日本からブルンジに電話するには？国番号+257の正しいかけ方ガイド
ブルンジはアフリカ東部、タンザニアやルワンダに隣接する内陸国で、コーヒー栽培が盛んな自然豊かな国です。近年では日本からのビジネスや国際協力の機会も増えており、現地と連絡を取る機会も少なくありません。
しかし、「どうやってブルンジに電話をかければいいの？」という疑問を持つ人も多いでしょう。
この記事では、ブルンジの国番号「+257」の正しい使い方や、安く通話する方法までをわかりやすく解説します。
結論：ブルンジの国番号は「+257」
ブルンジの国番号は「+257」です。
日本から電話をかける際は、まず国際電話識別番号「010」を入力し、その後に「257」、そして現地の電話番号を続けて入力します。
例：010-257-22-XXXXXX（ブルンジの固定電話宛て）
スマホからかける場合は、「0」を長押しして「+」を入力し、同様に「+257」を続けます。
日本からブルンジに電話をかける基本手順
固定電話・ガラケーからのかけ方（010 → 257 → 相手番号）
日本の固定電話やガラケーからブルンジへ国際電話をかける場合は、次の順番でダイヤルします。
010（国際電話識別番号） → 257（ブルンジの国番号） → 相手の市外局番・電話番号
この「010」は、日本国内から海外へ電話をかける際に必ず必要な番号です。
ここで注意したいのは、ブルンジの市外局番に先頭の「0」が付いている場合は必ず取り除くという点です。
たとえば、首都ブジュンブラ（市外局番22）に電話をかける場合、次のようになります。
例：ブジュンブラ市の固定電話（22-XXXXXX）に発信する場合
→ 010-257-22-XXXXXX
ガラケーの場合も同じ手順です。ダイヤル方式が数字入力のみでも問題ありません。
ただし、通信キャリア（NTTドコモ・au・ソフトバンク）によって国際通話設定が必要な場合があるため、事前に契約内容を確認しておくと安心です。
スマホからのかけ方（「+」を使った入力方法）
スマートフォンからブルンジへ電話をかける場合は、「0」を長押しして「+」を入力します。
この「+」は、固定電話でいう「010（国際発信番号）」と同じ意味を持っています。
つまり、スマホでは次のような形式で発信します。
例：ブルンジの携帯番号（079XXXXXX）に発信する場合
→ +257 79XXXXXX
また、ブルンジの市外局番付き番号にかける場合も、国内表記の先頭に「0」があるときは取り除いてから入力します。
たとえば、現地で「02-XXXXXX」と書かれている番号なら、+257 2XXXXXX と入力するのが正しい形です。
さらに、スマホの電話帳に連絡先を登録する際は、「+257」形式で保存するのがおすすめです。
この方法なら、日本国内でも海外滞在中でも、同じ連絡先からスムーズに発信できます。
SIMカードを差し替えたりWi-Fi電話を利用したりする場合にも番号がずれないため、特に国際連絡を頻繁に行う人には便利です。
ちなみに、最近のスマホ（iPhone・Android）では、通話アプリが自動的に国際番号を判別してくれる機能があります。
ただし、登録時に「0」を残したままだとエラーや発信不可になることもあるため、必ず先頭の0を削除して+257で統一しましょう。
ダイヤル例｜固定電話・携帯電話への発信
固定電話宛てのダイヤル例（市外局番あり）
ブルンジの主要都市には市外局番があり、首都ブジュンブラは「22」、ギテガは「24」です。日本から国際発信する際は、現地表記に先頭の「0」が付いていても必ず「0」を外して入力します。
- 日本の固定電話／ガラケーから（国際プレフィックスは「010」）
ブジュンブラ宛ての例：010-257-22-XXXXXX
ギテガ宛ての例：010-257-24-XXXXXX - 日本のスマホから（「+」は国際発信の意味。「0」長押しで入力可）
ブジュンブラ宛ての例：+257 22 XXXXXX
ギテガ宛ての例：+257 24 XXXXXX
※ ハイフンの有無は通話可否に影響しません（見やすさのために入れています）。
※ 市外局番に「0」が付く現地表記（例：022-XXXXXX）は、国際発信時に0を外して+257 22 XXXXXXとします。
携帯電話宛てのダイヤル例（国内の「0」を外す）
ブルンジの携帯電話は「07」「79」などで始まることがあります。国際発信では先頭の「0」を外すルールを徹底します。
- 日本の固定電話／ガラケーから
現地番号「079XXXXXX」に発信する例：
010-257-79XXXXXX - 日本のスマホから
同じ番号に発信する例：
+257 79XXXXXX
※ もし現地表記が「07-9XX-XXXX」のように先頭が0なら、国際発信では0を除去してから+257を付けます（+257 79XXXXXX）。
端末別：日本側の発信パターン早見表
| 日本側の端末 | 宛先 | 入力の基本形 | 入力例 |
|---|---|---|---|
| 固定電話 | 固定（ブジュンブラ） | 010 → 257 → 市外局番（先頭0なし） → 番号 | 010-257-22-XXXXXX |
| 固定電話 | 携帯 | 010 → 257 → 携帯先頭0を除去 → 番号 | 010-257-79XXXXXX |
| ガラケー | 固定（ギテガ） | 010 → 257 → 市外局番（先頭0なし） → 番号 | 010-257-24-XXXXXX |
| ガラケー | 携帯 | 010 → 257 → 携帯先頭0を除去 → 番号 | 010-257-7XXXXXXX |
| スマホ | 固定（ブジュンブラ） | +257 → 市外局番（先頭0なし） → 番号 | +257 22 XXXXXX |
| スマホ | 携帯 | +257 → 携帯先頭0を除去 → 番号 | +257 79XXXXXX |
電話帳登録の国際表記例（端末別のコツ）
- スマホ：国際連絡は「+257」形式で保存するのが最適解。例）
+257 22 XXXXXX、+257 79XXXXXX。海外滞在中や現地SIM使用時もそのまま発信できます。 - ガラケー：機種によっては「+」保存ができない場合があります。できる機種は+257形式で、できない場合はメモに「
010-257-...」の完全形を保存しておくとミスが減ります。 - 固定電話：短縮登録機能があれば、「010-257-…」をワンタッチで呼び出せるように設定。家族や職場で共用する番号はラベル（例：Burundi Office）を付けると取り違い防止に有効です。
よくある間違いと対処
- 「0」を残したまま発信してしまう：発信前に市外局番や携帯番号の先頭0を削除しているか確認。
- 「010」と「+」を両方付ける：
010と+は同じ意味。どちらか一方のみを使う。 - キャリアの国際発信が未契約：国際電話オプションが必要なプランもあります。事前に契約状況を確認。
- 番号区切りの混乱：ハイフンやスペースは読みやすさのため。端末側は無視するので、数字の並びが正しいかを重視。
ブルンジへの国際通話料金の目安
ブルンジへの国際電話料金は、「どの端末から」「どの端末へ」かけるかによって大きく変わります。ここでは、固定電話・スマホ・ガラケーの発信方法ごとに料金の目安を詳しく紹介します。基本的にキャリア直通（国際電話）でかけると高額になるため、目的に応じてIP電話や無料通話アプリを使い分けるのが賢明です。
固定電話から発信する場合
日本の固定電話からブルンジへかける場合は、国際発信番号「010」を入力し、続いて国番号「257」をダイヤルします。料金は1分あたり約70〜100円が相場で、音質が安定しているためビジネス通話にも向いています。
ただし長時間の通話では数千円に達することもあるため、頻繁に利用する人は国際通話オプションやIP電話への切り替えを検討しましょう。
- 固定電話 → 固定電話：1分あたり70〜100円（安定・高音質）
- 固定電話 → 携帯電話：1分あたり200〜350円（やや高額）
ブルンジでは一部の地域で通信回線が不安定なこともあります。相手の環境によってノイズや遅延が発生する場合は、時間帯を変えたりLINE・WhatsAppなどのアプリを併用するのがおすすめです。
スマホから発信する場合
スマートフォンからキャリアの国際電話（例：ドコモ・au・ソフトバンク）を利用すると、1分あたり200〜400円と高額になる場合があります。特に海外ローミング中の発信は非常に高額になるため注意が必要です。
一方でスマホは、IP電話アプリや無料通話アプリを使えるのが最大の利点です。「050 plus」や「SMARTalk」を利用すれば、固定宛てで20〜30円／分、携帯宛ても30〜50円／分程度に抑えられます。さらにWi-Fi環境がある場合、LINEやWhatsAppなら通話料が完全無料になります。
- スマホ → 固定電話：20〜30円／分（IP電話利用時）
- スマホ → 携帯電話：30〜50円／分（IP電話利用時）
- スマホ → スマホ（アプリ同士）：無料（Wi-Fi通信時）
ブルンジではWhatsAppの利用率が非常に高いため、現地の知人や取引先との連絡もスムーズ。事前にアプリでつながっておくと通信費を大幅に節約できます。
ガラケーから発信する場合
従来型携帯（ガラケー）からの発信は、キャリア直通の国際通話のみ対応しており、1分あたり200〜400円と最も高額です。短時間の連絡や緊急時以外にはおすすめできません。
コストを抑えるには、相手側がスマホであれば、LINEやWhatsAppなどの無料通話アプリを利用してもらうのが効果的です。また、SMS（国際ショートメッセージ）を使うのも一つの節約方法です。
料金比較表（目安）
| 発信側 | 宛先 | 方法 | 料金（1分あたり） | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 固定電話 | 固定電話 | キャリア直通 | 70〜100円 | 音質安定・ビジネス向け |
| 固定電話 | 携帯電話 | キャリア直通 | 200〜350円 | やや高額・緊急用に限定 |
| スマホ | 固定電話 | IP電話 | 20〜30円 | 安定・コスパ良好 |
| スマホ | 携帯電話 | IP電話 | 30〜50円 | 手軽に節約できる |
| スマホ | スマホ（アプリ同士） | LINE／WhatsApp | 無料 | Wi-Fi利用時に最適 |
| ガラケー | 固定／携帯 | キャリア直通 | 200〜400円 | 緊急時以外は非推奨 |
どの方法が一番安い？
最もコスパが良いのは、スマホ＋Wi-Fi＋無料通話アプリの組み合わせです。
出張や長期滞在時は「050 plus」などのIP電話をメインに、日常連絡にはLINEやWhatsAppを併用するのがベストです。通信環境を事前に整えることで、音質を保ちながら通信費を大幅に節約できます。
特に、初めてブルンジと通話する人は、通話アプリを一度テストしてみると良いでしょう。安定した通話ができる時間帯を確認することで、スムーズな国際連絡が可能になります。
料金を安く抑えるための方法
ブルンジへの国際電話は、キャリア直通でかけると高額になりがちですが、少し工夫するだけで通話コストを大幅に削減できます。ここでは、誰でもすぐに実践できる「通話料金を安くする3つの方法」を紹介します。
① 無料通話アプリ（LINE・WhatsApp・Viberなど）を活用
ブルンジではWhatsAppの普及率が非常に高く、現地の家庭や企業でも日常的に使われています。日本からでもWi-Fiまたはモバイルデータ通信があれば、通話料は一切かかりません。音質も安定しており、ビデオ通話も可能です。
特に、家族や友人など頻繁に話す相手がいる場合は、双方が同じアプリを使うだけで通信料以外の費用をゼロにできます。アプリ内でメッセージや写真も送れるため、国際連絡の手段として最も手軽で経済的です。
- WhatsApp：ブルンジで最も普及。音声・ビデオ通話ともに安定。
- LINE：日本側が慣れているアプリで、簡単に通話可能。
- Viber：音質が良く、通話履歴を残せる点が人気。
無料アプリを使う際は、できるだけWi-Fi接続時に利用するのがおすすめです。モバイル通信のみで長時間通話するとデータ通信量が大きくなるため、出張時などは現地のSIMカードやポケットWi-Fiを活用しましょう。
② 050番号やIP電話サービスを利用する
アプリが使えない相手や、ビジネス通話など安定した音質を求める場合は、IP電話（050番号）サービスが最適です。スマホ・タブレット・パソコンからアプリを通じて発信でき、通常の国際電話よりも格安で通話できます。
代表的なサービスには以下のようなものがあります：
- 050 plus（NTTコミュニケーションズ）：固定宛てで20〜30円／分、携帯宛ても50円前後。
- SMARTalk（楽天モバイル）：アプリから発信可能で、050番号が無料でもらえる。
- Skype Out：PCやスマホから国際番号へ直接発信できる。事前チャージ制。
使い方はシンプルで、アプリをダウンロードし、クレジットをチャージするだけです。通話は「050番号」から発信され、相手には一般的な電話番号として表示されます。
IP電話はインターネット経由で音声を送るため、Wi-Fi環境を整えておくとより安定した通話が可能です。
また、IP電話の多くは固定電話からも利用可能です。家庭のネット回線を利用して050番号を取得すれば、スマホを持っていなくても格安で国際発信ができます。音質もキャリア通話に近く、法人利用にも向いています。
③ 携帯キャリアの国際通話オプションを活用
ドコモ・au・ソフトバンクなどの携帯キャリアでは、「国際通話定額プラン」や「国際割引オプション」を提供しています。ブルンジが対象国に含まれている場合、通常の半額以下で通話できることもあります。
契約前には、必ず自分のキャリアの公式サイトで「ブルンジへの発信可否」と「対象プラン」を確認しましょう。プランによっては、1分50円以下で発信できる場合もあります。
- ドコモ：「WORLD CALL」「かけ放題プラン（国際）」などを確認。
- au：「国際通話定額」や「海外ダブル定額」が利用可能。
- ソフトバンク：「国際サービス割引」や「海外パケットし放題」を併用。
また、頻繁に通話する相手が決まっている場合は、専用国際電話カード（プリペイド型）を使うとさらに安くなります。インターネットで購入し、番号を入力してから発信する方式で、1分10円台でかけられるケースもあります。
安くかけるためのポイントまとめ
- 最も安い方法：スマホ＋Wi-Fi＋無料通話アプリ（0円）
- 音質重視なら：050 plus や SMARTalkなどのIP電話（20〜50円／分）
- どうしても通常発信が必要なとき：キャリアの国際割引オプションを適用
つまり、「アプリ通話をメインにし、050番号をサブとして使う」構成が最も経済的です。用途に応じて通話方法を切り替えることで、通信品質とコストの両立が可能になります。
日本とブルンジの時差と通話タイミング
日本とブルンジの時差は約7時間です（日本が先行）。
たとえば、日本が午後3時のとき、ブルンジは朝8時ごろ。
現地ビジネスの営業時間（午前9時〜午後5時）に合わせるなら、日本時間で午後4時〜深夜0時が通話のベストタイミングです。
不審な「+257」からの着信に注意
「+257」からの着信でも、すべてが正規の連絡とは限りません。
国際ワン切り詐欺では、折り返しを狙って高額通話料金を請求されるケースがあります。
知らない番号からの着信には出ず、折り返さないようにしましょう。
心配な場合は、通信会社や警察の相談窓口に確認を。
まとめ｜国番号+257を正しく使って、ブルンジと安心して通話しよう
ブルンジの国番号は「+257」。固定電話なら「010」から始め、スマホなら「+」で発信できます。
キャリア直通は高額になりやすいため、IP電話や無料通話アプリを活用するのが賢い選択です。
国際通話のルールを理解して、安心・安全にブルンジとの連絡を取りましょう。
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