国番号12は存在する?謎の「12」からの着信の正体を徹底解説【保存版】

社会
  1. 国番号12から着信があった?まずは結論から
  2. 国番号12は存在しない?国際電話の仕組みと割り当てルール
    1. 国番号はどのように決まっているのか
    2. 「12」のような短い番号が表示される理由
  3. なぜ「12」から電話がかかってきたように見えるのか|考えられる主なパターン
    1. ① 実際は「+1(アメリカ・カナダ)」の表示崩れ・省略表示
    2. ② 「+212(モロッコ)」などの国番号の一部だけが表示されているケース
    3. ③ 発信者番号の偽装(スプーフィング)による不自然な番号表示
  4. 12と見間違えやすい実在の国番号一覧
    1. +1(アメリカ・カナダ・北米地域)
    2. +20(エジプト)
    3. +212(モロッコ)
    4. +213(アルジェリア)
    5. +216(チュニジア)
    6. その他、「12」に見えやすい国番号一覧
  5. 「12からの着信」は危険?実際に報告されている詐欺電話の手口
    1. ワン切りで折り返しを狙う高額課金型の国際電話詐欺
    2. SMSのリンクから偽サイトに誘導するフィッシング詐欺
    3. 音声案内や自動応答を使った情報聞き出しの手口
  6. 12から始まる不審な番号への安全な対処法
    1. 着信履歴でフルの番号を確認する手順
    2. 国番号を調べて発信元を確認する方法
    3. iPhone・Androidで不審な番号をブロックする方法
      1. iPhoneでブロックする方法
      2. Androidでブロックする方法(一般的な例)
  7. まとめ|国番号12は実在しない番号。まずは折り返さず冷静に確認を

国番号12から着信があった?まずは結論から

スマートフォンに「12」から始まる謎の番号で着信があると、海外からの国際電話なのではないか、あるいは詐欺電話ではないかと不安に感じる人は多いです。しかし結論として、国番号12という番号は世界中に存在しません。そのため、「12」だけが表示されている場合は、ほとんどが表示崩れ・番号の省略・誤認であり、実際の国番号は別にあるケースがほとんどです。

さらに近年は、海外を中心とした詐欺業者による「番号偽装(スプーフィング)」が増えており、意図的に存在しない番号を表示させてユーザーを混乱させる手口も使われています。つまり、「12」からの着信はほぼ100%そのままの番号ではなく、別の番号の断片か偽装番号だと考えるのが安全です。

国際電話をイメージした地球と電話アイコンのシンプルなイラスト

国番号12は存在しない?国際電話の仕組みと割り当てルール

国番号はどのように決まっているのか

国番号(電話国番号)は、国際電気通信連合(ITU)が世界各国に割り当てている番号で、各国は特定の1〜3桁の国番号を持ちます。たとえば、日本は「+81」、アメリカ・カナダは「+1」、韓国は「+82」というように、番号体系には厳格なルールがあります。

この番号体系において「12」そのものが国番号として割り当てられた国は存在しません。似ている番号としては、北米「+1」、中東・アフリカ方面の「+20」「+212」「+213」「+216」などがありますが、「12」は単独ではどの国にも紐づいていません。

「12」のような短い番号が表示される理由

それでは、なぜスマートフォンに「12」という短い番号だけが表示されることがあるのでしょうか。理由は主に以下のような要因が考えられます:

  • 通知バナーで表示できる桁数が省略される
    ロック画面や通知バーでは番号が途中までしか表示されず、冒頭の2桁だけ見えてしまうことがあります。
  • 機種・OS・回線の違いによる表示崩れ
    格安SIMや海外SIM、一部の通話アプリでは、国番号部分が欠けてしまうことがあります。
  • スプーフィング(番号偽装)によって故意に短い番号が表示される
    詐欺電話業者が番号をランダム生成し、不自然な表示になることがあります。

これらの要因が重なることで、ユーザーのスマホには「12」だけが表示され、まるで国番号12が存在するかのように見えてしまうのです。

なぜ「12」から電話がかかってきたように見えるのか|考えられる主なパターン

① 実際は「+1(アメリカ・カナダ)」の表示崩れ・省略表示

最もよく見られる原因が、実際にはアメリカやカナダの国番号である+1からの着信なのに、スマートフォン側で番号が正しく表示されず、短く「12」のように見えてしまうケースです。海外ローミング中の発信者が日本へ電話をかけると、通常は「+1 〇〇〇-〇〇〇-〇〇〇〇」のように表示されます。しかし、スマホの通知や通話アプリの仕様、格安SIMや海外SIMの影響などで、番号冒頭の「+1」が欠落しやすくなります。

具体的には、次のような状況で番号が省略されて「12」に見えてしまうことがあります。

  • 通知バナーの表示領域が狭く、冒頭の国番号が切れる
    スマホのロック画面やポップアップ通知では桁数が制限され、先頭の数字が削られることがよくあります。
  • 格安SIM(MVNO)で国番号処理が不安定になる
    ドコモやau、ソフトバンクに比べ、格安SIMは国番号の読み込みが不安定になりがちで、数字が部分的に欠落してしまうことがあります。
  • 通話アプリ経由の着信で番号が正しく取得できない
    LINE Out や 050アプリなどを経由していると、スマホ側が正確な番号を認識できず、冒頭部分を見失うことがあります。

さらに、北米の電話番号体系(NANP)では、国番号「+1」の後に続く市外局番(エリアコード)が「2」から始まるケースが非常に多いという特徴があります。例えば、次のようなエリアコードが実在します。

  • 201(ニュージャージー州)
  • 202(ワシントンD.C.)
  • 203(コネチカット州)
  • 210(テキサス州)
  • 213(ロサンゼルス)
  • 216(オハイオ州)
  • 219(インディアナ州)

このため、本来は以下のような番号であっても:

+1 213-XXX-XXXX

通知画面では冒頭が欠けて、「12…」のように表示されることが実際に起こり得ます。北米のエリアコードには「02」から始まる番号は存在しませんが、「2で始まる番号自体」は非常に多いため、数字が欠落した瞬間に「12」へ誤認されやすいのです。

これらの原因が組み合わさると、本来は「+1」で始まる番号でも、通知やポップアップでは「12」のように見える現象が発生します。一瞬の表示では特に誤認しやすく、履歴を開くと正しい番号が表示されるのに、通知では「12」に見えたというケースも多く報告されています。

② 「+212(モロッコ)」などの国番号の一部だけが表示されているケース

次に多いのが、実際にはモロッコ(+212)アルジェリア(+213)チュニジア(+216)などの「2xx」系の国番号であるにもかかわらず、スマホの通知画面で番号が途中までしか表示されず、先頭の「2」や「+」が省略されてしまうケースです。

北アフリカ地域の国番号は以下のような特徴があります。

  • 国番号が「2」から始まる
    そのため、冒頭の「2」が欠けると残りの数字が「12」に見えやすくなります。
  • 全体の桁数が多い
    通知表示ではすべての数字を表示しきれず、途中から切れて見えることがあります。
  • 営業電話・スパム・詐欺電話の発信元として報告がある
    日本国内でも、+212 や +216 を利用したワン切り詐欺の報告があります。

例えば、本来は「+212 6XXX XXXX」という番号が通知では「12」だけ見えることがあります。このように、国番号の冒頭部分が欠落し、「212」→「12」という誤認が起きやすいのが特徴です。

③ 発信者番号の偽装(スプーフィング)による不自然な番号表示

最も危険なのが、海外の詐欺業者が使用する番号偽装(スプーフィング)です。これは、発信元の番号を意図的に別の番号に書き換えて表示させる手口で、実在しない番号や異常に短い番号がスマホに出ることがあります。

スプーフィングでは次のような操作が行われます:

  • 存在しない国番号を表示させる
    「12」のように、実際には存在しない国番号でも自由に偽装できます。
  • 番号を数桁だけにして折り返しを誘導する
    不自然な短い番号はユーザーに「誰だろう?」と興味を持たせるために使われます。
  • 追跡を困難にするための偽装
    番号を変えることで、発信元の特定を難しくします。

実際に世界各地で、「12」「11」「99」など不自然に短い番号からの着信が詐欺電話として報告され、注意喚起されるケースがあります。日本国内でも、番号スプーフィングによるワン切り詐欺やフィッシング詐欺が増加しているため、こうした不自然な番号はほぼ詐欺目的と考えて良い状況です。

特に、心当たりがないのに「12」などの異常に短い番号が表示された場合は、折り返し電話やSMSリンクのクリックは絶対に避けるべきです。

12と見間違えやすい実在の国番号一覧

「12」という国番号は存在しません。しかし実際には、通知の省略・数字の欠落・番号の途中表示・一時的な表示バグなどによって「12」のように見えてしまう国番号はいくつもあります。この章では、特に見間違えが多い国番号を詳しく整理し、なぜ「12」に見えるのかを具体的に解説します。

+1(アメリカ・カナダ・北米地域)

アメリカやカナダを含む北米地域の国番号は+1です。北米地域からの着信は日本でも非常に多く、スマートフォンの通知画面で冒頭の「+」が欠落したり、番号が二段に分割されることで、「1」+ 後続の数字が組み合わさり、結果的に「12」や「1●」のように見えてしまうことがあります。

さらに北米番号体系(NANP)には「2」で始まる市外局番が非常に多く、

  • 201(ニュージャージー州)
  • 202(ワシントンD.C.)
  • 203(コネチカット州)
  • 210(テキサス州)
  • 213(ロサンゼルス)
  • 216(オハイオ州)

といったように、「+1 2xx xxxx xxxx」という形の番号が非常に多く存在します。通知で「+1」が欠落すると、

+1 213-XXX-XXXX → 「12 13…」と誤認

という流れで「12」に見える仕組みです。「12」表示の誤認で最も多いのは北米番号の崩れ表示です。

+20(エジプト)

エジプトの国番号は+20です。本来なら「20」ですが、通知のバグや省略表示で「0」が欠落し、「2」だけが表示 → 次の桁と合わさり「12」に見えるケースがあります。

特に以下の状況で誤認が発生しやすい特色があります:

  • 通知バナーが数字を切り詰めて表示する
  • 海外番号の桁数が多く、冒頭が省略される
  • スマホの言語設定やフォントの幅調整により数字がずれて見える

アフリカ・中東地域からの営業電話例も報告されているため、疑わしい番号が「12」に見えるのは珍しくありません。

+212(モロッコ)

モロッコの国番号+212は、世界的にも詐欺電話・ワン切りの発信源として報告されることが多い番号です。「212」は数字の並びが特徴的で、冒頭の「2」や「+」が欠落すると「12」「21」に見える確率が極めて高い番号です。

通知が「212」の途中から始まると、

+212 6XXX XXXX → 通知で「12…」だけが表示

ということが簡単に起こり得ます。特に日本では、モロッコ番号を使った国際ワン切り詐欺が過去に多数報告されています。

+213(アルジェリア)

アルジェリアの国番号は+213で、「21」から始まるため、数字の欠落が起きると「12」に見える典型例です。北アフリカ地域は営業電話・スパム・詐欺SMSが多い傾向があり、日本でも不審な着信の報告が増えています。

通知画面で「+2」が欠落すると、

+213 → 「13」または「12」に誤認

というパターンがかなり多い国番号です。

+216(チュニジア)

チュニジアの国番号+216も、数字の並び上「21」から始まるため、「12」「21」などに誤認されやすい代表格です。特に「216」は国際詐欺電話で頻繁に悪用されており、EU諸国でも警告対象として扱われることがあります。

スマホのロック画面では桁が省略されがちで、

+216 → 「16」「12」「21」などに崩れる

という表示バグが起きやすいため、注意が必要です。

その他、「12」に見えやすい国番号一覧

他にも、冒頭の数字欠落や通知の省略表示によって「12」に近い表示になる国番号はいくつかあります。以下は特に誤認例が多いものです。

  • +218(リビア)
    「21」の部分が残ると「12」に見えることがあり、詐欺・営業電話も報告されています。
  • +27(南アフリカ)
    「2」+次の桁が通知で接続され「12」に誤認されやすいケースがあります。
  • +211(南スーダン)
    「21」が通知で逆順に見えたり、小さく表示されて「12」に見えることがあると報告されています。

このように、「12」に見える番号の多くは2で始まるアフリカ地域の国番号であることが多く、スマホの表示方式や通知形式によって簡単に数字が崩れてしまう仕組みがあります。「12」表示はほぼ誤認またはスプーフィング(番号偽装)であり、実在する国番号ではないため、基本的には慎重な対応が必要です。

「12からの着信」は危険?実際に報告されている詐欺電話の手口

ワン切りで折り返しを狙う高額課金型の国際電話詐欺

国際電話を利用した詐欺で最も典型的なのが、いわゆるワン切り詐欺です。これは、発信側がごく短い時間だけ呼び出し音を鳴らしてすぐに切り、相手のスマホの着信履歴に謎の番号だけを残すという手口です。ユーザーが「知らない番号だけど誰だろう?」「もしかして重要な連絡かも」と不安になり、自ら折り返し電話をしてくるのを狙っています。

国際電話は、日本国内の通常通話と比べて1分あたりの料金が非常に高く設定されている場合があります。契約しているキャリアや相手国によって差はあるものの、1分あたり数百円〜数千円程度になるケースもあり、数十秒話しただけでも驚くような金額が請求される危険があります。中には、つながった瞬間に自動音声が流れるだけで、ほとんど会話がないにもかかわらず料金だけ発生するような悪質な仕組みも存在します。

「12」から始まるように見える着信の多くは、実際には「+212」「+213」「+216」などの国番号の一部だったり、完全に偽装された番号である可能性が高いと考えられます。これらの番号は詐欺目的で悪用されることも多く、特にワン切りのように1コールだけ鳴ってすぐ切れるパターンは非常に危険なシグナルです。

重要なのは、「知らない海外番号からのワン切りには絶対に折り返さない」というルールを自分の中で徹底しておくことです。たとえ「12」としか見えなくても、正体不明の番号に対して好奇心で発信してしまうと、思わぬ高額請求につながるおそれがあります。

SMSのリンクから偽サイトに誘導するフィッシング詐欺

近年急増しているのが、電話だけでなくSMS(ショートメッセージ)を悪用したフィッシング詐欺です。不審な海外番号や正体不明の短い番号から、

  • 「お荷物をお届けしましたが不在でした。再配達はこちら」
  • 「銀行口座に不正アクセスがあります。確認のためログインしてください」
  • 「重要なお知らせがあります。以下のリンクからご確認ください」

といったメッセージが届き、本文にはURLリンクが含まれていることが多いです。

このリンクを開くと、見た目は本物そっくりの宅配業者サイトや銀行ログイン画面が表示され、ID・パスワード・暗証番号・クレジットカード情報などの入力を求められることがあります。ユーザーが疑わずに情報を入力してしまうと、その情報はすべて詐欺業者のもとへ送信され、不正利用やなりすましに悪用される危険があります。

また、リンク先で不正なアプリのインストールを促されるケースもあります。特にAndroid端末では、提供元不明のアプリからマルウェアが入り込み、スマホ内部の連絡先やSMS、位置情報などが盗み取られたり、勝手に別の番号へSMSを送信されるといった被害も報告されています。

「12」や「2xx」などの短い番号から届くSMSは、発信元情報が偽装されている可能性が高く、正体がよく分からないリンクは絶対に開かないことが大切です。宅配業者や銀行を名乗る内容であっても、公式アプリや正規サイトから自分でアクセスし、メッセージの真偽を確認する方が安全です。

音声案内や自動応答を使った情報聞き出しの手口

詐欺業者の中には、折り返してきたユーザーから効率的に情報を集めるために、自動音声案内やIVR(自動応答システム)を悪用しているケースもあります。一見すると、銀行のコールセンターやカード会社の窓口のような音声が流れ、

  • 「あなたのアカウントに不正アクセスがありました。確認のため番号を入力してください」
  • 「カードの有効性を確認するため、カード番号と有効期限を入力してください」
  • 「本人確認のため、生年月日と暗証番号を押してください」

といった指示に従わせようとします。

ユーザーが電話のキーパッドから番号を入力すると、その情報はそのまま詐欺業者のシステムに記録され、後から不正利用される可能性があります。中にはオペレーターに接続されるふりをして、実際には詐欺グループのメンバーにつながり、会話の中でさらに詳しい個人情報を聞き出されるケースもあります。

「12」から始まるように見える謎の番号に折り返しをした結果、このような自動音声システムにつながってしまう可能性もゼロではありません。特に、

  • こちらは何も問い合わせをしていないのに「不正利用」「緊急」「アカウント停止」などの言葉が出てくる
  • 最初から個人情報やカード情報の入力を求められる
  • 企業名を名乗っているのに、公式サイトに載っている電話番号と違う

といった特徴がある場合は、ほぼ間違いなく詐欺目的と考えて良いでしょう。

本当に心配な場合は、その電話番号には折り返さず、自分で公式サイトに記載されている電話番号にかけ直すのが安全です。「謎の番号からの着信 → 折り返し → 自動音声で個人情報入力」という流れには、絶対に乗らないように注意しましょう。

スマホで不審な海外番号を確認している人物のシルエットイラスト

12から始まる不審な番号への安全な対処法

着信履歴でフルの番号を確認する手順

まず最初に行うべきことは、落ち着いてスマートフォンの着信履歴から完全な番号を確認することです。通知バナーやロック画面では桁数が制限されるため、「12」などごく短い番号だけが表示されることがあります。しかし、履歴画面や詳細画面を開けば、実際には+212(モロッコ)+216(チュニジア)など、正しい国番号が確認できるケースが非常に多いです。

具体的な確認手順は次の通りです。

  • スマホの「電話」アプリを開く
    通知バナーでは省略されていた番号でも、アプリ内なら全桁が表示されることがよくあります。
  • 「履歴」タブを開く
    着信日時とともに、フルの番号またはより多くの桁が確認できます。
  • 該当の番号をタップし、「詳細」または「iマーク」から詳細画面を開く
    ここで初めて完全な国番号と市外局番が見える場合が多いです。

もし詳細画面で+212/+213/+216 などの北アフリカ地域の国番号が確認できた場合、営業電話・迷惑電話の可能性が高く、折り返しは厳禁です。また、番号の形式に覚えがない場合や、海外に知人がいない場合は、出ない・折り返さないという判断が最も安全です。

国番号を調べて発信元を確認する方法

フルの番号が確認できたら、次に国番号がどこの国を表しているのか調べると、不審な番号かどうか判断しやすくなります。国番号の調べ方はとても簡単で、特別な知識は必要ありません。

  • 検索エンジンで調べる(例:「+212 国番号」)
    番号を検索窓にそのまま入力するだけで、ほとんどの場合すぐに国名が表示されます。最も手早く確実な方法です。
  • 国番号一覧サイトを使う
    国際電話の情報サイトや携帯会社のサポートページには、国番号一覧が掲載されています。頻繁に調べたい人はブックマークすると便利です。
  • 国際電話アプリ・通話アプリのヘルプページを見る
    一部のアプリでは対応国や国番号が一覧で公開されています。通話料金の目安も同時に確認できます。

重要なのは、見覚えのない海外番号=基本的に折り返しは不要という点です。「なぜ自分にその国から電話が来るのか?」という理由がまったく思いつかない場合は、無視して問題ありません。

iPhone・Androidで不審な番号をブロックする方法

不審な番号から何度も着信がある場合は、スマホ側で着信拒否(ブロック)設定を行うことで、今後の着信・SMSを防ぐことができます。わずか数タップで設定できるため、安全対策として非常に有効です。

iPhoneでブロックする方法

  • 「電話」アプリを開く
  • 「履歴」タブを表示
  • 怪しい番号の右側にある「i」マークをタップ
  • 「この発信者をブロック」を選択する

この設定を行うと、その番号からの通話・SMS・FaceTimeがすべてブロックされます。通知も来なくなるため、精神的なストレスが大幅に軽減されます。

Androidでブロックする方法(一般的な例)

  • 「電話」アプリ → 「履歴」または「最近」
  • ブロックしたい番号を長押し、または「詳細」や「︙(メニュー)」をタップ
  • 「ブロック」または「スパムとして報告」を選択

なお、Androidはメーカーごとに表示が多少異なりますが、ほとんどのスマホで上記の方法でブロック設定にアクセスできます。最近の機種では、Googleの迷惑電話自動検知機能が搭載されており、海外のスパム番号は自動で警告表示が出ることもあります。

一度ブロックすれば、その番号からの着信に悩まされることはなくなります。
特に「12」や「2xx」など、正体不明の番号が何度も繰り返し着信する場合は、早めのブロックを強くおすすめします。

不審な番号への基本的なルールは次の4つです。

  • 出ない
  • 折り返さない
  • 調べてから判断する
  • 必要ならブロックする

この4つを守るだけで、国際電話詐欺や個人情報流出のリスクを大幅に回避することができます。正しい知識を持っておけば、突然の不審な着信にも冷静に対応できるようになります。

まとめ|国番号12は実在しない番号。まずは折り返さず冷静に確認を

ここまで見てきたように、国番号12という番号は実在しません。そのため、「12」から始まる番号で着信があった場合は、表示崩れや偽装によってそう見えている可能性が高いと考えるべきです。特に、ワン切りや不審なSMSを伴う場合は、詐欺電話である疑いが強くなります。

大切なのは、見慣れない番号からの着信に対してすぐに折り返さないことです。まずは着信履歴でフルの番号を確認し、国番号を調べ、自分にとって心当たりがある相手かどうかを落ち着いて判断しましょう。それでも不審に感じる場合は、躊躇なくブロック設定を行い、安全を優先することが重要です。

「12」からの着信に限らず、知らない海外番号からの電話やSMSには常にリスクが伴います。出ない・折り返さない・調べてから判断するという基本を守ることで、トラブルを未然に防ぐことができます。正しい知識を持っておけば、突然の謎の着信にも振り回されず、安心してスマホを使い続けることができるでしょう。

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