ヨルダンの国番号は+962｜日本からの国際電話のかけ方と料金節約ガイド

ヨルダンの国番号は+962｜日本からの国際電話のかけ方と料金節約ガイド

ヨルダンに住む家族や友人、または現地の企業や観光関連の施設に電話をかける際には、国番号を正しく理解して入力する必要があります。ヨルダンの国番号は「+962」で、日本から発信する場合は必ずこの番号を冒頭に入力しなければなりません。本記事では、ヨルダンの国番号の基本情報、日本からの正しい発信方法、固定電話と携帯電話のかけ方の違い、さらに国際電話料金を節約する方法や不審な着信への注意点までをわかりやすく解説します。

ヨルダンの国番号と基本情報

ヨルダンの国番号「+962」とは？

ヨルダンの国番号は+962です。これは国際電気通信連合（ITU）が定める国際番号計画に基づいて割り当てられており、世界中からヨルダンに電話をかける際に必須の識別番号です。日本から国際電話をかける場合は「010（国際発信番号）」に続けて「962」を入力し、その後に市外局番や加入者番号を入力します。スマートフォンの場合は「+962」と入力すれば同じ意味になり、国内外を問わず共通の形式で利用できます。

中東地域における国番号の仕組み

中東地域の国番号は「9」で始まるのが特徴です。例えばサウジアラビアは+966、アラブ首長国連邦は+971、イスラエルは+972です。ヨルダンの+962も同じグループに属しており、国際的に地域を識別しやすくなっています。日本から電話をかける場合、この国番号を入力することで現地の通信網に正しく接続されます。

ヨルダンという国の基本情報

ヨルダンは中東のハシェミット王国と呼ばれる立憲君主制国家で、首都はアンマンです。人口は約1,100万人で、アラビア語が公用語として使われています。国土はイスラエル、シリア、イラク、サウジアラビアと国境を接しており、地政学的に非常に重要な位置を占めています。観光地としては、世界遺産に登録されている「ペトラ遺跡」や「死海」が有名で、多くの観光客が訪れる国でもあります。

ヨルダンにおける通信事情

ヨルダンでは固定電話よりも携帯電話の普及率が高く、都市部を中心に4G回線が広く利用されています。主要な通信事業者には「Zain」「Orange」「Umniah」などがあり、プリペイド式SIMカードも手軽に購入可能です。観光客でも比較的簡単に現地SIMを利用できるため、国際電話をかける代わりにインターネット通話（WhatsAppやViberなど）を利用する人も増えています。

日本からヨルダンに国際電話をかける方法

スマホで「+」を使った発信方法

スマートフォンの場合、ダイヤル画面で「0」を長押しすると「+」記号が表示されます。その後「962」（ヨルダン国番号）を入力し、市外局番（先頭の0は省略）と相手の番号を続けます。電話帳にこの形式で登録しておけば、日本でも海外でも同じ番号で利用できて便利です。

• アンマン市内「06-1234567」へかける場合 → +962-6-1234567
• 携帯番号「079-9876543」へかける場合 → +962-79-9876543

ガラケーから「010」を利用する場合

従来型の携帯電話（ガラケー）を使う場合、日本の国際発信番号「010」を入力したあとに「962」（ヨルダン国番号）を続けます。その後に市外局番（0を除く）と相手の番号を入力します。ガラケーは通話アプリが使えないため、通話料が割高になりやすい点に注意しましょう。

• アンマン市内「06-1234567」へかける場合 → 010-962-6-1234567
• 携帯番号「079-9876543」へかける場合 → 010-962-79-9876543

固定電話でキャリア選択番号を利用する場合

固定電話からかける場合、冒頭にキャリア選択番号をつけることで利用する通信事業者を選ぶことができます。これにより、通話ごとに料金を比較して安い回線を選択することが可能です。

※注意：かつて利用できた「001 Kokusai Mobile Talk」（KDDIの国際電話サービス）は2022年3月31日で終了しています。現在利用できる主な番号は以下のとおりです。

• NTTコミュニケーションズ（0033） → 0033-010-962-6-1234567
• キャリア指定なし（契約中の事業者回線が自動選択されます） → 010-962-6-1234567

このように、キャリア選択番号を冒頭に入れるかどうかで利用回線が変わります。長時間通話や頻繁な発信がある場合は、事前に契約中の回線料金や国際電話オプションを確認しておくと安心です。

👉 参考：NTTコミュニケーションズ 国際電話（0033）公式ページ

固定電話と携帯電話へのかけ方の違い

固定電話にかける場合の番号例

ヨルダンの固定電話番号は市外局番付きで表記されます。アンマン市外局番は「06」ですが、国際電話をかけるときは先頭の「0」を省略して「6」と入力します。例えば「06-2345678」にかける場合、日本からは010-962-6-2345678、スマホなら+962-6-2345678となります。

携帯電話にかける場合の番号例

携帯電話番号も同様に、先頭の「0」を省略して入力します。例えば「079-8765432」にかける場合、日本からは010-962-79-8765432、スマホからは+962-79-8765432となります。ヨルダンでは携帯番号の頭が「77」「78」「79」などに割り当てられており、通信事業者を識別できます。

ヨルダンへの国際電話料金と節約方法

大手キャリアの通話料金目安

日本の大手キャリア（ドコモ・au・ソフトバンク）を利用すると、ヨルダンへの通話料金は1分あたり100〜300円前後になるのが一般的です。長時間の通話ではすぐに数千円規模となるため、緊急時以外は注意が必要です。

国際電話カードやIP電話サービスの活用

コストを抑えたい場合は、コンビニで購入できる国際電話カード（例：ブラステルカード）が有効です。専用番号を経由することで、1分数十円まで抑えられることもあります。また、050番号を利用したIP電話サービスを契約すれば、インターネット経由で安価に発信可能です。

👉 参考：ブラステルカード公式サイト

通話アプリ（WhatsApp・Viber・Rebtel）による格安通話

近年は通話アプリを使った国際通話が主流です。WhatsAppやViberはヨルダン国内でも広く利用されており、ユーザー同士なら無料で通話できます。相手が通常の番号しか持っていない場合でも、有料クレジットを購入すれば1分数円〜数十円程度で発信可能です。Wi-Fi環境を利用すれば音質も安定し、キャリア通話より大幅に節約できます。

ヨルダンからの不審な着信に注意

「+962」からのワン切りや迷惑電話

ヨルダンの国番号「+962」を使ったワン切りや迷惑電話の報告があります。実際にはヨルダンからの発信でないケースもあり、国際課金を狙った詐欺の可能性があるため注意が必要です。

折り返し発信による高額請求リスク

不審な着信に折り返すと、意図せず高額請求が発生するケースがあります。特に数分の通話でも数千円単位の料金になることがあるため、不明な番号には応答しないことが大切です。

不審な着信への正しい対処法

・知らない海外番号には折り返さない
・不審な場合は番号を調べてから対応する
・迷惑電話防止アプリを活用する
といった対応が有効です。

まとめ｜国番号+962を正しく理解してヨルダンと安心して通話する

ヨルダンに国際電話をかける際は、国番号+962を正しく入力し、固定電話と携帯電話で「0」を省略するルールを守ることが重要です。料金は高額になりやすいため、国際電話カードや通話アプリを賢く利用することで大幅な節約が可能です。また、不審な着信への対応も心がけ、安全に国際電話を利用しましょう。