ギリシャの国番号と基本情報
ギリシャの国番号は+30です。ギリシャ国内の電話番号は、市外局番や携帯番号によって構成されており、首都アテネは「21」、テッサロニキは「231」、携帯電話は「69」から始まるのが特徴です。日本から国際電話をかける際は、必ず最初に国番号+30を付け、その後に市外局番や携帯番号を続けて入力します。たとえば、アテネの番号「210-XXXXXXX」にかける場合、国際表記は「+30 210 XXXXXXX」となります。
ギリシャは観光立国であり、日本から旅行や留学、ビジネスで訪れる人も少なくありません。そのため、現地のホテル予約や現地在住者への連絡で国際電話を使う機会があります。また、ギリシャは欧州連合(EU)加盟国で通信インフラも比較的整備されており、通話品質も安定しています。国番号の仕組みを正しく理解しておくことで、スムーズに連絡を取れるだけでなく、不必要な通話料金の発生も防ぐことができます。

日本からギリシャに電話をかける手順
スマホから発信する場合
- スマホのダイヤル画面で「0」を長押しして「+」を入力。
- 続けて「30」(ギリシャの国番号)→市外局番(先頭の0は省略)→相手の番号を入力。
- 例:アテネの「210-XXXXXXX」へかける場合 → +30 210 XXXXXXX
- 連絡先を最初から国際表記で保存しておくと、日本でも現地SIMでもそのまま使える。
スマホでは「+」を使うことで国際プレフィックスを統一でき、日本・海外問わず同じ番号で発信できるのが大きなメリットです。
固定電話やガラケーから発信する場合
- 最初に日本の国際発信番号「010」をダイヤル。
- 次に「30」(ギリシャ国番号)を入力。
- その後に市外局番(先頭の0は省略)+相手番号を入力。
- 例:010-30-210-XXXXXXX。
固定電話やガラケーからの発信では、昔は「0033」などの事業者識別番号を用いた割引サービスもありましたが、現在は終了・統合されているケースが多いです。基本は「010 → 30 → 市外局番 → 番号」の順で問題ありません。
固定電話と携帯電話のかけ方の違い
発信方法自体は同じですが、料金体系に大きな違いがあります。固定電話宛は比較的安価で安定した品質が得られるのに対し、携帯電話宛は割高になる傾向があります。ビジネス用途や長時間の通話は固定番号を優先し、緊急連絡や移動中の相手にかける場合は携帯番号を選ぶと効率的です。
ギリシャへの国際通話料金の目安
固定電話を利用した場合
自宅やオフィスの固定回線からギリシャ宛に発信する場合、料金は1分あたり30〜40円程度が相場です。通話品質は安定しており、長時間の打ち合わせや予約確認などに向いています。
携帯キャリアの国際発信を利用する場合
ドコモ・au・ソフトバンクから直接国際発信する場合、ギリシャ宛は30秒で100円前後(1分換算で200円程度)が一般的です。短時間で済む用件や緊急時以外にはコストがかさむため注意が必要です。
通話アプリやIP電話を活用する場合
- WhatsApp:相手も利用していれば無料。データ通信で高音質。
- Viber Out:相手が固定・携帯どちらでも発信可能。1分20〜30円前後。
- Rebtel:ローカル接続で安定性が高く、長時間通話向き。1分15〜25円程度。
アプリによっては30秒課金・1分課金の違いや、パッケージ料金の有無で合計コストが変わります。頻繁にかける場合は定額プランの利用がお得です。

格安でギリシャに電話するためのコツ
通話アプリの使い分け
国際電話料金を大きく下げるには、まず通話アプリを使い分けることが重要です。状況ごとに最適な手段を選ぶだけで、数千円単位の差が出ることもあります。
- 無料最優先:相手も同じアプリを使えるならWhatsApp一択。Wi-Fiやモバイルデータさえあれば、世界中どこでも無料で通話可能です。ビデオ通話もできますが、音声のみなら通信量が少なく安定しやすいのがメリットです。
- 短時間・直通連絡:相手がアプリを使っていない場合、数分で要件を済ませるならViber Outが便利。固定・携帯どちらにも直接発信でき、1分20〜30円程度と携帯キャリア直発信の10分の1以下に収まります。
- 長時間・安定性重視:家族との通話やビジネス会議など、長めの会話ならRebtelや固定回線を選ぶのが安心。Rebtelはローカル接続を利用して音質が安定しやすく、1分15〜25円程度で済みます。
料金確認のチェックリスト
同じアプリや回線を使っても、設定次第で料金は変動します。発信前に以下を確認しましょう。
- 固定宛か携帯宛か:ほとんどのサービスで固定宛の方が安い設定。相手に固定番号があるなら、必ずそちらを優先。
- 課金単位:30秒課金か1分課金かで短通話の合計が変わります。たとえば1分課金なら、10秒で切っても1分分請求されるため注意。短時間の連絡が多い場合は30秒課金のサービスを選びましょう。
- 月額パックや定額サービス:ギリシャ宛の通話パックを提供しているアプリや通信会社もあります。月に数回以上かけるなら定額の方が圧倒的にお得になるケースがあります。
- 国際形式での連絡先保存:電話帳は必ず「+30 …」の国際形式で登録。現地SIMに切り替えたときも、そのまま発信できるので手間やかけ間違いを防げます。
結局どうすれば安いのか?
まとめると、
- 相手もアプリを持っていればWhatsApp=無料
- 相手がアプリ未利用で短時間ならViber Out(20〜30円/分)
- 長時間ならRebtelや固定電話(15〜25円/分)
- 相手に固定番号があるなら必ず固定宛にかける
この順序で手段を選べば、最小限の費用でギリシャとの通話が可能です。携帯キャリアの国際直発信は緊急時のみの最終手段にしましょう。
不審な着信への注意
「+30」で始まる着信はギリシャからの可能性がありますが、ワン切り詐欺や営業電話のケースもあります。心当たりがない番号には不用意に折り返さず、番号を検索したり、公式の窓口に確認することが推奨されます。
まとめ|国番号+30を理解して安心・安全に通話を
ギリシャに国際電話をかける際は、スマホなら「+30 → 市外局番 → 番号」、固定電話なら「010 → 30 → 市外局番 → 番号」の順に入力します。料金は固定宛が安く、携帯宛は割高になりやすいので用途に応じて使い分けましょう。通話アプリを活用すれば、大幅にコストを削減できます。正しい手順と節約術を知っておけば、旅行・留学・ビジネスでも安心してギリシャと連絡を取ることができます。
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