【国番号+420】チェコ共和国(プラハ)への電話のかけ方と料金をわかりやすく解説!
結論:チェコ共和国の国番号は「420」です。スマートフォンで表示される「+420」の「+」は国番号の一部ではなく、日本の固定電話で使う「010」に相当する国際発信記号です。したがって、日本から発信するときは、固定電話・ガラケーなら「010→420→市外局番→相手番号」、スマートフォンなら「+420→市外局番→相手番号」という並びで入力すれば迷いません。本記事では、番号の組み立て方、プラハを含む主要都市の市外局番、固定・携帯の発信例、料金の目安、さらに節約テクまでを一気に整理します。
日本からチェコ(プラハ)に電話するには?国番号420の正しい使い方
まず覚えておきたいのは、チェコ共和国の国番号は「420」であるということです。
スマートフォンなどで「+420」と表示されることがありますが、「+」は国番号の一部ではありません。
この「+」は、スマホや携帯電話が国際発信を行う際の指示記号であり、
日本の固定電話やガラケーで使う「010」と同じ意味を持っています。
つまり、「+」=「010」です。
したがって「+420」とは「国際発信記号+国番号」を組み合わせて書いた表現に過ぎず、
実際の国番号は「420」のみです。
チェコの固定電話には都市ごとに市外局番が割り当てられています。
たとえばプラハ(首都)は「2」、ブルノは「5」、オストラヴァは「59」というように、
地域ごとに異なる番号体系です。
一方、携帯電話番号は全国共通で「6」または「7」から始まる形式で、市外局番は不要です。
つまり、固定電話にかけるときは「市外局番を付ける」、携帯にかけるときは「先頭の6または7から入力する」だけでOKです。
この2つのポイントを押さえておけば、誤接続や発信エラーの心配はほとんどありません。
「010」と「+」の違い(固定電話・ガラケー・スマホ)
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固定電話・ガラケーの場合:
日本から海外に発信する際は、最初に「010」を付けて「これから国際電話をかけます」と通信網に知らせます。
続けて「420(チェコの国番号)」→「市外局番(0を除く)」→「相手の電話番号」の順でダイヤルします。
たとえばプラハ(市外局番2)の固定電話「2XXXXXXX」にかける場合、010-420-2-XXXXXXXとなります。 -
スマートフォンの場合:
スマホでは「0」を長押しすると「+」が入力できます。
この「+」が固定電話でいう「010」と同じ意味なので、
「+420→市外局番→相手の番号」の順で入力すればOKです。
例:プラハ宛ての場合は+420 2 XXXXXXX、携帯宛てなら+420 6XXXXXXXまたは+420 7XXXXXXX。
海外滞在中でもこの形式ならそのまま使えるため、
電話帳を最初から「+420 市外局番 番号」形式で保存しておくと便利です。
つまり、固定電話やガラケーでは「010」で国際発信を開始し、
スマートフォンでは「+」を入力して同じ役割を果たす、という違いだけです。
この仕組みを理解しておくと、海外番号を見ても迷わず発信できるようになります。
また、スマホの国際発信設定を有効にしておくと、海外でも同じ形式でかけられます。
出張や留学などで現地SIMカードを使う場合にも、「+420」形式の電話帳があれば設定を変える必要がありません。
これが、世界標準の国際通話形式です。

ダイヤル例|プラハ・ブルノ・オストラヴァなど主要都市と携帯へのかけ方
日本からチェコ各地へ電話をかける際は、固定電話宛てには市外局番の先頭の「0」を除く、携帯宛てには市外局番なしで「6」または「7」から始まる番号を入力するのがポイントです。
発信端末(固定電話/スマホ)によって入力の仕方が異なるため、以下の例を参考にするとわかりやすいでしょう。
| 地域名 | 市外局番 | 固定電話・ガラケーから | スマートフォンから |
|---|---|---|---|
| プラハ(首都) | 2 | 010-420-2-XXXXXXX | +420 2 XXXXXXX |
| ブルノ | 5 | 010-420-5-XXXXXXX | +420 5 XXXXXXX |
| オストラヴァ | 59 | 010-420-59-XXXXXXX | +420 59 XXXXXXX |
| 携帯電話(全国共通) | ― | 010-420-6XXXXXXX または 010-420-7XXXXXXX | +420 6XXXXXXX または +420 7XXXXXXX |
固定電話では「010」を先頭に、スマホでは「+」を使う点が最大の違いです。
どちらの方法でも通話内容や料金は変わりませんが、スマートフォンでは海外でも同じダイヤル形式を使えるため、利便性が高いといえます。
電話帳登録は「+420」形式で統一するとミスが減る
国際通話でよくある失敗の一つが、国内形式のまま保存した番号に海外から発信して繋がらないというケースです。
最初から連絡先を「+420 市外局番 番号」(携帯は「+420 6/7…」)のように国際形式で登録しておけば、
国内・海外どちらの環境でも同じ手順で発信でき、LINEやWhatsAppなどのメッセージアプリでも正しく連携されます。
特に、プラハの企業・ホテル・大学などと頻繁にやり取りする人は、
代表番号・部署直通・緊急連絡先をすべて国際形式で統一しておくのがおすすめです。
これにより、アプリや端末を切り替えた際にも電話帳の再編集が不要になり、通信トラブルを防げます。
このように、「010」形式と「+」形式の使い分けを理解し、電話帳を国際形式で統一しておくことで、
いつでもスムーズにチェコ国内の相手と通話できます。
海外取引や留学先との連絡でも、発信トラブルを防ぐうえで重要な基本ルールです。
チェコへの国際通話料金の目安と安く抑える方法
日本からチェコへ国際電話をかける場合、発信元(固定・ガラケー・スマホ)や宛先(固定・携帯)によって料金が異なります。
主要キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)の2024年時点の従量課金制では、以下のような料金帯が目安です。
| 発信元 → 宛先 | 1分あたりの料金(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| 固定電話・ガラケー → チェコ固定電話 | 約50〜90円 | 比較的安定した通話品質。短時間向き。 |
| 固定電話・ガラケー → チェコ携帯電話 | 約90〜150円 | 携帯宛て加算でやや高め。長話には不向き。 |
| スマートフォン(通常発信) → 固定/携帯 | 約100〜170円 | キャリア課金で割高。節約策の併用が必須。 |
このように通常の国際通話はかなり高額で、10分通話すれば1,000円以上になることもあります。
ここでは、現実的に1分あたり10〜30円台まで料金を下げるための具体的な方法を3段階で解説します。
① 双方アプリ利用OKなら無料通話が最強(0円で高音質)
家族や友人など、相手もスマートフォンを使っている場合は無料通話アプリが最も手軽です。
特にチェコではWhatsAppが圧倒的に普及しており、現地の一般家庭・企業・大学でも日常的に使われています。
日本側ではLINEやViberでも同様にWi-Fi環境下で無料発信が可能です。
- メリット:通話料ゼロ。Wi-Fi下なら音質もクリアで遅延が少ない。
- デメリット:相手も同じアプリを使っている必要あり。
- おすすめ用途:家族・友人など日常連絡。長時間・高頻度の通話に最適。
現地在住の相手に「WhatsApp使ってる?」と聞いておくだけで、以降の通信コストを完全にゼロにできます。
② 固定・携帯宛てなら050番号アプリで格安通話(15〜30円/分)
相手が固定電話や携帯電話しか使っていない場合は、IP電話(050番号アプリ)を利用しましょう。
日本発信扱いで通話できるため、キャリア直通よりも大幅に安くなります。
- My050(ブラステル):事前チャージ制。1分約15〜30円で発信可能。
- 050plus(OCN):月額330円。チェコ宛ては1分約25円前後。
セットアップ手順(例:My050)
- アプリをインストールし、無料でアカウント作成。
- クレジットカードやPayPalでチャージ。
- 電話帳を「+420 2XXXXXXX」または「+420 6XXXXXXX」形式で保存。
- アプリからそのまま発信(Wi-Fi推奨)。
相手には日本の「050番号」で着信が表示されるため、国際電話と気づかれにくく、折り返し対応もしやすい点もメリットです。
③ ビジネス用途やアプリ制限がある場合はキャリア割引を併用
企業・団体宛てや公的機関との連絡など、アプリが使えない場合は各キャリアの国際通話割引オプションが有効です。
- ドコモ:「WORLD CALL」+「国際通話割引」で最大50%オフ。
- au:「世界で通話」アプリ経由で通常より安価に。
- ソフトバンク:「国際電話サービス」+「定額オプション」でコスト調整可能。
月額数百円のオプションを追加するだけで、単価を半分以下に下げられることもあります。
アプリが禁止されている職場や顧客対応などでも、コストを抑えながら信頼性を確保できます。
◆ チェコに安く電話するベストプラクティス
- 家族・友人など:WhatsApp/LINEなどで無料通話。
- 固定・携帯宛て:My050や050plusで15〜30円/分。
- 業務・公的通話:キャリアの国際通話割引を利用。
この3ステップを覚えておけば、目的や相手に合わせて最適なコストで通話できます。
特にIP電話アプリの導入は数分で完了し、初期費用もほぼゼロ。
出張・留学・家族連絡など、あらゆる場面で活用できる節約法です。

日本とチェコ(プラハ)の時差と通話に適した時間帯
日本とチェコの標準時差はおおむね−8時間(サマータイム期はさらに変動)です。たとえば日本が夜20時ならプラハは正午。日本時間18〜23時は、相手が仕事中〜夕方の時間帯に重なりやすく、ビジネスにもプライベートにも使いやすいウィンドウです。逆に、日本の午前はプラハの深夜帯にあたり、緊急時を除き避けるのがマナー。長話の予定がある日は、あらかじめ短いメッセージで在席確認を入れておくと、お互いに負担が少なくなります。
不審な「+420」からの着信への注意点
「+420」を名乗る着信でも、スパムSMSや国際ワン切りの可能性はゼロではありません。心当たりのない番号には出ず、番号検索やSMSのURL安全確認を行いましょう。ワン切りに折り返すと高額な国際通話料金を負担させられる恐れがあります。迷ったら、携帯各社の迷惑電話対策機能をオンにし、該当番号を着信拒否に登録しておくと安心です。
まとめ|国番号「420」を正しく使って、チェコとスムーズに通話しよう
- 国番号は「420」。「+」は国際発信記号で、固定の「010」と同じ役割。
- 固定宛て:010-420-(市外局番)-番号 / 携帯宛て:010-420-6/7で始まる番号。
- スマホ:+420→市外局番→番号(携帯は+420 6/7…)。電話帳は国際形式保存でミス減少。
- 料金節約:まずアプリ通話(無料)→次に050/IP電話(15〜30円/分)→業務用途はキャリア割引。
- 時差配慮:日本の夕方〜夜はプラハの午前〜昼で通話しやすい。


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