【国番号+353】アイルランドへの電話のかけ方|市外局番と入力ルールを解説
アイルランドに電話をかけたいけれど、「+353ってどう入力すればいいの?」と迷ったことはありませんか。
アイルランドの国番号は「+353」で、日本から現地の固定電話や携帯電話に発信する際には必ずこの番号を付ける必要があります。
さらに、国内で使われている市外局番の先頭「0」を外すのが国際電話の基本ルールです。
このルールを知らないと、発信してもつながらなかったり、誤った番号にかかってしまうこともあります。
本記事では、ダブリン・コーク・ゴールウェイなど主要都市の市外局番、
スマートフォンや固定電話での発信手順、そして通話料金を安く抑えるコツまでをわかりやすく解説します。
アイルランドに住む家族や友人、ビジネスパートナーとの連絡も、この記事を読めばスムーズに行えるようになります。
+353はどこの国?国番号の基本情報
国番号+353はアイルランドを示す番号で、
国際電気通信連合(ITU)によって正式に割り当てられています。
国番号とは、国際電話をかける際に相手国を識別するための数字コードのことです。
たとえば、日本は+81、アメリカは+1、ドイツは+49となっています。
アイルランドはヨーロッパの西端に位置し、イギリスの西隣にある国ですが、
国番号はイギリスの+44とは別に独立して割り当てられています。
国際電話での基本ルール:「0を外す」原則
アイルランド国内では「01」や「021」などの市外局番を使いますが、
日本など海外から電話する際は先頭の0を外して入力します。
たとえばダブリンの番号「01-234-5678」に日本からかける場合は、
「+353-1-234-5678」となります。
このルールを守らないと通話が接続されないこともあるため注意しましょう。
アイルランドの主要都市と市外局番一覧
アイルランドの各都市には固有の市外局番があり、
国際電話では「+353」の後にそれぞれの番号を付けます。
下記が主な都市の例です。
- ダブリン(Dublin):1 → +353-1-XXXX-XXXX
- コーク(Cork):21 → +353-21-XXXX-XXXX
- ゴールウェイ(Galway):91 → +353-91-XXXX-XXXX
- リムリック(Limerick):61 → +353-61-XXXX-XXXX
- ウォーターフォード(Waterford):51 → +353-51-XXXX-XXXX
アイルランドの携帯電話番号は「08」から始まり、
国際表記では「+353-8X-XXX-XXXX」となります。
現地の通信キャリアによって「083」「085」「087」などが割り当てられています。
日本からアイルランドへ電話をかける方法
日本からアイルランドへ国際電話をかける場合は、番号の順序とルールを正しく理解することが大切です。
国際電話では、まず日本の通信網から海外へ発信するために国際電話識別番号(010または「+」)を入力します。
そのあとに「353(アイルランドの国番号)」を続け、相手先の市外局番と電話番号を入力します。
なお、アイルランド国内で表記されている電話番号の先頭の「0」は国際発信時に外すのがルールです。
この「0を外す」を忘れると通話がつながらないことがあるため、必ず確認しましょう。
基本構成は以下の通りです:
国際電話識別番号(010または+) → 353(国番号) → 市外局番(0を外す) → 相手の番号
スマートフォンでの発信手順(+を利用)
スマートフォンからかける場合は、ダイヤル画面で「0」を長押しして「+」を入力します。
この「+」は国際電話識別番号(010)の代わりとして機能するため、どの国からでも共通の方法で発信できます。
たとえば、アイルランドの首都ダブリンの固定電話(国内表記で「01-234-5678」)にかける場合、
+353-1-234-5678 と入力すればOKです。
スマートフォンではキャリア設定によっては国際電話がデフォルトで無効になっている場合もあります。
ドコモ・au・ソフトバンクなどの主要キャリアでは、「国際電話サービス利用開始設定」を一度だけ行えばすぐに使えるようになります。
また、SIMフリー端末の場合も、契約中の通信事業者で国際発信が許可されているかを確認しておくと安心です。
固定電話・公衆電話での発信手順(010を利用)
固定電話や公衆電話から発信する場合は、まず「010」を押して国際発信モードに切り替えます。
その後、「353(アイルランド国番号)」→「市外局番(先頭の0を外す)」→「相手の番号」の順に入力します。
例:ダブリン宛てなら 010-353-1-234-5678 となります。
公衆電話を利用する際は、必ず「国際電話対応」の機種であることを確認しましょう。
「INTERNATIONAL」や「WORLD CALL」と表示のある電話機が目印です。
また、NTTコミュニケーションズなどが提供する国際電話カードを使えば、あらかじめ購入した金額分だけ通話できるため、
料金の上限を把握しながら安全に発信できます。
特に長時間通話や出張時などは、このカード方式が便利です。
ガラケーからのかけ方と注意点
ガラケー(従来型携帯電話)からアイルランドへかける場合も、基本の構成は固定電話と同じです。
つまり、「010」→「353」→「市外局番(0を外す)」→「相手番号」の順番で入力します。
ただし、ガラケーは機種や契約プランによって国際電話機能が標準でオフになっている場合があります。
国際電話を利用するには、まず契約キャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど)の「国際サービス」または「WORLD CALL」などを有効にする必要があります。
また、プリペイド式携帯電話や格安SIM端末では国際通話に非対応のプランもあるため、事前にサポートサイトやカスタマーセンターで確認しておくと安心です。
もし「+」入力ができる機種の場合は、スマートフォン同様に「0」を長押しして「+」を表示させ、
+353-1-XXXX-XXXX の形式で入力することも可能です。
なお、通話料金はキャリアごとに異なりますが、ガラケーの場合はWi-Fi通話に対応していないため、
1分あたり100〜300円前後と比較的高くなる傾向があります。
そのため、緊急でない限りは無料通話アプリ(WhatsApp、Viberなど)を併用するのがおすすめです。
入力例でわかる!正しい番号の組み立て方
アイルランドへの国際電話では、番号の並び順や「0」を外す位置を間違えると通話がつながらないことがあります。
とくに初めて海外に発信する場合、国内での表記と国際表記の違いを理解しておくことが重要です。
ここでは、固定電話・携帯電話それぞれの正しい入力例と、よくある誤りを具体的に解説します。
固定電話宛ての正しい入力例
アイルランドの首都ダブリン(Dublin)の市外局番は「1」です。
国内では「01-XXXX-XXXX」と表記されますが、国際電話では先頭の「0」を外して「+353-1」とします。
そのため、日本からダブリンの固定電話にかける場合は、
+353-1-XXXX-XXXX または 010-353-1-XXXX-XXXX のように入力します。
この形式であれば、どの国からでも正しく接続されます。
同様に、他の都市も以下のように表記されます:
- コーク(Cork):市外局番「21」 → +353-21-XXXX-XXXX
- ゴールウェイ(Galway):市外局番「91」 → +353-91-XXXX-XXXX
- リムリック(Limerick):市外局番「61」 → +353-61-XXXX-XXXX
国内で「021」や「091」と表記されている場合でも、国際電話では必ず先頭の「0」を削除して入力します。
これは国際通信の統一ルールであり、「0」は国内発信時のみ有効な“国内接続用の識別番号”だからです。
携帯電話宛ての正しい入力例
アイルランドの携帯電話番号は、国内では「08」から始まる形式が一般的です。
たとえば、「087-XXX-XXXX」や「086-XXX-XXXX」といった番号がそれに該当します。
国際表記に変換する場合は、この先頭の「0」を外して、
+353-87-XXX-XXXX や +353-86-XXX-XXXX のように入力します。
「+353-8X-XXX-XXXX」というパターンを覚えておくと便利です。
なお、携帯宛ての通話料金は固定電話よりも高くなる傾向があります。
頻繁に発信する場合は、後述のWi-Fi通話やWhatsAppなどの通話アプリを利用すると大幅に節約できます。
よくある誤りとその原因
初心者が最もよく犯すミスは、国内表記のまま「0」を残して入力してしまうことです。
たとえば、次のような形式は接続エラーとなります:
- 誤り例1: +3530-1-XXXX-XXXX
- 誤り例2: 010-3530-1-XXXX-XXXX
この「+3530」や「010-3530」という形で入力すると、国際通信システムが誤って「3530」を別の国番号として認識しようとするため、
正しい国への接続ができなくなります。
つまり、国際電話では“国番号の直後に0を置かない”ことが最重要ルールです。
正しい番号構成を覚えるコツ
慣れないうちは、次のように考えると覚えやすいです:
- 国内の「0」は日本国内専用。海外発信時は不要。
- 「+353」はアイルランドを意味する世界共通のコード。
- 固定電話は「+353-市外局番(0なし)」、携帯電話は「+353-8X」で始まる。
たとえば、現地の相手から「087-123-4567」と教えられた場合は、
+353-87-123-4567 と入力すれば確実に通話できます。
逆に、「+3530」や「+35308」などのように「0」を残すと通話が不通になります。
この「0を外す」ルールさえ覚えておけば、どの国の電話でも応用できます。
通話料金の目安と節約のコツ
日本からアイルランドへの国際通話料金は、利用する通信キャリアや契約プランによって大きく変わります。
一般的な目安として、携帯電話や固定電話から直接発信した場合の料金は1分あたり100〜300円前後が相場です。
たとえば、10分通話しただけでも1,000円を超えるケースが多く、頻繁に通話する人にとっては大きな負担になります。
しかし、いくつかの方法を組み合わせれば、通話料をほぼゼロに近づけることも可能です。
ここでは、主要な節約方法をわかりやすく紹介します。
① 国際通話オプションを活用する
まず検討したいのが、各キャリアが提供する国際通話割引オプションです。
ドコモ・au・ソフトバンクでは、月額数百円で通話単価を下げられるプランがあります。
たとえば「ドコモのWORLD CALL」では、通常1分200円程度の通話料が100円前後に半減します。
また、短期間の海外連絡が必要な場合でも、契約・解約が簡単にできるのがメリットです。
固定電話ユーザーなら、NTTコミュニケーションズの「0033サービス」などを利用すれば、
通常の国際発信よりも格安で発信できます。
- ドコモ: WORLD CALL(月額利用料無料・利用時課金)
- au: 国際電話サービス(定額割引あり)
- ソフトバンク: 国際電話(専用ダイヤル 010 利用で割引)
料金は発信先や時間帯によっても変動するため、
出発前や通話前に公式サイトで最新の料金表をチェックしておくのがおすすめです。
② Wi-Fi通話を使う
次に注目したいのが、スマートフォンに標準搭載されているWi-Fi通話機能です。
Wi-Fi通話を有効にしておけば、インターネット回線を使って音声通話を行うため、
通話料がかからない、または国内通話と同等の料金で発信できる場合があります。
特に、自宅・ホテル・カフェなどWi-Fi環境が整っている場所では、
通信品質も安定し、クリアな音質で会話が可能です。
ドコモ・au・ソフトバンクのいずれもWi-Fi通話に対応しているため、
設定画面で「Wi-Fi Calling」または「Wi-Fi通話」をオンにしておくと安心です。
注意点として、相手側の端末がWi-Fi通話に非対応の場合、通常の国際発信として課金されることがあります。
そのため、相手の通信環境を事前に確認しておくとよいでしょう。
③ 無料通話アプリを活用する
アイルランドでは、メッセージ・通話アプリの利用が非常に一般的です。
特にWhatsApp(ワッツアップ)は、ビジネス・個人問わず圧倒的な普及率を誇り、
現地ではメールよりもこのアプリでのやり取りが主流となっています。
WhatsAppを使えば、アプリ同士での音声通話やビデオ通話が完全無料で利用でき、
Wi-Fi接続中であればデータ通信量もほとんどかかりません。
ほかにも、ViberやLINEなど、日本からでも馴染みのあるアプリを使えば、
相手が同じアプリを利用している限り、無料でつながります。
- WhatsApp: アイルランドでの普及率が最も高く、個人・企業どちらでも利用可。
- Viber: 国際通話にも強く、固定電話宛てにも格安発信可能。
- LINE: 日本のユーザーが多く、家族・友人との連絡に便利。
出張や旅行の前に、これらのアプリをインストールしておけば、
現地でのコミュニケーションコストをほぼゼロにできます。
特に現地のホテルやカフェの無料Wi-Fiを活用すれば、通話料の心配は不要です。
④ 通話時間を短縮して料金を抑える
どの方法を選んでも、通話時間を意識することでさらなる節約が可能です。
長話を避け、要件をメモにまとめてからかけると、無駄な時間を減らせます。
また、細かい情報(住所・URL・予定など)は通話中に伝えるのではなく、
SMSやチャットで補足するのがおすすめです。
こうした工夫だけでも、毎月の通話コストを大幅に減らすことができます。
⑤ 最もお得な組み合わせ
最も経済的なのは、Wi-Fi通話 × 無料通話アプリの併用です。
たとえば、ホテルのWi-Fiにつないだ状態でWhatsAppを使えば、
アイルランドの携帯・固定電話どちらにも高音質で無料通話が可能です。
仕事や留学など長期滞在を予定している場合は、
SIMカードやeSIMを現地で購入し、現地通話アプリを活用するのも有効な手段です。
アイルランドから日本に電話をかける場合
アイルランドから日本に国際電話をかける場合は、日本の国番号「+81」を使用します。
この番号を先頭に付け、続いて市外局番または携帯番号を入力します。
ただし、日本国内の電話番号にある先頭の「0」は必ず外すのが国際電話の基本ルールです。
「+81」が日本を示す国際識別番号のため、「0」を残すと正しく接続されません。
具体的な入力例は以下の通りです。
- 東京(03-XXXX-XXXX)宛て: +81-3-XXXX-XXXX
- 大阪(06-XXXX-XXXX)宛て: +81-6-XXXX-XXXX
- 携帯電話(090-XXXX-XXXX)宛て: +81-90-XXXX-XXXX
スマートフォンで「+」を入力する方法は、日本と同様に簡単です。
ダイヤル画面で「0」を長押しすると「+」が表示されるので、
そのまま「+81」から入力すれば世界中どこからでも日本に発信できます。
固定電話から発信する場合は、まず「00」を押して国際発信モードに切り替え、
そのあとに「81 → 市外局番(0を外す) → 相手番号」と順に入力します。
たとえば東京宛てなら「00-81-3-XXXX-XXXX」と入力すれば通話可能です。
公衆電話を利用する場合は「INTERNATIONAL」または「WORLD CALL」と書かれた
国際電話対応機であることを確認してください。
一部の公衆電話は国内専用のため、00を押しても発信できない場合があります。
ガラケー(フィーチャーフォン)を利用する場合も同様に、
国際電話機能が契約キャリアで有効になっている必要があります。
設定が無効のままだと発信できないため、出発前に確認しておきましょう。
「+」が入力できる機種であれば、+81-3-XXXX-XXXX のように入力、
もし「+」が使えない場合は00-81-市外局番(0を外す)-相手番号の形式で入力します。
古い端末では国際発信非対応のものもあるため、
必要に応じてプリペイドSIMやWi-Fi通話アプリの利用を検討してください。
アイルランドの通信キャリア(例:Vodafone Ireland、Eir、Threeなど)は、
日本への国際通話をサポートしていますが、1分あたり100円以上かかることもあります。
そのため、長時間通話を行う場合はWi-Fi通話や通話アプリ(WhatsApp、Viber、Skypeなど)を
利用するのが最も経済的です。
特にWi-Fi環境下でのアプリ通話は音質も安定しており、通信料もかかりません。
また、旅行や短期滞在中であれば、現地で国際対応SIMカードやeSIMを利用するのもおすすめです。
これにより、国際通話料金を大幅に削減できるうえ、日本の家族やビジネスパートナーとも
気軽に連絡を取り合うことができます。
出発前にSIMロック解除を済ませ、Wi-Fiまたは現地SIMを組み合わせて使うことで、
コストを最小限に抑えつつ快適な通信環境を確保できます。
まとめ|「+353」と「0を外す」ルールを覚えれば安心
アイルランドへの国際電話は、「+353」を付けて「0を外す」という基本ルールさえ守れば、
どの通信手段からでも問題なく相手につながります。
固定電話・携帯電話のどちらにかける場合でも、国内番号の0を外して国番号を付けることが最も重要です。
特にアイルランドは観光・留学・ビジネスいずれの目的でも日本人の渡航が多く、
現地のホテル・学校・企業などに連絡する機会も少なくありません。
このとき、番号入力を一桁間違えるだけで別の地域やまったく別の相手につながることもあるため、
「+353」→「市外局番(0を外す)」→「相手番号」の流れを正確に覚えておきましょう。
また、長時間の国際通話を行う場合には、WhatsApp・LINE・Viberなどの無料通話アプリや
Wi-Fi通話を利用することで、通信費をほぼゼロに抑えることが可能です。
インターネット回線を使えば音質もクリアで、海外からでも気軽に家族や友人、取引先と連絡が取れます。
このように、「+353」と「0を外す」という2つのルールを覚えておくだけで、
アイルランドへの通話も不安なく行えます。
国際電話の仕組みを一度理解しておけば、ほかの国への発信にも応用できるため、
今後の旅行や海外取引にもきっと役立つでしょう。
正しい入力方法と通信手段を知って、安心・確実に国際通話を楽しんでください。


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