【国番号+387】ボスニア・ヘルツェゴビナへの電話のかけ方と料金をわかりやすく解説!
日本からボスニア・ヘルツェゴビナに国際電話をかけたいとき、どのように番号を入力すればよいか迷う人も多いでしょう。
結論から言うと、ボスニア・ヘルツェゴビナの国番号は「+387」です。
固定電話やスマートフォンなど、使う端末によって入力方法が少し異なります。
この記事では、国番号「+387」の正しい使い方や、通話料金を安く抑えるコツをわかりやすく解説します。

日本からボスニア・ヘルツェゴビナに電話をかける基本ルール
ボスニア・ヘルツェゴビナはヨーロッパ南東部に位置する国で、旧ユーゴスラビア連邦の一部として知られています。
内陸国ながら通信インフラの発展は進んでおり、特に首都サラエボを中心に携帯電話やインターネットの普及率が高く、国際通話もしやすい環境が整っています。
日本からボスニア・ヘルツェゴビナに電話をかけるときは、以下の構成を守る必要があります。
国際電話は「国際発信番号」→「国番号」→「相手の市外局番・電話番号」の順で入力します。
- 固定電話宛て: 010-387-33-XXXXXXX(例:サラエボ)
- 携帯電話宛て: 010-387-61-XXXXXXX
- スマートフォン: +387 61 XXXXXXX(先頭の「0」は省略)
たとえば、現地の携帯番号が「061-234-567」であれば、
日本からかける際は「010-387-61-234-567」と入力します。
このとき、「061」の先頭の「0」は不要です。
日本の「010」は国際発信用の番号、続く「387」はボスニア・ヘルツェゴビナの国番号を意味します。
スマートフォンを使う場合はもっと簡単です。
「0」を長押しすると「+」が表示されるので、「+387 61 234 567」と入力すればOK。
「+」は国際共通の発信記号で、スマホが自動的に「010」に変換して発信してくれます。
つまり、「010-387」と「+387」はまったく同じ意味を持つということです。
また、相手の電話番号を電話帳に登録する際は、国際形式で保存しておくのがおすすめです。
たとえば「+387 61 234 567」と登録しておけば、海外からでも日本からでもそのまま発信できます。
旅行・出張・国際取引などで現地の連絡先とやり取りする場合、この設定をしておくと非常に便利です。
固定電話・スマホ・ガラケー別のかけ方
日本からボスニア・ヘルツェゴビナへ電話をかける場合、基本構成は同じですが、端末の種類(固定電話・ガラケー・スマートフォン)によって操作方法が少し異なります。
ここでは、それぞれの機種ごとの正しいかけ方をわかりやすく整理して紹介します。
■ 固定電話からかける場合
最も一般的な国際電話の方法が固定電話からの発信です。
日本の固定電話では必ず「010」を最初に入力し、その後にボスニア・ヘルツェゴビナの国番号「387」を続けます。
最後に相手の市外局番(先頭の「0」は除く)と電話番号を入力すればOKです。
例:サラエボ(市外局番33)の固定電話にかける場合
010-387-33-XXXXXXX
この方法はシンプルですが、通話料はやや高めです。特に、キャリア(NTT・KDDIなど)ごとの国際通話料金が適用されるため、長時間通話には注意が必要です。
■ ガラケー(フィーチャーフォン)からかける場合
ガラケー(折りたたみ式携帯電話)でも固定電話と同様に、「010」+「国番号」+「相手番号」の順でかけられます。
ただし、ガラケーの通話は国内キャリアの国際回線を利用するため、通話料は比較的高くなる傾向があります。
たとえば、現地の携帯番号「061-234-567」にかけたい場合:
010-387-61-234-567
料金を少しでも抑えたい場合は、後述する「国際通話オプション」(例:ドコモの「国際通話定額」など)を活用するのがおすすめです。
また、通話時間が長くなる場合はガラケーよりもスマートフォンのアプリ通話の方が断然お得です。
■ スマートフォンからかける場合
スマートフォンでは、国際電話をかける操作がさらに簡単です。
「0」キーを長押しすると「+」が表示されるため、「+387」と入力してから相手の番号を続けます。
この「+」は国際共通の発信記号で、スマートフォンが自動的に「010」に変換して国際回線を選択します。
たとえば:
+387 61 234 567
スマホの電話帳に最初から「+387〜」形式で登録しておけば、日本国内にいても海外にいても、そのまま発信できるので非常に便利です。
また、Wi-Fi環境下であればLINEやWhatsAppなどの無料通話アプリを利用することで、通話料をゼロに抑えることも可能です。
固定電話・ガラケーでは「010」を使い、スマートフォンでは「+」を使うのが基本ルールです。
つまり、どちらも意味は同じであり、国際回線に接続するための方法が異なるだけです。
日常的に海外とのやり取りが多い場合は、スマートフォンの「+」形式に統一しておくとトラブルが少なくなります。
ボスニア・ヘルツェゴビナの主要都市と市外局番
ボスニア・ヘルツェゴビナ国内では、地域ごとに異なる市外局番が設定されています。
日本から国際電話をかける場合、この市外局番の扱いに注意が必要です。
特に、現地の番号をそのまま入力してしまうと「0」が余分になり、正しく接続されないことがあります。
ここでは、主要都市の市外局番と、実際のダイヤル例をあわせてわかりやすく解説します。
■ 主な都市と市外局番一覧
都市名 | 市外局番 | 日本からの発信例 |
---|---|---|
サラエボ(首都) | 33 | 010-387-33-XXXXXXX |
モスタル | 36 | 010-387-36-XXXXXXX |
バニャ・ルカ | 51 | 010-387-51-XXXXXXX |
トゥズラ | 35 | 010-387-35-XXXXXXX |
日本から電話をかける際は、現地で使われている市外局番の先頭にある「0」を必ず外すことがポイントです。
たとえば、サラエボ市内の固定電話番号が「033-123-456」であれば、日本からは
010-387-33-123-456
と入力します。
スマートフォンからかける場合は、「+387 33 123 456」と入力すればOKです。

市外局番を間違えると、全く別の地域や無効な番号に接続されてしまうことがあります。
また、現地の携帯番号(例:061〜)と固定番号(例:033〜)は形式が異なるため、どちらにかけるのかも確認しておくと安心です。
とくにビジネスでの通話や現地滞在者との連絡時には、市外局番を含めた正確な番号登録が重要になります。
日本からボスニア・ヘルツェゴビナへの通話料金の目安
日本からボスニア・ヘルツェゴビナへ国際電話をかける際の料金は、利用する回線やアプリによって大きく異なります。
ここでは、固定電話・ガラケー・スマートフォンのそれぞれから、固定電話・携帯電話宛てにかけた場合の目安を表でまとめました。
■ 通話料金の比較表(おおよその目安)
発信手段 | 宛先 | 料金の目安(1分) | 特徴 |
---|---|---|---|
固定電話 | 固定電話 | 約100円 | 音質が安定しており確実。法人や公的機関との通話に向くが料金は高め。 |
固定電話 | 携帯電話 | 約200円 | 通信事業者によって料金差が大きい。通話品質は安定している。 |
ガラケー | 固定電話・携帯電話 | 約200〜250円 | 「010」発信で利用可能。利便性は高いが最も高コスト。 |
スマートフォン | 固定電話・携帯電話 | 約200円前後 | 「+387」で簡単に国際発信可能。Wi-Fiなしだと通信料が割高になりやすい。 |
050 IP電話(SMARTalk・050 plus など) | 固定電話・携帯電話 | 約20〜30円 | Wi-Fi・データ通信経由で格安。安定性も高く、ビジネス通話にも適する。 |
無料通話アプリ(LINE・WhatsApp・Viber など) | アプリ同士 | 無料 | Wi-Fi環境下で完全無料。データ通信量のみで音声・ビデオ通話が可能。 |
ボスニア・ヘルツェゴビナは通信インフラが発展しており、IP電話やアプリ通話の音質も非常に安定しています。
一方、固定回線やキャリア経由の国際電話は、1分あたり数百円と高額になりがちです。
したがって、料金を抑えたい場合はWi-Fi環境下でのIP通話やアプリ利用が最も効果的です。
■ コストを抑えるポイント
- 短時間で済ませる:1分あたりの課金が基本なので、用件を整理してからかける。
- アプリ通話を優先:現地でも普及しているLINE・WhatsAppなどを活用。
- 050 IP電話を利用:050 plusやSMARTalkを使うと通話品質も高く経済的。
たとえば、日本の固定電話からサラエボの固定番号へかけると1分あたり約100円前後ですが、
同じ通話をIP電話で行えば約20円に抑えられます。
また、Wi-Fi環境が整っていれば、WhatsAppやLINEを使って完全無料での音声・ビデオ通話も可能です。
ビジネス・家族連絡・緊急時など、用途に応じて最適な通話手段を選ぶことで、無駄なコストを大幅に削減できます。
料金を安く抑える3つの方法
日本からボスニア・ヘルツェゴビナへ国際電話をかける場合、発信方法を工夫するだけで通話料金を大幅に節約できます。
ここでは、代表的な3つの節約手段を詳しく紹介します。
① 無料通話アプリを活用する(WhatsApp・LINE・Viberなど)
ボスニアではWhatsApp(ワッツアップ)が非常に普及しており、現地の家庭やビジネスの多くがこのアプリを利用しています。
日本側も同じアプリをインストールすれば、Wi-Fi環境下で音声・ビデオ通話ともに完全無料でやり取りできます。
さらに、LINEやViberも安定しており、通信品質も良好です。
アプリ同士の通話であれば電話番号を経由せず通信データのみで行えるため、通話料ゼロで海外と繋がれるのが最大の魅力です。
- おすすめアプリ:WhatsApp、LINE、Viber、Messengerなど
- 通信環境:Wi-Fiまたは安定したモバイルデータ通信(4G/5G)
- 注意点:相手も同じアプリを使っている必要があります。

② IP電話(050番号)を利用する
次におすすめなのが、050番号のIP電話サービスです。
「050 plus」や「SMARTalk」などを利用すれば、ボスニアへの通話が1分あたり20〜30円程度で可能です。
スマートフォンに専用アプリをインストールし、クレジットをチャージするだけで利用できます。
Wi-Fi接続を使えば、音質も非常に安定しており、ビジネス用途にも向いています。
サービス名 | 料金目安(1分) | 特徴 |
---|---|---|
050 plus(NTTコミュニケーションズ) | 約20円 | 大手通信事業者提供で信頼性が高い。法人利用にも最適。 |
SMARTalk(楽天コミュニケーションズ) | 約30円 | アプリ操作が簡単。初期費用無料で個人にも人気。 |
IP電話を使うことで、キャリア直通の国際通話に比べておよそ1/5〜1/10のコストに抑えられます。
また、通話履歴もアプリ内で管理できるため、ビジネスの記録や経費処理にも便利です。
③ キャリアの国際通話オプションを利用する
ドコモ・au・ソフトバンクでは、海外通話向けの割引プランや定額オプションが提供されています。
ボスニア・ヘルツェゴビナが対象国に含まれている場合、通常の国際通話料金の半額以下で利用できることもあります。
具体的には、以下のようなオプションがあります。
- ドコモ:「WORLD CALL」「国際通話定額」
- au:「国際通話割引」「海外ダブル定額」
- ソフトバンク:「海外通話定額」「国際ダイヤル割引サービス」
契約中のキャリアが提供している割引プランにボスニアが含まれているかどうか、事前に公式サイトで確認しましょう。
また、短期的な利用であれば、プリペイド式の国際通話カードを活用するのも一つの方法です。
通話品質はやや劣る場合がありますが、コストを抑える効果は高いです。
■まとめ:最安で通話するための選び方
- 家族や友人と話すなら:Wi-Fiで無料アプリ(WhatsApp・LINE)
- ビジネス利用なら:050 IP電話(SMARTalk・050 plus)
- キャリア回線を使う場合:各社の国際通話オプションでコスト削減
国際通話は「発信方法の選び方」で料金が大きく変わります。
一度設定してしまえば、次回からはアプリやIP電話でワンタップ発信も可能です。
最適な手段を選んで、安全・快適・経済的にボスニアと連絡を取りましょう。
不審な「+387」からの着信に注意
近年、「+387」から始まる不審な着信が確認されています。
ボスニア・ヘルツェゴビナを装ったワン切り詐欺や架空請求が報告されており、折り返すと高額な国際通話料を請求されるケースもあります。
知らない番号からの着信には出ない・折り返さないを徹底しましょう。
不安な場合は、「+387 電話番号」で検索し、他のユーザーの報告を確認すると安心です。
まとめ|国番号+387を正しく使って、安全・快適に国際通話を
ボスニア・ヘルツェゴビナの国番号は「+387」です。
日本からかける場合は「010-387」またはスマートフォンで「+387」を使えばOK。
料金を抑えたいなら、無料通話アプリやIP電話を積極的に活用しましょう。
また、不審な着信があった場合は決して折り返さず、ブロックや通報を行うことが重要です。
正しい知識を持って、安全で快適な国際通話を楽しんでください。
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