の使用 | 分からない | 原料原産地表示を確認 |
| 価格 | 通常のGTINからは分からない | 値札や商品ページを確認 |
| 賞味期限 | 通常のGTINからは分からない | パッケージの日付表示を確認 |
| 正規品かどうか | 分からない | 販売経路・シリアル・保証を確認 |
店頭でバーコードを見たときは、知りたい情報に合った表示を探すことが重要です。製造国を知りたいのに事業者コードを調べ続けても、目的の答えにはたどり着けません。
「バーコード45=日本製」ではない理由
日本のブランドが海外で製造する商品にも45が使われる
日本の事業者が商品の企画、ブランド管理、販売を担当し、海外工場へ製造を委託する場合でも、45または49から始まるJANコードが使われます。
たとえば、スマートフォンの充電ケーブルを日本の会社が企画し、中国の工場で製造しているとします。パッケージに「販売者:東京都の会社」「原産国:中国」と表示され、バーコードが457から始まっていても矛盾はありません。
457はGS1 Japanの番号帯、原産国:中国は商品の製造国に関する表示です。それぞれが説明している対象が違います。
製造工場が違っても同じGTINを使うことがある
同じ仕様の商品を複数の工場で製造する場合、工場ごとに必ずGTINを分ける必要はありません。そのため、同じJANコードの商品でも、ロットによって製造工場や原産国が異なる可能性があります。
たとえば、同じ収納ケースが一時期は中国で製造され、その後ベトナムの工場へ変更された場合でも、消費者や取引先から見て同じ商品として扱われるなら、同じGTINが継続して使用されることがあります。
工場を確認したいときは、バーコードではなく、原産国表示、ロット番号、メーカーの公式案内を確認してください。
日本製でも海外のプリフィックスが使われる場合がある
海外ブランドが商品を企画し、日本の工場へ製造を委託している場合は、日本製でも海外のGS1プリフィックスが使われることがあります。
このような商品を見て、「先頭が45や49ではないから日本製ではない」と判断するのは誤りです。パッケージに「Made in Japan」「原産国:日本」などの表示があるかを確認します。
正規のバーコードでも偽物にコピーされる可能性がある
バーコード番号が公式商品と一致していても、それだけで現物が正規品だとは証明できません。バーコード画像は印刷して複製できるため、偽物の商品に正規品の番号が表示される可能性があります。
高額な化粧品、ブランド品、電子機器などを確認するときは、バーコードだけでなく、正規販売店か、型番やシリアル番号を公式サイトで照合できるか、保証書があるか、パッケージの印刷や付属品が公式情報と一致するかを確認してください。
バーコード45の商品で製造国を確認する手順
手順1|パッケージの原産国・製造国表示を探す
最初に、商品の裏面、底面、側面、外箱、タグなどを確認します。「原産国」「製造国」「生産国」「Made in」などの表記がある場合は、その表示を確認してください。
衣類では首元や脇の品質表示タグ、家電では本体の銘板や外箱、化粧品では容器や外箱、雑貨では台紙やパッケージ裏面に表示されることがあります。
すべての商品で同じ形式の原産国表示が義務付けられているわけではないため、見つからない場合はメーカー公式サイトや問い合わせ窓口で確認します。
手順2|販売者・製造者・輸入者を区別する
パッケージには、販売者、製造者、製造販売元、発売元、輸入者など、異なる役割の事業者が表示される場合があります。日本の住所が書かれていても、その場所が工場とは限りません。
| 表示 | 一般的な意味 | 注意点 |
|---|---|---|
| 販売者・発売元 | 商品を販売または発売する事業者 | 製造工場とは限らない |
| 製造者 | 商品を製造した事業者 | 工場所在地が別記される場合がある |
| 輸入者 | 海外商品を輸入する事業者 | 日本の住所でも商品は外国製の場合がある |
| 製造販売元 | 法令上の責任を持って販売する事業者 | 実際の製造所と同じとは限らない |
会社名の住所だけを見て「日本製」と判断せず、会社名の前に書かれた役割まで確認してください。
手順3|食品は原産国名と原料原産地を分けて確認する
輸入された加工食品には、商品がどの国から輸入されたかを示す原産国名が表示されます。一方、国内で製造された加工食品では、原則として重量割合が最も高い原材料の原産地または製造地が表示されます。
表示対象が生鮮食品であれば「国産」「アメリカ産」などと表示され、加工食品であれば「国内製造」「フランス製造」などと表示されます。
「国内製造」は、対象となる加工原材料が国内で製造されたことを示します。その加工原材料の元になった農産物や水産物まですべて日本産であることを意味するわけではありません。
食品の表示については、消費者庁の原料原産地表示に関する消費者向けQ&Aで確認できます。
手順4|製造所固有記号を確認する
加工食品では、一定の条件で、製造所の所在地や製造者名に代えて製造所固有記号が表示される場合があります。記号は、販売者や製造者の表示の近く、または賞味期限の近くなどに「+」を付けて記載されることがあります。
製造所固有記号から製造所を確認したい場合は、販売者のお客様相談窓口へ問い合わせるか、消費者庁の製造所固有記号検索を利用します。
検索するときは、商品名、販売者名、記号、賞味期限、ロット番号を手元に用意すると確認しやすくなります。
手順5|通販では実物と公式情報を照合する
通販サイトの商品説明には、原産国や製造国が掲載されていることがあります。ただし、旧商品の情報、出品者の入力ミス、パッケージ変更前の画像が残っている可能性もあります。
購入前には、メーカー公式サイトで同じ商品名、型番、容量を確認します。商品が届いたら、通販ページと実物の型番、原産国表示、内容量、バーコード番号を照合してください。
表示が異なる場合は、すぐに偽物と決めつけず、パッケージ変更や生産国変更の可能性を販売店またはメーカーへ確認します。問い合わせる際は、商品全体、バーコード、ロット番号、表示部分の写真を保存しておくと説明しやすくなります。
45から始まるバーコードでよくある勘違い
「45なら国産品」という勘違い
45はGS1 Japanの番号帯ですが、国産品を認証する番号ではありません。海外で製造された商品でも、GS1 Japanから貸与されたGS1事業者コードを使って設定されたGTINであれば45から始まる場合があります。
国産品であることを購入条件にしている場合は、バーコードではなく、原産国、生産国、製造国などの表示を確認してください。
「49より45の方が新しく品質が高い」という勘違い
450~459は490~499より後に追加された番号帯ですが、商品そのものの発売時期や品質を示していません。45から始まる商品が新製品、49から始まる商品が旧製品という判断はできません。
商品の新旧は、型番、発売日、メーカー公式ページ、パッケージの改訂情報などから確認します。
「日本の番号だから原材料も日本産」という勘違い
バーコードの番号体系と原材料の産地は別の情報です。45から始まる食品でも、外国産の原材料を使用している場合があります。
原材料の産地を知りたい場合は、原材料名欄の括弧内、原料原産地欄、メーカーの商品説明を確認します。
「外国のプリフィックスなら偽物」という勘違い
海外ブランドの正規輸入品には、海外のGS1加盟組織に割り当てられたプリフィックスが使われます。外国の番号から始まることは、偽物である証拠にはなりません。
正規品か確認する際は、正規販売店か、型番やシリアル番号が公式情報と一致するか、保証を受けられるかを確認します。
「45だけでメーカー名まで分かる」という勘違い
45から分かるのは、450~459がGS1 Japanに割り当てられた番号帯であることです。先頭2桁だけで、会社名やメーカー名を特定することはできません。
事業者を調べるときは、GTIN全体をVerified by GS1へ入力します。検索で表示された事業者は、コード設定の責任を持つ事業者であり、実際の製造工場とは限りません。
「検索結果が出ないから偽物」という勘違い
Verified by GS1や一般のバーコード検索で結果が出ない理由は、偽物だけではありません。数字の入力ミス、商品情報の未登録、古いGTIN、店舗独自コード、別のコード体系などが考えられます。
検索に出ない場合は、次の順番で確認します。
- 数字の桁数が合っているか確認する
- 末尾のチェックデジットまで入力したか確認する
- 値札や店舗独自シールのコードではないか確認する
- 商品名と型番をメーカー公式サイトで検索する
- 販売店またはメーカーへ問い合わせる
45から始まるバーコードが見つからないときの確認ポイント
20~29のインストアコードではないか確認する
スーパーの精肉、鮮魚、青果、惣菜、量り売り商品などには、20~29から始まるインストアコードが使われることがあります。
インストアコードは、JANコードが設定されていない商品を、小売店が社内で管理するために使うコードです。価格や重量など、店舗独自の情報を数字に含める場合がありますが、設定方法は店舗や企業によって異なります。
通常のGTINのように世界で一意の番号ではないため、別の店舗では同じ数字が別の商品に使われる可能性があります。一般のバーコード検索で商品が表示されなくても異常ではありません。
8桁のJANコード短縮タイプではないか確認する
小さな商品には、8桁のGTIN-8が表示される場合があります。GTIN-8は13桁のJANコードを途中で省略したものではなく、独立して割り当てられた商品識別コードです。
8桁のコードに対して、13桁のGTIN-13と同じ分け方を当てはめることはできません。「先頭が45ではないから日本の商品ではない」と判断しないようにしてください。
12桁のU.P.C.ではないか確認する
海外商品では、12桁のGTIN-12が使われることがあります。GTIN-12では、GS1プリフィックスを確認する際、印字されていない先頭の0を含めて扱います。
そのため、12桁の数字が45から始まっていても、13桁の450~459とは意味が異なります。海外商品の写真を見て判断するときは、先頭の数字より先に桁数を数えてください。
書籍JANコードと混同していないか確認する
書籍には一般商品とは異なる書籍JANコードが使われます。書籍JANコードは2段のバーコードで構成され、上段は978から始まるISBNを基礎としたコードです。
書籍が45や49から始まらなくても問題はありません。詳しいコード体系は、GS1 Japanの書籍JANコード案内で確認できます。
雑誌の定期刊行物JANコードではないか確認する
雑誌には定期刊行物JANコードが使われます。2025年8月1日に「定期刊行物コード」から「定期刊行物JANコード」へ名称が変更され、2026年1月発行分からコード体系も変更されました。
従来は先頭4桁を4910として扱う説明が一般的でしたが、2026年以降は頭から4桁目に西暦年を反映します。2026年発行分では4桁目が2になるため、古い資料の「雑誌は必ず4910から始まる」という説明だけで判断しないでください。
最新の仕組みは、GS1 Japanの定期刊行物JANコード案内で確認できます。
段ボール箱のGTIN-14ではないか確認する
段ボールケースや集合包装には、14桁のGTIN-14が設定される場合があります。GTIN-14の先頭には、包装形態や入数違いなどを識別するインジケータが置かれ、その後ろに商品識別部分が続きます。
そのため、14桁の先頭2桁だけを見て「国番号45」と判断するのは適切ではありません。箱の中の単品に付いている13桁JANコードと、外箱の14桁コードを分けて確認してください。
集合包装の仕組みは、GS1 JapanのGTINとITFシンボルの解説で確認できます。
45から始まるバーコードの具体的な確認例
生活雑貨のバーコードが456で原産国がベトナムの場合
収納ボックスのバーコードが456から始まり、販売者として東京都の会社が表示され、別の場所に「原産国:ベトナム」と書かれているとします。
456はGS1 Japanの番号帯ですが、商品の原産国はベトナムです。バーコードと原産国表示が食い違っているのではなく、コードの貸与元と商品の原産国という異なる情報を表示しています。
日本向けの輸入菓子が45から始まる場合
海外の工場で製造した菓子を、日本の輸入会社が自社ブランドとして販売する場合、45から始まるGTINが設定されることがあります。
パッケージに「原産国:タイ」「輸入者:東京都の会社」と書かれていても問題ありません。アレルギーや原材料の産地を確認したい場合は、バーコードではなく、原材料名と原産国名を確認します。
プライベートブランド商品に45が付いている場合
スーパーやコンビニのプライベートブランドでは、小売会社が商品の仕様やGTINを管理し、別の食品メーカーや海外工場が製造を担当することがあります。
同じプライベートブランドでも、商品ごとに製造者や製造所が異なります。ブランド名とバーコードの先頭だけで工場を判断せず、各商品の表示を確認してください。
新旧パッケージでバーコードが同じ場合
商品パッケージのデザインが変更されても、商品の内容や取引上の扱いに大きな変更がなければ、同じGTINが使われる場合があります。
通販ページの画像と届いた商品のデザインが違っていても、バーコード、型番、容量、成分が一致していれば、パッケージ変更の可能性があります。ただし、内容量や成分まで違う場合は、販売店やメーカーへ確認してください。
同じ会社の商品に45と49が混在する場合
同じ会社が複数のGS1事業者コードを利用している場合、商品によって45と49が混在することがあります。片方が本物で、もう片方が偽物という意味ではありません。
容量違い、色違い、セット内容の違いなどで別のGTINが設定されるため、商品を照合するときは13桁全体を確認します。
バーコード45の商品を確認する実践チェックリスト
- 桁数を数えたか:13桁、12桁、8桁、14桁では読み方が異なります。先頭の数字だけで判断しないでください。
- 先頭3桁を見たか:13桁コードで450~459に入っているかを確認します。45という2桁だけでは不十分です。
- 知りたい情報を決めたか:コードの貸与元、製造国、事業者名、正規品確認では、調べる場所が異なります。
- 原産国表示を探したか:日本製かを知りたい場合は、原産国、製造国、生産国、Made inなどを確認します。
- 販売者と製造者を区別したか:日本の住所が表示されていても、輸入者や販売者の所在地である可能性があります。
- 食品の国内製造を正しく読んだか:加工原材料の製造地を示す表現であり、元の原料すべてが日本産とは限りません。
- GTIN全体を検索したか:事業者や商品を確認するときは、チェックデジットを含む全桁を使います。
- 検索結果だけで本物と判断していないか:販売経路、シリアル番号、保証、メーカー情報も併せて確認します。
- 店舗独自コードではないか:先頭が20~29の場合は、インストアコードの可能性があります。
- 通販の画像と実物を照合したか:型番、容量、原産国、成分、バーコード番号を比較してください。
バーコードの国番号45に関するよくある質問
バーコードの45はどこの国ですか?
一般には日本と説明されます。正確には、13桁JANコードの先頭3桁が450~459であれば、GS1 Japanに割り当てられたGS1プリフィックスです。490~499もGS1 Japanの番号帯です。
451や457から始まるバーコードも日本ですか?
13桁JANコードであれば、451と457はいずれも450~459の範囲に含まれるため、GS1 Japanの番号帯です。ただし、商品が日本で製造されたことまでは示しません。
バーコードの45と49にはどのような違いがありますか?
どちらもGS1 Japanに割り当てられた番号帯です。490~499は1978年、450~459は1992年に割り当てられました。商品の品質、安全性、製造国を示す違いはありません。
45から始まる商品は日本製ですか?
日本製とは限りません。日本の事業者が海外工場で製造した商品にも、45から始まるGTINが使われます。製造国はパッケージの原産国・製造国表示で確認してください。
45から始まる商品は必ず日本企業の商品ですか?
先頭の45だけで、会社の国籍、資本関係、具体的な企業名を断定することはできません。GS1 Japanから貸与されたGS1事業者コードを基礎としていることは分かりますが、事業者情報はGTIN全体で確認します。
12桁のバーコードが45から始まる場合も日本ですか?
同じ判断はできません。12桁のGTIN-12では、GS1プリフィックスを確認する際に暗黙の先頭0を含めて扱います。450~459という日本の番号帯を確認する説明は、主に13桁のGTIN-13を前提としています。
バーコードから製造国を調べられますか?
一般的なJANコードのGS1プリフィックスから製造国を判断することはできません。原産国、製造国、製造者、メーカー公式情報を確認してください。
日本製なのに45や49で始まらないことはありますか?
あります。海外のブランドオーナーが設定したGTINを使用する商品、GTIN-8、GTIN-12、店舗独自コード、書籍や物流用のコードでは、45や49から始まらない場合があります。
45から始まるバーコードでメーカー名を調べられますか?
45だけでは調べられません。バーコード下のGTIN全体をVerified by GS1へ入力すると、登録されている事業者情報や商品情報を確認できる場合があります。
バーコードが公式データベースに出ない商品は偽物ですか?
検索結果が出ないだけで偽物とは判断できません。数字の入力ミス、商品情報の未登録、店舗独自コード、古いコード、別のコード体系などが考えられます。
バーコードが正規商品と同じなら本物ですか?
バーコードが一致するだけでは、本物だと断定できません。正規品のバーコードを複製して印刷することも可能です。販売店、シリアル番号、保証書、パッケージ、付属品などを併せて確認してください。
まとめ|バーコードの45は日本の番号帯だが原産国は示さない
バーコードの国番号45は、正確には13桁JANコードの450~459というGS1 Japanの番号帯を指します。451、454、457、459も同じ範囲に含まれます。490~499もGS1 Japanに割り当てられた番号帯です。
ただし、GS1プリフィックスは商品の製造国や原産国を示すものではありません。45から始まる商品でも海外で製造されている場合があり、日本製の商品に海外のプリフィックスが使われる場合もあります。
確認するときは、最初にバーコードの桁数を数えます。13桁であれば先頭3桁を見て、450~459または490~499かを確認します。12桁、8桁、14桁のコードには、13桁JANコードと同じ見方をそのまま当てはめないでください。
製造国を知りたい場合は、原産国、製造国、生産国、製造者、輸入者などの表示を確認します。食品の「国内製造」は、対象となる加工原材料の製造地を示しており、その元の原料がすべて日本産という意味ではありません。
事業者や商品情報を調べたい場合は、先頭の45だけではなく、チェックデジットを含むGTIN全体をVerified by GS1で検索します。ただし、検索結果が表示されても現物の正規品を保証するものではなく、表示されないだけで偽物と判断することもできません。
先頭2桁だけで結論を出さず、バーコードが示す情報、商品表示が示す情報、販売経路が示す情報を分けて確認することが大切です。
参考情報
- GS1「GS1 Company Prefix」
- GS1 Japan「GS1プリフィックスと加盟組織名・用途一覧」
- GS1 Japan「GS1 Japan Handbook 2025-2026」
- GS1 Japan「GTINとは」
- GS1 Japan「GTINに関するQ&A」
- GS1 Japan「GS1事業者コード・GTINとは」
- GS1 Japan「GTIN設定ガイドライン」
- GS1 Japan「Verified by GS1」
- GS1 Japan「チェックデジットの計算方法」
- GS1 Japan「GTINとITFシンボル」
- GS1 Japan「書籍JANコード」
- GS1 Japan「定期刊行物JANコード」
- 消費者庁「原料原産地表示に関する消費者向けQ&A」
- 消費者庁「製造所固有記号検索」


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