国番号「+81」は日本！海外から日本に電話をかける方法・市外局番・注意点をわかりやすく解説
海外から日本へ電話をかけるときに必ず必要になるのが、国番号「+81」です。国番号は国を識別するための番号で、世界中の電話システムで共通して使われています。しかし、「かけ方がややこしい」「0を消すって本当？」という疑問を持つ方は少なくありません。この記事では、海外から日本に電話を発信する際の正しい番号の並び方、注意点、安く発信する方法まで、初心者でもわかりやすく解説します。
海外から日本の電話番号へかける方法
海外から日本へ電話をかける際にもっとも大切なのは、番号の並び順を正しく理解することです。海外からの発信は慣れていないと戸惑うことが多いですが、基本のしくみさえ知っておけば、どの国にいても同じ手順で日本に連絡できます。
【番号の基本構成】
国際電話識別番号 → 日本の国番号（+81） → 市外局番（先頭の0を除く） → 相手の電話番号
国際電話識別番号とは、「いま海外へ発信します」ということを通信会社に知らせる番号で、滞在国によって異なります。たとえばアメリカやカナダでは011、韓国では001、台湾では002といった番号が使われます。日本国内の「010」に相当するもので、滞在国がどこであっても最初にこの番号を使う必要があります。
日本の国番号である+81は世界共通で変わりません。ここでよく起きる間違いが、日本の市外局番や携帯番号の先頭の「0」を必ず取るというルールです。例えば東京の「03」は「3」、大阪の「06」は「6」、携帯の「090」は「90」として入力します。先頭の0を付けたまま発信すると接続できないことがあり、非常に多い誤りの一つです。
スマートフォンで海外から日本にかける場合
スマートフォンからの発信がもっとも簡単で、多くの国では識別番号を入力せず、最初に「+」を付ければ世界共通の形式で発信できます。スマホでは「0」キーを長押しすると「+」が入力できる仕様が一般的です。
【スマホの入力例】
東京（03-1234-5678）にかける → +81 3 1234 5678
大阪（06-9876-5432）にかける → +81 6 9876 5432
携帯（090-1111-2222）にかける → +81 90 1111 2222
旅行中にホテルの部屋からスマートフォンを使って日本へ連絡したい場合も、この方法が最もシンプルで間違いがありません。「+」を使う限り、国ごとの識別番号に左右されないというメリットがあります。
固定電話・ホテルの電話で発信する場合
固定電話では国際電話識別番号を必ず入力する必要があります。国によって識別番号が複数あることもあり、ホテルの電話では専用の番号が設定されている場合もあるため、客室の案内やフロントに確認しておくと安心です。
【固定電話の具体的なダイヤル例】
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アメリカ → 東京（03-1234-5678）へ電話する場合
011 81 3 1234 5678
アメリカは「011」が国際識別番号で、一般的な固定電話・公衆電話で共通です。 -
韓国 → 日本の携帯（090-1111-2222）へ電話する場合
001 81 90 1111 2222
韓国は「001」を使うことが多いですが、「002」「005」など別の番号が使われることもあります。 -
オーストラリア → 日本の携帯（080-3333-4444）へ電話する場合
0011 81 80 3333 4444
オーストラリアは「0011」が国際識別番号で、固定回線での発信には必須です。 -
イギリス → 東京（03-5555-6666）へ電話する場合
00 81 3 5555 6666
イギリスは「00」が国際識別番号です。ヨーロッパ諸国は共通で「00」を使うケースが多いのが特徴です。
このように固定電話は国ごとに入力方法が変わるため、旅行先で固定回線を使う予定がある場合は、国際識別番号を前もって調べておくとスムーズです。スマホと比べて操作が煩雑なので、失敗を防ぐためにはダイヤル順をメモしておくのもおすすめです。
さらに具体的な国別ダイヤルパターンの比較
国によって識別番号は大きく違いますが、日本の国番号＋81の後は共通なので、一度覚えてしまえばどこにいても応用できます。
- アメリカ・カナダ → 011 + 81 +（市外局番の0を除く）+ 電話番号
- オーストラリア → 0011 + 81 + 番号
- イギリス・EU諸国 → 00 + 81 + 番号
- 韓国 → 001 または 002 + 81 + 番号
- タイ → 001 + 81 + 番号
特に海外から日本の携帯電話にかけるパターンがもっとも利用頻度が高く、家族や友人へ連絡するときに頻繁に使われます。携帯番号でも先頭の「0」を確実に省略するという点さえ覚えておけば、どの国からでも正しく発信できます。
海外から日本に電話する際のよくあるミスと注意点
海外から日本に発信するときは、番号のミスだけでなく、料金や時差の問題にも注意が必要です。特に、以下の3つは多くの人がつまずくポイントです。
よくあるミス①：先頭の「0」をそのまま入力してしまう
最も多い間違いが、市外局番や携帯番号の先頭の「0」を削除し忘れることです。たとえば「03」をそのまま入れると、別の番号につながったり、発信できなかったりします。日本にかけるときは「0を必ず取る」というルールを徹底しましょう。
よくあるミス②：国際通話料金を確認しない
海外から日本への国際通話は、滞在国やキャリアによっては1分数百円になることがあります。スマホのローミング状態で電話をかけると高額になることがあるため、Wi-Fi接続のある場所でアプリ通話を使う方法が最も安全で経済的です。
よくあるミス③：相手の生活時間帯を考えずに発信してしまう
時差のある国から日本にかけるときは、相手の生活時間帯を少し想像するだけで迷惑を避けられます。例えば、ヨーロッパから日本へかける場合、午前中は日本が深夜というケースも多く、仕事中や睡眠中に電話が鳴ることがあります。
こうした点に気を付けておくことで、トラブルなくスムーズな通話ができます。
海外から日本へ安く電話する方法
海外から日本へ電話をかける場合、もっとも気になるのが国際通話料金の高さです。通常のキャリア経由で発信すると、国によっては数分の通話で数百円〜数千円になることも珍しくありません。しかし、通信環境やアプリを工夫するだけで「ほぼ無料」から「数分数十円」にまで大幅に節約することができます。ここでは、旅行者や海外在住者が実際によく使っている、コストを抑えて日本へ電話する方法を詳しく紹介します。
方法①：LINE通話・WhatsApp・Messengerなど無料アプリを活用
もっとも手軽で広く使われているのが、LINE通話やWhatsAppなどの無料通話アプリを利用する方法です。これらのアプリはWi-Fi接続さえあれば完全無料で日本へ通話でき、音声通話だけでなくビデオ通話まで無料で利用できます。
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LINE通話（音声・ビデオ）
日本人の利用率が圧倒的に高いため、家族や友人との連絡にもっとも使いやすい方法です。日本にいる相手側もLINEを起動していれば無料で通話ができます。 -
WhatsApp
世界中で普及しており、アジア・欧州・中東のホテルやWi-Fiスポットとも相性が良いのが特徴です。 -
Facebook Messenger
アカウント同士であれば無料通話が可能。Facebookを使っている友人が多い人には便利です。
これらのアプリは国境関係なく使えるため、通信さえ安定していれば最も安く日本に連絡できる方法です。ただし、Wi-Fiが弱い地域では音声が乱れたり切れたりすることがあります。ホテルのロビーやカフェの強いWi-Fiを使うと安定します。
方法②：国際通話プラン・IP電話サービス（050番号）を活用
キャリアの国際通話プランを使うと、通常より料金が大幅に安くなる場合があります。渡航期間が短い場合や、必ず通常の通話回線を使いたいという人に向いています。また、050番号を使うIP電話アプリ（例：050 plus、SMARTalk）は無料ではありませんが、通常の国際通話より大幅に安い料金で発信できるという大きなメリットがあります。
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国際通話の割引オプション
ドコモ・au・ソフトバンクはいずれも「海外から日本への通話が割引になるプラン」を提供しています。1分数十円まで下がることもあり、ホテルから固定電話にかける場合などに便利です。 -
IP電話（050番号）サービス
050番号を使うアプリは音質が安定しやすく、かつ通話料金が安いため、仕事の連絡や緊急の電話にも向いています。Wi-Fiや現地のデータ通信だけで利用できるため、ローミング料金を気にせずに使えるのが利点です。
IP電話は、Wi-Fiや現地のデータ通信さえあれば通話可能なので、料金を抑えながらも安定した音質を求める人に選ばれています。
方法③：ホテルやカフェの無料Wi-Fiを利用する
海外旅行中に「日本へ電話しないといけない！」という場合、最も現実的なのが無料Wi-Fiスポットを利用してアプリ通話する方法です。空港、ショッピングモール、ホテルロビー、カフェなど、無料Wi-Fiが使える場所は多く、そこでLINEやWhatsAppを使えば完全無料で日本へ電話できます。
逆に避けたいのがローミング状態のまま発信してしまうことです。ローミング通話は国際電話扱いになり、1分数百円〜高額請求になる可能性があるため、確実に「データローミングOFF」「通話ローミングOFF」にしておくことが重要です。
- ホテルの部屋のWi-Fi：速度が安定しやすく、長時間の通話に最適
- ホテルロビーやカフェのWi-Fi：外出時でも無料で使えて便利
- 空港のWi-Fi：緊急連絡のときに使える
いずれの場合もパスワード付きWi-Fiのほうが通信が安定しやすいため、できればホテルの専用Wi-Fiを使うのがおすすめです。
まとめ：どうすれば最も安く日本に電話できる？
海外から日本にかける場合、料金を抑えるための最適な選択肢は次の順番になります。
- 最安 → 無料アプリ（LINE・WhatsApp・Messenger）
Wi-Fiさえあれば完全無料で、日本の相手とも気軽に連絡が取れる。 - 次に安い → IP電話（050番号）サービス
通常の国際通話よりはるかに低料金で、日本の固定電話や携帯電話へ発信したいときに最適。 - 多少お金がかかるが安定 → キャリアの国際通話プラン
データが弱い国・Wi-Fiがない環境で確実につなぎたい人向け。 - 最も高い → ローミング通話＝基本NG
料金が跳ね上がるため、緊急時以外は避けるべき。
海外から日本に安く電話するための最重要ポイントは、必ずWi-Fiまたは現地のデータ通信を使うことです。ローミングを避け、無料アプリやIP電話を使うことで、旅行中でも出費を抑えつつ安心して日本へ連絡できます。
まとめ：国番号「+81」を正しく理解して海外からでも安心して日本に通話できる
海外から日本に電話をかけるときは、「国際識別番号 → 81 → 市外局番の0を省略 → 電話番号」という並びさえ覚えておけば、どの国からでもほぼ確実に日本へ発信できます。とくに、市外局番や携帯番号の先頭の「0」を取るルールは多くの人が間違えやすい部分なので、旅行前に一度確認しておくと安心です。
また、国際通話は料金が高額になるケースがあるため、滞在国の通信事情や時差を意識して発信することが大切です。深夜料金やローミング料金が想像以上に高くなる可能性もあるため、できる限りWi-Fi環境やアプリ通話を活用して発信コストを抑えるのがおすすめです。
LINE通話やWhatsApp、050番号のIP電話などを上手に使えば、ほとんど費用をかけずに日本と連絡を取り続けられます。旅行者はもちろん、海外在住者にとっても知っておくととても便利な知識です。国番号「+81」の仕組みを理解しておけば、日本への通話がスムーズになり、海外でも安心してコミュニケーションを取ることができるでしょう。
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