国番号85から着信があった?どこの国からの電話なのか徹底解説【保存版】

社会
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国番号85から着信があった?どこの国からの電話なのか徹底解説【保存版】

突然「85」から始まる番号で着信があると、海外からの電話ではないかと不安になりますよね。しかし、結論から言うと国番号85という番号は存在しません。そのため、85を含む番号で着信があった場合は、別の国番号を誤って認識しているか、表示が崩れているか、あるいは海外からの迷惑電話の可能性があります。まずは「85」という番号がどこから来ているのかを正しく理解することが、安心して対処するための第一歩です。

国際電話をイメージした地球と電話アイコンのイラスト
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国番号85は存在しない?まずは結論から

国際電話には世界共通で割り当てられた「国番号」が存在しますが、その中に85という番号は登録されていません。そのため、85という数字だけを見ても、特定の国を示すことはありません。ではなぜ「85」から着信があったように見えるのでしょうか?その理由は、番号の一部だけが表示されているケースや、近い番号を見間違えているケースが多いからです。特にスマートフォンでは、海外からの着信番号が省略されたり途中から表示されることがあるため、誤認しやすくなっています。

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なぜ「85」から電話がかかってくるのか|考えられる3つのパターン

① 実際は「+81(日本)」の誤認識・表示崩れ

もっとも多いのが、実際には日本の国番号である+81なのに、スマートフォン側の表示が崩れて「85」に見えてしまうパターンです。
ただしここで重要なのは、「+81」が表示されるのは海外からの着信であっても、発信者が日本の電話番号(090や080など)を海外ローミング中に使っている場合に限られるという点です。

この場合、着信者のスマホには本来、+81 + 発信者の日本の電話番号が表示される仕組みになっています。しかし、スマホの機種・OS・格安SIM(MVNO)・海外SIM・電波状態・通話アプリの挙動などによっては、国番号部分が欠けたり、番号の一部だけが表示されてしまうことがあります。

その結果、「81」や「8」だけが表示され、それを人が見たときに「85」と誤認するケースが発生します。通知バナーやロック画面では桁が省略されることも多く、「履歴では正しく表示されるが通知では欠ける」という現象も起きやすいため、「85からの着信の正体が実は日本の番号だった」という例は珍しくありません。

② 「+852(香港)」や「+853(マカオ)」の一部だけ表示されているケース

次に多いのが、実際には香港(+852)マカオ(+853)からの電話なのに、スマホ側が番号を途中からしか表示していないパターンです。いずれも「85」から始まる国番号であるため、通知欄で桁が省略されて「+85…」のように見えることがあります。

特に、海外の電話番号は桁数が多いこともあり、スマホの小さい通知ポップアップでは番号全体が表示されず、先頭の2〜3桁だけが見えるケースがよくあります。香港やマカオは日本へ営業電話やスパム発信が多い地域でもあるため、「85」から始まる番号が着信履歴に残る頻度は比較的高めです。

つまり、「85」と表示されていても、実際には+852 または +853 の途中部分だけ見えている可能性が高いと言えます。

③ 海外からの詐欺・スパム電話で数字を偽装しているパターン

三つ目は、海外の迷惑電話が発信者番号を偽装(スプーフィング)しているパターンです。詐欺業者は自動発信システムを使い、大量の架電を行う際にランダムな発信元番号を作り出すため、実在しない国番号「85」が表示されるケースが実際に存在します。

これは、相手の身元をごまかすために不自然な番号を表示させたり、折り返し電話を誘導するために「見慣れない番号」を意図的に使っているためです。ワン切り詐欺では、受信者が不審に思って折り返すだけで、高額な国際通話料金が発生する仕組みを悪用する手口が一般的です。

さらにSMSでは、「不在通知」「アカウント停止」「銀行確認」などを装い、偽サイトへ誘導するフィッシング詐欺も多く報告されています。そのため、「85」から始まる番号は基本的に危険性が高いと考え、安易に折り返したり、リンクを開いたりしないことが重要です。

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85と見間違えやすい実際の国番号一覧

「85」という国番号は存在しませんが、実際には表示崩れ・通知の省略・見間違いによって「85」に見える国番号はいくつかあります。ここでは、特に誤認が多い国番号をまとめて紹介します。

+81(日本)※発信者が日本の番号を海外ローミングしている場合のみ

海外からの着信で「+81」が表示されるのは、発信者が日本の電話番号(090・080など)を海外ローミング中に使っている場合だけです。この場合、着信側には本来「+81 90xxxxxxx」のように表示されますが、スマホの通知や表示処理が崩れると、「81」や「8」だけが見え、それが85に見えてしまう誤認が発生します。

+82(韓国)

韓国の国番号は+82ですが、通知画面で数字が一部欠けたり、素早く確認したときに「82 → 85」と読み間違えるケースがよくあります。韓国からの営業電話やSMSも多いため、日本の着信履歴に登場しやすい番号のひとつです。

+84(ベトナム)

ベトナムの国番号は+84です。数字の並びが「85」と近いため、通知表示で桁が欠けたり、瞬間的に見たときに誤認されやすい番号です。ベトナムは日本とのビジネス連絡も多く、実際に着信される機会も比較的多い国です。

+852(香港)

香港の国番号は+852で、「85」から始まるため、通知の省略表示で「+85…」のように見えることが非常に多い国です。特に香港からは、コールセンター・営業電話・スパム発信が多く、日本でも着信する頻度が高い国番号です。

+853(マカオ)

マカオの国番号は+853で、こちらも「85」を含むため誤認しやすい国番号のひとつです。マカオ発のカジノ関連詐欺SMSが多く、実在する番号を悪用して着信が届くケースも報告されています。

【補足】「85」で始まる国番号一覧

「85で始まる国番号」は実際には東アジア〜東南アジアの地域に集中しています。該当する国番号は以下のとおりです。

  • +850:北朝鮮
  • +851:未割当(存在しない)
  • +852:香港
  • +853:マカオ
  • +854:未割当
  • +855:カンボジア
  • +856:ラオス

このように、「85」で始まる番号は実在する国も多く、通知が途中で省略されると「85」だけが見えてしまい、どこの国かわからなくなることがあります。特に「852」「853」「855」などは日本にも着信しやすいため、85という数字を含む着信は必ず詳細番号を確認することが重要です。

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「85からの着信」は危険?実際の詐欺手口と注意点

折り返し電話をしてはいけない理由

「85」から始まる番号は実在しない国番号であり、番号が偽装されている可能性が非常に高いため、安易に折り返し電話をするのは大変危険です。特に海外向けの国際電話は、日本の携帯キャリアでは1分あたり数百円〜数千円になることもあり、短い通話でも思わぬ高額請求につながるリスクがあります。

さらに、海外詐欺業者が狙っているのはまさにこの「折り返し」。利用者が不審に思って番号を調べる前に、興味や不安から折り返し発信をしてしまうと、その瞬間に高額な国際通話料金が発生する仕組みになっているケースがあります。

「知らない番号だから念のためかけ直そう」は最も危険。特に「85」や「850番台」「852番台」「853番台」は、スパム業者が偽装番号として悪用しやすいため、折り返し発信は絶対に避けるべきです。

ワン切り詐欺・高額国際電話料金への誘導例

詐欺電話の典型的な手口に、ワン切り詐欺があります。これは、相手のスマホに一瞬だけ着信を残し、着信履歴に番号を残すことで「誰だろう?」と思わせて折り返しを誘導する方法です。

ワン切りの目的は、折り返し電話を「ユーザー自身に」させることです。詐欺業者は、折り返されるとすぐに音声案内や自動応答が流れるよう設定しており、通話がつながった瞬間に高額な国際電話料金が発生する仕組みを利用しています。

特に「85…」や「+852」「+853」などの番号を偽装したワン切りは日本でも報告が多く、数秒の通話でも高額料金が請求される被害も過去に存在します。ワンコールだけの着信は100%折り返さないという習慣をつけておくと安全です。

SMSのリンクを踏むとどうなるか

「85」から始まる番号、または存在しない国番号からSMSが届く場合も非常に危険です。文章中に貼り付けられたリンクをタップすると、以下のような被害につながることがあります。

  • 偽サイトへの誘導
    本物そっくりのログイン画面を表示してIDやパスワードを盗み取られる危険があります。
  • クレジットカード情報の入力要求
    「アカウントの更新」「支払い確認」などと偽ってカード情報を盗む手口が一般的です。
  • マルウェア(不正アプリ)のインストール誘導
    Androidユーザーに多く、スマホ内部の情報盗難につながることもあります。
  • 個人情報の収集
    氏名・住所・電話番号などを収集され、別の詐欺に悪用される危険があります。

特に危険なのは、「不在通知」「宅配業者」「銀行の確認」「緊急の知らせ」などを装ったSMSです。これらは心理的に焦らせる文章で、ユーザーがリンクを押してしまう状況を狙っています。

覚えておくべき鉄則は1つだけ。
知らない海外番号から届いたSMSのリンクは絶対に開かない。

ほんの1タップで情報を抜かれたり、スマホを乗っ取られる可能性があるため、「85」や「852」「853」など見覚えのない番号からのSMSはすべて無視するのが最も安全な対処法です。

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85から着信があったときの安全な対処法

スマホの着信履歴で正しい番号を確認する方法

まず大前提として、「85」と表示されたからといって、すぐに詐欺と決めつける必要はありません。しかし、正体が分からないうちは絶対に折り返さないことが大切です。最初にやるべきことは、着信履歴からフルの電話番号を確認することです。

多くのスマートフォンでは、ロック画面や通知ポップアップでは番号が省略されていても、着信履歴を開けば完全な番号が表示されるようになっています。例えば、通知では「+85…」としか見えなかった番号が、履歴画面では「+852 9XXX XXXX」や「+853 6XXX XXXX」のように、香港やマカオなどの具体的な番号として表示されることがあります。

具体的な確認手順としては、次のような流れがおすすめです。

  • スマホの「電話」アプリを開く
  • 「履歴」タブで問題の着信を探す
  • その番号をタップして詳細表示を確認する(機種によっては「i」マークや「詳細」ボタン)

ここで完全な国番号と電話番号がわかれば、次のステップとして「その国番号がどこの国か」を落ち着いて調べることができます。それでもなお不審な場合は、折り返し発信は行わず、次に説明する方法で安全に確認・対処していきましょう。

国番号を確認できる便利な調べ方

「+85…」のような見慣れない番号が出てきたときは、まず国番号を特定することが重要です。国番号を調べる方法はいくつかあります。

  • 検索エンジンで「+852 国番号」「+853 どこの国」などと検索する
    最も手軽で確実な方法です。番号の冒頭2〜3桁を入力するだけで、多くの場合すぐに国名が表示されます。
  • 国番号一覧サイトを利用する
    国際電話に特化したサイトや、各種まとめサイトでは「+81 日本」「+852 香港」など一覧で確認できます。何度も調べる機会がありそうなら、お気に入り登録しておくと便利です。
  • 国際電話アプリや通話アプリのヘルプページを確認する
    一部のアプリでは、国番号一覧や対応地域が公式ページに掲載されています。番号の意味だけでなく、通話料金の目安もわかる場合があります。

重要なのは、見覚えのない海外番号に対して「なんとなく」で折り返さないことです。必ず一度番号の意味を調べ、「なぜ自分にその国から電話が来るのか?」という理由が思い当たるかどうかを冷静に考えましょう。身に覚えがない、海外に知り合いがいない、心当たりがない企業名であれば、基本的には無視して問題ありません。

不審な番号をブロックする方法(iPhone/Android)

「85」で始まる番号や、正体が不明な海外番号から何度も着信がある場合は、スマホ側で着信拒否(ブロック)設定をしておくと安心です。iPhoneとAndroidで操作方法は少し異なりますが、どちらも数タップで設定できます。

iPhoneでブロックする場合

  • 「電話」アプリを開き、「履歴」タブをタップする
  • ブロックしたい番号の右側にある「i」マークをタップ
  • 下にスクロールして「この発信者をブロック」を選択
  • 確認ダイアログで「連絡先をブロック」をタップして完了

これで、その番号からの着信・SMS・FaceTimeがまとめてブロックされます。今後同じ番号から電話がかかってきても、通知されることはありません。

Androidでブロックする場合(一般的な例)

  • 「電話」アプリを開き、「履歴」または「最近」タブを開く
  • ブロックしたい番号を長押し、もしくは「詳細」や「︙(メニュー)」をタップ
  • 表示されたメニューから「ブロック」または「スパムとして報告」を選択

Androidはメーカーや機種によって表記が少し異なりますが、多くの場合「履歴 → 該当番号 → 詳細(またはメニュー)」という流れでブロック設定にたどり着けます。最近のスマホでは、「不審な番号を自動検出する機能」や、「迷惑電話対策アプリ」と連携して、スパムらしい番号を自動で警告してくれる機能が搭載されていることもあります。

一度ブロックしてしまえば、同じ番号からの着信に悩まされることはなくなります。「見覚えのない海外番号」「何度もかかってくる謎の番号」「85で始まる不自然な番号」などは、早めにブロックしておくことで、将来のトラブルやストレスを大きく減らすことができます。

不審な番号に対しては、出ない・折り返さない・調べてから判断する・必要ならブロックするという4ステップを基本ルールにしておくと安心です。

スマホで不審な海外番号を確認している人物のシルエットイラスト
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まとめ|85は実在しない国番号。表示が崩れていると考えるのが安全

着信画面に「85」という数字だけが表示されると、不安を感じてしまう人も多いですが、実際には国番号85という国は存在しません。ほとんどの場合は、スマートフォン側の表示が省略・欠落してしまい、本来の番号である+81(日本)+852(香港)+853(マカオ)などが途中までしか表示されていないことが原因です。

また近年は、海外のスパム業者や詐欺電話による発信番号の偽装(スプーフィング)が増えており、実在しない番号が表示されるケースも少なくありません。そのため、「85」から始まる番号は基本的に折り返さない・出ないを徹底し、まずは正しい番号の全桁を確認したうえで、どこの国からの番号なのかを調べることが大切です。

特に心当たりのない海外番号からの着信は、料金トラブルやフィッシング被害につながるおそれもあるため、慎重な対応が欠かせません。着信履歴で番号を確認し、必要であれば着信ブロックを設定して安全を確保しましょう。正しい知識を持っておくことで、突然の不審な着信にも落ち着いて対処できるようになります。

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