国番号2956からの着信は要注意!その理由を徹底解説

突然の着信「+2956」…それ、本当に国際電話?
最近、+2956 から始まる電話番号から着信があったという報告が相次いでいます。一見すると、どこかの国からの国際電話に見えるこの番号。しかし、実はこの「2956」という番号は、正式な国番号ではありません。ITU(国際電気通信連合)が発行する公式の国番号リストには存在しないため、この番号を使った着信は偽装されたものである可能性が高いのです。
この記事では、国番号2956がなぜ危険視されているのか、その背景と対策について詳しく解説していきます。

実在する29から始まる国番号と2956の違い
実際に、+29で始まる国番号はいくつか存在します。以下がその一例です:
- +290: セントヘレナ(英領)
- +291: エリトリア
- +297: アルバ
これらはすべてITUによって公式に割り当てられている国番号であり、国際電話として正しく接続されるものです。一方、+2956 はそのような割り当てを受けておらず、存在しない国番号となります。そのため、「正規の国際電話のように見える」ことを逆手に取って、詐欺業者がユーザーの警戒を避ける目的で使っているケースがあるとされています。
つまり、2956という番号は、実在する「+29」系列の国番号とは無関係であり、似せて作られた可能性が高いのです。
なぜこのような番号が使われるのか?
ワン切り詐欺の代表的な手口
もっとも多いのは、「ワン切り詐欺」と呼ばれる手口です。これは、着信後すぐに電話が切れることで、受信者が「何かの要件かも」と思って折り返すように仕向けるものです。折り返すと、高額な通話料が発生するプレミアム通話ルートへ接続される仕組みになっている場合があります。
個人情報を狙うフィッシング電話も
「カードの不正利用を検知しました」や「あなたのアカウントがロックされています」などと話しかけ、口頭での本人確認やSMS経由の認証コード送信を促すケースも報告されています。これにより、クレジットカード情報や認証情報の窃取を狙う詐欺であることも少なくありません。
着信があった場合の対処法
折り返さない・無視する
まず基本として、知らない番号には出ない・折り返さないことが重要です。特に、+2956のように明らかに怪しい番号は即ブロックしましょう。
着信履歴を残しておく
スマートフォンのスクリーンショット機能や着信履歴を記録しておき、万が一通話してしまった場合も証拠として保管しておくことが大切です。
迷惑電話対策アプリを活用する
- Whoscall: 国内外のスパム番号を自動で識別
- トビラフォン: 迷惑電話データベースに基づくブロック
- 楽天リンク: 楽天モバイル利用者向けのセキュア通話環境
よくある質問(FAQ)
Q:+2956からの電話に出てしまった。どうすればいい?
A:まず冷静に内容を思い出してください。個人情報や番号を伝えてしまった場合は、すぐに携帯会社やカード会社に連絡しましょう。
Q:この番号はブロックした方がいい?
A:はい、即時ブロックを推奨します。同様のパターンで+2955や+2957などの番号も使われる傾向があるため、類似番号も併せてブロックしましょう。
Q:2956ってどこかの国の一部じゃないの?
A:いいえ、ITUが公式に発行している国番号リストには存在しません。つまり、架空の番号です。
まとめ:知らない番号に要注意
国番号2956からの着信は、正式な国番号ではなく、悪質な目的で偽装された可能性が高いため、絶対に出ない・折り返さないことが重要です。+29から始まる実在の国番号と似ているため注意が必要ですが、その正体は詐欺の温床になりうる番号です。迷惑電話対策アプリの導入や、家族や知人への情報共有を通じて、被害を未然に防ぎましょう。
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