【国番号+354】アイスランドへの電話のかけ方と料金をわかりやすく解説!
結論から言うと、アイスランドへ電話をかけるときの国番号は「354」です。
スマートフォンでは「+354」、固定電話では「010→354」という形式で発信します。「+」は国際発信を示す記号であり、国番号の一部ではありません。
つまり、「+」=「010」、そして「354」が正確な国番号というわけです。この記事では、アイスランド(特に首都レイキャビク)への電話のかけ方や料金の目安、さらに通話費を安く抑える方法を詳しく解説します。

日本からアイスランドに電話するには?国番号354の正しい使い方
アイスランドの国番号は「354」です。
「+354」と表記されることもありますが、先頭の「+」は国際発信を示す記号であり、国番号そのものではありません。
スマートフォンでは「0」を長押しすると「+」が入力でき、この「+」は日本の固定電話で使う「010(国際発信番号)」と同じ意味を持ちます。
つまり、「+354」と「010-354」はどちらも同じ宛先に接続される形で、使い方が異なるだけです。
海外への電話をかけるときは、番号を次のような順番で入力します。
- 固定電話・ガラケー:010 → 354 → 市外局番(0を除く) → 相手の番号
- スマートフォン:+ → 354 → 市外局番(0を除く) → 相手の番号
この基本ルールを覚えておけば、どの国でも国際電話の構成が理解しやすくなります。
なお、固定電話・ガラケーでは日本の交換機に「これから海外に発信します」と伝えるために「010」が必要です。
一方で、スマートフォンは自動的に国際ルートを認識するため、「+」を付けるだけで済みます。
固定電話とスマートフォンのかけ方の違いを具体例で確認
たとえば、首都レイキャビク(Reykjavík)の市外局番は「5」です。
現地の番号が「5XXXXXXX」であれば、日本から発信する場合は次のように入力します。
- 固定電話・ガラケー:010-354-5-XXXXXXX
- スマートフォン:+354 5 XXXXXXX
また、携帯電話にかける場合は少し異なります。
アイスランドの携帯番号は全国共通で「6」または「7」から始まり、市外局番は不要です。
このため、国内表記「6XXXXXXX」を日本からかける場合は、次のように入力します。
- 固定電話・ガラケー:010-354-6XXXXXXX
- スマートフォン:+354 6XXXXXXX
携帯番号は地域に依存しないため、アイスランド国内のどこにいても同じ形式で発信できます。
また、固定電話と違い「市外局番を入れない」点が大きなポイントです。
もし番号の頭に「0」が付いている場合、それは現地専用の接頭辞なので、国際発信時には削除します。
電話帳登録は「+354」形式で統一するのがおすすめ
スマートフォンの電話帳に登録する際は、最初から「+354」形式で統一しておくと便利です。
たとえば「+354 5XXXXXXX」や「+354 6XXXXXXX」として保存しておくと、
・日本からかけても
・現地滞在中に国内からかけても
どちらも同じ番号で通話ができます。
これは国際電話アプリ(LINE・WhatsApp・Viberなど)でも認識されやすく、連絡先のトラブルを防ぐうえでも有効です。
まとめると、国番号は「354」であり、「+354」は「国際発信記号+国番号」という構造です。
つまり、「+」はどの国にも共通の発信記号であり、「354」はアイスランド固有の番号。
この区別を理解しておけば、どんなデバイスでも確実にアイスランドへ電話をかけられます。
ダイヤル例|アイスランドの主要都市・携帯番号の発信方法
アイスランドでは、地域ごとに市外局番が割り当てられています。
日本から電話をかける場合は、市外局番の先頭の「0」を除いて入力するのが基本ルールです。
市外局番と加入者番号を間違えなければ、安定して通話がつながります。
以下は、日本から主要都市の固定電話へ発信する際の例です。
| 地域名 | 市外局番 | 日本からの発信例(固定電話) |
|---|---|---|
| レイキャビク(首都) | 5 | 010-354-5-XXXXXXX / +354 5 XXXXXXX |
| アークレイリ(北部) | 4 | 010-354-4-XXXXXXX / +354 4 XXXXXXX |
| イーサフィヨルズル(西部) | 3 | 010-354-3-XXXXXXX / +354 3 XXXXXXX |
表の通り、固定電話にかける場合は「010 → 354 → 市外局番 → 相手の番号」という順番になります。
スマートフォンでは「+354 → 市外局番 → 番号」と入力すればOKです。
「+」は「010」と同じ意味の国際発信記号なので、どちらでも正しく発信できます。
携帯電話番号の発信方法
アイスランドの携帯電話番号は全国共通で「6」または「7」から始まる7桁番号です。
国内では「6XXXXXXX」または「7XXXXXXX」と表記されますが、国際発信時はそのまま先頭の数字から入力します。
- 固定電話・ガラケーから:010-354-6XXXXXXX または 010-354-7XXXXXXX
- スマートフォンから:+354 6XXXXXXX または +354 7XXXXXXX
携帯番号には市外局番を付ける必要はありません。
先頭の「6」または「7」から続けて入力すれば、そのまま全国どこへでも発信可能です。
この番号体系は国全体で統一されているため、旅行先や滞在地によって入力方法が変わることはありません。
ダイヤル構成の比較(固定電話とスマートフォン)
電話帳登録のコツ
国際通話で混乱しやすいのが、番号登録の形式です。
日本国内用の番号として保存してしまうと、海外からの発信時に接続できないケースがあります。
そのため、最初から「+354」形式で電話帳を登録しておくのがおすすめです。
- 固定電話:+354 5XXXXXXX(レイキャビク)
- 携帯電話:+354 6XXXXXXX または +354 7XXXXXXX
このように登録しておくことで、日本からでも現地滞在中でも同じ番号で発信できるため、国際・国内通話の切り替えを気にする必要がありません。
また、WhatsAppやLINEなどの連絡先連携アプリも「+354」形式を自動認識するため、メッセージ送信時のエラーも防げます。
アイスランドへの国際通話料金の目安と安く抑える方法
日本からアイスランドに電話をかける場合、通話料金は発信元(固定・ガラケー・スマートフォン)や宛先(固定電話・携帯電話)によって大きく異なります。
2024年時点での主要キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)の標準的な料金目安は以下の通りです。
| 発信元 → 宛先 | 1分あたりの料金(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| 固定電話・ガラケー → アイスランド固定電話 | 約60〜100円 | 比較的安定した品質。短時間通話に向いている。 |
| 固定電話・ガラケー → アイスランド携帯電話 | 約100〜160円 | 携帯宛ては加算料金が発生し、割高になりやすい。 |
| スマートフォン(通常発信) → 固定/携帯 | 約90〜150円 | キャリア経由の国際発信は高額。節約手段の利用推奨。 |
このように通常発信では10分通話でおよそ1,000円前後になりやすく、長時間の会話は大きな負担になります。
しかし、以下の方法を活用すれば1分あたり10〜30円、場合によっては無料にまで下げることも可能です。
① 無料通話アプリを活用(最も手軽で無料)
アイスランドではWhatsAppやFacebook Messengerが広く利用されています。
相手が同じアプリを使っていれば、Wi-Fiやモバイル通信を利用して無料で音声通話・ビデオ通話が可能です。
日本で一般的なLINEやViberも同様に無料通話に対応しており、データ通信料以外の費用はかかりません。
- おすすめアプリ:WhatsApp、LINE、Viber、Facebook Messenger。
- 必要条件:双方が同じアプリをインストールしていること。
- ポイント:Wi-Fi環境なら音質が安定し、通話品質もクリア。
- 費用:通話料は完全無料。通信データ分のみ。
日常的に連絡を取り合う家族や友人、留学中の知人との通話は、まずこの方法を選ぶのがもっとも経済的です。
② IP電話・050番号アプリを使う(固定・携帯宛てでも格安)
相手が固定電話や携帯番号しか持っていない場合は、IP電話アプリの利用がおすすめです。
インターネット回線を使って通話するため、従来の電話網より大幅に安価です。
| サービス名 | 料金体系 | 1分あたりの目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| My050(ブラステル) | プリペイド方式 | 約15〜30円 | 事前チャージで使える。海外でも発信可。 |
| 050plus(OCN) | 月額330円 | 約25円前後 | 通話アプリから直接発信でき、国内でも使いやすい。 |
これらのサービスはスマホにアプリをインストールし、「+354」形式で番号を入力すれば発信できます。
相手の端末には「050番号」が表示されるため、海外番号を警戒することなく応答してもらいやすい点もメリットです。
My050導入の手順(例)
- アプリをダウンロードしてアカウント登録。
- クレジットカードなどで残高をチャージ。
- 電話帳に「+354 5XXXXXXX」や「+354 6XXXXXXX」のように登録。
- Wi-Fi接続を確認し、アプリのダイヤル画面から発信。
050plusも同様の手順で利用できます。
ビジネスや留学先とのやり取りなどで、通話の信頼性とコストのバランスを取りたい方に最適です。
③ 携帯キャリアの国際通話オプションを活用(業務や法人向けに有効)
ビジネスなどで頻繁に通話する場合は、各キャリアの国際通話割引を使うことで、単価を大きく抑えられます。
- ドコモ:WORLD CALL割引で最大50%オフ。短時間の通話に最適。
- au:「世界で通話」アプリ経由で、通常より安価な国際発信が可能。
- ソフトバンク:「国際定額オプション」で通話単価を調整可能。
これらは月額数百円〜1,000円程度のプランが多く、出張や海外取引の多いビジネス利用者に向いています。
特にアプリやIP電話を使用できない法人環境では、有効な選択肢となります。
◆ どの方法が一番安い?用途別おすすめ
| 利用シーン | おすすめの通話方法 | 想定費用 |
|---|---|---|
| 家族・友人(アプリ利用可) | WhatsApp・LINE・Viber | 無料(Wi-Fi通信のみ) |
| 相手が電話番号のみ | My050・050plusなどIP電話 | 約15〜30円/分 |
| 業務・法人・アプリ不可 | キャリアの国際通話割引 | 約50〜80円/分 |

まとめると、「アプリ通話 → IP電話 → キャリア割引」の順で検討すると費用を最小限にできます。
Wi-Fi環境が整っているならまず無料通話アプリを、それが難しい場合は050番号アプリを使うのが現実的です。
日本とアイスランドの時差と通話に適した時間帯
日本とアイスランドの時差は約9時間です。日本のほうが先に進んでおり、たとえば日本が午後6時のとき、アイスランドは午前9時になります。
このため、日本の夕方〜夜にかけて電話をかけると、現地ではちょうど朝〜昼にあたるため、ビジネスの連絡にも適した時間帯です。
一方で、夜間や早朝の発信には注意が必要です。日本が午前9時のとき、アイスランドはまだ午前0時。
現地時間を考慮せずに電話すると、深夜に着信音が鳴ってしまうこともあります。
とくに現地の企業や公的機関に連絡する場合は、日本時間の午後5時〜午後11時(現地時間の午前8時〜午後2時)を目安にかけるとよいでしょう。
また、アイスランドではサマータイム(夏時間)が導入されていません。
ヨーロッパの多くの国では3月末〜10月末に時刻を1時間進める制度がありますが、アイスランドは常にグリニッジ標準時(GMT+0)を採用しています。
そのため、時期によって時差が変動することがなく、年間を通して「日本より9時間遅い」と覚えておけば問題ありません。
電話以外にも、メッセージアプリでのやり取りやビデオ通話をする際には、現地時間を意識することでトラブルを避けられます。
たとえば、朝7〜9時の通勤前や夜9時以降は避け、日中の時間帯を選ぶのがマナーです。
家族・友人との通話であっても、相手の生活リズムを尊重することでよりスムーズなコミュニケーションが取れるでしょう。
まとめ|国番号354を正しく使って、アイスランドとスムーズに通話しよう
・アイスランドの国番号は「354」で、「+」は国際発信記号です。
・日本からは「010-354」または「+354」で発信。
・固定電話には市外局番を付け、携帯番号はそのまま入力。
・通話料を節約するには、アプリ通話>IP電話>キャリア割引の順で選ぶのが基本です。
無料通話アプリを活用すれば通信費をほぼゼロにできますし、固定・携帯宛ての通話も050番号を使えば格安でつながります。
正しい番号構成を理解し、シーンに合わせて最適な発信方法を選びましょう。


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