謎の国番号83からの電話、その正体を暴く！
突然「+83」からの着信があったら驚きますよね。「これはどこの国？」と疑問に思い、折り返すべきか迷う方も多いでしょう。結論から言うと、国番号+83は正式に割り当てられていない未使用の番号です。本記事では、この不可解な番号の正体と、そこに潜むリスクについて詳しく解説します。
83から始まる電話番号がかけられる国
ITU（国際電気通信連合）によって正式に国に割り当てられている国番号は、+1（北米）、+81（日本）、+44（イギリス）など明確に決まっています。しかし+83という番号は、現時点ではどの国にも割り当てられていない「未使用の番号帯」です。
では、なぜこの番号から着信があるのでしょうか？実は、不正な通信を行う業者が偽装番号（スプーフィング）を使い、存在しない国番号を表示させているケースが多くあります。
これにより、受信者に海外からの重要な電話だと思わせ、折り返させたり情報を聞き出すのが狙いです。特に+83のような中途半端な番号は、受信者に違和感を与えにくく、心理的な隙を突くのに適していると考えられています。
詐欺や迷惑電話の可能性と注意点
+83からの着信は、高確率で詐欺や迷惑電話の一種です。以下のようなパターンが報告されています：
- ワン切り：1コールだけ鳴らして切り、折り返しを誘導する
- 自動音声ガイダンス：架空の未納料金や当選通知を告げる
- SMSでの誘導：URL付きのショートメッセージによるフィッシング
このような手口は、折り返し時の高額な通話料を狙っていることもあり、発信元に接続するだけで数千円の請求が発生する例もあります。
電話を受けた際の具体的な対策法
+83からの着信に限らず、不審な国際番号からの電話を受けたときは、次の対応をおすすめします：
- 絶対に折り返さない
- 番号をブロックする
- 携帯会社に通報する（NTTドコモ・au・ソフトバンクなど）
- 迷惑電話対策アプリの活用（Whoscall、迷惑電話ストッパー等）
また、複数の着信がある場合は、電話番号検索サイトで情報を確認し、同様の被害報告がないかをチェックするのも有効です。
国際電話をかける際の通話料の目安
仮に+83が実在していたとしても、国際通話の料金は非常に高額になる可能性があります。一般的に、アジアやアフリカの一部国では、1分あたり200〜500円程度の通話料が発生することもあります。
これを利用して、高額通話料を発信元が得る「リターン・プレミアム型詐欺」も存在します。つまり、折り返し電話をすること自体が「罠」なのです。
国番号83に関するよくある質問（FAQ）
Q. 国番号83はどこの国ですか？
A. 公式にはどの国にも割り当てられていない未使用の番号です。
Q. 国際電話料金はどう設定されているのですか？
A. 通話先の国やキャリアにより異なりますが、高額になることが多く注意が必要です。
Q. 着信があった場合はどうすればいい？
A. 基本的には無視・ブロック・通報が原則です。折り返しはしないでください。
まとめ：国番号83からの電話にどう対処すべきか
国番号83は存在しないにもかかわらず、実際に着信があるケースが報告されています。これは詐欺やスパムの可能性が非常に高く、折り返すことで金銭的な被害につながるリスクがあります。
そのため、見慣れない番号や国番号からの着信には常に警戒心を持ち、冷静に対応することが大切です。迷惑電話対策アプリの導入や情報収集も、被害を防ぐ強力な手段となります。
「知らない番号には出ない・折り返さない」。この基本ルールが、自分の身を守る最善の方法です。