アメリカの国番号は+1|日本からの国際電話のかけ方と+1着信を解説

社会
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  1. アメリカの国番号は+1|日本からの国際電話のかけ方と+1着信を解説
  2. アメリカの国番号は「+1」
    1. アメリカの電話番号は「+1+市外局番+7桁の番号」
    2. 「+1」だけではアメリカとは限らない
  3. 日本からアメリカへ国際電話をかける方法
    1. スマートフォンから「+1」でかける方法
    2. 「010+1」でアメリカへかける方法
    3. 日本からアメリカへかける電話番号の入力例
    4. アメリカの電話番号に「0」を付ける必要はない
    5. アメリカの電話番号をスマホの連絡先に登録する方法
  4. アメリカへ電話がつながらないときの確認手順
    1. 国番号「1」を重ねて入力していないか確認する
    2. 市外局番の前に「0」を付けていないか確認する
    3. 「010」と「+」を同時に入力していないか確認する
    4. 国際電話が利用できる契約になっているか確認する
    5. アメリカへつながらないときの5項目チェック
  5. 国番号+1はアメリカ以外でも使われている
    1. +1は北米番号計画(NANP)の共通国番号
    2. カナダも国番号は+1
    3. カリブ海の一部の国・地域も+1を使用する
    4. +1の着信元はエリアコードまで確認する
  6. アメリカの電話番号と市外局番の仕組み
    1. アメリカの電話番号は国番号を除いて10桁
    2. ニューヨーク・ロサンゼルスなど主要都市の市外局番
    3. 同じ都市に複数の市外局番がある理由
    4. 市外局番だけで相手の現在地を判断できない理由
    5. アメリカでは携帯電話と固定電話を番号だけで見分けにくい
  7. +1から電話がかかってきたらアメリカからの着信?
    1. 知らない+1の着信を確認する手順
    2. アメリカのホテルや企業からの電話は公式番号と照合する
    3. +1のワン切りや不審な国際電話には折り返さない
    4. 発信者番号が実在企業と同じでも安心とは限らない
    5. 自動音声で支払いや個人情報を求められたときの対処法
  8. アメリカへの国際電話料金はいくら?
    1. 国際電話料金は通信会社や契約によって異なる
    2. 発信前に確認したい料金・課金単位
    3. アメリカ本土とハワイ・アラスカなどの料金区分にも注意
    4. 長時間の通話なら通話アプリも比較する
  9. アメリカ旅行・出張で知っておきたい電話番号
    1. 911はアメリカ国内の緊急通報番号
    2. 800・888などのフリーダイヤルは海外から使えない場合がある
    3. アメリカは地域によって時差が大きいので発信時間にも注意する
  10. アメリカの国番号に関するよくある質問
    1. アメリカの国番号は「1」と「+1」のどちらですか?
    2. +1から始まる電話番号はすべてアメリカですか?
    3. アメリカへ電話するとき市外局番の前に0は必要ですか?
    4. アメリカの携帯電話にも国番号+1を付けますか?
    5. 日本のスマホからアメリカへ電話するとき「010」は必要ですか?
    6. アメリカの番号にある最初の「1」を消してもいいですか?
    7. +1から知らない電話が来たら折り返しても大丈夫ですか?
  11. まとめ|アメリカの国番号は+1、発信時は番号の並びを確認しよう

アメリカの国番号は+1|日本からの国際電話のかけ方と+1着信を解説

アメリカへ電話をかけるときに使う国番号は「1」です。国際形式では「+1」と表記します。たとえばニューヨークの電話番号が「212-555-0100」なら、国際形式では「+1 212 555 0100」となります。「+」は国番号そのものではなく、その後ろが国際形式の番号であることを示す記号です。

日本からアメリカへ電話するときは、通信会社によって「+」または「010」を使います。NTTドコモとソフトバンクは「+」または「010」に続けて国番号と相手先番号を入力する方法を案内しています。auでは「010+国番号+相手先電話番号」が基本の発信方法として案内されています。スマートフォンだから必ず「+」と決めつけず、契約している通信会社の公式手順を確認するのが確実です。

もう1つ重要なのが、+1から始まる番号がすべてアメリカ合衆国の番号ではないことです。アメリカ、カナダ、バミューダ、バハマ、ジャマイカ、ドミニカ共和国などは「北米番号計画(NANP)」という共通の電話番号体系に参加しており、国番号1を共有しています。

そのため、知らない「+1」から着信したときは、「アメリカから電話だ」と決めつけるのではなく、+1の次にある3桁のエリアコードまで確認します。ホテル予約や仕事など心当たりがある場合も、着信番号と公式サイトや予約メールに書かれた番号を末尾まで照合してから対応するのが安全です。

アメリカの地図とスマートフォンに国番号プラス1を表示した国際電話の無料素材風イメージ

アメリカの国番号は「+1」

アメリカの電話番号は「+1+市外局番+7桁の番号」

アメリカを含む北米番号計画では、一般的な電話番号は国番号を除いて10桁です。構成は「3桁のエリアコード+7桁のローカル番号」で、7桁部分はさらに3桁の局番と4桁の加入者番号に分かれます。

北米番号計画を管理するNANPAでは、この番号形式を「NPA-NXX-XXXX」と表しています。最初のNPAが3桁のエリアコード、その次のNXXが3桁の局番、最後のXXXXが4桁の加入者番号です。詳しい仕組みはNANPA公式サイトの北米番号計画の説明で確認できます。

たとえば「212-555-0100」なら、212がエリアコード、555-0100が7桁のローカル番号です。日本などNANP地域の外からアメリカへ電話するときは、ここに国番号1を付けて「+1 212 555 0100」のようにします。

部分 例 役割
国番号 +1 NANP地域を示す
エリアコード 212 番号の割り当て地域を示す3桁
局番 555 3桁の交換局・プレフィックス部分
加入者番号 0100 4桁の個別番号

日本では東京03、横浜045のように市外局番が0から始まるため、「アメリカの212にも0を付けるのでは」と迷いやすいところです。しかし、アメリカのエリアコードは212、213、310など最初から3桁で、前に0を付けません。「0212」や「0213」に変換する必要はありません。

「+1」だけではアメリカとは限らない

国番号1はアメリカだけが使用している国番号ではありません。NANPAによると、北米番号計画にはアメリカとその領土、カナダ、バミューダ、アンギラ、アンティグア・バーブーダ、バハマ、バルバドス、英領バージン諸島、ケイマン諸島、ドミニカ国、ドミニカ共和国、グレナダ、ジャマイカなど複数の国・地域が参加しています。

たとえば「+1 242…」はバハマ、「+1 441…」はバミューダ、「+1 876…」はジャマイカの番号として割り当てられています。+1だけを確認すると、どれもアメリカの番号のように見えるため注意が必要です。

国や地域まで調べたいときは、NANPAの国・地域別エリアコード一覧で+1の後ろ3桁を確認できます。

国際形式の先頭例 国・地域 確認ポイント
+1 242 バハマ +1だけではアメリカと区別できない
+1 441 バミューダ 3桁のエリアコードまで見る
+1 658 / 876 ジャマイカ 複数のエリアコードがある
+1 809 / 829 / 849 ドミニカ共和国 +1をアメリカ専用番号と考えない

日本からアメリカへ国際電話をかける方法

スマートフォンから「+1」でかける方法

NTTドコモやソフトバンクでは、日本から海外へ発信するときに「+」を使う方法が案内されています。アメリカの相手番号が「212-555-0100」なら、「+1 212 555 0100」と入力します。

多くのスマートフォンでは、電話アプリのダイヤル画面で「0」を長押しすると「+」を入力できます。ただし機種によって操作方法が異なることがあるため、「+」が出ない場合は端末の取扱説明書を確認してください。

NTTドコモのWORLD CALLでは、「+」または「010」→国番号→相手先電話番号という順番が案内されています。最新の発信方法と料金はNTTドコモ「国際電話をかける」で確認できます。

ソフトバンクも「+」または「010」を国際コードとして案内しています。利用条件はソフトバンク「国際電話」で確認できます。

よくある失敗例は、「スマホならどの通信会社でも+を使えばいい」と考えてしまうことです。通信会社によって案内方法が異なるため、うまくつながらない場合は番号を何度も変えて試すより、最初に契約先の公式ページを確認する方が早く解決できます。

「010+1」でアメリカへかける方法

日本から国際電話をかける方法として「010」を使う方法もあります。相手の番号が「212-555-0100」なら、アメリカへの発信例は「010 1 212 555 0100」です。「010」の役割やスマホ・固定電話での入力方法は、国際電話の「010」の仕組みと端末別のかけ方でも整理しています。

auでは「010+国番号+相手先電話番号」という発信方法が案内されています。現在のサービス内容はau「海外へかける」で確認できます。

ここで間違えやすいのが「010 +1 212…」と、010と+を同時に入力してしまうケースです。「+」と「010」はどちらも国際発信の入口として使われるため、通常はどちらか一方です。

入力例 判定 理由
+1 212 555 0100 ○ +方式の国際形式
010 1 212 555 0100 ○ 010方式
010 +1 212 555 0100 × 010と+を重ねている
+1 0212 555 0100 × 212の前に不要な0を追加している

日本からアメリカへかける電話番号の入力例

実際の番号形式を見ておくと、発信直前に迷いにくくなります。以下では実在する個人の電話番号を使わないよう、「555-0100~555-0199」の範囲を利用しています。この範囲はNANPAが娯楽や広告向けの架空の非稼働番号として予約しています。公式情報はNANPA「555 Line Numbers」で確認できます。

アメリカ国内表記の例 +方式 010方式
212-555-0100 +1 212 555 0100 010 1 212 555 0100
213-555-0101 +1 213 555 0101 010 1 213 555 0101
808-555-0102 +1 808 555 0102 010 1 808 555 0102

たとえばアメリカのホテルの予約メールに「Phone: +1 212 555 0100」と書かれているなら、すでに国際形式です。ここへ自分で+1を追加する必要はありません。

一方、「Phone: (212) 555-0100」とだけ書かれている場合はアメリカ国内向け表記なので、日本からドコモなどの+方式でかけるなら「+1 212 555 0100」にします。

アメリカの電話番号に「0」を付ける必要はない

アメリカのエリアコードは、ニューヨークの212、ロサンゼルス周辺の213など3桁です。日本の03や045のように先頭0を含む市外局番ではありません。

そのため、日本からアメリカへ国際電話をかけるときに「212」を「0212」へ変更する必要はありません。むしろ0を足すと正しい10桁番号ではなくなります。

ここは他国の国際電話と混同しやすいポイントです。「国際電話では先頭0を外す」という説明を見たことがある人ほど、「アメリカにも国内用の0があるのでは」と考えがちですが、通常のNANP番号のエリアコードには、もともと日本型のトランクプレフィックス0がありません。

アメリカの電話番号をスマホの連絡先に登録する方法

アメリカのホテル、友人、取引先などへ何度も電話する場合は、「+1+10桁番号」で保存しておくと番号の意味が分かりやすくなります。

たとえば「+1 212 555 0100」と保存し、連絡先名を「ニューヨーク・ホテル」のようにしておけば、+1を使うカナダやカリブ海地域の番号と混同しにくくなります。

ウェブサービスへの登録では、国番号を二重に入力しないよう注意してください。たとえば入力画面に「United States +1」という国番号欄があり、その下に電話番号欄がある場合、電話番号欄へさらに「+1 212…」と入力すると、サービスによっては+1が重複します。

入力画面 入力例 注意点
国番号欄がない +1 212 555 0100 国際形式を求められている場合の例
国番号欄で+1選択済み 212 555 0100 +1を重ねない
入力例が表示されている 画面の例に従う サイト独自の仕様を優先

スマートフォンのダイヤル画面にプラス1とアメリカの10桁電話番号を入力している写真風イメージ

アメリカへ電話がつながらないときの確認手順

国番号「1」を重ねて入力していないか確認する

アメリカへ電話がつながらないときは、最初に「相手の番号にすでに+1が付いていないか」を確認してください。予約メールに「+1 212 555 0100」と書かれている場合は、その時点で国番号が含まれています。

ここへさらに+1を追加して「+1 +1 212…」とすると誤った番号になります。海外ホテルの予約確認画面を見ながら電話するときは、番号の先頭から確認する習慣を付けておくと防ぎやすいミスです。

市外局番の前に「0」を付けていないか確認する

次に確認するのはエリアコードです。「212」を「0212」、「213」を「0213」にしていないか確認します。

アメリカの一般的な電話番号は国番号を除いて10桁です。「エリアコード3桁+電話番号7桁」になっているか数えるだけでも、不要な0を追加していないか確認できます。

「010」と「+」を同時に入力していないか確認する

「010 +1 212…」になっている場合は、010と+を二重に使っています。通信会社の案内に従い、「+1 212…」または「010 1 212…」のどちらかにします。

特に電話帳に+1形式で登録した番号へ電話するとき、自分で010を追加しないよう注意してください。電話帳に「+1 212…」と保存しているなら、対応する通信会社では保存された番号からそのまま発信する形になります。

国際電話が利用できる契約になっているか確認する

番号の並びが合っているのに発信できない場合は、通信会社や契約側の条件を確認します。法人契約、家族用回線、利用制限を設定した回線などでは、国際電話が制限されている場合があります。

また、日本国内から発信している場合と、アメリカ旅行中に日本のSIMをローミング利用している場合では、発信方法や料金条件が異なります。

アメリカへつながらないときの5項目チェック

確認順 チェックする内容 よくあるミス
1 番号にすでに+1があるか +1を2回付ける
2 エリアコードが3桁か 212を0212にする
3 +と010のどちらを使うか 010と+を同時に付ける
4 相手番号が現在も有効か 古い名刺や古い予約情報を使う
5 国際電話サービスが利用可能か 契約側で発信制限されている

たとえば、3年前にもらったアメリカ支社の名刺を見て発信してつながらない場合、国際電話の設定だけを疑うのではなく、会社公式サイトで現在の代表番号を確認します。番号が変更されていれば、いくら正しく+1を付けてもつながりません。

国番号+1はアメリカ以外でも使われている

+1は北米番号計画(NANP)の共通国番号

北米番号計画は、NANPAによると20の北米の国・地域が番号資源を共有する統合された電話番号計画です。アメリカとその領土だけでなく、カナダやカリブ海の複数地域が参加しています。

国際電気通信連合からNANP地域全体へ割り当てられている国番号が1です。そのため「国番号1=アメリカだけ」と考えると、着信番号を調べる場面で誤解が起こります。

+44ならイギリス、+81なら日本のように、1つの国番号から1つの国を連想しやすい番号もあります。しかし+1は仕組みが少し異なり、+1の後ろのエリアコードを見る必要があります。他の国・地域の番号との違いを確認したい場合は、世界各国・地域の国番号一覧で比較できます。

カナダも国番号は+1

カナダもアメリカと同じ+1を利用します。トロントやバンクーバーの電話番号も国際形式では「+1」から始まります。カナダへ発信する場合の番号例や入力方法は、カナダの国番号+1と日本からの電話のかけ方で確認できます。

たとえばアメリカとカナダの両方に取引先があり、電話帳に会社名だけを登録していると、着信時にどちらの国の番号だったか分かりにくくなることがあります。「ABC社・カナダ」「ABC社・米国」のように国名を付けて保存すると見分けやすくなります。

カリブ海の一部の国・地域も+1を使用する

+1を使う地域は北米本土だけではありません。代表的なエリアコードは次のとおりです。

国・地域 エリアコード 国際形式の先頭例
バハマ 242 +1 242
バルバドス 246 +1 246
英領バージン諸島 284 +1 284
ケイマン諸島 345 +1 345
バミューダ 441 +1 441
ジャマイカ 658、876 +1 658、+1 876
ドミニカ共和国 809、829、849 +1 809など

旅行予定がないのに「+1 876…」から着信した場合、アメリカの番号だと思って折り返す前にエリアコードを調べれば、ジャマイカの番号帯だと分かります。これだけでも不要な折り返しを減らせます。

+1の着信元はエリアコードまで確認する

+1着信の確認では、まず+1の後ろ3桁を切り出します。NANPAにはArea Code Searchがあり、エリアコードの割り当て地域を検索できます。

ただし、エリアコードから分かるのは番号の割り当てに関する情報であり、電話をかけている人の現在地ではありません。ニューヨークで取得した携帯番号を持った人が、その後ロサンゼルスへ引っ越しても同じ番号を使い続けることがあります。

企業のクラウド電話や転送電話でも、会社の実際の所在地とは別の地域番号が使われる場合があります。

さらに、着信画面へ表示される発信者番号は偽装されることがあります。FCCも「Caller ID spoofing」として、実際の発信元とは異なる番号を着信画面へ表示する手法について案内しています。そのため、アメリカ企業と同じ番号が表示されたことだけを本人確認の根拠にしないことが重要です。

アメリカの電話番号と市外局番の仕組み

アメリカの電話番号は国番号を除いて10桁

一般的なNANP番号は、エリアコード3桁とローカル番号7桁の合計10桁です。たとえば「212-555-0100」なら212がエリアコード、555が局番、0100が加入者番号です。

NANPAでは番号形式を「NXX-NXX-XXXX」と説明しています。ここでNは2から9、Xは0から9の数字を表します。

ただし、911などの緊急用短縮番号や、800系のトールフリー番号など用途が異なる番号もあるため、「アメリカに存在する番号はすべて通常の地域番号」と考えないようにしてください。

ニューヨーク・ロサンゼルスなど主要都市の市外局番

アメリカでは、大都市になるほど複数のエリアコードが使われています。ニューヨークのマンハッタン周辺では212、332、646、917などがあり、ロサンゼルス周辺では213・323・738のオーバーレイ地域や、310・424の地域があります。

都市・地域の例 主なエリアコード例 注意点
ニューヨーク市 212、332、646、917など 212だけではない
ロサンゼルス周辺 213、323、738、310、424など 地域によって複数存在
ハワイ 808 国番号は同じ+1

現在のエリアコードはNANPAのArea Code Mapsで確認できます。

「ニューヨークのホテルなのに212ではないから怪しい」と判断するのは適切ではありません。新しいオーバーレイ番号が使われることがあるため、ホテルの公式サイトに掲載された番号かどうかを確認する方が確実です。

同じ都市に複数の市外局番がある理由

同じ地域に複数のエリアコードが存在する大きな理由は、電話番号の需要増加です。携帯電話、仕事用番号、インターネット電話などが増えると、1つのエリアコードだけでは番号が足りなくなります。

そこで、既存の地域に別のエリアコードを重ねて割り当てる「オーバーレイ」という方式が使われます。新しい利用者だけ新しいエリアコードになることもあるため、隣同士の人が違うエリアコードを持っていても不思議ではありません。

市外局番だけで相手の現在地を判断できない理由

現在では携帯電話番号を引っ越し後も使い続ける人が珍しくありません。ニューヨークの番号を取得した人が、現在はテキサスやカリフォルニアに住んでいることもあります。

そのため「212だから現在ニューヨークから電話している」とは判断できません。エリアコードは番号の割り当て地域を確認する材料であり、発信者の現在地を示すGPS情報ではありません。

アメリカでは携帯電話と固定電話を番号だけで見分けにくい

日本では070、080、090なら携帯電話と判断しやすいですが、アメリカでは固定電話も携帯電話もNANPの10桁番号体系を利用します。

そのため、「この先頭3桁だから携帯電話」と番号だけから確実に見分けることはできません。電話料金についても、相手番号の見た目から推測せず、日本側で利用する通信会社の料金表を確認してください。

+1から電話がかかってきたらアメリカからの着信?

知らない+1の着信を確認する手順

知らない+1番号から電話がかかってきた場合は、次の順番で確認すると判断しやすくなります。

  1. +1の後ろ3桁を見る
    アメリカの地域番号なのか、カナダやカリブ海のNANP地域なのかを確認します。
  2. 連絡が来る理由を考える
    アメリカ旅行、ホテル予約、海外通販、仕事、知人など具体的な心当たりがあるか確認します。
  3. 留守番電話やSMSを見る
    正規の会社なら用件が残される場合があります。ただしSMSのURLは安易に開きません。
  4. 公式サイトの番号と比較する
    国番号やエリアコードだけでなく、末尾まで確認します。
  5. 一致しない場合は着信番号へ直接折り返さない
    公式サイトに掲載された代表番号や予約サイトのメッセージ機能から確認します。

国民生活センターは「+1」や「+44」などから始まる心当たりのない国際電話について、知らない番号からの電話は出ない、折り返さないよう呼びかけています。詳しくは国民生活センター「海外からの知らない国際電話が増えています!」で確認できます。

アメリカのホテルや企業からの電話は公式番号と照合する

アメリカ旅行を控えている場合、ホテルからチェックイン時刻、カード保証、送迎などについて連絡が来ることがあります。仕事でアメリカ企業とやり取りしている場合も、担当者や現地オフィスから電話が来る可能性があります。

たとえばニューヨークのホテルを予約した直後、「+1 212…」から着信したとします。212はニューヨークで使われるエリアコードの1つなので状況としては不自然ではありません。しかし、それだけで予約ホテルだと判断することはできません。

確認する順番は次のとおりです。

確認 見る場所 判断
国番号 +1か NANP地域の番号か確認
エリアコード +1の次3桁 ホテル所在地と矛盾しないか確認
電話番号全体 予約メール・公式サイト 末尾まで照合
用件 予約内容 実際に連絡が来る理由があるか確認

電話番号が一致しない場合は、着信番号へ直接かけ直すのではなく、ホテル公式サイトや予約サービスに掲載されている番号へ自分から電話します。

スマートフォンにプラス1から始まる着信が表示されアメリカのホテル予約メールに記載された電話番号と照合している写真風イメージ

+1のワン切りや不審な国際電話には折り返さない

「数秒で切れたので気になってかけ直した」「深夜に1回だけ鳴ったので緊急連絡かと思った」という場面では、心当たりがないならまず番号を確認してください。

+1はアメリカやカナダで普通に使われている正規の国番号なので、「+1なら詐欺」という意味ではありません。重要なのは、その番号から連絡が来る具体的な理由があるかです。

心当たりがなければ留守番電話を確認し、必要がなければ着信拒否を利用できます。海外との通話をまったく利用しない場合は、国際電話の着信・利用制限について通信会社へ確認する方法もあります。

発信者番号が実在企業と同じでも安心とは限らない

知らない+1番号を調べると、検索結果で実在企業と同じ電話番号が見つかる場合があります。しかし、「番号が一致したから本人」と判断するのは危険です。

FCCはCaller ID spoofingとして、発信者番号表示を操作し、実際とは違う番号を着信画面へ表示する行為について注意喚起しています。

たとえば銀行を名乗る電話に公式の代表番号が表示されていたとしても、カード番号や認証コードを求められた場合はいったん通話を終了し、自分で銀行の公式サイトやカード裏面の番号を確認してかけ直します。

自動音声で支払いや個人情報を求められたときの対処法

+1からの電話に出ると、「未納料金があります」「電話を停止します」「荷物に問題があります」「1を押してください」といった自動音声が流れることがあります。

こうした電話に心当たりがない場合は、数字を押したり、案内された番号へかけ直したりせず、一度通話を終了します。

国民生活センターにも、海外からの国際電話で代金収納会社や電力会社などを名乗る不審な電話の相談例が掲載されています。

特に次の情報を電話口で求められた場合は慎重に対応してください。

  • クレジットカード番号
    正規企業を名乗っていても、突然の着信で入力・口頭回答しないようにします。
  • 暗証番号・パスワード
    本人確認を理由に聞かれてもその場では伝えません。
  • SMS認証コード
    第三者のログインや決済に利用される可能性があるため教えません。
  • 送金・電子マネー購入
    「今すぐ支払わないと停止」など急がせる場合は公式窓口へ確認します。

不安な場合は消費者ホットライン188や、警察相談専用電話#9110などの公的な相談先も利用できます。

アメリカへの国際電話料金はいくら?

国際電話料金は通信会社や契約によって異なる

アメリカへの国際電話料金は通信会社によって異なります。NTTドコモの現在のWORLD CALL料金表では、アメリカ本土への通話は30秒あたり平日昼間34円、平日夜間・深夜・早朝および土日祝は31円です。

ソフトバンクの公式料金表では、アメリカ本土は30秒39円です。auの公式料金表でもアメリカ合衆国本土は30秒39円と掲載されています。

通信会社 アメリカ本土への公式掲載料金 公式確認先
NTTドコモ 30秒34円または31円 WORLD CALL
ソフトバンク 30秒39円 国際電話料金
au 30秒39円 アメリカ地域料金

料金は改定される場合があるため、実際に電話する直前に公式料金表を確認してください。

また、同じ+1を使う国や地域でも料金は同じではありません。たとえばソフトバンクでは、アメリカ本土は30秒39円、カナダは49円、ジャマイカは149円と異なります。そのため「+1だからアメリカと同じ料金」と考えないことが大切です。

発信前に確認したい料金・課金単位

国際電話料金を確認するときは、「1分いくら」だけではなく課金単位を見ます。30秒39円なら5分の通話は30秒単位が10回なので、単純計算で390円です。

ドコモの平日昼間34円なら、同じ5分で340円です。10分話せばそれぞれ780円、680円となるため、短時間のつもりでも会話が長くなると金額は大きくなります。

発信前に「予約番号を確認する」「質問を3つメモする」など用件を整理しておくと、通話時間を短くしやすくなります。

アメリカ本土とハワイ・アラスカなどの料金区分にも注意

「国番号が+1なら全部アメリカ本土と同じ料金」とは限りません。通信会社によってアメリカ本土、アラスカ、ハワイ、グアムなどの料金区分が異なる場合があります。

たとえばドコモのWORLD CALLでは、現在アメリカ本土、アラスカ、カナダ、グアム、サイパン、ハワイが同じ料金として掲載されています。一方、auやソフトバンクでは地域別の料金が異なるケースがあります。

旅行先のホテルへ電話するときは、「国番号」だけでなく「どの地域へかけるのか」まで料金表で確認してください。

長時間の通話なら通話アプリも比較する

アメリカにいる家族や友人との長時間の会話なら、インターネットを使った音声通話が利用できる場合があります。双方が同じアプリや会議サービスを使えるなら、通常の国際電話より費用を抑えやすいことがあります。

一方、ホテル、レンタカー会社、レストラン、企業の代表電話など通常の電話番号へ直接かける場合は、国際電話の方が確実な場面があります。

「ホテルの予約変更は国際電話で2分」「家族との30分の会話はインターネット通話」のように、相手と目的によって使い分けるのが現実的です。

アメリカ旅行・出張で知っておきたい電話番号

911はアメリカ国内の緊急通報番号

アメリカで警察、消防、救急など緊急対応が必要な場合に使われる全国的な緊急電話番号は911です。FCCは911を、緊急事態を報告して支援を求めるための番号として案内しています。

911はアメリカ国内で利用する緊急番号であり、日本から「+1 911」と国際電話をかけるための番号ではありません。詳しい仕組みはFCCの911・E911案内で確認できます。

旅行前には911だけでなく、海外旅行保険会社、クレジットカード会社、航空会社、在外公館などの連絡先も保存しておくと、緊急度に応じて連絡先を使い分けられます。

800・888などのフリーダイヤルは海外から使えない場合がある

北米番号計画では、800、833、844、855、866、877、888がトールフリー番号用のコードとして使われています。

ただし、アメリカ国内で無料になるトールフリー番号だからといって、日本からの国際電話でも無料になるわけではありません。ソフトバンクも、着信側が通話料を負担するトールフリー番号であっても、国際電話として発信した場合は通話料が発生する場合があると案内しています。

また、海外からの着信を受け付けない800番号もあります。アメリカ企業の問い合わせページに800番号しかない場合は、「International」「Outside the U.S.」「Contact us」などの項目を探すと、海外向けの通常番号が掲載されていることがあります。

アメリカは地域によって時差が大きいので発信時間にも注意する

アメリカは複数の時間帯に分かれているため、「アメリカは今何時か」ではなく「相手の都市は今何時か」を確認する必要があります。

ニューヨークとロサンゼルスでは現地時刻が異なります。また、アメリカの多くの地域ではサマータイムが採用されています。

NISTによると、2026年のアメリカのサマータイムは3月8日に始まり、11月1日に終了します。ただし、ハワイやアリゾナ州の大部分では一般的なサマータイムを実施しません。詳しくはNISTの米国時間帯とサマータイム解説で確認できます。

ホテルへチェックイン時刻を確認する場合や企業へ仕事の電話をする場合は、発信ボタンを押す前にホテル・会社所在地の現地時刻を確認してください。

アメリカの国番号に関するよくある質問

アメリカの国番号は「1」と「+1」のどちらですか?

国番号そのものは1です。「+1」は国際形式で表記するときにプラス記号を付けたものです。

たとえばアメリカ国内の番号が「212-555-0100」なら、国際形式では「+1 212 555 0100」となります。「アメリカの国番号は+1」という言い方は一般的ですが、厳密には「国番号は1、国際形式では+1」と覚えておくと分かりやすいでしょう。

+1から始まる電話番号はすべてアメリカですか?

いいえ。カナダ、バミューダ、バハマ、ジャマイカ、ドミニカ共和国などNANPに参加する国・地域も+1を使います。

国や地域を確認するには、+1に続く3桁のエリアコードを調べます。ただし、エリアコードは発信者の現在地を保証するものではありません。

アメリカへ電話するとき市外局番の前に0は必要ですか?

必要ありません。アメリカの通常のエリアコードは212、213、310など3桁です。前に0を付けません。

「212-555-0100」へかけるなら、対応する通信会社で「+1 212 555 0100」または「010 1 212 555 0100」のように入力します。

アメリカの携帯電話にも国番号+1を付けますか?

日本などNANP地域外からアメリカの携帯電話へかける場合も国番号1を使います。固定電話と携帯電話で国番号が違うわけではありません。

相手から「+1 415…」のように教えてもらった場合は、その国際形式で連絡先へ保存できます。

日本のスマホからアメリカへ電話するとき「010」は必要ですか?

利用している通信会社によって案内が異なります。NTTドコモとソフトバンクでは「+」または「010」を利用する方法が案内されています。auでは「010+国番号+相手先番号」が基本の方法として案内されています。

そのため、「スマートフォンなら必ず+を使う」と決めつけず、契約している通信会社の最新案内を確認してください。

アメリカの番号にある最初の「1」を消してもいいですか?

アメリカ国内のウェブサイトでは、「1-800-XXX-XXXX」や「1-212-XXX-XXXX」のように、電話番号の前に1を付けて表示する場合があります。この1はNANP内での長距離発信などの表記に使われることがあり、国際形式の「+1」と見た目が似ています。

日本から国際形式で入力するときは、相手番号を「+1+10桁番号」の形に整理します。「1-212-555-0100」と掲載されている番号に、さらに「+1」をそのまま足して「+1 1 212…」としないよう注意してください。

迷った場合は、エリアコード3桁+ローカル番号7桁の10桁部分を確認し、その前に国番号+1を付けると整理しやすくなります。

+1から知らない電話が来たら折り返しても大丈夫ですか?

心当たりがない場合は、すぐに折り返さない方が安全です。国民生活センターも知らない国際電話には出ない、折り返さないよう案内しています。

まずエリアコードを確認し、旅行、通販、仕事など連絡が来る理由があるか考えます。企業やホテルを名乗る場合は、着信番号ではなく公式サイトや予約メールに掲載された番号へ自分から連絡してください。

まとめ|アメリカの国番号は+1、発信時は番号の並びを確認しよう

アメリカの国番号は1で、国際形式では「+1」と表記します。一般的なアメリカの電話番号は国番号を除いて10桁で、3桁のエリアコードと7桁のローカル番号から構成されます。

日本から電話する場合は、通信会社の案内に従い「+1+10桁番号」または「010+1+10桁番号」の形で発信します。アメリカのエリアコードに日本式の0を付けたり、すでに+1がある番号へさらに1を加えたりしないようにしてください。

また、+1はアメリカ専用ではありません。カナダ、バハマ、バミューダ、ジャマイカ、ドミニカ共和国なども国番号1を共有しています。知らない+1着信なら、+1の後ろ3桁のエリアコードまで確認します。

ただし、エリアコードから分かるのは番号の割り当て地域についての情報であり、発信者の現在地や身元ではありません。発信者番号が偽装されることもあるため、ホテルや企業からの電話なら予約メールや公式サイトの番号と照合します。

料金も通信会社によって異なります。アメリカ本土への通話でも30秒ごとの料金が設定されているため、長電話になると数百円からそれ以上になることがあります。発信前に公式料金表を確認し、必要なら用件をメモして短時間で済ませると安心です。

国番号1、10桁の相手番号、利用する発信方法、料金、発信者の確認をそれぞれ分けて考えることで、「アメリカへ電話がつながらない」「+1から知らない着信が来た」「この+1はアメリカなのか」といった疑問を整理しやすくなります。

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