日本からブルガリアに電話するには？国番号+359の正しいかけ方ガイド
ブルガリアはヨーロッパ東部に位置する国で、日本との距離は遠いものの、観光やビジネスでの交流も増えています。日本からブルガリアへ電話をかける際には、国際電話の基本ルールを正しく理解しておくことが大切です。本記事では、国番号「+359」の使い方から、通話料金を安く抑える方法までをわかりやすく解説します。
結論：ブルガリアの国番号は「+359」
ブルガリアへ国際電話をかける際には、必ず冒頭に「+359」を付けます。この番号は、世界中どこからでもブルガリアに通じるための識別コードです。日本から発信する場合は、国際プレフィックス「010」を付けて「010-359-〜」の形で入力します。スマートフォンでは「+359」と入力しても同じ意味になります。
日本からブルガリアに電話をかける基本手順
固定電話・ガラケーからのかけ方（010 → 359 → 相手番号）
日本の固定電話や従来型のガラケーからブルガリアに国際電話をかける場合、まず国際発信番号「010」をダイヤルします。これは「日本から海外へ発信します」という意味を持つ識別番号です。
続いてブルガリアの国番号「359」を入力し、そのあとに現地の市外局番（先頭の0を除いた形）＋相手の電話番号を続けます。
たとえば、ブルガリアの首都ソフィアの市外局番は「02」ですが、「0」を外して「2」と入力します。
例：ソフィア市の番号「02-XXXX-XXXX」にかける場合は、
→ 010-359-2-XXXX-XXXX
となります。
同様に、他都市でも「0」を外して入力するのが基本ルールです。
- プロヴディフ（市外局番032） → 010-359-32-XXXX-XXXX
- ヴァルナ（市外局番052） → 010-359-52-XXXX-XXXX
固定電話は通話品質が安定しており、長時間の通話やビジネス会議にも向いています。一方、ガラケーの場合は通話料金が高くなる傾向があるため、短時間の連絡に留めると良いでしょう。
スマホからのかけ方（「+」を使った入力方法）
スマートフォンでは、「0」を長押しすると「+」を入力できます。この「+」は「010」と同じ意味を持つ国際発信記号で、海外からでも同じ形式で利用できます。
つまり、スマホからブルガリアに電話をかけるときは、次のように入力します。
例：ブルガリアの携帯番号「088-XXXXXXX」にかける場合は、
→ +359 88 XXXXXXX
となります。
また、ブルガリアの固定電話（例：ソフィア市02-XXXXXXX）にかける場合は、
→ +359 2 XXXXXXX
と入力します。
市外局番に「0」がついている場合は、固定電話でもスマホでも必ず「0」を外す点に注意しましょう。
さらに便利なのが、電話帳への登録方法です。
スマホの連絡先を「+359」形式で保存しておけば、海外旅行中やSIMカードを交換した後でも同じ番号で発信できます。
これはビジネス出張や留学生、海外駐在の家族・友人との連絡をスムーズにするための基本テクニックです。
なお、発信前に通信会社（ドコモ・au・ソフトバンクなど）の国際電話設定を確認しておくと安心です。キャリアによっては国際発信を初期設定で「制限中」にしている場合もあります。
発信テストを兼ねて、短時間の通話で事前確認しておくとトラブルを防げます。
ダイヤル例｜固定電話・携帯電話への発信
固定電話からブルガリアの固定電話・携帯電話へかける場合
日本の固定電話からブルガリアへ発信する場合は、まず「010」（国際発信番号）を押します。
続いてブルガリアの国番号「359」を入力し、その後に市外局番・相手番号を続けます。
市外局番に「0」がある場合は必ず取り除く点がポイントです。
- ソフィアの固定電話へ：010-359-2-XXXX-XXXX
- ヴァルナの固定電話へ：010-359-52-XXXX-XXXX
- 携帯電話へ：010-359-88-XXXX-XXXX
固定電話は音質が安定しており、長時間通話やビジネス利用に最適です。
特に光回線やIP固定電話を利用している場合、ノイズが少なく、相手の声が明瞭に聞こえるのが特徴です。
ただし、キャリアごとの国際通話料金は1分あたり70〜100円が目安となります。
スマートフォンからかける場合
スマートフォンでは「010」の代わりに「+」を入力するのがポイントです。
「+」は国際発信を意味し、スマホの電話アプリで「0」を長押しすると簡単に入力できます。
また、あらかじめ連絡先を「+359」形式で登録しておけば、海外にいてもそのまま発信できます。
例えば：
- ソフィアの固定電話宛て：+359 2 XXXX XXXX
- ブルガリア携帯宛て：+359 88 XXXXXXX
スマホの場合はWi-Fi通話や通話アプリ（LINE、WhatsApp）とも連携しやすく、
通話料を節約したい人にもおすすめです。
ただし、通話設定で「国際電話を許可」にチェックが入っていないと発信できないことがあるため、
海外通話を予定している場合は事前に確認しておきましょう。
ガラケー（従来型携帯）からかける場合
ガラケーの場合は、スマホのように「+」入力ができない機種が多いため、
「010」＋「359」で発信します。
番号の途中で一度も「0」を重ねないよう注意しましょう。
「010-359-2-XXXX-XXXX」のように、発信国→国番号→市外局番（0を外す）→相手番号の順で入力します。
キャリアによっては「国際電話契約（WORLD CALL）」などのオプションが必要な場合があります。
たとえばドコモでは「WORLD CALL」、auでは「国際通話サービス」、ソフトバンクでは「国際ダイヤル」設定を有効にしておく必要があります。
契約状況によっては発信制限がかかることもあるため、出発前に確認しておくと安心です。
電話帳登録の国際表記例
頻繁に通話する相手は、電話帳に「+359」形式で登録しておきましょう。
たとえば、ソフィア在住の知人であれば「+359 2 XXXXXXX」、ブルガリアの携帯であれば「+359 88 XXXXXXX」と登録します。
こうすることで、日本国内からでもブルガリア滞在中でも同じ番号でスムーズに発信できます。
アプリ通話（LINE、WhatsAppなど）も、この形式で登録されている番号であれば自動的に認識されるため、
国際電話とネット通話を併用する人にとっても非常に便利です。
発信・着信の組み合わせ別で見るブルガリアへの通話料金の目安
日本からブルガリアへ電話をかけるとき、料金は「どの回線から発信するか」と「どの回線にかけるか」によって大きく異なります。たとえば、固定電話同士の通話は安定しており料金も比較的安価ですが、携帯電話宛ての場合は割高になります。さらに、発信側がスマホかガラケーかによっても通話品質やコストが変わるため、状況に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。
固定電話から発信する場合
日本の固定電話からブルガリアの固定電話にかける場合、1分あたり約70〜100円が目安です。音質が非常に安定しており、ビジネス通話や正式な連絡に向いています。一方で、固定電話からブルガリアの携帯電話にかけると料金は1分あたり150〜250円ほどに上がります。固定回線を利用する場合は、国際電話サービスの事前契約や割引オプションを利用することでコストを下げられることもあります。
スマートフォンから発信する場合
スマートフォンから国際電話をかける場合、キャリア直通では固定宛てで100円前後、携帯宛てで200〜350円ほどが一般的です。ただし、アプリやIP電話を利用すればこのコストを大幅に削減できます。「050 plus」や「SMARTalk」を使うと、固定宛てで1分20〜30円、携帯宛てでも30〜50円程度で済みます。さらに、LINEやWhatsAppなどの無料通話アプリを使えば、Wi-Fi環境下では完全に無料で通話することが可能です。
ガラケーから発信する場合
ガラケー（フィーチャーフォン）からブルガリアにかける場合は、ほとんどがキャリア直通の国際電話になります。そのため料金は高めで、固定電話宛てでも約200円、携帯宛てだと400円近くかかることもあります。加えて、ガラケーはIP電話やアプリ通話に対応していないため、通話手段が限定されがちです。どうしてもガラケーを使う場合は、通信会社の「国際通話定額プラン」や「国際割引オプション」を事前に設定しておくと安心です。
発信と着信の組み合わせ別まとめ
以下は、発信側と受信側の回線組み合わせによるおおまかな料金目安と特徴です。
| 発信側（日本） | 着信側（ブルガリア） | 1分あたり料金の目安 | 特徴・おすすめ利用シーン |
|---|---|---|---|
| 固定電話 | 固定電話 | 約70〜100円 | 音質が安定。長時間のビジネス通話に最適。 |
| 固定電話 | 携帯電話 | 約150〜250円 | 緊急連絡や重要な通話に限定して利用を。 |
| スマホ（キャリア直通） | 固定電話 | 約100円 | 手軽に発信できるが割高。Wi-Fi環境がない場合に便利。 |
| スマホ（IP電話・アプリ） | 固定電話・携帯電話 | 約20〜50円 | 最もコスパ良好。Wi-Fiや通信環境が安定していると高品質。 |
| ガラケー | 固定電話・携帯電話 | 約200〜400円 | 事前契約が必要。発信手順がやや煩雑。 |
まとめると：
最も安くブルガリアへ通話するには「スマホ＋IP電話アプリ」の組み合わせがベストです。ビジネス利用や品質を重視する場合は「固定→固定」が安定。ガラケーを使う場合は、国際通話オプションを設定しないと高額請求のリスクがあるため注意しましょう。
料金を安く抑えるための方法
無料通話アプリ（LINE・WhatsApp・Viberなど）の活用
ブルガリアではWhatsAppの普及率が非常に高く、現地の友人やビジネス相手のほとんどが使用しています。Wi-Fi環境さえあれば、通話もビデオ通話も無料で利用可能です。
また、LINEやViberも安定した通話品質を誇り、映像通話やメッセージ送信もスムーズ。
特に出張先やホテルなどでWi-Fiを使えば通信料以外のコストはかかりません。
050番号やIP電話サービスの使い方
アプリが使えない相手に電話する場合は、IP電話サービスを活用しましょう。代表的なのは「050 plus」（NTTコミュニケーションズ）や「SMARTalk」（楽天コミュニケーションズ）です。
これらはスマホにアプリをインストールし、クレジットをチャージして使う仕組みです。登録後に付与される「050」番号を使って、通常の電話と同じ操作で発信できます。
- 050 plus：月額330円。固定宛て約20〜30円／分、携帯宛て約40〜50円／分。
- SMARTalk：基本料無料。固定宛て約30円／分、携帯宛て約40円／分。
どちらのサービスもWi-Fiまたはデータ通信で発信できるため、国際通話料が大幅に安くなります。
発信時は、相手の番号を「国番号＋市外局番＋相手番号」の順に入力するだけ。
たとえばブルガリアのソフィア（市外局番2）の固定電話へは「+359 2 XXXX XXXX」で通話可能です。
携帯キャリアの国際通話オプションを確認
ドコモ・au・ソフトバンクでは、ブルガリアを含む国際通話向けの割引プランを提供しています。
たとえば、ドコモの「WORLD CALL」なら固定宛て90円／分前後、ソフトバンクの「国際電話サービス」では70円台から利用できます。
長期滞在や頻繁な発信がある場合は、キャリアの公式サイトで対象国を確認しておくと安心です。
どの方法が一番安い？
| 発信方法 | 固定宛て料金 | 携帯宛て料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| キャリア直通 | 約70〜100円／分 | 約200〜350円／分 | すぐ使えるが料金が高い |
| 050番号（IP電話） | 約20〜30円／分 | 約40〜50円／分 | 設定後は簡単に発信できる |
| 通話アプリ（LINE・WhatsAppなど） | 無料（Wi-Fi利用時） | 相手も同じアプリを使う必要あり | |
結論：安くかけるための3ステップ
- 相手がアプリを使っているなら：LINE・WhatsAppで通話（無料）
- 相手が通常電話しか使えないなら：050番号のIP電話で発信（20〜50円／分）
- 緊急時のみ：キャリア直通で発信（高音質だが高額）
つまり、普段は通話アプリ、ビジネスならIP電話、緊急時だけキャリア直通が最もコスパの良い方法です。
出張や留学前に050番号を取得し、アプリをセットアップしておけば、どんな状況でも安定して通話できます。
まとめ：
安く通話するコツは「Wi-Fiを使う」「アプリを活用」「050番号を準備」の3点。
これらを事前に整えることで、ブルガリアへの国際通話を圧倒的に低コストで楽しめます。
日本とブルガリアの時差と通話タイミング
日本とブルガリアの時差は7時間（サマータイム期間は6時間）です。日本が午後7時のとき、ブルガリアは正午ごろです。
ビジネスの連絡は日本時間の夕方〜夜が最適。家庭への連絡なら、相手の朝〜昼を狙うと良いでしょう。
不審な「+359」からの着信に注意
最近、国番号「+359」を悪用したワン切り詐欺も報告されています。知らない番号からの着信には出ず、折り返さないようにしましょう。正規の連絡は通常SMSやビデオ通話で事前に通知があります。
まとめ｜国番号+359を正しく使って、ブルガリアと安心して通話しよう
ブルガリアへの国際電話は、手順を理解すれば簡単です。
固定電話なら「010-359-市外局番-番号」、スマホなら「+359〜」の形で入力するだけ。
さらに、無料通話アプリやIP電話を活用すれば、コストを抑えながら高品質な通話が可能です。
時差に配慮しながら、スムーズな国際コミュニケーションを楽しみましょう。
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