ヘルシンキに国際電話する方法|国番号+358の入力手順と料金の目安
フィンランドの首都ヘルシンキに住む家族や友人、またはビジネス先と連絡を取りたいときに欠かせないのが「国番号+358」です。この記事では、ヘルシンキに国際電話をかける具体的な方法、料金の目安、不審な着信への注意点までをまとめて解説します。
国番号+358はフィンランドを示す番号
ヘルシンキの基本情報と市外局番「9」
ヘルシンキはフィンランドの首都で、北欧の経済・文化の中心地です。電話をかける際は「国番号+358」に加えて、市内を表す市外局番9を組み合わせます。たとえば、ヘルシンキの固定電話にかける場合は +358-9-xxxx-xxxx
という形式になります。
国番号+358の役割と仕組み
国番号は国際的に一意の識別番号です。日本は「+81」、アメリカは「+1」、そしてフィンランドは「+358」と割り当てられています。この番号を付けることで、国際通信網が「どの国に接続するか」を認識します。
日本からヘルシンキへ国際電話をかける方法
スマホで「+」を使った入力手順
スマートフォンから国際電話をかける場合は、ダイヤル画面で「0」を長押しすると「+」が入力できます。
その後にフィンランドの国番号「358」を入力し、市外局番や相手の番号を続けます。
- 例:
+358-9-1234-5678
(ヘルシンキの固定電話宛) - 例:
+358-40-123-4567
(フィンランドの携帯電話宛)
この方法で番号を電話帳に登録しておけば、日本にいても海外に滞在中でも同じ形式で利用できるため非常に便利です。
携帯電話(ガラケー)から「010」を利用する場合
スマートフォンではなく、従来型の携帯電話(いわゆるガラケー/フィーチャーフォン)から発信する場合は、「010」を国際電話の識別番号として入力してから国番号を付けます。
- 例:
010-358-9-1234-5678
(固定電話宛) - 例:
010-358-40-123-4567
(携帯電話宛)
ただし、携帯キャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど)で国際電話サービスの契約や利用登録が必要な場合があります。料金は1分あたり100〜300円程度になることが多く、緊急時や短時間の通話に向いている方法です。
→ 詳しくは各社の案内をご覧ください:
ドコモ:国際電話サービス
au:国際電話サービス
ソフトバンク:国際電話サービス
固定電話からキャリア選択番号を利用する場合
固定電話から国際電話をかける場合は、まず 「010」+国番号+相手番号 を入力すれば、そのまま契約している回線事業者経由でつながります。
つまり、「010」だけで発信できるのが基本です。
一方で、キャリア選択番号(0033や001など)を頭に付けると「今回はこの会社経由で発信したい」と指定することができます。
必須ではなく、あくまで選択肢のひとつとして利用するイメージです。
010-358-9-xxxx-xxxx
(契約中の回線事業者で発信・通常はこちら)0033-010-358-9-xxxx-xxxx
(NTTコミュニケーションズを指定して発信)001-010-358-9-xxxx-xxxx
(KDDIを指定して発信)
キャリア選択番号を使うメリットは、通話ごとに安いキャリアや割引プランを選べる点です。
普段は「010」だけで十分ですが、料金比較をしたい場合にはキャリア選択番号を使い分けるとコストを抑えられます。
👉 参考リンク:
NTTコミュニケーションズ:国際電話サービス
KDDI:国際電話サービス
LINEやWhatsAppなど通話アプリを活用する方法
近年は、通話アプリを使った国際通話が主流になっています。LINE、WhatsApp、Viberなどを利用すれば、ユーザー同士の音声通話やビデオ通話は無料です。
相手が通常の電話番号しか持っていない場合でも、有料クレジットを利用すれば1分あたり数円〜数十円程度で発信できます。
特にWi-Fi環境下では音質も安定するため、留学や出張など長期間ヘルシンキとやり取りする場合に最もコストパフォーマンスの良い方法です。
→ 参考リンク:
LINE公式サイト
WhatsApp公式サイト
Viber公式サイト

国際電話の料金目安とコストを抑える方法
大手キャリアの国際電話料金(スマホ・ガラケー・固定回線)
日本の携帯キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)や固定回線からフィンランド(国番号 +358)へ直接かけると、
1分あたり100〜300円程度になるのが一般的です。課金単位は30秒や60秒などキャリアによって異なり、
プラン・時間帯・接続先(固定/携帯)によって料金が変わります。
詳細は各社公式サイトで確認してください。
→ ドコモ:国際電話案内
→ KDDI(au):国際電話サービス
→ ソフトバンク:国際通話料金
- 向いている場面:緊急の短時間通話、相手が固定電話しか持たない場合。
- 注意点:長時間通話は高額になりやすいため、料金表の事前確認が必須。
国際電話カードやIP電話サービスを利用する
コンビニなどで購入できるプリペイド型の国際電話カード(例:ブラステルカード)や、
IP電話サービスを利用すると、1分あたり数十円程度まで料金を抑えられることがあります。
ブラステルはアクセスポイントに発信→認証→相手番号の順でダイヤルする仕組みで、公式サイトに国別レートが公開されています。
→ ブラステル:使い方・サービス案内
- メリット:キャリア直発信より大幅に安価。
- 注意点:アクセスポイントへの国内通話分が別課金になる場合があるため要確認。
通話アプリを利用した場合の料金比較
LINE、WhatsApp、Viberなどのアプリ同士の通話は無料で利用できます。
相手が電話番号しか持っていない場合は「番号宛発信」が必要で、数円〜数十円/分と非常に安価です。
例えばViber Outでは国別の料金表が公開されており、フィンランド宛も確認できます。
→ Viber Out:国別レート一覧
- アプリ同士:Wi-Fi環境下なら無料で安定した音質。
- 番号宛発信:相手が通常の固定・携帯番号しか持っていないときの現実的な方法。
料金のざっくり比較
- キャリア直発信:1分100〜300円程度(短時間・緊急向け)。
- 国際電話カード/IP電話:1分数十円程度(長時間・頻繁な利用向け)。
- 通話アプリ:無料〜数十円/分(長期滞在・日常利用向け)。
ケース別おすすめ手段
- 数分だけ要件確認:キャリア直発信で素早く対応。
- 日常的な連絡:アプリ同士を基本に、番号発信はViber Outなどで。
- 固定電話との長時間通話:ブラステルなどのプリペイドや固定系IP電話を活用。
※料金は頻繁に改定されるため、必ず公式サイトで最新のレートを確認してください。
ヘルシンキからの着信に注意すべきケース
深夜や早朝に届く不審な着信
真夜中や早朝に突然+358からの着信があった場合は要注意です。国際詐欺電話の可能性があります。
ワン切りや折り返し要求による高額請求のリスク
不審な番号からのワン切りに折り返すと、高額請求につながるケースがあります。心当たりのない番号には反応しないことが大切です。
見慣れない番号や長すぎる番号に注意
桁数の多い不自然な番号や、通常の形式と異なる番号からの着信は詐欺の可能性が高いです。すぐに折り返さず、まずは番号を検索して確認しましょう。
不審な+358着信への具体的な対処法
折り返さない・無視するのが基本
知らない番号からの着信には折り返さないことが最も重要です。無視するのが安全です。
番号をブロック・着信拒否する方法
スマホには特定の番号をブロックする機能があります。不審な番号はすぐに拒否設定をしておきましょう。
不安な場合は通信会社や消費生活センターに相談
被害を防ぐため、不安を感じた場合はすぐに通信会社や消費生活センターに相談するのが安心です。
まとめ|国番号+358を正しく理解してヘルシンキと安全に通話する
ヘルシンキに国際電話をかける際には、「+358」+市外局番+相手番号という基本ルールを守ることが大切です。
通話料金を抑えたい場合は、通話アプリやIP電話の利用が現実的です。また、不審な着信への対応も知っておくことで安心して国際通話を利用できます。この記事を参考に、安全で効率的なコミュニケーションを実現してください。
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