国番号+36はハンガリー|日本からの国際電話のかけ方と注意点
海外からの着信や日本からの発信で「+36」という番号を目にしたことはありませんか。これはハンガリーに割り当てられた国番号です。ヨーロッパの中央に位置するハンガリーは、観光やビジネスの目的で日本人が訪れる機会もあり、国際電話で連絡を取る必要が生じることもあります。本記事では、国番号+36の役割、日本からハンガリーへ国際電話をかける方法、そして不審な着信に対処するための注意点を詳しく解説します。

国番号+36はハンガリーを示す番号
ハンガリーという国の基本情報
ハンガリーは中央ヨーロッパに位置し、首都はブダペストです。人口は約960万人で、古くから文化・芸術・学問の中心地として知られてきました。EU加盟国であり、通貨はフォリント(HUF)が使用されています。日本からは直行便も運航しており、観光やビジネス交流が盛んです。こうした背景から、国番号+36を利用して国際電話をかける機会も一定数存在します。
国番号+36の役割と特徴
国番号とは、国際電話において相手先の国や地域を特定するための識別番号です。日本からハンガリーに電話をかける際には、最初に「+36」を入力し、その後に市外局番や相手の電話番号を続けます。ブダペストの市外局番は「1」、地方都市には「22」や「72」など異なる番号が割り当てられています。携帯電話番号も9桁の体系となっており、国番号を付けて発信することで正しく接続されます。
日本からハンガリーへ国際電話をかける方法
ハンガリーの国番号は+36です。日本から国際電話をかける方法は大きく分けて、スマホで「+」を使う方法、携帯電話で「010」を使う方法、固定電話からキャリア選択番号を使う方法、そして通話アプリを利用する方法の4種類があります。それぞれの特徴と番号の例をわかりやすくまとめました。
スマホで「+」を使った発信方法(海外でも共通で便利)
- 操作手順:ダイヤル画面で「0」を長押し → 「+」が表示 → 「36」→ 相手番号の順に入力。
- 番号の例:
- 固定電話(ブダペスト):
+36-1-2345678
- 携帯電話:
+36-20-1234567
、+36-30-7654321
- 固定電話(ブダペスト):
- メリット:「+」方式は国際的に共通なので、海外滞在中や現地SIMを使っていても同じ番号で発信できる。
- 注意点:相手番号に国内用の「0」が付いていても、国際発信では削除して入力。
- ドコモ:国際電話(+方式)公式解説
携帯電話から「010」を使った発信方法(国内から一般的)
- 操作手順:
010 → 36 → 相手番号
の順に入力。 - 番号の例:
- 固定電話(ブダペスト):
010-36-1-2345678
- 携帯電話:
010-36-20-1234567
- 固定電話(ブダペスト):
- 注意点:国際電話の利用には事前の契約が必要な場合あり。1分あたり100円〜300円と高額になるケースも。
- 用途:緊急時や短時間通話には便利だが、長時間通話は割高。
- au:国際電話のかけ方|ソフトバンク:国際電話ガイド
固定電話からキャリア選択番号を使う方法(音質安定・長時間向き)
- 操作手順:
キャリア選択番号 → 010 → 36 → 相手番号
の順で入力。 - 番号の例:
- NTTコミュニケーションズ:
0033-010-36-1-2345678
- KDDI:
001-010-36-20-1234567
- NTTコミュニケーションズ:
- メリット:固定回線は音質が安定。商談や打合せなど長時間の通話に適している。
- 料金:キャリアによって割引や定額プランがある。夜間割引なども確認しておくと安心。
- NTTコミュニケーションズ:ワールドコール|KDDI:国際電話サービス
LINEやWhatsAppなど通話アプリを活用する方法(コスト削減に最適)
- 基本:アプリ同士の通話は無料。インターネット接続さえあれば、追加料金は不要。
- 有料発信:相手が通常の電話番号しか持っていなくても、有料クレジットを使えば数円〜数十円/分で発信可能。
- 品質:Wi-Fi環境下では安定しやすく、携帯キャリア経由よりも格段に安価。
- LINE:音声通話の使い方|WhatsApp:音声通話のヘルプ|Viber Out:料金表
クイックチェックリスト
- スマホなら「0長押し」で「+」入力 →
+36-市外局番-番号
- 携帯からは「010」方式 →
010-36-…
- 固定電話はキャリア選択番号(例:0033, 001)を利用
- アプリ通話は無料または格安。Wi-Fi下で使うと安心
- 番号の先頭「0」は国際発信時には削除
ハンガリーからの着信に注意すべきケース
深夜や早朝に不審なタイミングでかかってくる着信
通常のビジネスや友人からの電話であれば、深夜や早朝に連絡してくることはほとんどありません。そのため、日本時間で真夜中に「+36」からの着信があった場合は、不審な電話である可能性を疑うべきです。特に心当たりのない相手であれば、応答しない方が安全です。
ワン切りや折り返し要求に潜むリスク
国際電話詐欺の手口のひとつに、ワン切りで折り返しを誘導する方法があります。折り返すと高額な通話料金が発生し、思わぬ請求につながるケースもあります。ハンガリーの番号が悪用される可能性もあるため、心当たりのない番号からのワン切りには注意が必要です。
見慣れない長い番号や桁数の多い着信
ハンガリーの電話番号は固定・携帯ともに一定の桁数で構成されています。不自然に長すぎる番号や桁数が多い番号は、公式の番号ではない可能性が高いです。このような場合も応答せず、着信拒否設定を行うのが望ましい対応です。
不審な+36着信への具体的な対処法
折り返さない・無視するのが基本
心当たりのない+36からの着信は折り返さず、無視することが最も安全です。折り返してしまうことで詐欺の被害に巻き込まれるリスクが高まります。
スマホで着信拒否や番号ブロックを設定する方法
iPhoneやAndroidのスマートフォンには、特定の番号を着信拒否にする機能があります。着信履歴から該当番号を選び「この発信者をブロック」を設定することで、以後の着信を防ぐことができます。複数の不審番号がある場合は、まとめてブロックすることで安心感が増します。
不安がある場合は通信会社や消費生活センターへ相談
もし誤って応答してしまったり、高額な請求が発生してしまった場合は、すぐに契約中の通信会社へ連絡してください。また、消費生活センターや国民生活センターに相談すれば、具体的な対策や返金交渉のアドバイスを受けられることがあります。万が一の被害に備え、相談窓口を知っておくことも大切です。
まとめ|国番号+36を正しく理解して安全に利用する
国番号+36はハンガリーを示す番号であり、日本から電話をかける際には必ず入力が必要です。スマホで「+」を使う方法、携帯で「010」を使う方法、固定電話でキャリア番号を付ける方法、通話アプリを活用する方法など、状況に応じた発信手段があります。一方で、国際電話詐欺の可能性もあるため、不審な着信には応答せず、必要に応じてブロックや相談窓口の活用を行いましょう。正しい知識を持ち、安全に国際電話を利用することが安心につながります。
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