注意!国番号801は詐欺電話の可能性大!その理由とは?
「+801」からの不審な着信。あなたも一度は経験したことがあるかもしれません。実はこの番号、国際電話詐欺の手口として悪用されることがあり、出るだけでリスクが伴う場合もあります。本記事では、国番号801に潜む危険性とその正体、そして確実な対策方法までを詳しく解説していきます。
国番号801の概要と国際通話の基本知識
そもそも「国番号801」は、ITU(国際電気通信連合)が正式に割り当てた国番号ではありません。つまり、国番号としては実在しない、架空の番号です。それにもかかわらず、スマホや固定電話に「+801」からの着信が表示されることがあります。
このようなケースの多くは、「スプーフィング(Caller ID偽装)」という手法によって実行されています。これは、実際の発信元を隠し、信頼できそうな番号を装って電話をかける詐欺の一種です。
加えて、「+801」は一部の仮想ネットワークサービスやVoIP経由のテスト番号、もしくは企業の社内PBX(内線交換機)から発信されたものが偽装されて表示されるケースもあります。いずれにしても、個人ユーザーにとっては非常に分かりづらく、不審さが残ります。

詐欺電話の典型的なパターン
国番号801を装った詐欺電話には、いくつかの典型的な手口があります。以下に代表的な例を挙げます:
- ワン切り後に折り返し電話を誘導し、高額な通話料を発生させる
- 自動音声で「荷物の不在通知」「銀行口座の凍結」など不安を煽る
- 外国語または不自然な日本語で不審な案内を流す
- SMSでURLを送りつけ、個人情報を盗み取るフィッシング詐欺
特にワン切り詐欺は巧妙で、「何の用事だったのだろう」と好奇心から折り返してしまう人も少なくありません。しかし、その一回の通話で数千円〜数万円の請求が発生することもあるのです。

国番号801からの電話への具体的な対策
では、実際にどのような対策をとるべきなのでしょうか?以下の方法を参考にしてください。
- 知らない番号には出ない・折り返さない:特に「+801」など見慣れない国番号には警戒が必要です。
- スマートフォンの着信拒否設定を活用:iPhoneやAndroidでは特定の番号のブロックが可能です。
- 迷惑電話対策アプリの導入:WhoscallやTruecallerは不審な番号を自動判定してくれます。
- キャリアのサービスを利用:NTTドコモやau、ソフトバンクが提供する迷惑電話ブロック機能を活用しましょう。
加えて、家族や高齢者のスマホにも同様の設定を行っておくと安心です。最近では、詐欺グループがAI音声を使って日本語で巧妙に会話を持ちかけるケースも増えており、「知らない相手とは話さない」という基本がより重要になっています。

まとめ
国番号801は、正式な国番号としては存在せず、スプーフィングや詐欺に使われる可能性が極めて高い番号です。もし「+801」からの着信があった場合は、出ずに無視することが最も安全な対応です。
被害を未然に防ぐためには、「知らない番号に出ない」「折り返さない」「設定とアプリでブロックする」の3つが鉄則。
安心してスマホを使い続けるためにも、日頃からの対策と家族への注意喚起を怠らず、怪しい着信には冷静に対処していきましょう。
コメント