国番号2955に要警戒!知らない番号からの国際電話の危険性

知らない番号からの着信、その正体とは?
ある日突然、見慣れない番号「+2955」から着信があった──そんな経験をしたことはありませんか?このような番号は、実在の国番号に似せて構成されている可能性があり、詐欺や迷惑電話の温床となっているケースも少なくありません。
この記事では、国番号2955の正体や背景、不審電話に対する対策などを解説します。
2955とは何か?国際電話番号の仕組み
295から始まる番号は実在する?
実際に国際電話に使用されている国番号「295」は、現在のところ国際電気通信連合(ITU)により割り当てられていません。つまり、「295」やそれに続く「2955」は未使用または不正に使われている可能性があります。
+29から始まる国番号の一例
- +290:セントヘレナ
- +291:エリトリア
- +297:アルバ
これらの国番号と非常によく似た数字列を利用して、詐欺目的の電話が発信されることがあります。

詐欺に悪用される手口とその理由
ワン切り詐欺の仕組み
不審な国際電話の中でも特に注意が必要なのが「ワン切り詐欺」です。犯人は着信後すぐに電話を切り、折り返し電話をさせることで高額な通話料を発生させます。2955という不審な番号からの着信は、このワン切り詐欺の手口に非常に似ています。
なぜ折り返すと高額請求されるのか?
一部の通話先は、特殊な通話ルートを使って国際プレミアム料金が設定されており、1分数百円から1,000円近くになるケースもあります。
被害にあわないためにできること
不明な番号には出ない・折り返さない
知らない国番号、特に+2955のように不明確な番号からの着信には応じないようにしましょう。
迷惑電話対策アプリの活用
以下のようなアプリは、迷惑電話の識別と自動ブロックに役立ちます:
- Whoscall:着信の相手をリアルタイムで識別
- トビラシステムズ:迷惑電話フィルターの精度が高い
- 楽天でんわセーフティ:楽天モバイル専用のフィルタリング機能
通話アプリを利用するメリット
不審な国際通話のリスクを避けるには、通話アプリの使用も有効です。たとえば、LINE通話やViber、Rakuten Linkなどは、事前に相手が登録されているため、見知らぬ番号からの通話が届くことはありません。
通話経由の個人情報流出にも注意
通話中に自動音声やオペレーターに誘導され、名前や住所、クレジットカード情報などを話してしまうケースもあります。「本人確認」や「当選通知」などを装った詐欺の可能性があるため、通話中も常に警戒を怠らないようにしましょう。
警察や総務省への通報も有効
不審な国際電話を受けた場合は、警察の「サイバー犯罪対策窓口」や、総務省の「迷惑電話相談センター」に通報することで、被害拡大の防止につながります。公式の相談窓口を活用し、必要であれば携帯会社にも連絡して、番号変更やブロックの手続きも検討してください。
信頼できる情報源の確認方法
国際電話に関する正確な情報を得るには、次のような公的・信頼性の高いサイトを参照するのが良いでしょう:
まとめ:知らない国番号には要注意
国番号2955は、現在実在しない番号であり、詐欺や迷惑電話に悪用されている可能性があります。正規の国番号と類似しているため、特に注意が必要です。電話がかかってきた際には、番号を確認し、迷わず切る勇気も重要です。自分の情報を守るためにも、日頃から最新の迷惑電話対策を意識しておきましょう。
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