モンステラの育て方、土や肥料は?水やりや日当たりは?剪定や植え替えの方法は?

モンステラ
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「モンステラ」は、日本の植物ではなく、熱帯地域が原産です。日光が少ないジャングルの中で、元気に育つ植物ですから、室内で育てるのに適しています。
 
 お部屋のインテリアとして人気のあるモンステラを観葉植物として育ててみませんか。
 
 「土」「肥料」「水やり」「日当たり」「剪定」「植え替え」についてお伝えします。

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モンステラの育て方、土や肥料は?

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【土】モンステラに適した市販の土は、観葉植物用の培養土です。ホームセンターなどに必ず置いてあります。
 
 なお、「腐葉土」や「堆肥」が含まれているものは、室内ではコバエなどの虫が発生しやすいので、腐葉土などの有機物が含まれていないものや「清潔」と書かれているものが適しています。
 
 自分で土を配合して作るときは、小粒の赤玉土7割・ピートモス3割が最適といわれています。さらに水はけを良くしたい場合には、赤玉土6割・ピートモス2割・川砂2割にします。水はけのよさが大切です。
 
 過湿状態でカビが生えた場合は、土の表面を削り取り、新しい土を乗せます。
   
【肥料】モンステラの肥料は観葉植物用のものが適しています。次の2種類があります。
  
  ・液体肥料(即効性):すぐに効いて早めに効き目が切れます。(1週間くらい)
  ・固形肥料(緩効性):ゆっくりと効き、大体2か月くらい効果が持続します。
 
 液体肥料は、10日に一度くらい、固形肥料は、2か月に一度くらいの頻度です。基本的に、与えた肥料がしっかりと切れてから次の肥料を与えます。
 与えすぎると、肥料やけを起こして健康に育ちません。
 
 肥料を与えるのに適した時期は、モンステラの生育が活発になる「5月~9月」です。よく吸収して育ちます。
 
 5月~7月は固形肥料又は液体肥料、8月~9月は液体肥料を与えるとよいでしょう。 

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モンステラの育て方、水やりや日当たりは?

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【水やり】「土が乾いたらたっぷり水やりをする」ことが基本です。
 土の乾き具合は土の表面が乾いて白っぽくなることでおおよその判断がつきます。手で土に触れたり、竹串などを土に刺して湿り具合を確かめると、よりはっきりします。
 土が乾いたら、鉢全体に水が回るように気を付けながらたっぷりと水やりします。鉢底から水が流れ出るくらいの量が目安です。
 たっぷりと水やりすることで、水を与えると同時に、土の中の古い空気を押し出し新しい空気を送り込む効果が生じます。受け皿に溜まった水は、根腐れの原因となるので捨てます。モンステラは、水はけのよさを好みます。
 
 秋冬の寒い時期はモンステラの成長が鈍り、根は夏ほど水を吸わなくなります。水が鉢の中で滞留すると根腐れの危険性が高くなります。 
 冬場は土の表面が乾燥したと感じてから2日程度経過してから水を与えましょう。
 
 なお、暖房機器を使っている時など乾燥している環境の場合は、土も早く乾燥しますので注意が必要です。
 
 また、年間を通して葉の表・裏にも霧吹きで優しく水を吹きかける(葉水)と、ほこりがとれて光合成を促したり、害虫予防にもなり、みずみずしい印象が保たれます。霧吹きをした水はティッシュや柔らかい布などで拭き取ります。
 
 水やりをしたら、風通しの良いところを置きます。
 
【日当たり】 モンステラの原産地は熱帯雨林(ジャングル)なので、半日陰を好み、直射日光を嫌います。
 耐陰性があり、比較的薄暗い環境でも耐えてくれます。
 しかし、日光が当たった方が健康な株になるので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。
 直射日光に当てると葉が日焼けすることがあります。

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モンステラの育て方、剪定や植え替えは?

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【剪定】モンステラの剪定は、気温が20℃以上で湿度がやや高い時期、5月~7月あるいは5~9月頃に行います。この頃はモンステラの生育が良いので、剪定をしても弱りにくいからです。
  
 葉(葉柄)の剪定は次のような場合に行います。葉(葉柄)の付け根の茎に近い部分で切り落とします。

  ・茶色や黄色く変色している
  ・中心部に向かって(内側に)伸びている
  ・込み合っている
  ・伸びすぎてバランスが悪くなっている

  一方、高さや長さを短くしたい場合には、葉(葉柄)の付け根ではなく、太い茎を切ります。その時、茎に生えている根(気根)の生え際や葉の付け根部分を避けて、太い茎の節と節の間で切ります。
 ハサミやナイフなどを使いますが、切り口から菌が感染しないように熱消毒などをした清潔なものを使用します。
 
 なお、モンステラの葉や茎を切った際、切り口から出る汁には「修酸カルシウム」という毒性のある成分が含まれており、汁が皮膚に付くとかぶれたり、炎症を起こしたりする可能性がありますので水が浸透しない手袋を着用します。
 
 また、剪定の際に切り取った葉っぱや茎をペットが誤って食べてしまうと危険ですので注意してください。
 
 モンステラは非常に強健なので、邪魔な葉は切ってしまって構いません。しかし、全部の葉を切ってしまうと光合成が出来なくなってしまうので、数枚は残しておきます。

【植え替え】モンステラは成長が早い植物です。鉢とモンステラの大きさがアンバランスになったり、根が鉢底からはみ出して来たら植え替えが必要です。
 
 熱帯植物のモンステラは、5月~7月の暖かくて湿度の高い時期に一番成長しますので、この時期の植え替えをおすすめします。遅くても9月までには植え替えを終えた方が良いでしょう。寒い時期に植え替えをしてしまうと、万が一根が傷ついた時に回復できなくなる可能性があります。
 
 また一般的に観葉植物の植え替えは、2~3年毎が良いと言われています。
 植え替える鉢が大きすぎると、土の量と根の量がアンバランスになってしまいます。その結果、土中の水分が余ってしまい根腐れを起こします。
 今までよりひと回り大きなサイズの鉢を選びましょう。

 植え替えは次の手順で行います。

  古い鉢からモンステラを取り出し、根をほぐしながら周りについた余分な土を落とします。
  伸びすぎた根はカットして、きれいに整えましょう。根は3分の2程度残しておくと安心です。
  新しい鉢に、水はけを良くするよう軽石を2センチ程入れ、その上に土を入れます。3センチ程度土を入れたら、モンステラの苗を入れます。土は一気に入れず隙間が出来ないように軽く手で押しながら、土を鉢のふちから3~4センチ下まで敷き詰めます。モンステラの植え込みが土と垂直になるよう固定したら出来上がりです。

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まとめ

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 モンステラという名は、その葉のエキゾチックな切れ込みの様子や、大きいものになると1mを超える葉っぱにちなんで、ラテン語の「モンストラム(奇怪、異常、怪物)」が由来となって名付けられました。
 
 花言葉は『うれしい便り』『壮大な計画』『深い関係』です。『うれしい便り』のように幸せを呼びこむ意味が込められたり、『壮大な計画』のように輝かしい未来を想像させることから、開店祝いや移転祝い、新築祝いといった新たな門出のプレゼントに利用されます。
 
 また、邪気払いや金運UPといった風水効果が期待されることからも、祝い事のプレゼントとして好まれます。

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