国番号28からの電話、実は詐欺!? 知らないと損する防止策
最近、「+28」から始まる謎の電話番号から着信があった経験はありませんか?知らない番号からの国際電話は、それだけで不安になるものです。特に「国番号28」は正式に存在しないため、詐欺や迷惑電話の可能性が極めて高いと考えられます。今回は、そうした電話の背景と、被害を防ぐための具体策を分かりやすく解説します。

国番号28は存在しない?
結論から言えば、「国番号28」という正式な国番号は現在存在しません。国際電気通信連合(ITU)が定めた国番号一覧にも「+28」は割り当てられておらず、電話がかかってきた場合は以下の可能性が考えられます:
- 詐欺業者による番号偽装(スプーフィング)
- 通話課金型の迷惑電話
- 架空請求や個人情報搾取の目的
なぜこのような番号が使われるのか?
詐欺業者は、実際には存在しない国番号を使うことで、ユーザーの警戒心をくすぐり、折り返し電話を誘導しようとします。このような電話は通話料が高額に設定されているケースも多く、数十秒話すだけで数千円請求される可能性もあります。
実際に報告されている詐欺例では、「+28」で始まる番号からワン切りがあり、折り返すと自動音声ガイダンスが流れ、料金が発生するという手口が確認されています。
例として存在する2から始まる国番号
「+2」から始まる国番号は存在しており、以下の国々に割り当てられています。これらはアフリカ・中東地域を中心とした正式な国番号です:
- 20:エジプト
- 21:未使用(将来の割り当て用)
- 211:南スーダン
- 212:モロッコ
- 213:アルジェリア
- 216:チュニジア
- 218:リビア
- 220:ガンビア
- 221:セネガル
- 222:モーリタニア
- 223:マリ
- 224:ギニア
- 225:コートジボワール
これらの番号であれば信頼性は高いですが、「+28」という未登録のプレフィックスは不正利用の可能性が高いため要注意です。
被害を防ぐためにすべきこと
1. 不審な番号には出ない・折り返さない
まず、「見覚えのない国番号」からの電話には出ないようにしましょう。特に「+28」のように正式に存在しない番号は詐欺のリスクが高いため、即時拒否がベストです。
2. 着信ブロックアプリを活用
スマートフォンには、迷惑電話をブロックできるアプリが多数あります。「Whoscall」「Truecaller」「迷惑電話ブロック」などのアプリを活用すれば、怪しい番号からの着信を自動的に防ぐことができます。
3. 通信事業者に相談
繰り返し不審な電話がかかってくる場合は、契約している通信事業者に相談しましょう。最近では「迷惑電話自動フィルター」機能などを提供している会社も増えています。

詐欺電話が進化している
近年の詐欺電話は、ただのワン切りだけではなく、巧妙な手口に進化しています。たとえば、「銀行口座が凍結された」「税務署からの重要な連絡」など、もっともらしい自動音声を使って被害者を誘導しようとするものもあります。
こうした手口は高齢者やスマホ初心者が狙われやすいため、家族で情報共有し、注意を呼びかけ合うことも重要です。
まとめ:国番号28からの電話には細心の注意を
「+28」から始まる電話番号は、正式な国番号として登録されておらず、その多くは詐欺や迷惑電話と考えられます。実際に存在する「+2」から始まる国番号とは異なり、折り返すことで高額な通話料が発生する可能性もあるため注意が必要です。
知らない番号からの着信には安易に応じず、ブロックや通信事業者への相談、家族間の情報共有を心がけましょう。情報リテラシーを高めることが、もっとも有効な防御策となります。
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