知らなきゃ損!国番号の正しい打ち方とそのコツ
海外に電話をかけるとき、「あれ?どうやって番号を打てばいいんだっけ?」と戸惑った経験はありませんか?国際電話はちょっとしたルールを理解しておけば、誰でも簡単にかけられます。本記事では、国番号の基本からスマホでの入力方法、詐欺対策や通話料金まで、実用的な情報を徹底解説します。
国際電話に必要な理由と基本の仕組み
そもそも国番号とは、世界中で電話をかける際に必要な番号で、国ごとに異なるコードが割り当てられています。日本の国番号は「81」。アメリカは「1」、中国は「86」といった具合です。
国際電話をかけるときには、最初に日本を出る合図として国際プレフィックス(010など)をつけ、その後に相手の国番号、さらに相手の電話番号を入力する必要があります。
たとえば、アメリカの携帯電話「123-456-7890」にかける場合、日本からは「010-1-123-456-7890」となります。
スマホでの入力方法と注意点
スマートフォンで国際電話をかけるときには、「+(プラス)」記号が便利です。多くのスマホでは、「0」の長押しで「+」が入力できます。つまり、上記の番号は「+1-123-456-7890」となり、スマホは自動的に国際プレフィックス(010)を処理してくれます。
ただし、格安SIMや一部の通信会社のサービスでは「+」が正しく処理されないこともあります。その場合は、明示的に「010」を使うようにしましょう。
また、携帯電話番号の先頭にある「0」は、日本国内専用のプレフィックスなので、国際電話では省略します。たとえば「080-1234-5678」なら「+81-80-1234-5678」となります。

代表的な国番号と市外局番の書き方
- アメリカ:1
- 中国:86
- 韓国:82
- フランス:33
- ドイツ:49
- イギリス:44
- タイ:66
たとえば、ロンドンの固定電話にかける場合、ロンドンの市外局番はイギリス国内では「020」ですが、国際電話では先頭の「0」を除いて「+44-20-XXXX-XXXX」となります。
各キャリアの国際プレフィックス(001、0033、0061など)
日本で国際電話をかける場合、通常は「010」を使いますが、通信キャリアが独自に提供する国際電話用プレフィックスを利用すると、通話料金が割安になることがあります。
- KDDI(au): 001
- NTTコミュニケーションズ(OCNなど): 0033
- ソフトバンク(旧日本テレコム): 0061
たとえば、KDDIの「001国際モード」では、アメリカ宛の通話が1分10〜20円程度と、「010」経由よりも大幅に安くなることがあります。使用方法は、電話番号の前にプレフィックスをつけて発信するだけです(例:001-1-123-456-7890
)。
なお、利用には事前申込みや設定が必要な場合があるため、各キャリアの公式サイトで確認してください。
通話料金と料金プランの注意点
国際電話は、国内通話と比べて料金が高くなりがちです。ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアでは、1分あたり数百円かかるケースもあります。
一方、格安SIMではそもそも国際電話をかけられないか、専用アプリを通さないと通話ができない場合もあります。また、国際SMS(ショートメッセージ)も1通あたり100円前後かかることがあるため注意が必要です。
国際通話に便利なアプリとインターネット活用
最近では、LINE通話、Skype、WhatsApp、Viberなど、インターネットを使った通話手段も主流です。これらのアプリを使えば、国際電話のような高額な料金は発生しません。
特に海外にいる家族や友人と頻繁に連絡を取り合う場合、Wi-Fi環境下で無料通話できるこれらのアプリは大変重宝します。
さらに、楽天リンクなどの独自アプリを使えば、国内通話・国際通話ともに通話料が無料または割安になるケースもあります。
公衆電話からかけるときは、カード式電話を使い、電話機に表示された説明に従って操作すればOKです。国際プレフィックス「010」と国番号、相手の電話番号を順に押すだけです。

詐欺に注意!知らない番号には要注意
最近では、国番号を装った詐欺電話も報告されています。特に未割り当ての「+74」や「+676(トンガ)」などの番号が表示され、かけ直すと高額な通話料が発生する「ワン切り詐欺」も増えています。
不審な番号からの着信は、絶対にかけ直さず、番号検索サイトなどで調べるようにしましょう。また、スマホに迷惑電話ブロック機能を導入することも有効です。
国際電話のトラブル事例とその対処法
- 間違った番号にかけてしまった: 慌てず通話を終了し、明細で不明な請求があるか確認しましょう。
- 留学中に現地の番号にかけられない: 現地の通信事情に合わせたSIMやアプリを利用しましょう。
- プリペイド式の国際電話カードが使えない: 有効期限切れや対応回線でないことがあるため、事前に確認を。
結論:国番号を正しく理解すればトラブルも防げる
国際電話のかけ方は一見複雑ですが、仕組みを理解してしまえばとてもシンプルです。スマホの「+」記号を使う、国番号の一覧を参照する、通話アプリを活用するなど、ちょっとした工夫で手間も料金も抑えられます。
最後に:国際電話を日常的に使う人は、通話アプリや料金プランの見直しも検討してみてください。無駄な出費を減らし、スムーズな海外とのコミュニケーションを実現しましょう。
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