「国番号+77」はどこの国?実は割り当てられていない番号?誤表示と詐欺のカラクリを解説!
+77という番号がスマートフォンに表示されたら「どこの国から?」と不安になるかもしれません。しかし結論から言うと、+77は現在どの国にも割り当てられていない未使用の国番号です。それなのに着信表示やSMSに登場する背景には、表示の誤認や詐欺的な番号偽装のカラクリがあります。本記事では、+77の正体や注意点を詳しく解説していきます。
+77が表示される主な仕組み
+7の携帯番号が誤って+77に見えるケース
+77は未割り当てですが、実際に表示される理由の一つが+7(ロシア・カザフスタン)の携帯番号にあります。例えば、+7 701や+7 777など、+7の後に「7」が続くと、スマートフォンや一部のアプリが+77として誤認表示してしまうことがあります。
これはフォーマットの解析ミスであり、実際には+7が国番号、次の数字が通信会社や地域を示すコードなのですが、区切りが曖昧な場合に誤表示が発生します。

番号偽装によるスパム・詐欺の可能性
もう一つの原因は、スパム業者や詐欺グループによる番号偽装です。VoIPなどの技術を使えば、実在しない国番号を自由に表示させることが可能です。あえて未使用の+77を表示させることで、受信者に「どこの国?」という警戒と好奇心を同時に抱かせ、反応を引き出そうとする手口です。
これらはSMSフィッシング(スミッシング)や詐欺電話の導入口として悪用されることが多く、非常に危険です。
+77を使った詐欺の手口と実例
典型的な詐欺文面やフィッシングSMS
+77から届いたように見えるSMSの中には、以下のような内容が確認されています:
- 「お荷物の不在通知です。こちらで再配達設定を」
- 「お客様の口座に異常なアクセスがありました」
- 「未納料金があります。至急対応してください」
これらの文面には共通して不安を煽る・リンクを踏ませるという特徴があります。タップすると偽サイトに誘導され、個人情報やクレジットカード番号を盗まれる危険があります。

被害を防ぐために知っておきたいこと
+77からの着信やSMSに対しては、以下のような対応をおすすめします:
- 知らない番号には出ない・折り返さない
- SMS内のリンクは絶対に開かない
- 番号を検索して他の人の報告を確認する
- スマホの迷惑フィルタやセキュリティアプリを活用
また、家族や高齢者にもこのような番号詐欺の手口を共有しておくと、被害防止につながります。
まとめ:+77が表示されたらどうすればいい?
まずは検索、出ない・折り返さない
+77と表示された場合は、冷静に番号を検索し、正体を確認しましょう。疑わしいと感じたら出ない・折り返さないことが基本です。
不審なSMSやリンクはすぐ削除
受信したSMSにリンクや個人情報の入力を促す内容が含まれていた場合は、すぐに削除し、万が一開いてしまった場合も、個人情報の入力は控えてください。
知識が自分と家族を守る最善策
+77のように一見すると正式な国番号に見える番号でも、実は未使用であり詐欺に悪用されるリスクがあるということを知っておくことが、最大の防御です。冷静な判断と正しい知識で、トラブルを未然に防ぎましょう。
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