グアテマラの国番号と基本情報
グアテマラの国番号は+502です。日本から電話をかける場合は、まず日本の国際発信番号「010」を入力し、その後に「502」を続け、相手の番号をダイヤルします。グアテマラ国内では市外局番の先頭に「0」を付けませんので、国際発信の際には必ず0を省略するのがルールです。
首都はグアテマラシティで、国内の固定電話番号は市内ごとに割り当てられています。携帯電話は「3」「4」「5」などから始まる番号が一般的で、都市部ではスマートフォンの普及率が高い一方、地方ではまだ固定電話が利用されることもあります。インフラは近年整備が進んでおり、携帯電話の普及率は国民の約90%以上に達しています。日本からの発信は、多くの場合携帯宛になるため、料金体系を理解しておくことが大切です。

グアテマラと日本の時差
グアテマラと日本の時差は通常15時間です。日本が午後3時のとき、グアテマラは同日の午前0時になります。夏時間(サマータイム)は導入されていないため、年間を通じてこの時差が維持されます。そのため、日本の昼に電話をかけようとすると、グアテマラでは真夜中というケースが多く、相手の生活リズムを考慮した時間調整が欠かせません。
おすすめの発信時間は、日本の早朝(7時〜10時頃)か深夜(23時頃)です。これならグアテマラは前日の午後〜夕方にあたり、仕事のある平日や日常生活の時間帯と重なります。国際通話をスムーズに行うためには、単に国番号だけでなく、時差の管理も重要なポイントです。
日本からグアテマラに電話をかける手順
スマホから発信する場合
- スマホのダイヤル画面で「0」を長押しすると「+」が表示されます。
- 続けて「502」を入力し、相手の番号をダイヤルします。
- 例:グアテマラ市内の番号「1234-5678」 → +502 1234 5678。
- 連絡先を最初から国際表記で保存しておくと、SIMカードを切り替えてもそのまま利用できます。
固定電話やガラケーから発信する場合
- 最初に「010」(日本の国際発信番号)を入力します。
- 続けて「502」を入力し、その後に相手の番号を市外局番の0を省いて入力します。
- 例:010-502-1234-5678。
以前は「0033」などの事業者識別番号を利用する割引サービスも存在しましたが、現在は終了しているケースが多いため、基本は「010」を使うと覚えておくと安心です。
固定電話と携帯電話のかけ方の違い
入力の手順自体は固定宛と携帯宛で違いはありませんが、料金面と通話品質が異なります。固定電話宛は比較的安価で安定した音質が期待できる一方、携帯宛は料金が高めに設定されることが多く、電波状況によっては通話が途切れることもあります。
例えば、同じ10分間の通話でも、固定宛なら約300〜400円に収まる一方、携帯宛では500〜700円に跳ね上がることも珍しくありません。打ち合わせや長時間の会話は固定宛を優先し、緊急や短時間の連絡は携帯宛にするとコストを抑えられます。
グアテマラへの国際通話料金の目安
固定電話を利用した場合
固定回線(光電話やIP電話など)から発信する場合、料金は1分あたり30〜40円前後が目安です。音質が安定しやすく、商談や親族との長時間通話に向いています。10分通話してもおよそ300〜400円程度で済みます。
携帯キャリアの国際発信を利用する場合
日本の携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)から直接国際発信する場合は、30秒100円前後が一般的です。つまり1分200円、10分で約2,000円と非常に割高になります。短時間で済ませる場合や緊急時に限定して使うのが賢明です。
通話アプリやIP電話を活用する場合
- WhatsApp:相手も利用していれば無料で通話可能。データ通信だけで利用でき、最安。
- Viber Out:相手が固定・携帯でも直接発信でき、1分20〜30円程度。短時間の要件におすすめ。
- Rebtel:ローカル回線を使った安定通話が特徴で、1分15〜25円程度とコストと品質のバランスが良い。
例えば30分通話した場合、WhatsAppなら0円、Rebtelなら450〜750円程度、Viber Outなら600〜900円程度ですが、携帯直通だと6,000円近くになることもあります。

格安でグアテマラに電話するためのコツ
通話アプリの使い分け
- 無料最優先:WhatsApp
相手も同じアプリを利用していれば完全無料。Wi-Fi環境ならデータ量も気にせず安心。 - 短時間:Viber Out
数分だけの要件なら最適。固定や携帯へ直接発信でき、1分20〜30円程度。 - 長時間・安定性重視:Rebtelまたは固定回線
10分以上話すならこちら。1分15〜25円程度で音質も安定。家族やビジネス向け。
料金確認のチェックリスト
- 宛先が固定か携帯か:固定宛は安く、携帯宛は割高。必ず確認。
- 課金単位:30秒課金か1分課金かで総額が変わる。短通話なら30秒課金が有利。
- 月額パック:米国や欧州より少ないが、対象のバンドルがあれば積極的に利用。
- 国際形式で保存:
+502 1234 5678
のように登録すれば、SIM変更後もそのまま発信可能。
料金シミュレーション比較表
通話手段 | 料金目安(1分あたり) | 10分通話の合計 | 30分通話の合計 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
無料 | 0円 | 0円 | 相手も利用していれば最強。データ通信のみ。 | |
Rebtel | 15〜25円 | 150〜250円 | 450〜750円 | 長時間向き。音質安定、固定宛と相性良し。 |
Viber Out | 20〜30円 | 200〜300円 | 600〜900円 | 短時間連絡に最適。固定・携帯直通可。 |
携帯キャリア直通 | 200円前後 | 約2,000円 | 約6,000円 | 緊急用。割高なので常用は避ける。 |
結論:どうすれば安くできる?
- 相手がアプリを使える → WhatsAppで無料
- 短時間(数分以内) → Viber Out
- 長時間(10分以上) → Rebtelや固定回線
- 携帯直通は緊急時のみ
不審な着信への注意
「+502」からの着信はグアテマラ発ですが、ワン切り詐欺や営業電話の可能性もあります。特に、深夜や心当たりのない番号からの着信は安易に折り返さず、まず番号を検索して確認する習慣を持ちましょう。大切な相手なら、SMSや公式メールで再確認するのが安全です。折り返し発信すると高額請求につながるリスクがあるため、必ず正規ルートから確認するようにしましょう。
まとめ|国番号+502を理解して安心・安全に通話を
日本からグアテマラに電話をかける基本は、スマホ=「+502」、固定=「010→502」です。宛先が固定か携帯かで料金が大きく変わり、アプリを使えば10分で数百円に抑えられる一方、携帯直通だと数千円に跳ね上がります。WhatsApp・Rebtel・Viber Outを上手に使い分け、連絡先は+502形式で保存しておくと安心です。正しい方法を理解しておけば、安心かつ格安でグアテマラと連絡が取れるでしょう。
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