アイルランド国番号353の使い方:電話料金とダイヤル手順完全ガイド
「+353」と表示された着信に心当たりはありますか?これはアイルランドからの電話である可能性があります。アイルランドはEUの一員であり、経済・観光の観点からも日本との関わりが深まっています。この記事では、アイルランドへの電話をかける際の手順、料金体系、詐欺電話の対策まで、実用的な情報をわかりやすく解説します。

アイルランドへの通話手順と電話番号の仕組み
アイルランドの国番号は353で、国際電気通信連合(ITU)によって割り当てられています。日本からアイルランドに電話をかけるには、以下のような構成になります:
- 日本の国際発信番号:010(または「+」)
- アイルランドの国番号:353
- 市外局番と相手の番号(先頭の「0」は省略)
たとえば、ダブリンの番号「01 234 5678」にかける場合:
010 353 1 234 5678
携帯電話も同様に、先頭の「0」を除いて入力します。

アイルランドへの国際電話料金の目安と節約法
アイルランドへの通話料金は、発信元(携帯キャリアやIP電話など)によって大きく異なります。以下はおおまかな目安です(2025年現在):
通信手段 | 1分あたりの通話料 |
---|---|
ドコモ | 約260円 |
ソフトバンク | 約270円 |
au | 約250円 |
楽天モバイル(Rakuten Link使用) | 無料(データ通信内) |
Skype | 約15~20円 |
LINE Out | 約14~18円 |
国際通話を安く済ませたい場合、SkypeやLINE Out、または格安SIMやWi-Fi経由のVoIPアプリの利用が効果的です。
節約ポイント:
- LINE OutやRakuten Linkなど、データ通信ベースの通話アプリを活用する
- Wi-Fi接続環境での通話を基本にする
- 長時間の通話は月額制プランを検討する

詐欺電話と+353からの着信への対処法
+353を装った詐欺電話の報告も存在します。以下は代表的な手口です:
- ワンギリ詐欺:1コールだけ鳴らして折り返しを誘導し、高額な通話料を発生させる
- SMS詐欺:「アカウントが凍結されました」「荷物が届いています」などの偽SMSから+353へ誘導
- なりすまし電話:金融機関や政府機関を装って個人情報を聞き出す
こうした電話への対応として、以下の対策を推奨します:
- 知らない国番号からの電話には安易に出ない
- Googleなどで番号検索をして危険性を確認
- 迷惑電話ブロックアプリ(例:Whoscall、Truecaller)の導入
- キャリアの国際通話ブロック設定を活用する

まとめ
国番号353はアイルランドに割り当てられており、日本からの国際電話の際には「010 353」の形式で利用されます。通話料金はキャリアによって大きく異なり、LINE OutやSkypeなどのVoIPアプリを活用すれば大幅に節約が可能です。
ただし、+353を使った詐欺も一部で報告されており、不審な着信には十分な警戒が必要です。正しい知識とツールを使えば、安全かつ経済的にアイルランドと連絡を取ることができます。
この記事を参考に、安心してアイルランドとの国際通話を楽しんでください。
