【国番号】オーストリアは+43|日本からのかけ方とウィーン市外局番の注意点
オーストリアへ国際電話をかけるときに欠かせないのが、国番号「+43」です。
日本からウィーンやザルツブルクなどの都市に電話をかける際、国内での表記のまま番号を入力しても、実はそのままではつながりません。
国際通話では、国番号を付けることと市外局番の先頭にある「0」を外すことが正しい手順となります。
この2つのルールを理解しておくことで、初めての国際発信でも迷うことなく確実に通話できます。
本記事では、固定電話・スマートフォン・ガラケーなど機器ごとの発信方法を具体的に紹介し、
「+43」の正しい使い方やウィーンの市外局番「1」に関する注意点をわかりやすく解説します。
さらに、通話料金を抑えるための節約アプリやWi-Fi通話の活用法、
間違えやすい番号の入力例まで詳しくまとめました。
国際電話が初めての方でも、この記事を読めば安心してオーストリアとの連絡が取れるようになります。

オーストリアの国番号は「+43」
オーストリアの国番号は+43です。
国番号とは、国際電話で相手国を識別するための番号で、日本(+81)やドイツ(+49)などと同様に、海外へ電話をかける際には欠かせません。
この「+43」を付けることで、日本からの通話がオーストリア国内の通信網に正しく接続されます。
日本からかける場合は、最初に「010」または「+」を入力し、そのあとに「43」を続けます。
たとえば、ウィーンの電話番号「01-234-5678」に発信する場合は、
010-43-1-234-5678 または +43-1-234-5678 の形になります。
ここでは基本のルールだけ押さえ、具体的な発信手順や注意点は次の章で詳しく説明します。
ウィーンの市外局番と入力ルール
オーストリアの首都ウィーンの市外局番は「1」です。
国内では「01」と表記されますが、国際電話では先頭の「0」を外して「+43-1」と入力します。
この「0を外す」というルールは、ウィーンだけでなく全国共通で、
ザルツブルク(662)やインスブルック(512)、グラーツ(316)など他都市でも同様です。
番号の頭に「0」を残したまま入力すると通話がつながらない場合があるため、
国際発信時は常に「+43」のあとに市外局番を入れる形を意識しましょう。
国内では「01-XXXX-XXXX」と表記するウィーンの番号も、海外からかける場合は「+43-1-XXXX-XXXX」となります。
この「+43」が、日本の市外局番における「0」と同じ役割を果たすものです。
細かな発信手順や入力例については、次の章でより詳しく説明します。

日本からオーストリアに電話をかける方法
スマートフォンからの発信手順(+利用)
スマートフォンからオーストリアに電話をかける場合は、国際発信用の「+」を使うのが最も簡単です。
「+」は世界共通の国際発信記号で、どの国・どのキャリアでも同じ操作で利用できます。
ダイヤル画面で「0」を長押しすると「+」が入力でき、次に「43(オーストリアの国番号)」を続けます。
そのあとに、市外局番の先頭の「0」を外して相手の番号を入力します。
たとえばウィーンの固定電話(市外局番01)にかける場合は
+43-1-XXXX-XXXX、携帯電話(例:0660)にかける場合は
+43-660-XXXX-XXXX となります。
このように「+43」がオーストリアを表し、「1」や「660」が都市や携帯の番号帯を示します。
スマホは自動的に国際回線を選択するため、設定を変更する必要はありません。
また、Wi-Fi環境がある場合は、LINEやViberなどのアプリを利用すれば「+」を入力せずに通話が可能です。
これらはデータ通信を使うため、通話料がかからず、海外とのやり取りでも非常に便利です。
ただし、相手も同じアプリを使っている必要があるため、事前に連絡手段を確認しておきましょう。
固定電話・公衆電話からの発信手順(010利用)
固定電話や公衆電話からオーストリアへかける場合は、まず「010」をダイヤルして国際発信モードに切り替えます。
次に、オーストリアの国番号「43」→市外局番(先頭の0を外す)→相手の番号という順で入力します。
たとえば、東京からウィーンにあるオフィス「01-234-5678」にかけるときは、
010-43-1-234-5678 のようになります。
このとき、もし「010-43-01-234-5678」と入力してしまうと、
先頭の「0」が残っているため通話が正しく接続されません。
日本から海外へ電話をかけるときは、必ず国内番号の「0」を省略することを忘れないようにしましょう。
また、公衆電話を利用する際は、すべての機種が国際通話に対応しているわけではありません。
「国際電話対応」と書かれたシールや表示を確認してから利用してください。
一部の古い公衆電話では、硬貨専用機が国際通話に対応していないこともあります。
クレジットカード対応の公衆電話を使えば、より確実に接続できます。
ガラケーからのかけ方と注意点
ガラケー(フィーチャーフォン)からオーストリアに電話をかける場合も、
基本的には固定電話と同じく「010」発信を使用します。
つまり、010-43-市外局番(0を外す)-相手番号という順番です。
ただし、キャリアによっては国際電話機能が初期設定で無効になっている場合があります。
その場合は、マイページやカスタマーサポートで「国際電話利用設定」を有効にしてから発信してください。
海外ローミングをオンにしている場合は、「+」発信にも対応します。
この場合、スマホと同じように「0」を長押しして「+」を入力し、+43-1-XXXX-XXXXの形で発信できます。
旅行中や出張先などで現地のSIMカードを使用している場合は、
国際発信が制限されていることもあるため、事業者の規約や料金表を事前に確認しておきましょう。
また、プリペイド携帯では残高不足により国際通話ができないケースもあります。
「残高があるのにかからない」ときは、国際発信が含まれていないプランである可能性があります。
出発前にプラン内容を確認し、必要であれば「国際電話有効化オプション」を追加しておくと安心です。
このように、スマートフォン・固定電話・ガラケーのいずれからでも、
発信手順の基本は「国際識別番号 → 国番号43 → 市外局番(0を外す) → 相手番号」です。
ルールを一度覚えてしまえば、どの端末からでもスムーズにオーストリアへ発信できます。
番号例と正しい組み立て方
日本からオーストリアへ国際電話をかけるときは、番号の構成を正しく理解しておくことが大切です。
国番号「+43」や「010-43」の後に、市外局番や携帯番号の先頭の「0」を外すのが基本ルールです。
ここでは、固定電話・スマートフォンのそれぞれでよく使われる番号形式を、具体的な例を交えて紹介します。
スマートフォンからかける場合
スマートフォンの場合は、国際発信用の「+」を使うのが一般的です。
「+」は世界共通の国際発信記号で、数字の「0」を長押しすると入力できます。
その後に43(オーストリアの国番号)を入力し、次に市外局番または携帯番号の先頭の「0」を外して続けます。
- 固定電話宛:
+43-1-XXXX-XXXX(ウィーンの例) - 携帯電話宛:
+43-660-XXXX-XXXX
このように、ウィーン(市外局番01)の場合は「0」を外して「+43-1」に、
携帯電話(例:0660)は「+43-660」に置き換えて入力します。
スマホからなら世界中どこにいてもこの形式で通話できるため、特に旅行や出張時に便利です。
固定電話・公衆電話からかける場合
固定電話や公衆電話では、最初に「010」を入力して国際発信モードに切り替えます。
そのあとに「43(国番号)」→「市外局番(0を外す)」→「相手の番号」という順で入力します。
- 固定電話宛:
010-43-1-XXXX-XXXX - 携帯電話宛:
010-43-660-XXXX-XXXX
「010」は日本国内から海外に電話をかけるための共通プレフィックスです。
携帯・固定どちらでもこの構成を守れば、オーストリアのどの都市にも問題なく発信できます。
特にウィーン(1)、グラーツ(316)、ザルツブルク(662)など都市別の市外局番を正しく入力することが重要です。
よくある誤りと注意点
国際電話で最も多いミスは、国内表記の「0」を残したまま入力してしまうことです。
たとえば次のような入力は誤りです。
- NG例:
+43-01-XXXX-XXXX
このように「0」を残したまま発信すると、回線が正しく認識されず接続エラーになることがあります。
オーストリアに限らず、海外宛ての国際電話では市外局番の0を削除して入力するのが世界共通のルールです。
特に日本国内では「0」を付けるのが当たり前なので、国際発信時にうっかり忘れがちです。
スマートフォンの連絡先を登録する際は、最初から国際表記(+43〜)にしておくと安心です。
企業代表番号やカスタマーサービスの例
オーストリアの企業では、代表番号として「0800」「0810」「0820」などの全国共通番号が使われることがあります。
これらに国際電話をかける場合も、同じように「0」を外して「+43」を付けるのが基本です。
たとえばウィーンの代表窓口「01-1588-XXXX」に発信する場合は、
+43-1-1588-XXXX または 010-43-1-1588-XXXX と入力します。
正しい組み立てのまとめ
国際電話の番号構成は一見複雑に見えますが、次の順番を覚えれば簡単です。
- スマホ: + → 43 → 市外局番(0を外す) → 相手番号
- 固定電話: 010 → 43 → 市外局番(0を外す) → 相手番号
この基本形を守れば、どの都市・どの回線でもスムーズにつながります。
通話がつながらないときは、まず「0を外しているか」「国番号を正しく入力しているか」を確認しましょう。
これさえ覚えておけば、オーストリアのどこへでも迷わず連絡できます。
通話料金の目安と節約のポイント
日本からオーストリアへの国際通話は、利用するキャリアやプランによって料金が大きく異なります。
一般的な目安としては、1分あたり100〜300円前後が相場です。
10分の通話で1,000円を超えることもあり、長時間の会話や頻繁なやり取りではかなりの負担になります。
ここでは、最新情報に基づいて、できるだけ通話コストを抑えるための具体的な方法を紹介します。
各社の国際通話オプションを活用する
NTTドコモ・au・ソフトバンクなど主要キャリアでは、国際通話オプションが提供されています。
たとえば、「1分あたりの料金が半額になる」「特定の国への発信が定額になる」といった割引プランです。
短期間の出張や留学など、一定期間だけオーストリアに連絡する場合は、利用する月だけオプションを追加し、
不要になったら解約することで効率的に節約できます。
ほとんどのプランはオンラインで数分で申し込めるため、出発前に設定しておくと安心です。
また、固定電話から発信する場合には、NTTコミュニケーションズの「0033サービス」など、
割安な国際通話専用サービスを利用する方法もあります。
通話先がオーストリア国内の固定電話であれば、携帯電話宛よりもさらに低料金になるケースが多いため、
相手の番号が固定か携帯かを確認しておくとよいでしょう。
Wi-Fi通話を有効活用する
自宅・ホテル・カフェなどでWi-Fiに接続できる場合は、スマートフォンのWi-Fi通話機能を使うのが最も経済的です。
この機能をオンにすると、音声通話回線ではなくデータ通信を利用して通話を行うため、
通話料が発生しないか、非常に安く済みます。
オーストリアのようなヨーロッパ諸国への長時間通話でも、Wi-Fi経由なら高音質かつ低コストで会話できます。
ただし、Wi-Fi通話は利用できる機種や契約プランに制限がある場合があります。
自分と相手のスマホが「VoLTE(ボルテ)」や「Wi-Fi Calling」に対応しているか、
事前に確認しておくとトラブルを防げます。
通信が不安定な場所では音声が途切れる可能性もあるため、
必要に応じて後述の通話アプリと併用するのがおすすめです。
通話アプリを賢く使う(最新情報)
インターネット回線を使う通話アプリを活用すれば、国際通話料金を大幅に削減できます。
ただし、アプリによって「アプリ同士のみ通話可能」なのか、
あるいは「通常の電話番号宛てにも発信可能」なのかが異なるため、目的に応じて使い分けましょう。
- Viber/Viber Out:アプリ同士の通話は無料。さらに固定電話や携帯番号宛てにも格安料金で発信できます。
国番号「+43」なども自動で認識するため、オーストリアへの通話にも適しています。プリペイド制で必要な分だけチャージできるのも便利です。 - Rakuten Link:楽天モバイル利用者向けの通話アプリで、アプリ経由の通話は国内外問わず無料になるケースがあります。
出張や長期滞在時の国際連絡にも適しており、Rakuten IDで利用開始が簡単です。 - WhatsApp:世界的に最も利用されている通話アプリのひとつで、アプリ同士での音声・ビデオ通話は完全無料。
相手もWhatsAppを使っていれば、国を問わず高音質で通話ができます。
ただし、固定電話やアプリ未利用の携帯番号宛てには直接発信できないため注意が必要です。
これらのアプリはすべてインターネット通信を利用しているため、Wi-Fi環境で使えばデータ通信料のみで通話可能です。
また、Viber OutやRakuten Linkのように「通常番号宛て発信」に対応しているサービスを選べば、
相手がアプリを持っていなくても連絡が取れます。
一方で、WhatsAppのような「アプリ同士専用型」は、友人・家族との無料通話に最適です。
短時間で要件をまとめる工夫も節約のコツ
通話料金を抑えるためには、通信手段だけでなく話し方の工夫も大切です。
あらかじめ要件をメモしておき、結論から伝えることで通話時間を短縮できます。
住所・URL・詳細情報などはメールやメッセージで送るようにすれば、通話時間を数分に抑えられます。
この小さな工夫だけでも、1回あたり数百円〜数千円の節約につながることがあります。
まとめ:アプリ通話とWi-Fiでスマートに節約
オーストリアへの国際通話を安くするコツは、
①キャリアの割引オプション、②Wi-Fi通話、③通話アプリ(Viber Out・Rakuten Link・WhatsApp)
の3つを上手に使い分けることです。
短時間の通話ならViber Out、長時間や頻繁なやり取りならWi-Fi通話やRakuten Linkを活用するのがおすすめです。
正しい番号入力(+43・0を外す)と節約方法を組み合わせれば、
海外との通話も高品質・低コストで快適に行うことができます。
オーストリアから日本に電話する場合
逆に、オーストリアから日本に電話をかける場合は、日本の国番号「+81」を使用します。
国際電話では、発信する国から見た「相手国の国番号」を先頭に付けるのが基本ルールです。
そのため、オーストリアから日本に連絡するときは、まず「+81」を入力し、
次に市外局番や携帯番号の先頭の「0」を外した形で入力します。
たとえば、東京の固定電話(03-XXXX-XXXX)にかける場合は
+81-3-XXXX-XXXX、大阪(06-XXXX-XXXX)の場合は
+81-6-XXXX-XXXX のように入力します。
携帯電話も同様で、「090」「080」「070」などの先頭の0を外し、
+81-90-XXXX-XXXX や +81-80-XXXX-XXXX の形にします。
この「0を外す」ルールは世界共通であり、どの国から日本にかける場合でも同じです。
また、オーストリア国内の電話回線を利用する場合、
通信会社によっては国際発信時に「00」「0011」などのプレフィックスを入力する必要があります。
たとえば「00-81-3-XXXX-XXXX」と入力しても同じように通話が可能です。
スマートフォンを利用している場合は、長押しで「+」を入力すれば自動的に国際回線に接続されるため、
簡単かつ確実に日本の番号へ発信できます。
ビジネスや留学などで日本へ定期的に電話をかける場合は、
通話料金を抑えるためにWi-Fi通話やLINE Out・Viber Outなどのアプリを活用するのがおすすめです。
国番号「+81」と先頭の「0を外す」ルールさえ覚えておけば、
世界のどこにいても日本の固定・携帯番号へ問題なくつながります。
まとめ|「+43」と「0を外す」で正しく発信
オーストリアへの国際電話は、基本さえ押さえておけばとても簡単です。
ポイントはたった2つ――国番号「+43」または「010-43」を付けること、そして国内番号の先頭「0」を外すこと。
この2つのルールを守るだけで、ウィーンやザルツブルク、インスブルック、グラーツなど、オーストリアのどの都市へも確実につながります。
また、国際電話は1分あたりの料金が高めなため、LINE Out・Viber Out・Rakuten Linkといった
インターネット通話アプリやWi-Fi通話をうまく併用するのがおすすめです。
これらを利用すれば、固定電話や携帯電話宛ての通話も低料金で行え、
場合によっては無料でやり取りできることもあります。
海外旅行中や留学先での連絡にも便利で、通信コストを大きく抑えられます。
国番号や市外局番の扱いは最初は少し戸惑うかもしれませんが、
一度理解してしまえば他の国にも同じ要領で応用できます。
「+43」と「0を外す」――この2つを覚えておくだけで、
オーストリアとの国際通話はぐっと身近でスムーズになるでしょう。


コメント