国番号30はどこ?突然の「+30」からの電話の正体は…
知らない番号から「+30」で始まる着信があったとき、あなたはどのように対応しますか?実はこの番号はギリシャの国番号です。観光地として有名なギリシャですが、ビジネスや留学、家族・知人との国際交流でも通話の機会は少なくありません。本記事では、ギリシャの国番号30に関する基礎知識と安全な通話方法、さらには詐欺被害を避けるための注意点までを丁寧に解説します。

ギリシャへの国際電話のかけ方と注意点
ギリシャへの国際電話をかけるには、以下の手順に従ってダイヤルしましょう:
- 日本の国際電話識別番号(通常は「010」)
- ギリシャの国番号「30」
- 相手の電話番号(ギリシャ国内の番号。先頭の0は省略)
たとえば、アテネの固定電話番号「021 234 5678」にかけたい場合:
010 30 21 234 5678
スマホからかける場合は「+30」を使ってもOKです:
+30 21 234 5678
ギリシャでは市外局番が「2」で始まる番号が固定電話、「6」で始まる番号が携帯電話です。通話料金は通信事業者によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

「+30」からの着信に注意すべき理由
近年、国番号+30を悪用した迷惑電話や詐欺の報告が増えています。主な手口は以下の通りです:
- ワンギリ詐欺:1コールで切り、折り返させて高額通話料を狙う
- 架空請求:SMSで”未払いがある”などと脅し、+30の番号にかけさせる
- フィッシング:電話で個人情報を聞き出す
これらは一見ギリシャからの正式な電話のように見せかけますが、実際は詐欺グループが別の国からギリシャの番号を偽装しているケースもあります。
以下のような対応を心がけてください:
- 知らない+30番号からの着信には出ない
- 折り返しの前に番号をネットで検索
- 詐欺の可能性がある場合は消費生活センターや警察相談窓口(#9110)へ相談
- 迷惑電話ブロックアプリ(例:Whoscall、Truecaller)の導入

まとめ
国番号30はギリシャを示す正式な国際電話番号であり、正しく使えば安心して通話ができます。ですが、+30を使った詐欺や迷惑電話の例も実際に報告されています。特にワンギリや架空請求のような手口には注意が必要です。
大切なのは、知らない番号にはすぐに反応せず、一度立ち止まって調べること。そして、不安を感じたら迷わず専門機関に相談することです。
国際社会とのつながりが広がる今、安全な通信環境を守るために、正しい知識を身につけていきましょう。
