ソウルの国番号は?【+82】日本からのかけ方と市外局番「2」のルール
日本からソウルに電話をかけるときは、国番号「+82」を必ず付け、国内表記の先頭ゼロを外すのが基本です。固定電話も携帯電話も、このルールを守ればスムーズに通話できます。見覚えのない海外番号への折り返しは避け、必要性を確認してから発信しましょう。

ソウルの国番号と市外局番の基本
韓国の国番号は+82、ソウルの市外局番は2です。国内表記では「02」ですが、国際発信時は先頭の0を外して「+82-2」となります。釜山(51)・大邱(53)・仁川(32)など他都市でも同様に先頭ゼロを省略します。
日本からソウルへ電話をかける手順
スマートフォンでの基本手順(+を使う)
ダイヤル画面で「+」を呼び出し、+82 → 相手番号の順で入力します。固定宛なら+82-2-XXXX-XXXX
、携帯宛なら+82-10-XXXX-XXXX
が定型です。
スマホで「+」を出す方法
- iPhone:ダイヤル画面で「0」を長押しすると「+」が入力されます。
- Android:同様に「0」を長押しで「+」を入力できます。
- 一部機種は「*」長押しなどが割り当ての場合あり。うまくいかないときは端末マニュアルを確認しましょう。
固定回線・公衆電話から(010を使う)
日本の標準的な国際プレフィックス010 → 82 → 相手番号の順にダイヤルします。例:固定宛は010-82-2-XXXX-XXXX
、携帯宛は010-82-10-XXXX-XXXX
。回線や契約によっては国際発信の事前有効化が必要な場合があります。
番号例と正しい組み立て
- スマホ(固定宛・+利用):
+82-2-XXXX-XXXX
- スマホ(携帯宛・+利用):
+82-10-XXXX-XXXX
- 固定/公衆電話(固定宛・010利用):
010-82-2-XXXX-XXXX
- 固定/公衆電話(携帯宛・010利用):
010-82-10-XXXX-XXXX
- 企業代表番号の例:
+82-2-1588-XXXX
/010-82-2-1588-XXXX
- NG例(つながらない):
+82-02-XXXX-XXXX
(国内の0を残すのは誤り)
よくある間違いと原因(つながらない理由)
- 「+」の付け忘れや010と+の二重入力で接続不可。
- 市外局番・携帯先頭の0を残すミス(例:
+82-02-…
)。 - コピー&ペースト時の空白・ハイフン混入で機器が誤認識。
- 現地時間と合わない発信で相手が不在(タイムゾーン差)。
観光・出張でよく使うシーン別のコツ
- ホテル予約・フロント:サイトの国内表記を国際表記に直して登録(+82に変換し、国内の0は外す)。
- 空港・交通案内:仁川や金浦の案内番号も同じ変換ルールでOK。
- タクシー配車:アプリが使えないときは代表番号へ。発信前に現在地メモを準備。
- 大使館・領事館:渡航前に連絡先を国際表記で端末に保存しておくと安心。
国際プレフィックスの仕組み(補足解説)
国際電話は、発信国が定める「国際プレフィックス」で海外網に抜け、続いて相手国の「国番号」をダイヤルします。日本では「010」が標準ですが、スマホで「+」を使えば、端末が自動で適切なプレフィックスに置き換えます。010と+を同時に入れると失敗するため、どちらか片方だけを使うのが正解です。
通話料金の目安と節約のポイント
韓国への国際通話料金はキャリア・プランで異なりますが、目安として1分あたり100〜300円前後になることがあります。長時間通話は負担が大きくなるため、以下の節約策が有効です。
- 各社の国際通話オプション:月額で単価が下がる場合あり。必要な期間だけ付け外しを。
- Wi-Fi通話:対応端末同士ならデータ通信で音声通話が可能。
- 050系IP電話:国内事業者のIP電話サービスを活用して国際単価を抑制。
アプリ通話を賢く使う(Skypeは記載せず代替を紹介)
インターネット経由の通話アプリは、国番号入力の手間を減らし、料金も大幅に節約できます。
- LINE:アプリ同士の音声・ビデオ通話は無料。LINE Outなら固定・携帯へも低料金で発信可能(クレジット制)。
- Viber:アプリ同士は無料。Viber Outで固定・携帯へ格安発信が可能(プリペイド)。
- Rakuten Link:楽天モバイル契約者向け。国内外の通話・メッセージをアプリ経由でおトクに利用可能(条件は公式で要確認)。
- WhatsApp/Messenger/FaceTimeオーディオ:相手も同アプリ・同OSであれば無料通話が可能。
※料金や提供条件は変更されることがあります。利用前に各サービスの最新情報を必ず確認してください。
つながらないときのチェックリスト(再掲)
- 「+」または「010」の付け忘れ・二重入力はないか。
- 市外局番・携帯の先頭0を外しているか。
- 桁数・空白・ハイフンの混入を取り除き、連続数字で再入力したか。
- 相手の現地時間に配慮した発信か。

注意すべきトラブル事例
- ワン切り・偽装番号:不審な海外番号への折り返しは避ける。
- SMS内リンク:開かず削除、必要なら着信拒否や迷惑電話設定を。
- 認証コード未着:ローミング設定・国際SMS受信可否・時間帯を確認し、再試行。
ソウルから日本に電話する場合
日本の国番号+81を付け、市外局番や携帯番号の先頭ゼロを外して入力します。東京なら+81-3-XXXX-XXXX
、大阪なら+81-6-XXXX-XXXX
のように表記します。
関連リンク
国番号一覧(電話) ─ 先頭桁から素早く照合できます。迷ったらここで確認しましょう。
まとめ|「+82」と「0を外す」で解決
+82を付け、国内表記の0を外す。この二点を守れば固定でも携帯でも問題なくつながります。長時間の国際通話は料金がかさむため、LINE Out・Viber Out・Rakuten LinkなどのアプリやWi-Fi通話を組み合わせるのが賢い選択です。
長期利用のコツ(追補)
よく発信する相手は0を外した国際表記で連絡先登録しておくとミスが減ります。家族の端末にも同じ設定を反映し、緊急連絡先(ホテル・大使館など)は事前登録。出張や留学では、国際発信制限を一時的にオンにして誤操作を防ぎ、必要時のみ解除する運用が安心です。
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