ナイジェリアの国番号は「+234」|日本からのかけ方と不審電話の注意点

社会
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ナイジェリアの国番号は「+234」|日本からのかけ方と不審電話の注意点

ナイジェリアに電話をかけるとき、またはナイジェリアからの着信を受けたときにまず目に入るのが国番号「+234」です。国際電話を利用する際には必ず必要となる番号ですが、同時に近年では不審電話や詐欺の着信に使われるケースも増えており、正しい知識と対処法が欠かせません。この記事では、ナイジェリアへの正しいかけ方、不審電話の典型例、そして安全に対応するためのポイントをわかりやすく整理しました。

スマホの国際電話画面に+234を入力しているイメージ
スマホでの国際電話入力例。「+234」から相手番号を入力。
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ナイジェリアの国番号「+234」とは?

国番号とは、国際電話をかけるときに相手国を特定するための番号です。たとえば日本は+81、アメリカは+1が割り当てられており、ナイジェリアの場合は+234がその識別番号です。これは国際電気通信連合(ITU)が定めているルールで、電話を国際的に接続する際に不可欠な仕組みです。

注意すべきなのは、この国番号が「その国で実際に製造された」ことや「正規の通信事業者が使っている」という保証にはならない点です。ナイジェリアに割り当てられている番号帯ではありますが、実際には詐欺業者が海外のサーバー経由で利用するケースも存在します。

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日本からナイジェリアへ電話をかける方法

国際電話はルールを覚えてしまえば難しくありません。日本からナイジェリアに電話する場合の基本手順は以下の通りです。

  • 固定電話から:010(国際プレフィックス)→ 234(ナイジェリアの国番号)→ 相手の電話番号(先頭の0を外す)
  • スマートフォンから:「+」を入力 → 234 → 相手の番号(先頭の0は不要)

具体例

例として、ナイジェリア・ラゴスの携帯番号「0803-123-4567」に日本から電話をかける場合:

  • 固定電話:010-234-803-123-4567
  • スマートフォン:+2348031234567

ここで重要なのは相手番号の先頭の0を必ず外すことです。「0803-…」をそのまま入力してしまうと正しく接続されません。

スマホで「+」を出す方法

  • iPhoneの場合:電話アプリのダイヤル画面で「0」を長押しすると「+」が表示されます。
  • Androidの場合:機種によって異なりますが、基本的には同じく「0」を長押しすると「+」に変わります。

この「+」は「国際発信」を意味し、「010」と同じ役割を果たします。よくある間違いが「010+234」と両方をつけてしまうことですが、これは誤りです。必ずどちらか一方だけを使いましょう。

スマホの国際電話入力例。0を長押しして+を出してから234を入力。
スマホでは「0」を長押しして「+」を入力してから234を続ける。
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ナイジェリアの電話番号体系

ナイジェリアの電話番号は市外局番を含む場合もありますが、携帯電話が広く普及しており、最初の3桁で事業者や地域を判別できることが多いです。固定電話は都市によって異なる市外局番があり、携帯電話は080や070で始まる番号がよく使われます。

また、国際SMSやWhatsAppのようなアプリを利用する場合も、同じく「+234」から始めて先頭のゼロを外した数字を入力するのが基本です。アプリ間のメッセージでは料金が安価か無料になることも多いため、日常的な連絡ではアプリの方が便利です。

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国番号+234からの着信に注意すべき理由

近年、日本でも+234から始まる不審電話やSMSが報告されています。代表的な手口は以下の通りです。

  • ワン切り詐欺:短時間だけ呼び出して折り返しを促す。折り返すと高額な国際通話料金が発生。
  • 料金未納や還付を装う:東京電力や役所を名乗って未納金を払わせようとする。
  • 口座情報や認証コードの詐取:SMSで偽のURLを送り込み、入力させようとする。

いずれも「折り返させる」「クリックさせる」「個人情報を入力させる」ことが狙いです。見知らぬ+234からの着信は、安易に応答や折り返しをしないことが第一の防御策です。

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不審電話を受けたときの対処法

  • 折り返さない・個人情報を言わない:基本中の基本。話してしまった内容が後に悪用される危険があります。
  • 正規窓口で確認する:本当に必要な連絡なら、公式サイトや契約書に記載の番号へ自分でかけ直して確認しましょう。
  • スマホやキャリアのブロック機能:iPhone・Androidともに個別番号のブロックや迷惑通話フィルタ機能があります。さらに、ドコモ・au・ソフトバンクなど主要キャリアも迷惑電話ストップサービスを提供しています。
不審電話への対処フロー図。折り返さない、公式窓口に照合、ブロックと通報を行う流れ
不審電話への対応フロー。落ち着いて順番に実行する。
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通話コストを抑える方法

ナイジェリアに正規で連絡する必要がある場合、国際通話料金は1分あたり数百円に達することもあり、無対策では高額になります。ここではコストを抑えつつ、安全に連絡を取るための具体的な手段を紹介します。

キャリアの国際通話オプション

ドコモ、au、ソフトバンク各社は、国際通話に割引プランや定額オプションを提供しています。たとえば「世界割引」や「国際電話かけ放題」といった名称で、月額数百円の基本料を支払えば通常の半額以下になるケースもあります。出張や一時的な連絡でも、契約前に確認しておくと安心です。

通話アプリの活用

LINE、WhatsApp、Zoomなどのアプリは、インターネット回線を利用するため基本的に無料です。双方が同じアプリを利用していれば、Wi-Fi環境下では音質も安定し、追加料金は発生しません。特にナイジェリアではWhatsAppの利用率が非常に高いため、現地の相手に合わせやすいのが利点です。ビジネスで利用する場合は、ZoomやSkype(現状はMicrosoft Teamsに統合)が便利です。

国際電話カードや格安SIM

長期滞在や頻繁な通話が想定される場合は、国際電話プリペイドカードや現地SIMカードの利用が有効です。国際電話カードはコンビニやインターネットで購入でき、固定電話・公衆電話からも利用可能です。現地SIMを入手すれば、ナイジェリア国内料金で通話できるため大幅にコストを下げられます。ただし、SIMロック解除や現地の通信環境に対応しているかを事前に確認しましょう。

実際の料金イメージ

  • 日本の携帯から直接かける場合:1分あたり200〜300円程度
  • キャリア割引プラン利用時:1分あたり50〜100円程度
  • 通話アプリ利用時(Wi-Fi):無料
  • 現地SIM利用時:数円〜数十円/分程度

このように手段を選ぶだけで、同じ1時間の通話でも数千円単位で差が出ることがあります。

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まとめ|ナイジェリアの国番号は+234、正しいかけ方と不審電話への警戒を

ナイジェリアにかける場合は+234から始めて相手番号の先頭ゼロを外すことが基本ルールです。一方で、+234からの不審電話やSMSは詐欺に悪用される事例が多く報告されています。対応の基本は「折り返さない」「個人情報を渡さない」「公式窓口で自分から確認する」ことです。安全に国際通話を行うためにも、正しいかけ方と不審電話対策をあわせて知っておくことが重要です。

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