「国番号+67」はどこ?実は未割り当て!それでも着信がある理由とは?
最近、「+67」から始まる電話やSMS、アプリ通知を受け取ったことはありませんか?調べてもどこの国か分からず、不安に感じた方も多いでしょう。実は+67は現在、国際的に正式な国番号として割り当てられていない番号です。それにも関わらず着信がある背景には、技術的な偽装や詐欺の手口が潜んでいる可能性があります。この記事では、「+67」の実態と、安全な対処法を詳しく解説します。
+67はどこの国の国番号?
+67は現在、国際的には未割り当ての番号
国際電気通信連合(ITU)の国番号リストには、「+67」は現在使用されていません。つまり、正式にこの番号を使っている国や地域は存在しません。それにもかかわらず、電話番号の発信者IDに「+67」が表示されることがあります。
それでも「+67」表示の着信があるのはなぜ?
主な原因は、電話番号の偽装(スプーフィング)です。発信者が技術的に任意の番号を表示させることができる仕組みを悪用し、あえて未割り当ての「+67」を表示させることで、検索しても出てこないようにして不安をあおり、ユーザーの警戒心をかえって薄める狙いがあると考えられます。

+67を使った詐欺や迷惑行為の特徴
VoIPを悪用した発信例
「+67」は、インターネットを利用した通話サービス(VoIP)を悪用して表示されることがあります。こうしたサービスでは発信者番号を自由に設定できるため、実際には全く別の場所からかかってきている可能性もあります。
偽装発信のメカニズムと被害事例
たとえば、+67の番号から着信があり、折り返すと「高額な通話料が発生する自動音声案内」につながるといったケースがあります。これはプレミアム課金回線を用いた詐欺の典型例であり、海外では被害が報告されています。
SMS・アプリ経由でのなりすまし
メッセージアプリ(例:LINE、Facebook Messenger、Telegramなど)経由でも、「+67」からの連絡が来ることがあります。多くは、怪しげな副業勧誘や恋愛・投資系のなりすましメッセージです。
+67表示時に注意すべきポイント
番号を検索しても出てこない不審さ
+67を検索しても正確な国名が出てこないのは、未割り当てである証拠です。その不自然さこそが、詐欺や迷惑行為のサインでもあります。
メッセージ文面の不自然さをチェック
「こんにちは!突然すみませんが、○○と申します」など、親しげながら唐突なメッセージや、不自然な日本語は典型的な詐欺パターンです。
詐欺か否かを見分ける判断基準
- 内容が具体性に欠ける
- 報酬・金銭・愛情などを過剰にちらつかせる
- LINEなどの他の連絡手段にすぐ誘導する
このような特徴が見られる場合は、詐欺の可能性が高いため、一切返信せずにブロック・通報するのが賢明です。
Q&A:+67に関するよくある質問
Q1: +67はどこかの国の古い番号?
いいえ、過去を含めて+67が正式に国番号として割り当てられた記録はありません。
Q2: 間違い電話の可能性は?
技術的にはゼロではありませんが、偽装発信による意図的な詐欺の可能性のほうが高いと考えられます。
Q3: 着信課金やフィッシングに注意すべき?
はい。知らない番号への折り返し電話や、メッセージ内のリンククリックは絶対に避けてください。プレミアム課金や個人情報の抜き取りを目的としたケースが多く報告されています。
まとめ
- 「+67」は現在、正式な国番号として存在しない
- 詐欺・スパムのために悪用されることが多い
- 対応は「無視・ブロック・通報」が基本
今後も、知らない番号からの着信には冷静な対応を心がけてください。番号の正体が分からない場合は、まず検索し、信頼できる情報源で確認しましょう。疑わしいと感じたら、即対応せず、立ち止まることが自衛になります。