フランスの国番号+33とは?日本からの発信方法と通話料金まとめ
フランスに住む家族や友人、あるいはビジネスの相手に国際電話をかけたい場合、日本からは国番号+33を利用する必要があります。国番号は各国ごとに割り当てられており、正しく入力しなければ電話はつながりません。さらに国際電話は通話料金が高くなりやすいため、かけ方のルールやコストを抑える方法を知っておくことが重要です。本記事では、フランスの国番号+33の役割、日本からの発信方法、料金の目安、そして不審な着信への注意点までを詳しく解説します。

国番号+33はフランスを示す番号
フランスの基本情報と国番号の役割
フランスはヨーロッパの主要国で、観光・文化・経済の中心として知られています。国際電話における国番号+33は、フランス全土を対象とした番号です。日本からフランスに電話をかける際には、必ず冒頭にこの+33を付け、その後に市外局番や携帯番号を入力します。国番号は国ごとの識別コードであり、間違えると全く別の国につながる可能性もあるため注意が必要です。
日本からフランスへ電話をかける際の番号構成
フランス宛ての番号入力は次のように構成されます。
- スマホの場合:
+33-1-2345-6789
(パリ市内固定電話例、01はパリの市外局番) - 携帯電話の場合:
+33-6-12-34-56-78
(先頭6または7が携帯番号) - 固定電話から010方式:
010-33-1-2345-6789
注意点として、フランス国内番号で先頭に0が付いている場合は、国際電話ではその0を省いて入力します。例えば「01-23-45-67-89」という番号は「+33-1-23-45-67-89」と変換します。
日本からフランスへ国際電話をかける手順
フランスに国際電話をかける方法は複数あり、利用する端末やサービスによって入力方法が異なります。ここでは、スマホ・携帯・固定電話・通話アプリそれぞれの手順を詳しく説明します。
スマホで「+」を利用する方法(最も便利)
- 操作方法:ダイヤル画面で「0」を長押し → 「+」が表示 → 「33」→ 市外局番 → 相手番号を入力。
- 固定電話宛の例:
+33-1-2345-6789
(パリの市外局番01 → 国際発信では0を削除して「1」) - 携帯電話宛の例:
+33-6-12-34-56-78
(携帯番号は6や7から始まる) - ポイント:「+」方式は国際的に共通なので、日本国内でもフランス滞在中でも同じ番号で使える。
- 公式ガイド:ドコモ:国際電話のかけ方
携帯電話から「010」を使った発信方法
- 操作方法:
010 → 33 → 市外局番 → 相手番号
の順に入力。 - 固定電話宛の例:
010-33-1-2345-6789
- 携帯電話宛の例:
010-33-6-12-34-56-78
- 料金目安:1分あたり100〜300円程度。短時間や緊急時向き。
- 注意点:国際電話利用にはキャリアでの事前登録が必要な場合あり。
- 公式リンク:
au:国際電話ガイド|
ソフトバンク:国際電話のかけ方
固定電話からキャリア選択番号を利用する方法
- 操作方法:
キャリア選択番号 → 010 → 33 → 市外局番 → 相手番号
- NTTコミュニケーションズ:
0033-010-33-1-2345-6789
- KDDI:
001-010-33-1-2345-6789
- メリット:固定回線は音質が安定し、ビジネスや長時間の通話に適している。
- 割引制度:夜間割引や定額プランを利用すればコストを抑えられる。
- 公式リンク:
NTTコミュニケーションズ:ワールドコール|
KDDI:国際電話サービス
LINEやWhatsAppなど通話アプリを活用する方法
- 無料通話:アプリユーザー同士なら無料で音声・ビデオ通話可能。
- 有料発信:相手が通常の電話番号しか持っていない場合でも、数円〜数十円/分で発信可能。
- 利用例:
- LINE Outを使った発信 → フランス固定宛が数円/分
- WhatsApp → ユーザー間は完全無料
- Viber Out → 固定・携帯宛でも格安
- 品質:Wi-Fi環境を利用すれば音質が安定し、キャリア通話より圧倒的に安い。
- 公式リンク:
LINE:音声通話の使い方|
WhatsAppヘルプ|
Viber公式
クイックまとめ
- スマホなら「0長押し」→「+」→
+33
から入力。 - 携帯からは「010」方式で
010-33-…
。 - 固定電話は「0033」「001」などキャリア選択番号を頭に付ける。
- 通話アプリを使えば無料〜数円/分で利用可能。
- 番号の先頭「0」は国際発信では削除して入力。
国際電話の料金目安とコストを抑える方法
フランスに国際電話をかける場合、利用するサービスによって料金は大きく変わります。大手キャリアの通常発信は高額ですが、格安カードやIP電話、さらには通話アプリを使えば大幅にコストを下げられます。ここでは代表的な方法ごとに比較します。
大手キャリアの国際電話料金(安定だが高額)
- 料金目安:ドコモ・au・ソフトバンクでは1分あたり100〜300円程度になることが多い。
- 特徴:回線品質は安定しており、緊急時や短時間の利用には便利。ただし、長時間通話には不向き。
- 割引サービス:各社で国際電話割引プランやオプションがある場合もあるので、事前確認がおすすめ。
- 公式リンク:
ドコモ:国際電話のかけ方|
au:国際電話サービス|
ソフトバンク:国際電話ガイド
格安国際電話カードやIP電話の活用(コスト削減に有効)
- プリペイド国際電話カード:コンビニやインターネットで購入可能。利用方法はカードに記載されたアクセス番号をダイヤルし、PINコードを入力してから相手番号をかける仕組み。1分あたり数十円まで下げられる。
- IP電話サービス:代表例はブラステルカードやSkypeクレジット。固定電話や携帯宛でも数十円/分で通話可能。
- メリット:頻繁にフランスへ連絡する場合でも、通常の国際電話に比べて大幅に節約できる。
- 公式リンク:
ブラステルカード公式|
Skype国際通話
通話アプリ利用時のコスト比較(最も安価)
- 無料通話:LINE、WhatsApp、Viberなどを利用すればユーザー同士であれば完全無料で音声通話やビデオ通話が可能。
- 有料発信:相手が通常の電話番号しか持っていなくても、有料クレジットを使えば数円〜数十円/分で発信できる。
- 品質:Wi-Fiや4G/5G回線を利用すれば比較的安定しており、キャリア回線の国際通話よりもコスト効率が高い。
- 用途:長期間の留学や出張で頻繁にフランスと通話する場合には最適。
- 公式リンク:
LINE:音声通話の使い方|
WhatsAppヘルプ|
Viber公式
料金比較まとめ
- 大手キャリア直通:100〜300円/分(安定だが高額)
- 国際電話カード・IP電話:10〜50円/分(節約したい人向け)
- 通話アプリ:無料〜数十円/分(最安、長期間利用に最適)
このように、利用方法を工夫することで国際電話のコストは大きく変わります。緊急時はキャリア直通、日常的な連絡はアプリやIP電話を活用するとバランスよく安心して通話できます。
フランスからの着信で注意すべきケース
深夜や早朝の不審な着信
通常の知人やビジネス相手が深夜や早朝に電話をかけてくることは稀です。そうした時間帯に+33からの着信があった場合は注意が必要です。
ワン切り詐欺や折り返しによる高額請求
国際電話詐欺の典型的な手口に「ワン切り」があります。相手が折り返しを期待してワン切りを行い、折り返すと高額な料金が請求される場合があります。心当たりのない番号には決して折り返さないようにしましょう。
不自然な番号形式や見慣れない着信への警戒
フランスの番号体系に合わない長すぎる番号や不自然な形式は詐欺の可能性があります。その場合は無視するか着信拒否に設定してください。
不審な+33着信への対処法
折り返さずに無視するのが基本
不審な着信には折り返さず、まずは無視することが最も安全です。知らない番号からの着信に反応しないことが鉄則です。
番号ブロックや着信拒否設定の活用
スマートフォンには番号をブロックする機能があります。履歴から該当番号を選択して着信拒否設定を行えば、以降は同じ番号からの着信を防げます。
不安な場合の相談窓口(通信会社・消費生活センター)
誤って応答してしまったり、請求に不安がある場合は契約している通信会社へ連絡しましょう。さらに消費生活センターに相談することで具体的な対応策を得られます。
まとめ|国番号+33を正しく理解してフランスと安全に通話する
フランスに国際電話をかける際には国番号+33が必要です。スマホの+方式、携帯の010方式、固定電話のキャリア選択番号、そして通話アプリと複数の方法があります。大手キャリアの直通は高額ですが、格安カードやアプリを活用すればコストを抑えられます。また、不審な+33の着信には注意が必要で、折り返さずブロックや相談機関を利用することが大切です。正しい知識を持ち、安心してフランスとの国際通話を楽しみましょう。
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