モーリシャスの国番号は+230|日本からの正しい電話のかけ方と料金節約術
モーリシャスはインド洋に浮かぶ美しい島国で、日本から観光やビジネスで訪れる人も少なくありません。現地にいる家族や友人、企業に連絡を取る際には、正しい国番号を理解しておくことが欠かせません。モーリシャスの国番号は+230であり、日本から発信する場合には「010」に続けて「230」を入力する必要があります。本記事では、スマホ・ガラケー・固定電話からの発信方法、固定電話と携帯電話でのかけ方の違い、さらに料金を節約する方法や不審な着信への注意点まで、実際の例を交えてわかりやすく解説します。

モーリシャスの国番号と基本情報
モーリシャスの国番号は+230です。これは国際電気通信連合(ITU)が定める番号体系に基づいたもので、世界中からモーリシャスに電話をかける際に必須の識別番号です。日本からかける場合は、まず「010(日本の国際発信番号)」を入力し、その後に「230」を続けます。例えば市内番号が「211」で加入者番号が「1234」の場合は、「010-230-211-1234」と入力します。
モーリシャスはアフリカ大陸の東に位置するインド洋の島国で、国番号が「2」で始まるのはアフリカ地域に属することを示しています。隣国レユニオン島(フランス領、国番号+262)やセーシェル(+248)といった周辺地域も「2」で始まる番号を持ち、地域的な関連性が国番号からも見て取れます。
日本からモーリシャスに国際電話をかける方法
スマートフォンで「+」を使った発信方法
スマートフォン(iPhoneやAndroidなど)では、ダイヤル画面で「0」を長押しして「+」を表示させます。その後、230(モーリシャスの国番号)を入力し、市外局番(先頭の0は省略)→加入者番号を続けて入力します。
例えば、ポートルイス市内の番号「211-1234」にかける場合は、+230-211-1234と入力します。
この形式を電話帳に登録すれば、日本国内外を問わず同一番号で発信でき、とても便利です。
ガラケーから「010」を利用する場合
従来型の携帯電話(ガラケー)では、日本の国際発信番号「010」を入力したあとに、230→市外局番(先頭の0なし)→加入者番号という順に続けます。
たとえば、「021-9876」にかける場合は:010-230-21-9876となります。
ただし、ガラケーは通話アプリ非対応のため、通話料金が高くなりやすい点に注意が必要です。
固定電話でキャリア選択番号を利用する場合
固定電話では発信冒頭にキャリア選択番号(00XY)を付け、通信事業者を指定できます。これにより、通話先ごとに事業者を切り替えて料金比較が可能になります。指定がない場合は、契約中の事業者回線が自動で利用されます。
- NTT(0033)経由:0033-010-230-211-1234
- KDDI(001)経由:001-010-230-211-1234
- キャリア指定なし:010-230-211-1234
なお、NTTコミュニケーションズの「0033」は公衆電話向けサービスなどで終了しているものもあり、実際の利用可否は最新情報を公式サイトでご確認ください。
👉 参考:NTTコミュニケーションズ 国際電話サービス
👉 参考:KDDI 国際電話サービス
固定電話と携帯電話へのかけ方の違い
固定電話にかける場合の番号例
モーリシャスの固定電話は市外局番が付与されています。例えば「211-1234」という番号にかけたい場合、日本からは「010-230-211-1234」、スマホからは「+230-211-1234」と入力します。市外局番の先頭に「0」がある場合でも、国際電話ではこの「0」を省略するのが基本ルールです。
携帯電話にかける場合の番号例
携帯電話の場合も同様に、先頭の「0」を外して入力します。例えば「07-9876543」という携帯番号にかける場合、日本からは「010-230-7-9876543」、スマホでは「+230-7-9876543」となります。モーリシャスでは携帯電話番号のプレフィックスが「5」「7」などで始まるケースが多く、固定電話との区別がしやすくなっています。
モーリシャスへの国際電話料金と節約方法
大手キャリアの通話料金目安
日本の大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)を経由してモーリシャスに発信する場合、料金は1分あたり100〜300円程度が一般的です。10分以上の通話であれば数千円規模になるため、通常の国際電話は緊急用と考えるのが現実的です。
国際電話カードやIP電話サービスの活用
長時間の通話や頻繁な利用を想定するなら、国際電話カード(例:ブラステルカード)の活用がおすすめです。コンビニなどで購入でき、カード記載のアクセス番号を経由して発信する仕組みで、1分あたり数十円にまで抑えられることがあります。また050番号を利用するIP電話サービスを契約すれば、インターネット回線を通じて格安に発信でき、固定電話や携帯宛でも大幅な節約が可能です。
👉 参考:ブラステルカード公式サイト
通話アプリ(WhatsApp・Viber・Rebtel)による格安通話
近年は通話アプリを利用した国際通話が主流になっています。モーリシャスでもWhatsAppやViberが広く利用されており、ユーザー同士であれば完全無料で通話可能です。相手が通常の電話番号しか持っていない場合でも、有料クレジットを利用すれば数円〜数十円/分で通話できます。特にWi-Fi環境を利用すれば音質も安定し、キャリア経由より大幅なコスト削減が可能です。
👉 参考:WhatsApp公式サイト / Viber公式サイト / Rebtel公式サイト
モーリシャスからの不審な着信に注意
「+230」からのワン切りや迷惑電話
モーリシャスの国番号「+230」を悪用したワン切りや迷惑電話が確認されることがあります。国際電話の折り返し発信は料金が高額になるため、心当たりのない着信には注意が必要です。
折り返し発信による高額請求リスク
国際ワン切り詐欺の手口として、数秒だけ着信を残し、折り返しを誘導するケースがあります。うっかり折り返すと、1分数百円の料金が発生し、高額請求につながる危険があります。
不審な着信への正しい対処法
不審な番号からの着信には折り返さないことが第一です。どうしても必要な場合は、番号をネット検索して正規の企業や知人からの連絡かどうかを確認しましょう。携帯キャリアやスマホの迷惑電話対策アプリを利用するのも有効です。
まとめ|国番号+230を正しく理解してモーリシャスと安心して通話する
モーリシャスに電話をかける際は、国番号「+230」を必ず冒頭に付け、固定電話や携帯電話ごとの入力ルールを守ることが大切です。通常の国際電話は高額になりやすいため、国際電話カードやIP電話サービス、通話アプリを賢く活用してコストを抑えましょう。また「+230」からの不審な着信には注意し、安易に折り返さないことが安心につながります。正しい知識を持つことで、旅行やビジネス、友人とのやりとりをスムーズかつ安全に行えます。

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