【国番号+14】は存在しない?怪しい電話の正体と安全な対処法を徹底解説!

社会
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結論:「+14」は実在しない国番号

まず結論から言うと、「+14」から始まる国番号は世界のどこにも存在しません。
国番号(Country Code)は、世界共通で使われる「電話の国識別番号」で、ITU(国際電気通信連合)が正式に管理しています。
各国・地域には必ず固有の番号が割り当てられており、たとえば以下のような体系になっています。

  • +1:アメリカ・カナダなど北米地域
  • +2:エジプトや南アフリカなどアフリカ諸国
  • +3 / +4:フランス・ドイツ・イタリアなどヨーロッパ地域
  • +5:南米(ブラジル・アルゼンチンなど)
  • +6:東南アジア・オセアニア(タイ・オーストラリアなど)
  • +7:ロシア・カザフスタン
  • +8:アジア地域(日本・中国・韓国など)
  • +9:中東・南アジア(トルコ・インドなど)

この一覧を見てもわかるように、「+14」で始まる国番号は空白地帯です。
つまり、「+14」から始まる電話が着信した場合、それはどこの国にも正式に割り当てられていない不正番号ということになります。

こうした存在しない番号を悪用するのが、「番号偽装(スプーフィング)」という詐欺の手口です。
これは発信者が本来の番号を隠し、あたかも海外の正規番号から電話しているように見せかける技術で、
「+14」や「+882」などの“空き番号帯”を使うケースが非常に増えています。

特に注意が必要なのが、「+140」「+141」「+147」などの番号です。
これらは一見するとアメリカ(+1)の番号のように見えますが、実際は詐欺業者が日本のスマホ宛てに偽装してかけているケースが多いのです。
SNSやECサイトに登録された電話番号が流出し、詐欺業者のリストに載ると、こうした「偽の海外番号」から着信が来ることがあります。

「+14」は正式な国ではないため、正当な理由で発信されることはありません。
もし「国際電話」「海外からの緊急連絡」などと偽っても、出る必要は一切ありません。
むしろ折り返し電話をかけてしまうと、詐欺業者が用意した高額通話料の番号(いわゆる国際プレミアム番号)に繋がり、
1分あたり数百円以上の請求が発生する危険性があります。

また、スマートフォンの画面では「+14」や「+141」といった数字が小さく表示されるため、
「アメリカ(+1)」の正規番号と見間違いやすい点にも注意が必要です。
特に「+14〇〇〜」と表示されると、「+1 4xx〜」に見えることがあり、これが詐欺被害に繋がる原因のひとつとなっています。

つまり、「+14」は存在しない=「正体不明・要注意」の番号。
正規の国や企業が使うことはなく、迷惑電話・詐欺電話と判断して間違いありません。
出ない・折り返さない・ブロックする。この3つの対応を徹底することで、安全を守ることができます。

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なぜ「+14」から電話がかかってくるのか?

「+14」からの電話は、ほとんどの場合スプーフィング(番号偽装)と呼ばれる手口によるものです。
これは発信者が本来の電話番号を隠し、存在しない国番号や海外番号を装って電話をかけてくる詐欺行為の一種です。
受け取った側は「海外からの重要な連絡かもしれない」と錯覚しやすく、詐欺業者はその心理を巧みに利用しています。

スプーフィングは近年、技術の進歩とともに非常に巧妙になっており、
一見すると本物の企業番号や海外の大使館・航空会社などの番号のように見えることがあります。
中には、番号の一部を本物に似せて作り、受信者が安心して電話に出てしまうよう誘導するケースも確認されています。

実際に報告されている主な手口は以下の通りです。

  • ワン切り詐欺:
    数秒だけ鳴らしてすぐに切り、受信者が「誰だろう?」と気になって折り返すのを待つ手口です。
    折り返すと、通常の国際通話よりも高額な料金が発生し、知らないうちに数千円〜数万円の請求が来ることもあります。
  • プレミアム番号詐欺:
    折り返すと、自動音声サービスや架空のサポート窓口に繋がり、1分あたり数百円の通話料が発生する仕組みです。
    一見「コールセンターのような案内音声」が流れることもあり、騙されてしばらく通話してしまう人も少なくありません。
  • 個人情報詐取:
    「Amazonサポートです」「カード会社の本人確認です」などと偽って、
    氏名・住所・クレジットカード情報などを聞き出すタイプです。
    特にスマートフォン利用者は、「音声ガイダンスで本人確認が必要です」などの言葉に惑わされやすく、注意が必要です。

こうした不正電話は、無作為に大量発信されており、特定の個人が狙われているわけではありません。
詐欺業者はコンピューターを使って世界中の電話番号を自動生成し、一斉に発信する仕組みを利用しています。
そのため、「登録していないのになぜ?」と驚く必要はありませんが、出てしまうと被害のきっかけになることもあります。

また、最近ではSNSや通販サイト、アプリの登録情報から電話番号が流出し、
詐欺業者に悪用されるケースも報告されています。
特に、海外サーバーを利用しているサービスでは、登録時に入力した電話番号が流出リストに掲載される危険もあるため、
できるだけ信用できるサービスにしか番号を登録しないようにしましょう。

「+14」以外でも、「+882」「+224」「+53」など、
存在はするが詐欺発信に悪用される国番号もあります。
これらはいずれも被害報告が多く、国際詐欺グループの温床となっている番号帯です。
つまり、「+14」は存在しないにもかかわらず、他の“危険な国番号”と同じように扱うべきだということです。

不審な着信を受けたときは、とにかく出ない・折り返さない
そして番号を検索して他の人の報告がないか確認し、必要であればキャリアに通報しましょう。
このシンプルな行動が、被害を未然に防ぐ最も効果的な方法です。

スマートフォンに+14の番号が表示され、赤い警告マークが出ているイメージ。危険な国際電話に注意を促す図。
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「+14」からの着信に出てはいけない理由

「+14」からの電話は、見た目こそ何の変哲もない番号に見えますが、実際には非常に危険な可能性があります。
番号偽装や詐欺の多くは、受信者が「もしかして大事な電話かも」と思って応答する心理を利用しており、
一度出てしまう、または折り返してしまうだけで被害に繋がることがあります。

以下は、「+14」からの着信に応答した場合に起こりうる代表的なリスクです。

  • 高額通話料の請求:
    知らずに折り返すと、海外のプレミアム通話番号に接続され、1分あたり数百円〜数千円の通話料が発生するケースがあります。
    特に「国際料金が発生することに気づかず短時間の通話でも高額請求」という被害が実際に報告されています。
  • 個人情報の流出:
    電話口で「ご本人確認です」「身元確認のためにフルネームを教えてください」と言われ、
    氏名・生年月日・住所・クレジットカード番号などを聞き出されるケースがあります。
    その情報が他の詐欺グループに転売されたり、なりすまし被害に使われることもあります。
  • 詐欺被害への誘導:
    自動音声(IVR)で「未払いがあります」「あなたのアカウントが停止されます」といった内容を流し、
    指定された番号にかけ直すよう誘導されるパターンです。
    この“音声ガイダンス型詐欺”は非常に巧妙で、公式企業を装うケースもあります。

特に注意したいのは、出た瞬間に被害が発生しなくても、通話記録から次のターゲットにされる可能性があることです。
詐欺業者は「応答した番号」を“アクティブリスト”として保存し、
後日別の番号(+882、+53、+43など)から再度電話をかけてくることがあります。
そのため、一度でも出た番号が複数回使われる危険があるのです。

もし誤って応答してしまった場合でも、会話せずすぐに切ることが重要です。
相手の声が聞こえなくても「Hello」「Yes」と返事をするだけで、
AIボイス解析システムに声を登録されるリスクがあると言われています。
これを利用して「本人確認が取れた」という形で詐欺口座を開設される被害も確認されています。

また、電話のあとに「国際電話料金の未納があります」「折り返しはこちら」といった
SMSやメールが届くケースもありますが、絶対に記載のリンクを開いてはいけません。
こうしたメッセージの大半はフィッシング詐欺サイトへ誘導するための偽装リンクです。
アクセスするだけで不正アプリをインストールさせるものもあり、より深刻な被害に繋がります。

本物の国際電話や企業からの連絡であれば、事前にメールや文書での案内があるのが通常です。
いきなり海外番号から電話がかかってくることはほぼありません。
つまり、「+14」など見知らぬ国番号からの着信は、出ない・折り返さない、これが最も安全な対応なのです。

スマートフォンに+14の着信が表示され、赤い警告マークと『詐欺の可能性あり』のテキストが重なるイメージ画像。海外詐欺電話への注意を促すビジュアル。
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不審な番号への正しい対処法

「+14」に限らず、海外からの見慣れない番号や、不自然な時間帯にかかってくる国際電話には注意が必要です。
特に最近は、日本人のスマートフォンを狙った国際詐欺電話が急増しており、
正しい対処法を知っておくことで、被害を未然に防ぐことができます。
以下では、誰でもすぐにできる安全な対応手順を紹介します。

① 折り返さない・出ない(最も安全な対処法)

まず大前提として、知らない海外番号には出ない・折り返さないことが鉄則です。
「国際電話料金が発生しないから大丈夫」と思って応答すると、
実際には有料回線や課金型番号に自動転送されるケースもあります。
1分通話しただけで数千円請求されることもあるため、着信に気づいても無視しましょう。
また、折り返しを誘うワン切り詐欺も多発しているため、履歴をタップしないよう注意が必要です。

② 番号を検索して発信元を確認する

着信後は、まずその番号をインターネットで検索してみましょう。
たとえば「+14 電話番号」や「+14 詐欺」などのキーワードで調べると、
同じ番号から着信を受けた人の報告や口コミを確認できる場合があります。
不審な番号は多くの人が共有していることが多く、自分一人で悩まず他の報告を参考にするのが効果的です。

特に以下のような口コミサイトでは、迷惑電話の実例や注意喚起コメントが多く寄せられています:

これらのサイトでは、ユーザーが投稿した被害報告や危険度の評価を確認できるため、
「知らない番号=即削除」よりも、信頼できる情報源を確認して判断するのが安全です。
ただし、個人投稿の内容には誤情報も含まれる可能性があるため、
公式情報(警察庁・キャリア)とあわせて参考にするのが理想です。

③ 通信キャリアに通報する

NTTドコモ・au・ソフトバンクなど主要キャリアでは、
迷惑電話に関する報告窓口や自動ブロックサービスを提供しています。
たとえば以下の公式ページから報告・設定が可能です。

キャリアによっては、自動的に海外番号を検出して警告表示を出す機能もあります。
特にスマホの「迷惑電話設定」をオンにしておくことで、詐欺番号の着信を未然に防げます。

④ 警察や消費者庁の相談窓口を利用する

もし実際に折り返してしまった、または被害を受けた可能性がある場合は、
すぐに公的機関へ相談しましょう。下記の公式窓口が対応しています。

被害を放置すると、他の詐欺リストに個人情報が流れる恐れもあります。
「迷ったら通報」が一番の防御策です。

⑤ 迷惑電話ブロックアプリを導入する

最近では、スマートフォン用の迷惑電話対策アプリを入れておくのも効果的です。
代表的なアプリには以下があります。

  • Whoscall: 世界中の迷惑電話データベースを参照し、着信時に「危険」マークを自動表示。
  • Truecaller: 不審番号を自動でブロックし、スパム報告も共有できるアプリ。
  • 電話帳ナビ: 国内ユーザーの口コミをもとに、不審番号をリアルタイムで警告。

これらのアプリを導入しておけば、知らない番号からの着信時に自動的に警告が出るため、
うっかり出てしまうリスクを大幅に減らすことができます。
さらに、設定画面で「海外番号をブロック」するオプションをオンにしておくと安心です。

最近では、ワン切りやSMSリンク型詐欺など、電話以外の手段を使った国際詐欺も増えています。
「知らない番号には出ない」「リンクを開かない」「すぐ検索・通報」
この3つを徹底するだけで、ほとんどの被害を防ぐことができます。

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国番号の正しい調べ方|存在しない番号に惑わされないために

「+14」など存在しない国番号からの着信を見かけたとき、まず大切なのは冷静に正しい情報源で確認することです。
ネット上には誤情報や詐欺サイトも存在するため、信頼できる公式サイトを利用することが安全への第一歩です。

① ITU(国際電気通信連合)の公式サイトで確認

ITU(International Telecommunication Union)は、世界中の国番号を正式に管理している国際機関です。
ここに掲載されていない番号は、正式な国番号ではないと判断できます。
最新の国番号リストは以下から確認できます。
👉 ITU公式 国番号リスト(英語)

② 通信キャリアの公式ページで確認

日本の大手通信会社も、国番号や国際通話の手順を公式サイトで公開しています。
これらは日本語でわかりやすく、安全に情報を確認できる信頼性の高い情報源です。

公式情報を確認することで、「実在する番号」か「詐欺に使われている偽装番号」かをすぐに判断できます。
特に、「+14」のように中途半端な番号は存在しないため、これらのリストに掲載されていない時点で危険信号と考えましょう。

③ 数字の見間違いに注意

スマートフォンの小さな画面では、「+14」が実は「+1(アメリカ)」や「+41(スイス)」などに見間違えるケースもあります。
特にフォントによって「1」と「4」が近く表示されることがあり、視覚的な錯覚で誤って応答してしまう人が少なくありません。

迷ったときは、番号をコピーして検索し、発信国を確認してから対応するのが安全です。
正規の国際電話であれば、発信元企業名や国名が表示される場合が多く、
一方で不審な番号は「国名不明」「Unknown」と表示されることが多いため、判別の目安にもなります。

④ 公式情報+口コミサイトの併用も効果的

公式サイトで存在しない番号だと分かった場合でも、念のために口コミサイト(電話番号サーチ
電話帳ナビなど)で検索し、他の利用者の報告を確認するのも有効です。
同様の被害報告があれば、詐欺目的の電話である可能性が非常に高いと判断できます。

スマートフォンで国番号を確認するイメージ。+14など存在しない番号を検索して調べている様子。

このように、「公的なリストで確認」+「口コミで裏付け」という二段構えが最も安全です。
存在しない国番号からの着信には絶対に出ず、正しい知識で冷静に対応しましょう。

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まとめ|「+14」からの電話は存在しない!出ない・折り返さないが鉄則

「+14」は実在しない国番号であり、詐欺や迷惑電話の可能性が非常に高いです。
不審な海外番号からの着信は「出ない・折り返さない・検索する」が基本対応。
もし不安な場合は、携帯会社や警察に相談することで被害を防げます。

正しい国番号を理解し、信頼できる情報源から確認することで、
詐欺やトラブルを未然に防ぎ、安全に国際電話を利用しましょう。

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