結論:ダブリン(アイルランド)の国番号は「+353」
アイルランドの首都ダブリンへ国際電話をかける際には、必ず国番号+353を入力する必要があります。加えて、アイルランド国内の市外局番や携帯番号の頭に付く「0」は、国際発信時には取り除かなければ通話が成立しません(例:国内「01-XXXXXXX」は「+353 1 XXXXXXX」となります)。
ダブリンはアイルランドの政治・経済・文化の中心都市であり、リフィー川河口に広がる人口密集地域です。都市圏を含む **Greater Dublin Area** は人口約 **210万人弱** を抱え、国内の約40%近くがこの地域で暮らしています。
電話番号体系では、ダブリン市およびその近郊は「01」地域番号が主に使われ、この番号は首都圏の広い範囲にかかっています。 つまり、あなたがかけたい番号が「01-XXXXXXX」のタイプなら、それはダブリンまたはその周辺地域という可能性が高いでしょう。
このように、ただ国番号を知るだけでなく、地域の状況や番号構造を理解しておくことで、発信ミスを防ぎ、相手にスムーズにつながる確率を高められます。

日本からダブリンに電話する基本手順
固定電話・ガラケーからのかけ方
日本から固定電話やガラケーを使ってダブリンに電話する場合は以下の流れです。
- 国際プレフィックス「010」をダイヤル。
- 続けて国番号「353」を入力。
- ダブリン市外局番(例:1)を入力。ただし先頭の「0」は削除。
- 相手の電話番号を入力して発信。
スマホからのかけ方(「+」の入力方法)
スマホの場合は「0」を長押しして「+」を入力できます。その後「353」を入力して相手番号を続ければ国際電話が可能です。電話帳に国際形式で登録しておけばSIMを切り替えてもそのまま利用できます。
ダイヤル例|ダブリンの固定電話・携帯電話への発信
固定電話からダブリン市内の固定電話にかける場合
日本国内の固定電話からダブリンにかける場合は、まず国際発信番号「010」を入力し、その後に国番号「353」、続いて市外局番と番号を入力します。
例:ダブリン市内の番号「01-2345678」へ発信する場合 → 010 353 1 2345678
ガラケーから携帯電話にかける場合
ガラケーからの場合も固定電話と同じく「010」で始めます。携帯番号はアイルランド国内で「087-XXXXXXX」と表記されますが、国際発信では先頭の「0」を外し、「+353 87 XXXXXXX」と入力します。
例:日本からガラケーでアイルランド携帯「087-7654321」にかける場合 → 010 353 87 7654321
スマホから固定電話や携帯にかける場合
スマホでは「0」を長押しして「+」を入力し、国番号「353」を続けます。その後、市外局番(先頭の0を削除)と電話番号を入力します。
- 固定電話宛て:「01-2345678」 → +353 1 2345678
- 携帯電話宛て:「087-7654321」 → +353 87 7654321
電話帳登録の国際表記例
スマホの連絡先を「+353」から始まる形式で保存しておけば、国内外どちらからでも同じ番号で使えます。旅行やビジネスで現地SIMを使う場合でも番号変更が不要になり、非常に便利です。
ダブリンから日本へ電話をかける場合
日本の国番号「+81」の使い方
ダブリンから日本に電話する場合は、国番号+81を入力します。例:「03-XXXX-YYYY」は「+81 3 XXXX YYYY」となります。
市外局番の「0」を外す注意点
日本の市外局番は国際発信時に「0」を外すのがルールです。誤って残すと通話が失敗するので必ず確認しましょう。
ダブリンへの国際通話料金の目安
固定電話からダブリンの固定電話へかける場合
日本の固定回線からダブリンの固定電話へ発信する場合、料金は1分あたり70〜100円程度が相場です。固定回線同士の通話は音質が安定しており、ビジネスでの長時間通話にも向いています。例えば10分の通話で700〜1000円程度に収まります。
固定電話からダブリンの携帯電話へかける場合
同じ固定回線発信でも、相手が携帯電話の場合は割高となり、1分あたり150〜250円程度になることがあります。音質は比較的良好ですが、費用は固定宛てより高くなります。
ガラケーからダブリンの固定電話へかける場合
日本の携帯キャリアのガラケーからダブリンの固定番号にかけると、料金は1分あたり200〜300円程度です。固定電話宛てでも携帯経由は高額で、10分通話すると2000〜3000円に達することもあります。
ガラケーからダブリンの携帯電話へかける場合
最も割高なのが携帯発→携帯宛の通話です。相場は1分あたり300〜400円となり、10分で3000〜4000円になる場合があります。緊急時以外は避けたいルートです。
スマホからダブリンの固定電話へかける場合
スマホでキャリア直通発信するとガラケー同様に割高ですが、スマホには通話アプリやIP電話サービスを利用する手段があります。例えば「050 plus」や「SMARTalk」を利用すれば、固定宛ては1分20〜30円程度に抑えられます。
スマホからダブリンの携帯電話へかける場合
キャリア直通だと高額(200〜400円/分)ですが、IP電話やアプリを使えば半額以下に抑えられることがあります。さらに相手がLINEやWhatsAppを使えるなら無料通話で対応可能です。
キャリア直通とアプリの料金比較まとめ
- 固定→固定:70〜100円/分、安定品質で長時間通話向き。
- 固定→携帯:150〜250円/分、固定宛より高い。
- ガラケー→固定:200〜300円/分、高額になりやすい。
- ガラケー→携帯:300〜400円/分、最も高額。
- スマホ→固定(IP電話利用):20〜30円/分、コスパ最強。
- スマホ→携帯(アプリ利用):無料〜数十円/分、相手もアプリ使用なら無料。
結論:固定電話→固定電話、またはスマホ+IP電話/無料通話アプリを活用するのが、最もコスト効率が良い方法です。
料金を安く抑える方法
まずは最短経路で節約する「3ステップ」
- 同じアプリ同士で無料通話できるか確認(LINE/WhatsApp/Viber):相手が使えるなら最優先。Wi-Fi 利用で通信費も実質ゼロ。
- 番号に直通が必要なら IP電話/050 を検討:「050 plus」「My 050」などのアプリで固定・携帯宛へ発信。多くのケースでキャリア直通より大幅に安い。
- キャリア直通は最後の手段:やむを得ず使う場合は国際通話オプションの加入・対象国を必ず確認。
無料通話アプリ(LINE・WhatsApp・Viberなど)の活用
最も手軽でコスト削減効果が高いのがアプリ同士の無料通話です。音質は回線状況に左右されますが、Wi-Fi 環境なら安定しやすく、海外でも高品質を期待できます。
- LINE:日本のユーザー同士で使いやすい。通話前にトークで要件共有→短時間で本題に入ると通信量も節約。
- WhatsApp:海外在住者・海外企業との連絡で定番。端末変更時はバックアップと二段階認証を設定。
- Viber:アプリ同士は無料。番号直通が必要なら後述の IP 電話と併用して使い分けると効率的。
ワンポイント: アプリ通話は双方が同じアプリを使えるかがカギ。事前にメッセージで「このアプリで通話できますか?」と合意を取るだけで、ほとんどのケースで無料にできます。
050番号やIP電話サービスを利用する方法(番号直通が必要なとき)
「アプリは使えない/先方が会社の代表番号しかない」といった場合は、IP電話(050)が現実的です。アプリを入れてチャージするだけで、固定・携帯へ従量課金で発信できます。
代表的なサービスと特徴
- My 050(ブラステル):プリペイド方式でチャージ→発信。国別レートが比較的わかりやすく、海外からの発信にも対応。
- 050 plus:050番号発着信の老舗。料金・申込可否・対応端末は公式の最新情報で要確認。
- その他のIP電話:各社が国別レートを提示。ダブリン(アイルランド)宛の固定宛・携帯宛の単価を比較して選ぶのがコツ。
設定~発信までの手順(共通イメージ)
- アプリをインストール(App Store/Google Play)→利用規約に同意。
- アカウント作成・本人確認(SMS 認証など)。
- 支払い方法を登録(クレジットカード/プリペイド等)→必要額をチャージ。
- 発信先を国際表記で保存(例:固定「
+353 1 XXXXXXX
」、携帯「+353 87 XXXXXXX
」)。 - Wi-Fi または安定したモバイルデータに接続→アプリからダイヤルして通話開始。
料金の目安・選び方
- 固定宛は安くなりやすい:1分あたり20〜30円台が目安。打ち合わせや長時間通話に向く。
- 携帯宛は固定より高め:サービスにより差が大きいので携帯宛の単価を必ず比較。
- 課金単位を確認:30秒課金と1分課金で短時間通話のコストが大きく変わる。
- 最低チャージ額と有効期限もチェック(少額で試せると失敗しにくい)。
キャリアの国際通話オプションを確認
ドコモ・au・ソフトバンクなどの携帯キャリアは、国際通話オプションや割引/定額プランを提供しています。ダブリン(アイルランド)が対象国に含まれていれば、キャリア直通でも負担を抑えられることがあります。
- 確認ポイント:対象国、固定宛/携帯宛の単価、課金単位、月額費用、通話可能国の制限、留守電や転送の可否。
- 短時間だけ使うコツ:出張期間だけ加入→帰国後すぐ解約。無駄な月額を避けられる。
ケース別の最適解(すぐ決めたい人向け)
ケース | 推奨手段 | 理由/コツ |
---|---|---|
先方がLINEまたはWhatsApp可 | アプリ無料通話 | コストゼロ。Wi-Fiで安定通話。事前に通話時間と要点を決めると快適。 |
会社代表番号や固定にかけたい | IP電話(050) | 固定宛の単価が低い。1分20〜30円台目安。長めの打ち合わせ向き。 |
携帯番号しかわからない | IP電話 or キャリアの国際オプション | アプリ同士不可ならIP電話が安価。緊急時のみキャリア直通も。 |
緊急で今すぐ・短時間だけ | キャリア直通 | 手続き不要で即発信。ただし高額(200〜400円/分想定)。時間を区切る。 |
ミスと出費を防ぐチェックリスト
- 番号形式:必ず国際表記で保存(固定は「
+353 1 …
」、携帯は「+353 8x …
」)。 - 先頭の0:国際発信では削除(
01 → 1
、087 → 87
)。 - 回線確認:Wi-Fiが不安定ならモバイルデータに切替、または逆に。
- 課金ルール:30秒課金/1分課金を把握。短通話は30秒課金が有利。
- 通話前の段取り:要件・呼び返し先(アプリIDやメール)を先に共有→通話時間を圧縮。
結論:いちばん安い順は「アプリ無料通話 → IP電話(050) → キャリア直通(オプション適用)」。まずアプリで無料化を狙い、番号直通が必要な場合だけ IP 電話を使うのが、コストと手間のバランスが最良です。

日本とダブリンの時差と通話タイミング
日本とアイルランドの時差
日本とアイルランド(ダブリン)の時差は9時間です。日本の昼はダブリンの早朝となるため、連絡の際には時差を考慮しましょう。
ビジネスや生活時間帯を考慮した発信タイミング
現地時間の午前9時〜午後6時を目安にすると、ビジネスの連絡もスムーズです。プライベート連絡なら夕方〜夜の時間帯が無難です。
不審な「+353」からの着信に注意
正規の発信との見分け方
知人や取引先からの正規の連絡であれば、通話時間が続き、折り返し連絡も可能です。一方でワン切りや不自然な時間帯の着信は注意が必要です。
国際ワン切り詐欺の可能性と対応策
「+353」からの着信でも、心当たりがなければ折り返さないのが安全です。SMSやメールで確認する、番号を検索して正規かどうかを判断するのが有効です。
まとめ|国番号+353を正しく入力してダブリンとスムーズに連絡しよう
ダブリンに国際電話をかけるには、必ず国番号+353を付け、市外局番の「0」を外すのがポイントです。料金はキャリア直通だと高額ですが、通話アプリや050番号サービスを利用すれば大幅に節約できます。さらに時差を考慮し、不審な着信には注意しながら、安全に国際通話を利用しましょう。
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