年賀状のバーコードの意味とは?数字の仕組みと個人情報の関係をわかりやすく解説
結論から言うと、年賀状に関係するバーコードは、配達を正確かつ効率的に行うための仕組みとして使われています。
「見えないバーコードが付いていて怖い」「数字の列に個人情報が入っていそう」と感じる人もいますが、基本は物流のための工夫です。
とはいえ、年賀状には似たような“コード”が複数あり、役割が違うので、混同すると不安が増えます。
この記事では、年賀状で「バーコード」と呼ばれがちなものを整理し、見えにくいバーコードの役割、カスタマバーコードの考え方、個人情報との距離感、そしてよくある誤解まで、できるだけやさしく説明します。
年賀状で「バーコード」と呼ばれているものは何種類ある?
年賀状に関係する「バーコード」は一種類ではありません。
見た目や呼び方が似ているせいで、ネット上では話がごちゃごちゃになりやすいのですが、落ち着いて分けると理解が一気に楽になります。
ポイントは、誰が付けるのか、郵便局の機械が読むのか、何のための情報なのかの三つです。
年賀状に関係する主なコード類は、次の三つと考えておくと整理しやすいです。
- 郵便局の区分機が付ける「見えにくいバーコード」(郵便局側が処理の途中で印字する)
- 差出人が印刷できる「カスタマバーコード」(住所情報を機械向けに符号化して印字する)
- 差出人が任意で載せる「QRコード」(案内・共有用で、郵便の仕分けには使われない)
この三つは、同じ「コード」でも性格がまったく違います。
見えにくいバーコードは、差出人が何もしていなくても郵便局の工程で付くことがあります。
カスタマバーコードは、年賀状ソフトや印刷サービスの設定で「付ける・付けない」を選べることが多いです。
QRコードは、郵便局ではなく、受け取った人がスマホで読むためのものです。
ここを押さえるだけで、「勝手に何か読み取られているのでは」という不安の多くは小さくなります。
郵便局の区分機が付ける「見えにくいバーコード」(インクジェットバーコード)
郵便局では、大量の郵便物を仕分けするために、区分機という機械を使います。
区分機は、宛名面の郵便番号や住所表示を読み取り、配達エリアごとに流すための装置です。
この処理の途中で、郵便物の一部にバーコードが印字されることがあります。
印字はインクジェット方式で行われ、黒やオレンジに見えることもあれば、紙質や光の当たり方によってはかなり薄く見えることもあります。
年賀状はデザインを重視する人も多いので、できるだけ目立たないように印字されるケースがある、という理解が近いです。
ここで大事なのは、これは差出人が印刷するものではないという点です。
郵便局の処理工程の中で付く可能性があるだけで、家で印刷した時点では存在しないことも普通にあります。
また、受取人が何か手続きをしたり、消したり、読み取ったりする必要もありません。
差出人が印刷できる「カスタマバーコード」
カスタマバーコードは、宛名面に印字される、縦棒が並んだ郵便用バーコードです。
これは、郵便番号や住所情報を、郵便局の機械が読み取りやすい形に変換したものです。
年賀状ソフト、宛名印刷ソフト、ネット印刷サービスなどで設定すると、差出人側で印刷できます。
手書き宛名だと機械が読み取りにくい場合があるため、印刷宛名+カスタマバーコードにすると、機械処理が安定しやすい、という利点があります。
ただし、これも誤解されがちですが、カスタマバーコードは印刷しないと届かないという類のものではありません。
印刷しなくても年賀状は届きます。
郵便局側が必要に応じて読み取りやすい処理を行いますし、場合によっては郵便局側でバーコードを付けることもあります。
カスタマバーコードは、あくまで「機械に優しい形式で出す」ための任意の仕組みです。
年賀状に載せる「QRコード」は郵便の仕分け用ではなく任意の案内用
年賀状にQRコードを載せる人も増えています。
例えば、家族写真をまとめたアルバムページ、近況報告のページ、SNSのプロフィール、引っ越し報告の地図ページなどに飛ばす使い方です。
しかし、ここが重要で、QRコードは郵便局の仕分けに使われません。
郵便局の区分機が読む対象は、郵便向けの情報(住所・郵便番号など)であり、一般のQRコードの中身を読んで配達ルートを決める、という設計ではありません。
逆に言うと、QRコードは郵便局が読むものではないので、個人情報の観点では「郵便の仕組み」よりも「リンク先の公開設定」の方が重要になります。
年賀状は親しい人に送るつもりでも、家族が見たり、職場で回覧されたり、意外と第三者の目に触れることがあります。
リンク先に本名や住所、電話番号、位置情報付き写真などが出てしまわないか、公開範囲の確認が大切です。
見えにくいバーコードの意味
年賀状を受け取ったとき、宛名面の端に薄い線が並んでいるのを見つけて、「これって何?」「消印の代わり?」と感じることがあります。
見えにくいバーコードは、見た目が“何かの印”に見えるので不安になりやすいのですが、実際の役割はかなり実務的です。
結論としては、見えにくいバーコードは消印の代わりではなく、区分(仕分け)を助けるための補助情報です。
消印の代わりなの?→役割は「消印」ではなく「区分(仕分け)支援」
消印は本来、切手や料金別納などの支払い確認、そして差出日の記録といった役割を持ちます。
一方で、見えにくいバーコードは「いつ出したか」を示すためのものではなく、どこに送るかを間違えずに処理するための情報です。
年賀状は、限られた短い期間に、とんでもない量が一気に集まります。
人の目で一枚ずつ読んで箱に分けるやり方だけでは追いつかないので、機械による高速な区分が前提になります。
区分機は、まず宛名の郵便番号や住所表示を読み取り、配達エリアを推定します。
その推定結果を次の工程でも使えるように、バーコードとして印字しておけば、後段の機械は「文字をもう一度がんばって読む」必要が減ります。
つまり、見えにくいバーコードは、機械が機械に渡すための“引き継ぎメモ”のようなものです。
この引き継ぎがあることで、処理が速くなり、読み取りミスの影響も小さくできます。
もし宛名が薄かったり、達筆すぎたり、装飾文字で判別が難しい場合、機械は読み取りに失敗することがあります。
そのときは人の目で確認する工程に回したり、補助的な処理をしたりします。
バーコードが付くかどうかは、郵便物の状態や処理工程によって変わるので、「付いている=特別扱い」ではありません。
むしろ大量処理の現場では、こうした補助情報はごく普通の工夫です。
なぜ見えにくい?→透明インク等で印字されることがある
年賀状は、写真やイラスト、干支のデザイン、メッセージなど、見た目の印象が大事な郵便物です。
そこで、郵便局側としては必要な情報を付けつつも、できるだけデザインを壊したくありません。
このため、紙質や印刷条件によっては、薄い色合いのインクや、目立ちにくいインクで印字されることがあります。
光の角度で急に見える、斜めから見ると線が浮く、という体験をする人がいるのはこのためです。
「見えない=秘密の情報が入っている」というより、「見えない=邪魔にならないようにしてある」と考える方が自然です。
そして、見えにくいバーコードは郵便局の機械で読む前提のため、一般のスマホで読み取って意味のある日本語の情報が出てくる、といった類のものではありません。
受取人が何か対策をする必要もなく、気にしすぎなくて大丈夫です。
カスタマバーコードの意味
カスタマバーコードは、差出人が宛名面に印刷できる郵便用バーコードです。
目的はとても現実的で、宛先を機械が読み取りやすくして、仕分けを速く正確にすることにあります。
年賀状の時期は、配送のピークが短期間に集中するため、機械処理に乗りやすい形式は現場の助けになります。
カスタマバーコードとは:郵便物を自動で読み取るための“所定のバーコード”
カスタマバーコードは、郵便局が定めた形式に沿って作られます。
ざっくり言えば、「郵便番号+住所表示番号など」を機械向けに符号化し、縦棒の組み合わせとして表したものです。
見た目はバーコードですが、一般の商品のJANコードとは用途が違います。
商品のバーコードは商品識別が主目的ですが、カスタマバーコードは配送のための住所情報が主目的です。
年賀状ソフトでは、宛名を入力すると自動でバーコードを生成してくれるものが多いです。
しかし、住所の入力が曖昧だったり、番地が抜けていたり、マンション名や部屋番号の表記がルールと合っていなかったりすると、正しいバーコードにならないことがあります。
そのため「出した人の個人情報が吸い上げられる」と考えるより、「住所を機械処理用に整形している」と理解した方が実態に近いです。
なぜ印刷するの?→区分機が読み取りやすくなり、条件次第で割引の対象にもなる
カスタマバーコードを印刷すると、区分機は宛名文字を細かく解析する必要が減り、バーコードを読めば配達エリアを判断できます。
結果として、処理が安定し、読み取りミスの可能性も下がります。
年賀状は「必ず元日に届くようにしたい」と考える人が多いので、処理がスムーズになるのは間接的にメリットになります。
また、差出通数や差し出し方、印字要件など、所定の条件を満たす場合、割引が適用されることがあります。
ここは制度が年ごとに変わる可能性があるので、実際に利用するなら郵便局の案内や差出サービスの説明で確認してください。
ただ、仕組みとしては「機械処理しやすい郵便物はコストが下がるので、その分を還元する」という発想です。
個人の少量差し出しでは実感しにくいこともありますが、企業や団体が大量に送る場合は特に意味が出ます。
カスタマバーコードの「数字の仕組み」をやさしく説明
カスタマバーコードに含まれる数字列は、無作為に並んでいるわけではありません。
ただし、郵便局の内部仕様をそのまま全部覚える必要はありません。
ここでは、「何が入っていて、なぜチェックがあるのか」という考え方が分かるように、やさしく説明します。
基本の考え方:郵便番号+住所表示番号などを一定ルールで符号化する
基本は、住所情報を機械向けの記号列に変換する、という発想です。
例えば「郵便番号」「丁目」「番地」「号」「部屋番号」といった要素は、人間にとっては文字で読めば分かりますが、機械にとっては表記ゆれが多く、読み取りにくいことがあります。
そこで、住所を一定の順番で並べ、数字や記号に置き換えていきます。
具体例として、住所の書き方には「一の二の三」「一丁目二番三号」「一二三」など複数あります。
さらに「丁目」が抜けたり、「番地」が漢数字だったり、建物名が途中に入ったりします。
これらを全部そのまま機械が理解するのは大変なので、ルールに沿って整理し、必要な部分を拾って符号化するわけです。
カスタマバーコードは、この整理済みデータをバーコードとして表現したもの、と理解するとイメージしやすいです。
「十五」などの数字は何を表す?→チェック用の符号や計算結果の一部として使われる例
バーコードの末尾や途中に、意味が分からない数字が出てくることがあります。
この種の数字は、住所そのものというより、チェック(検査)用のために入ることがあります。
バーコードは印字がかすれたり、紙が折れたり、汚れが付いたりすると、読み取りエラーが起きます。
そのとき、チェック情報がないと、機械は「読めたつもりの間違った数字列」を正しいものとして扱ってしまう危険があります。
そこで、元の数字列から一定の計算をして、検算用の値を付けます。
読み取り結果が計算と一致しなければ「おかしい」と分かるので、機械は再読込を試したり、人手確認のルートに回したりできます。
こうした仕組みは郵便に限らず、さまざまなコード体系で使われている一般的な考え方です。
つまり、特定の数字が見えたとしても、それは住所の秘密情報ではなく、読み取りミスを減らすための工夫の一部、という可能性が高いです。
チェックの考え方:読み取りミスを防ぐための計算が入っている
チェックの目的は、読み取りの信頼性を上げることです。
例えば、数字の一桁が別の数字に化けた、桁が一つ欠けた、順番が入れ替わった、といったミスが起きると、違う地域に仕分けされる恐れがあります。
年賀状は量が多いので、ほんの小さなエラー率でも実数が増えます。
そこで、機械が自分で誤りを検出できるようにしておくのは合理的です。
差出人の立場で言えば、難しい計算を理解する必要はありません。
必要なのは、住所入力を丁寧にして、番地や部屋番号などの抜けを減らすことです。
住所が正しく整っていれば、ソフトがルールに沿ってバーコードを作ってくれます。
「バーコードの数字が怖い」よりも、「住所の入力ミスで届きにくくならないようにする」という現実的な注意の方が大事です。
年賀状のバーコードと個人情報の関係
バーコードを見ると「個人情報が詰まっているのでは」と不安になる人は多いです。
特に、見えにくいバーコードは“こっそり付けられている”印象があるので、心理的に警戒しやすいです。
ただ、結論から言うと、年賀状に関係するバーコード類は、基本的に配達のための情報であり、氏名や電話番号などの個人情報を読み出す目的のものではありません。
バーコードだけで氏名・電話番号・購入履歴は分からない
見えにくいバーコードも、カスタマバーコードも、主に宛先の配達エリアを間違えないための情報です。
少なくとも、バーコード単体から「差出人の氏名」「受取人の氏名」「電話番号」「購入履歴」「過去の年賀状のやり取り」といった情報が丸見えになる、という仕組みではありません。
一般のスマホで読み取って個人情報が表示される、という種類のコードでもありません。
誤解が生まれやすいのは、「バーコード=商品管理=個体識別=個人追跡」という連想が働くからです。
しかし郵便のバーコードは、商品バーコードの世界とは目的が違います。
物流で言えば「どの箱をどの方面行きに載せるか」を決める目印に近く、個人の属性を収集するための仕組みとは分けて考えた方がいいです。
ただしカスタマバーコードは住所情報を機械向けに表すので、印刷する/しないは本人判断
注意点があるとすれば、カスタマバーコードは住所情報を機械向けに符号化するものなので、理屈としては「住所に関する情報」を含みます。
ただし、それは宛名面にすでに住所が書かれていることが前提で、バーコードだけが新しい個人情報を増やす、という性質ではありません。
それでも「機械向けにまとまっているのが気になる」「宛名は印刷するがバーコードは出したくない」という感覚があるなら、設定でオフにしても年賀状は送れます。
つまり、カスタマバーコードは利便性と気持ちのバランスで決めればよく、無理に付ける必要も、怖がって過剰に避ける必要もありません。
「自分が納得できる形」で年賀状を作るのが一番です。
QRコードはリンク先次第で個人情報につながることがあるので注意
個人情報の観点で一番注意が必要なのは、実は郵便用バーコードよりもQRコードです。
QRコードは郵便局の仕分けには関係ありませんが、受取人や、その周りの人がスマホで簡単に読めます。
リンク先が、誰でも見られる設定になっていると、思わぬ範囲に情報が広がることがあります。
例えば、SNSプロフィールに本名、勤務先、顔写真、位置情報が残っていたり、写真共有ページに子どもの学校名が写り込んでいたりすることがあります。
また、限定公開のつもりが「リンクを知っている人は閲覧可」になっている場合もあり、年賀状が回覧されると閲覧者が増える可能性があります。
QRコードを載せるときは、リンク先を第三者に見られても困らない内容に整える、もしくは閲覧権限を厳しくする、といった対策が現実的です。
よくある誤解
年賀状のバーコードは、仕組みを知らないと不安を呼びやすいテーマです。
特に年末年始はSNSでも話題になりやすく、「怖い」「監視」「特定」といった強い言葉が拡散されることがあります。
ここでは、よくある誤解をいくつか取り上げ、何が事実に近く、どこで話がすり替わりやすいのかを整理します。
「バーコードで誰が出した年賀状か特定される?」→仕分けのための情報が中心
結論として、年賀状のバーコードから差出人が特定される、という単純な話ではありません。
郵便用バーコードが主に扱うのは宛先に関する区分情報で、差出人の氏名や連絡先が直接埋め込まれているわけではありません。
また、バーコードは郵便局の機械で処理する前提なので、一般の人が簡単に解析できる形式になっているとも限りません。
「郵便局なら履歴を追えるのでは」という想像もありますが、それはバーコードの話というより、郵便局の業務記録や差出方法の話に近いです。
例えば、書留や特定記録のように追跡番号を使うサービスは、番号で履歴を追えますが、通常の年賀状はそうした追跡サービスとは別です。
話題が混ざると「バーコード=追跡」と誤解されやすいので、ここは分けて考えるのが大切です。
「QRコードも郵便局が読む?」→基本は読み取り対象ではない(案内・連絡用)
年賀状にQRコードを載せると、「郵便局が内容を読み取っているのでは」と心配する人がいます。
しかし、郵便局の区分機は、郵便番号や住所など、配達に必要な情報を処理するための機械です。
一般のQRコードのリンク先を開いて内容を読む、といった用途には設計されていません。
ただし、郵便局が読まないから安全、というわけでもありません。
QRコードは受取人が簡単に読めるので、リンク先が公開されていると、結果的に情報が広がる可能性があります。
誤解のポイントは「郵便局が読むかどうか」と「第三者が見られるかどうか」が別問題だという点です。
安全性を考えるなら、郵便局の機械よりも、リンク先の公開設定を優先して確認しましょう。
「見えにくいバーコードは消印の代わりで、日付や個人情報が入っている?」→区分支援が目的
見えにくいバーコードを消印と同じものだと思ってしまうのは、年賀状に消印が押されないことが多いからです。
しかし、見えにくいバーコードは日付証明のためではなく、区分のための補助情報です。
そこに「差出日」や「差出人の個人情報」が入っている、という理解は一般に当たりません。
もちろん、郵便局の業務の中では処理日時や局内の流れを管理する情報が別に存在する可能性はあります。
ただ、それは“バーコードの見た目だけで外部に読み取れる形で載っている”という話ではありません。
見えにくいからといって、秘密情報の塊だと決めつけない方が落ち着いて判断できます。
「カスタマバーコードは印刷しないと配達されない?」→付けなくても届く、付けると機械処理が安定しやすい
カスタマバーコードを付けないと届かない、というのもよくある誤解です。
実際には、手書き宛名でも年賀状は届きますし、バーコードがなくても郵便局側の工程で処理されます。
カスタマバーコードは、機械処理の助けになるので、結果としてスムーズになりやすい、という位置づけです。
ただし、宛名の住所が省略されすぎていたり、郵便番号が間違っていたり、建物名が抜けていたりすると、どのみち配達に時間がかかる可能性があります。
ここはバーコードの有無よりも、宛名の正確さが重要です。
「バーコードを付けたから安心」ではなく、「住所を正確に書く(印刷する)ことが大前提」と覚えておくと安全です。
年賀状を作るときの実務チェックポイント
仕組みが分かったところで、実際に年賀状を作る場面で「何を気にすればいいのか」もまとめておくと安心です。
バーコードの有無よりも、まずは宛名の基本情報が正しいかが最重要です。
郵便番号が一桁違うだけでも別の地域に流れてしまう可能性があるため、番地や部屋番号まで含めて、手元の住所録を一度見直すだけでトラブルを減らせます。
特に引っ越し直後は、旧住所で登録したままになっていることがあるので注意しましょう。
宛名を印刷する場合は、文字のかすれや、極端に小さいフォントも避けた方が無難です。
機械が読むのは人間の目ではなくパターン認識なので、装飾フォントよりも読みやすい標準フォントの方が安定しやすいと言われます。
また、郵便番号欄に装飾を入れたり、枠からはみ出すように数字を入れたりすると、読み取りにくくなることがあります。
結局のところ、配達を早く正確にする一番の近道は「正しい情報を、読みやすい形で書く(印刷する)」という地味な基本です。
カスタマバーコードを付けるか迷ったときの考え方
カスタマバーコードは任意なので、迷う人も多いと思います。
判断のコツは、「自分が何を優先したいか」をはっきりさせることです。
例えば、毎年同じ住所録を使い、宛名をきれいに印刷できているなら、付けても付けなくても大きな不都合は起きにくいでしょう。
一方で、枚数が多い、急いでいる、できるだけスムーズに届いてほしい、という気持ちが強いなら、カスタマバーコードを付けるのは合理的です。
逆に、「宛名面には必要最小限の情報だけを出したい」「バーコードがある見た目がどうしても気になる」という人は、オフにしてもかまいません。
その場合は、郵便番号と住所を丁寧に書く(印刷する)ことだけは徹底しましょう。
住所が正確なら、郵便局側の工程で必要な処理が行われ、年賀状は通常どおり配達されます。
QRコードを載せる場合の安全な作り方
QRコードは便利ですが、年賀状という媒体の性質上、公開範囲の見積もりを甘くしない方が安全です。
年賀状は受取人だけでなく、家族、同居人、職場の同僚など、複数人の目に触れることがあります。
また、年賀状は「保管されやすい」ため、数か月後に別の人が目にする可能性もあります。
だからこそ、リンク先は「誰に見られても困らない内容」に整えるか、閲覧制限をきちんと設定しておくのがおすすめです。
- リンク先は本名・住所・電話番号が露出していないか:プロフィール欄や自己紹介文は見落としやすいので、公開ページを第三者目線で確認します。
- 写真に位置情報や学校名が写り込んでいないか:看板、制服、名札、背景の特徴は意外と手がかりになります。
- 公開設定は「限定公開」のつもりで実際に限定になっているか:サービスによっては設定名が分かりにくいので、ログアウト状態で見えるかを確認すると確実です。
こうした点を押さえておけば、QRコードは「近況を手軽に共有できる便利な道具」になります。
逆に、よく分からないまま載せると、バーコード以上に個人情報リスクが大きくなる可能性があります。
年賀状に載せるQRコードは、郵便の仕組みではなく、差出人が自分で管理する情報だと意識すると判断しやすいです。
まとめ|年賀状のバーコードは「仕分けを正確・効率的にするため」の仕組み
年賀状に関係するバーコード類は、主に大量の郵便物を短期間で正確に届けるための裏方の仕組みです。
見えにくいバーコードは郵便局側が工程で付ける場合があり、区分を助ける補助情報として働きます。
カスタマバーコードは差出人が任意で印刷でき、宛先情報を機械が読み取りやすくすることで、処理が安定しやすくなります。
そしてQRコードは郵便の仕分けとは無関係で、差出人が案内のために載せる任意の情報共有手段です。
個人情報の不安については、郵便用バーコードだけで氏名や電話番号、購入履歴が分かるような仕組みではありません。
一方で、QRコードはリンク先次第で個人情報につながる可能性があるので、公開範囲の確認が大切です。
仕組みを知っておけば、必要以上に怖がらず、納得感を持って年賀状を作れます。
年末年始のあいさつを気持ちよく交わせるように、ぜひ「コードの種類」と「役割の違い」だけでも押さえておいてください。


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