リビアの国番号は+218|日本からの国際電話のかけ方と料金節約ガイド
結論:リビアに国際電話をかける際は、必ず国番号+218を使います。スマホの場合は「0」を長押しして「+」を入力し、そのまま218と相手番号を続けます。固定電話やガラケーからの場合は「010→218→相手番号」と入力します。市外局番の先頭「0」は国際発信では不要であり、固定電話と携帯電話では番号体系が異なるため注意が必要です。ここからは具体的なかけ方や料金の目安、格安で通話するためのコツを解説します。

リビアの国番号と基本情報
リビアの国番号は+218です。北アフリカに位置し、地中海に面しており、首都はトリポリです。リビアは面積が広く、地域によって通信インフラの整備状況に差があります。都市部では比較的安定した通信環境が整っていますが、地方では携帯の電波が届きにくい地域もあるため、発信する際は相手の通信状況を確認することが大切です。公用語はアラビア語ですが、ビジネスでは英語が通じる場合もあります。
日本からリビアに電話をかける手順
日本からリビア(国番号+218)に電話をかけるときは、発信方法によって操作が少し変わります。スマホと固定電話/ガラケー、それぞれの例を以下に整理します。番号形式を間違えると繋がらないので注意が必要です。
スマホから発信する場合
- 「+」を入力できるか確認:スマホのダイヤル画面で「0」を長押しすることで「+」が出る機種が多いです。「+218」で始める番号にします。
- 番号の並び例:リビアの携帯番号が「91-234-5678」の場合、国際形式は +218 91 234 5678 と入力します。
- 連絡先登録のコツ:最初から「+218 …」の形式で登録しておくと、国内・海外どちらでも同じ形式で発信でき便利です。
- 公式案内:SoftBank の「日本からの国際電話」のガイドでは、「+ または 010 で始める」方式が案内されています。SoftBank:国際発信のかけ方。
固定電話やガラケーから発信する場合
- 国際発信用の退出番号を使う:日本からかける場合はまず 010 を押して国際回線に切り替えます。
- 国番号+エリア/携帯コードを入力:続けて 218(リビアの国番号)、その後にリビアのエリアコード(固定電話)または携帯の先頭番号を入力します。例: 010-218-91-234-5678。
- エリアコードの例:トリポリの固定電話は「21」など、携帯は「91」など。市外局番に「0」がある場合でも国際発信時には省略する必要があります。
- 旧キャリア選択番号・割引サービス:かつて「0033」などを使用する方式が案内されていたことがありますが、現在は終了している可能性が高いため、ご自身の回線契約内容・公式案内で確認しましょう。
- 実用例:自宅や会社の固定電話からトリポリのオフィスにかけるなら、相手番号が「21-345-6789」の場合、 010-218-21-345-6789 と入力します。
固定電話と携帯電話のかけ方の違い
リビアの番号体系は、固定電話と携帯電話で異なります。固定電話は市外局番が割り当てられており、都市ごとに番号の先頭が異なります。たとえば首都トリポリの市外局番は「21」、ベンガジは「61」などです。携帯電話は「91」や「92」で始まる番号帯が一般的です。国際発信では市外局番や携帯番号の先頭「0」を外して入力する必要があります。
リビアへの国際通話料金の目安
日本からリビア(国番号 +218)へ発信する料金は、固定電話/携帯キャリアの国際発信/通話アプリ・IP電話で大きく異なります。ここでは「ざっくり金額感」を先に示し、あわせて確認用の公式ページもリンクしておきます。為替は目安として 1 USD ≒ 150円 で概算しています。
固定電話を利用した場合(自宅・オフィスのひかり電話など)
- NTT西日本「ひかり電話」:国別料金表にリビア(218)は最初の1分 70円の掲載(以降は同額/分の目安)。固定は携帯直より単価が低く、長時間の会話に向いています。国別の国際通話料(英語・公式)で「Libya 218 70」を確認できます。
- ざっくり総額感:30分の打ち合わせでも約2,100円。長話や定期連絡なら固定発信が堅実です。
携帯キャリアの国際発信(スマホから「+」または「010」で直ダイヤル)
- au(KDDI):アフリカ地域の料金表にLIBYAN ARAB JAMAHIRIYA:30秒ごと 199円と明記。つまり1分 ≒ 398円の計算です(税抜・2024年6月時点)。Africa – Calling charges(公式)。
- ソフトバンク/ドコモ:国別レートはページ内で確認できます。おおむね1分 200〜400円前後のレンジと考えておくと安全です。SoftBank:Area & Rates / docomo:WORLD CALL(かけ方と案内)。
- ざっくり総額感:10分でも2,000〜4,000円に達することが多く、短時間連絡向けです。
通話アプリ/IP電話(固定・携帯どちらへも発信可の有料サービスを含む)
- Viber Out:リビア向けが29.5¢/分から(≒約44円/分)。クレジットやプランにより変動。Viber:How to call Libya(「starting from only 29.5 ¢ per minute」の表記)。
- Rebtel:リビア向けがページ内で23.0〜34.9¢/分の案内例(≒約35〜52円/分)。プランや宛先種別で差が出ます。Rebtel:Libya rates / phone codes。
- WhatsApp:相手も同じアプリなら無料(データ通信量のみ)。Wi-Fi推奨。
- ざっくり総額感:Rebtel基準で1時間話しても ≒ 2,100〜3,100円。携帯直ダイヤルの約1/5〜1/10まで圧縮できます。
補足(使い分けの指針)
- 短時間の折り返し:携帯直ダイヤルが最速。ただし単価が高いので要件を簡潔に。
- 長時間の打ち合わせ:まずは固定回線、次点でViber Out / Rebtelを。時間あたりの実効単価が下がります。
- 相手がアプリ対応:WhatsApp無料通話が最有力。通信が不安定なら、時間帯調整や音声のみ利用で安定度を上げましょう。
注意:過去に使われた一部の事業者識別番号(例:0033 など)は終了済みです。古い手順は参照せず、現在契約中の回線・サービスの最新表を必ずご確認ください。NTT西の最新国別表にはLibya 218 70、Liberia 231 75など具体数値が掲載されています。

格安でリビアに電話するためのコツ
国際電話は「どの手段を選ぶか」で料金が大きく変わります。ここでは実際に使えるアプリや回線ごとの特徴を整理し、「どの方法なら安く通話できるのか」をわかりやすくまとめます。
通話アプリの使い分け
- WhatsApp:相手も同じアプリを使っていれば完全無料。Wi-Fi環境があれば通信費もかからず、家族や友人とのやりとりに最適。ただし相手がアプリを使っていない場合は発信できません。WhatsApp公式ヘルプ
- Viber Out:相手がアプリを持っていなくても固定・携帯に直接かけられます。リビア向けは1分あたり約90〜100円の目安。短時間の連絡やビジネスで便利。Viber料金表
- Rebtel:リビア宛は1分あたり約60円前後と安価。さらに「ローカル番号経由」でつながる仕組みがあり、インターネットが不安定でも使いやすいのが特徴。Rebtel料金ガイド
まとめると:相手がアプリを持っていればWhatsApp=無料、持っていなければRebtelが最安クラス、短時間ならViber Outが便利、という使い分けが基本です。
料金確認のチェックリスト
- 固定電話か携帯か:固定回線からの国際発信は1分あたり70〜80円程度と比較的安価。携帯キャリアの直ダイヤルは1分200〜400円と高額なので長時間には不向きです。
- 終了したサービスに注意:かつて使われていた「0033」などの事業者識別番号はすでに終了。古い案内を参考にせず、現在利用しているキャリアの公式ページを確認してください。
- アプリの課金方式:「分単位」「秒単位」「パック購入」などサービスごとに違いがあります。通貨もドルやユーロで表示されることが多いため、アプリ内で最新のリビア向けレートを必ずチェックしましょう。
- 長時間の通話は?:もっともお得なのは固定回線か通話アプリ(RebtelやViber Out)の活用です。キャリア直発信は短時間の緊急用途だけに限定すると安心です。
結論:「短時間なら携帯直発信でもよいが高い」「長時間なら固定回線か通話アプリが圧倒的に安い」「相手がWhatsAppを使っていれば無料」がリビアへの国際電話を格安でかけるための最大のコツです。
不審な着信への注意
「+218」から始まる不審な着信があった場合、ワン切り詐欺や高額請求の可能性があるため、心当たりがなければ折り返さないことが重要です。迷惑電話対策アプリやキャリアの着信拒否サービスを活用し、安全な通信環境を確保してください。
まとめ|国番号+218を理解して安心・安全に通話を
リビアに国際電話をかける際は、スマホなら「+218」、固定電話やガラケーなら「010-218」から始めます。市外局番や携帯番号の先頭「0」は省略し、正しい番号形式で入力しましょう。料金は携帯キャリア直発信では高額ですが、固定回線や通話アプリを活用すれば大幅に節約可能です。不審な着信への注意を忘れず、安心してリビアとの通話を楽しんでください。
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