ロンドンの電話番号のかけ方|イギリスの国番号+44と料金節約のコツ
結論:日本からロンドンに国際電話をかけるときは、イギリスの国番号+44を必ず入力し、さらにロンドンの市外局番20を組み合わせます。スマホでは「0」を長押しして「+」を入力し、その後44 20と続けて相手番号を押します。固定電話やガラケーからは「010→44→20→相手番号」となり、市外局番や携帯番号の先頭の「0」は省略するのが正しいルールです。料金を節約するには固定回線や通話アプリの活用が効果的です。

イギリスの国番号+44とロンドンの市外局番
イギリスの国番号は+44、ロンドンの市外局番は20です。日本から国際電話をかける場合は国内表記の先頭にある「0(ゼロ)」を外すのがルールで、ロンドンの固定電話は国内では「020 XXXX XXXX」となりますが、国際表記では+44 20 XXXX XXXXになります。携帯電話は国内で「07」から始まりますが、国際表記では+44 7XXXX XXXXXに置き換えます。
ロンドンはイギリスの首都で、欧州屈指の国際都市です。金融の中心地シティ・オブ・ロンドン、官庁街のウェストミンスター、ミュージカルやショッピングで有名なウェストエンドなど、多様なエリアがコンパクトに集積しています。そのため、海外からの予約・確認連絡・緊急連絡など電話需要が非常に高く、番号の取り扱いを正しく理解しておくと実務で役立ちます。
- 固定電話の国際表記例:国内「020 7946 1234」 → 国際「+44 20 7946 1234」
- 携帯電話の国際表記例:国内「07912 345678」 → 国際「+44 7912 345678」
- 留意点:ロンドンの「020」は地域全体をカバーする市外局番で、国際発信では必ず「20」と「0」を外して入力します。
ロンドンは観光・留学・ビジネスすべての文脈で電話が登場します。たとえばホテルやレストランの予約、劇場チケットの確認、空港・航空会社への問い合わせ、大学の事務局や語学学校への連絡、現地の不動産・医療機関・銀行への問い合わせなど、多岐にわたります。こうした場面では、相手が固定か携帯かを把握しておくと料金の見積もりがしやすく、コスト管理に役立ちます。
実務で使えるミニガイド
- 固定か携帯かの見分け:ロンドン固定は「020」開始(国際では「+44 20」)。携帯は「07」開始(国際では「+44 7…」)。
- SMS/認証コード:多くのサービスは携帯番号を前提にするため、国際表記で連絡先を登録しておくと便利。
- 時差の目安:ロンドンは冬はUTC+0、夏はサマータイム(UTC+1)。日本時間(UTC+9)とは冬で9時間、夏で8時間の差があり、営業時間の電話は午前中を避けるとつながりやすい傾向。
- 緊急番号:イギリスの緊急通報は999または112。国際番号入力は不要(現地回線利用時)。
観光客や短期滞在者は、渡航前に主要連絡先(ホテル、航空会社、現地ツアー、保険会社窓口、カード会社の紛失窓口など)を「+44」で始まる国際表記でスマホに登録しておくと安心です。現地SIMやWi-Fi通話アプリに切り替えても同じ番号形式で発信でき、番号の再編集が不要になります。逆に国内表記のままだと、海外からは発信できなかったり、市外局番の「0」を入れてしまって接続できない、というミスが起きがちです。
なお、ロンドンへの通話は固定宛の方が安価で、携帯宛は割高になるのが一般的です。長い打ち合わせはオフィスやホテルの固定番号に、短い確認連絡は担当者の携帯に、といった使い分けを意識すると、通話コストを抑えつつ実務をスムーズに進められます。
日本からロンドンに電話をかける手順
スマホから発信する場合
- ダイヤル画面で「0」を長押しし+を入力。
- 次に44(イギリスの国番号)を入力。
- 続いて20(ロンドンの市外局番)を「0」を外して入力。
- 最後に相手の番号を入力。
- 例:現地番号「020 7946 1234」 → +44 20 7946 1234。
スマホの連絡先を最初から国際表記で保存しておけば、国内外どちらから発信しても同じ形式で利用でき、旅行や現地SIM利用の際も便利です。
固定電話やガラケーから発信する場合
- まず010を入力して国際発信回線に切り替える。
- 続けて44(イギリスの国番号)。
- 次に20(ロンドンの市外局番)を「0」を外して入力。
- 最後に相手番号を入力。
- 例:010-44-20-7946-1234。
かつて存在した「0033」などの事業者識別番号による割引は終了しているため、現在は固定電話やガラケーでも直接「010」を利用するのが一般的です。
固定電話と携帯電話のかけ方の違い
固定電話宛と携帯宛では入力方法は同じですが、番号体系と料金に差があります。固定電話は市外局番「20」で始まり、携帯電話は「7」で始まる番号です。料金は固定電話宛のほうが安価で、携帯宛は割高になります。そのため長時間通話では固定電話を利用する方が経済的です。
ロンドンへの国際通話料金の目安
固定電話を利用した場合
NTTのひかり電話など固定回線を利用する場合、イギリス宛は1分あたり約30〜50円で利用できます。音質も安定しやすく、ビジネス通話や長時間の家族連絡に向いています。
携帯キャリアの国際発信を利用する場合
ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリアを利用した場合、イギリス宛は30秒あたり100〜150円程度で、1分換算で200〜300円かかります。短時間の連絡には便利ですが、10分話すと2,000円を超えるため割高です。
通話アプリやIP電話を活用する場合
- WhatsApp:相手もアプリ利用者なら無料で通話可能。
- Viber Out:ロンドン宛は約20〜30円/分で携帯・固定どちらにも発信可能。
- Rebtel:ロンドン宛が約15〜25円/分と格安で、インターネットが不安定な地域でもローカル番号経由で接続できます。
アプリによって料金体系や通貨が異なるため、発信前に必ず最新の料金を確認しましょう。

格安でロンドンに電話するためのコツ
通話アプリの使い分け
- 無料で通話:相手も利用していればWhatsApp。
- 短時間利用:Viber Out。携帯宛でも30円/分程度。
- 長時間・安定性重視:Rebtel。20円前後/分で安定性が高い。
料金確認のチェックリスト
- 固定電話宛か携帯宛かで料金が大きく異なるため、事前に確認。
- 終了しているキャリア選択番号割引は利用できないため要注意。
- 通話アプリは課金単位や通貨が異なるため、必ずアプリ内で最新料金をチェック。
- 長時間の通話は固定回線またはアプリを利用するのが圧倒的にお得。
不審な着信への注意
「+44 20」で始まる番号はロンドン発の可能性がありますが、心当たりがない場合は注意が必要です。ワン切り詐欺や迷惑電話のケースもあるため、不用意に折り返さず、キャリアの迷惑電話ブロックサービスを活用するのが安全です。
まとめ|国番号+44と市外局番20を理解してロンドンと安心して通話を
ロンドンへの国際電話は、スマホなら「+44 20」、固定電話やガラケーなら「010-44-20」から始めます。市外局番や携帯番号の「0」を省略するのが正しいルールです。料金はキャリア直発信では高額になりやすいですが、固定回線や通話アプリを活用することで大幅に節約できます。通話相手や目的に応じて最適な方法を選び、安心してロンドンとのコミュニケーションを楽しみましょう。
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