国番号21からの着信、あなたはどう対処する?
突然、見知らぬ国番号「+21」からの着信──あなたならどうしますか?
多くの人が「誰だろう?」「出て大丈夫?」と戸惑うこの番号。
実はこの国番号、複数の国や地域を含む共通の国際プレフィックスなのです。
今回はその正体や着信の背景、詐欺のリスク、そして対処法まで詳しく解説します。

国番号21の概要と背景
まず最初に理解しておきたいのが、「+21」は単一の国番号ではなく、「+212」や「+216」など、21から始まる複数の国番号を含む広いカテゴリであるということです。具体的には以下のような国が該当します:
- +212:モロッコ
- +213:アルジェリア
- +216:チュニジア
- +218:リビア
これらはいずれも北アフリカに位置する国々であり、フランス語圏やアラビア語圏の地域でもあります。日本との直接的な交流は少ないかもしれませんが、通信上では思わぬ形で接点が生じることもあります。
国番号21からの着信が持つリスク
こうした番号からの着信には、詐欺や迷惑電話のリスクがある点に注意が必要です。特に「ワンギリ詐欺」と呼ばれる手口が有名です。
これは、1回だけ着信を鳴らして切り、かけ直した相手に高額な通話料が発生するという手法です。詐欺グループはこうした国番号を悪用し、あたかも本物の国際電話であるかのように見せかけてきます。
ポイントは、身に覚えのない番号には出ない・折り返さないということ。特に+21から始まる番号に注意を払いましょう。

安心のための判断と対応方法
もし+21から始まる着信があった場合、まずは以下の手順で落ち着いて対処しましょう:
- 着信履歴を確認:番号全体をメモし、どの国からかを特定する。
- 検索エンジンで調査:「+213 詐欺」「+212 電話」などで事例を探す。
- かけ直さない:不明な相手への折り返しは避け、SMSも返信しない。
- 電話アプリでブロック:今後の着信を防ぐための対策を講じる。
加えて、iPhoneやAndroidでは番号の通報や着信拒否設定も可能です。また、迷惑電話フィルターアプリの利用も有効です。
まとめ
+21から始まる国番号は、多くの国が利用するものであり、正当な電話である可能性もあります。
しかし、日本に住む私たちにとって、身に覚えのない国際電話は警戒すべき対象です。
知らない番号には出ない・折り返さない。
それが、あなた自身の情報と財産を守る第一歩です。
