ラトビアの国番号は+371|日本からの国際電話のかけ方と料金節約ガイド
バルト三国の一つであるラトビアに住む家族や友人、あるいはビジネスの取引先へ連絡をとる際には、正しい国番号を理解しておくことが欠かせません。ラトビアの国番号は+371であり、日本から国際電話をかける際には必ず必要になります。本記事では、スマホ・ガラケー・固定電話を使った発信手順や、固定電話と携帯電話へのかけ方の違い、さらに料金を節約する方法や注意点について詳しく解説します。

ラトビアの国番号と基本情報
ラトビアの国番号「+371」とは?
ラトビアの国番号は+371です。これは国際電気通信連合(ITU)が定める国番号体系に基づき割り当てられており、世界中からラトビアに電話をかける際に必須の識別番号です。日本からラトビアへ発信する場合は「010(日本の国際発信番号)」に続けて「371」を入力し、その後に市外局番や相手の番号を入力します。スマートフォンでは「+371」を先頭につけることで同じ意味を持ちます。
バルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)の国番号の違い
ラトビアはエストニア、リトアニアと並びバルト三国と呼ばれますが、それぞれに異なる国番号が割り当てられています。
- エストニア:+372
- ラトビア:+371
- リトアニア:+370
いずれも「37」で始まる連番に近い国番号で、地域的なまとまりを持っています。旅行やビジネスで複数の国を行き来する際は、国番号の違いを混同しないよう注意が必要です。
日本からラトビアに国際電話をかける方法
スマホで「+」を使った発信手順
スマートフォンで国際電話をかける場合は、ダイヤル画面で「0」を長押しして「+」を表示します。その後に「371」を入力し、続けて市外局番(先頭の0を省略)と相手の番号を入力します。
- 例1:リガ市内の番号「067-123456」 → +371-67-123456
- 例2:携帯電話番号「291-23456」 → +371-291-23456
この形式で電話帳に登録しておけば、日本にいても海外にいても同じ番号で利用できるので便利です。
ガラケーから「010」を利用する場合
従来型のガラケーでは、まず「010」を入力し、その後「371(ラトビア国番号)」→「市外局番(0を省略)」→「相手番号」と続けます。
- 例:携帯番号「291-23456」 → 010-371-291-23456
ガラケーはアプリ通話が使えないため、キャリア経由の国際電話料金が高くなる傾向がある点に注意が必要です。
固定電話でキャリア選択番号を利用する場合
固定電話からラトビアへ国際電話をかける基本はシンプルで、「010 → 371(国番号) → 市外局番(先頭の0を省略) → 相手番号」という流れです。これだけで発信できます。
キャリア選択番号(0033など)は、必要に応じて冒頭に追加できるオプションのようなものです。利用すると、発信するたびに通信会社を切り替えられる仕組みですが、必須ではありません。
注意点として、KDDIの「001 Kokusai Mobile Talk」はすでに2022年3月31日で終了しており、現在は使えません。一方で「0033(NTTコミュニケーションズ)」は、契約内容によって利用できる場合があります。詳しくはご自身の固定電話の契約案内や公式サイトで確認してください。
発信例(リガ市内「067-123456」にかける場合):
- 基本形(必須ルート):010-371-67-123456
- 0033経由(契約で有効な場合のみ):0033-010-371-67-123456
👉 参考:KDDI:001 Kokusai Mobile Talk サービス終了の案内
固定電話と携帯電話へのかけ方の違い
固定電話にかける場合の番号例(リガ市内)
ラトビアの固定電話は市外局番付きで表記されます。例えばリガ市内番号「067-123456」にかける場合、日本からは010-371-67-123456、スマホなら+371-67-123456となります。
携帯電話にかける場合の番号例(携帯プレフィックスの注意点)
ラトビアの携帯番号は「2」で始まることが多いのが特徴です。例えば「291-23456」という番号なら、日本からは010-371-291-23456、スマホからは+371-291-23456となります。固定電話と携帯電話では料金が異なる場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

ラトビアへの国際電話料金と節約方法
大手キャリアの通話料金目安と注意点
日本の大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)を利用してラトビアに電話すると、料金は1分あたり100〜300円程度になるのが一般的です。10分通話すると1000円を超えるため、緊急時や短時間の利用にとどめるのが現実的です。
国際電話カードや050IP電話サービスの活用
長時間の通話を安く抑えたい場合は、コンビニなどで購入できる国際電話カード(例:ブラステルカード)の利用がおすすめです。アクセス番号を経由して発信する仕組みで、1分あたり数十円まで抑えられるケースもあります。また、050番号を利用するIP電話サービスに契約すれば、インターネット回線を経由して通話でき、携帯や固定宛でも格安で利用できます。
通話アプリ(WhatsApp・Viber・Rebtel)で安く発信する方法
近年は通話アプリを利用する方法が主流です。WhatsAppやViberならユーザー同士の通話は無料で、安定した音質で利用できます。相手が通常の電話番号しか持っていなくても、Rebtelなどのサービスを使えば数円〜数十円/分で通話できるため、料金面での負担が大幅に軽減されます。
- WhatsApp:通話料そのものは無料です。ただし、通話はインターネット回線(Wi-Fiまたはモバイルデータ)を使うので、データ通信料がかかる場合があります。WhatsApp公式 ‐ 通話・メッセージ料金に関するヘルプ
- Viber:ユーザー同士の通話は無料ですが、通常の電話番号へ発信する「Viber Out」という機能を使うと安い国際料金が適用されます。プランによっては月額固定や国ごとのプリペイド分などを選べます。Viber Out 公式レート表
- Rebtel:通話する国や通話先が固定電話・携帯電話かによりますが、非常に低い分単価で国際電話が可能です。プリペイド方式(Credits)あるいは定額プランなどを使う選択肢があります。 Rebtel 公式 ‐ 国際通話レートガイド
ラトビアからの不審な着信に注意
「+371」からのワン切りや迷惑電話の事例
ラトビアの国番号「+371」を利用したワン切りや迷惑電話が報告されることがあります。国際電話詐欺の一種で、折り返し発信させて高額料金を請求する手口です。
高額請求につながる折り返し発信のリスク
不審な着信に折り返すと、意図せず高額請求の対象となる可能性があります。特に深夜や不明な番号からの着信には注意が必要です。
不審な着信を受けたときの正しい対処法
- 知らない番号には折り返さない
- 番号をネット検索して迷惑電話か確認する
- 必要に応じてキャリアや警察に相談する
まとめ|国番号+371を正しく理解してラトビアと安心して通話する
ラトビアの国番号は+371です。スマホやガラケー、固定電話それぞれでかけ方が異なりますが、ルールを理解していれば難しくありません。料金を節約するなら国際電話カードや通話アプリを活用し、不審な着信には十分注意することが重要です。正しい知識を持って、安全かつ快適にラトビアとの通話を楽しみましょう。
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