日本からブルネイに電話するには？国番号+673の正しいかけ方ガイド
ブルネイは東南アジア・ボルネオ島北部に位置する小さな王国で、豊富な石油資源を背景に経済的にも安定した国です。
日本との距離はありますが、ビジネス・留学・観光などで現地と連絡を取る機会は少なくありません。
「ブルネイに電話をかけたいけれど、国番号の入力方法がわからない」「携帯や固定電話でどう違うの？」
そんな疑問を持つ人のために、この記事では国番号＋673の正しい使い方と、
通話料金を安く抑える方法までをわかりやすく解説します。
結論：ブルネイの国番号は「+673」
・ブルネイに電話をかけるときの基本構成
ブルネイに電話をかけるときの国番号は「+673」です。
これは国際的にブルネイを識別する番号で、日本から発信する場合は「010」のあとに「673」を続け、相手の番号を入力します。
つまり、固定電話宛てなら010-673-2X-XXXX、携帯宛てなら010-673-8X-XXXXのようになります。
ブルネイでは固定電話番号が「2」から、携帯電話が「8」から始まることが多いため、
番号の先頭を見るだけでどちらの回線かを判断できます。
・先頭の「0」は外すのがルール
現地の電話番号表記に「0」が含まれている場合でも、国際電話ではこの0を外すのが基本ルールです。
たとえばブルネイ国内で「08-XXXXXX」と表記されている携帯番号に電話する場合、
日本からは010-673-8-XXXXXXのように「0」を除いた形で入力します。
このルールを守らないと、接続エラーや発信失敗の原因になるため注意が必要です。
・スマートフォンなら「+673」で簡単発信
スマートフォンを使う場合は、最初の「0」を長押しして「+」を入力します。
そのあとに673を続けることで、国際電話モードになります。
つまり、固定電話宛ては+673 2 XXXXXX、携帯宛ては+673 8 XXXXXXと入力すればOK。
この「+」は固定電話でいう「010」と同じ意味を持つ国際発信記号です。
電話帳に登録する際も「+673」形式で保存しておくと、日本国内でも海外滞在中でも同じ番号で発信でき、
SIMカードを入れ替えても連絡先がずれないので便利です。
日本からブルネイに電話をかける基本手順
固定電話・ガラケーからのかけ方（010 → 673 → 相手番号）
固定電話やガラケーからブルネイに電話をかける場合は、
010（国際電話識別番号）→ 673（ブルネイの国番号）→ 相手の電話番号という順番で入力します。
たとえば、首都バンダルスリブガワン（市外局番2）にある会社へ電話をする場合は、
010-673-2-XXXXXXとダイヤルします。
ガラケーでもこの形式で問題ありませんが、契約によっては国際通話の利用設定が必要な場合もあるため、
事前に通信キャリアに確認しておきましょう。
スマホからのかけ方（「+」を使った入力方法）
スマホの場合は「0」を長押しして「+」を表示させ、
そのあとに673と相手番号を続けます。
たとえば現地の携帯番号が「08-XXXXXX」なら、スマホからは+673 8XXXXXXです。
電話帳に「+673」形式で登録しておくことで、日本国内・海外問わず同じ番号で発信できるため、
国際取引や留学生の家族連絡など、長期的にブルネイとやり取りする人には特におすすめです。
ダイヤル例｜固定電話・携帯電話への発信
固定電話宛てのダイヤル例（市外局番を含む場合）
ブルネイの固定電話番号は主に「2」で始まります。
たとえば現地で「02-XXXXXX」と書かれている番号なら、日本からは「0」を除き、
010-673-2-XXXXXXまたは+673 2 XXXXXXと入力します。
「0」を残したまま発信すると接続できないことが多いため注意しましょう。
携帯電話宛てのダイヤル例（国内の「0」を外すルール）
ブルネイの携帯番号は「8」で始まります。
現地表記が「08-XXXXXX」の場合、日本からは010-673-8-XXXXXX、スマホでは+673 8 XXXXXXと入力します。
携帯宛ての通話は固定電話に比べて料金が高くなる傾向があるため、
後述のIP電話や無料通話アプリを利用するのもおすすめです。
電話帳登録の国際表記例
スマホの電話帳には、国際表記のまま保存しておくと便利です。
例：+673 2 XXXXXX（固定）、+673 8 XXXXXX（携帯）。
この形式なら海外滞在中でも日本からでも同じ操作で発信でき、
通話エラーを防げます。ビジネス連絡が多い人は、相手の会社名をラベル付けして保存しておくと管理が楽になります。
ブルネイへの国際通話料金の目安
固定電話宛ての料金相場と音質
固定電話からブルネイの固定電話へ発信する場合、
日本の通信キャリアを通した通常の国際電話では1分あたり70〜100円前後が相場です。
音質が安定しており、ビジネス利用にも適しています。
ただし長時間通話になると数千円に達することもあるため、必要に応じて通話時間を短く区切ると良いでしょう。
携帯電話宛ての料金相場と注意点
携帯電話宛ての場合は、1分あたり200〜350円程度とやや高額になります。
音質は良好ですが、現地回線の混雑や地域差によってノイズが入ることもあります。
緊急連絡や重要な打ち合わせ以外は、できるだけIP電話や無料アプリを使うことでコストを削減できます。
キャリア直通・IP電話・通話アプリの料金比較
- キャリア直通（010発信）：安定性が高いが高額。固定→固定で約100円／分。
- IP電話（050 plusなど）：20〜40円／分で安定。ビジネス利用に最適。
- 無料通話アプリ（LINE・WhatsAppなど）：Wi-Fi環境なら通話料ゼロ。
このように、通話目的や相手の環境によって最適な手段を選ぶことが、通信コスト削減の第一歩です。
料金を安く抑えるための方法
① 無料通話アプリ（LINE・WhatsApp・Viberなど）の活用
ブルネイではWhatsAppの利用率が非常に高く、家庭や企業の連絡手段としても一般的です。
Wi-Fiやモバイルデータ通信さえあれば、音声・ビデオ通話のどちらも完全無料で行えるため、
日本からブルネイへの通話も費用ゼロで済みます。
日常の会話や長時間のやり取りは、この方法が最も手軽で経済的です。
- WhatsApp：ブルネイで標準的に使われており、音質も安定。
- LINE：日本側での利用が多く、家族・友人との通話に最適。
- Viber：国際通話時の音質が良く、ビジネス連絡にも対応。
アプリ同士の通話なら、国際電話料金は一切かかりません。
特にWi-Fi接続時は通信費もかからないため、出張や留学先との連絡にもおすすめです。
② 050番号やIP電話サービスを利用する
アプリが使えない相手（例：固定電話や企業窓口）に発信する場合は、
050番号を使うIP電話サービスが有効です。
IP電話はインターネット回線を使うため、通常の国際電話よりも格安で通話できます。
音質も安定しており、ビジネス用途にも十分対応できます。
- 050 plus（NTTコミュニケーションズ）：
固定電話宛ては1分あたり20〜30円。アプリを使ってスマホから発信可能。 - SMARTalk（楽天モバイル）：
無料で050番号が取得でき、アプリから海外番号へ直接発信可能。
低コストかつ通話品質も安定している。 - My050（Brastel）：
プリペイド式で使いたい分だけチャージ可能。固定・携帯どちらにも発信できる。
どのサービスも使い方は簡単で、アプリをインストールしてクレジットをチャージするだけ。
あとは通常の電話のように相手の国番号と番号を入力して発信すればOKです。
Wi-Fiや高速通信環境を利用すれば、遅延もほとんど感じません。
Skype Outは2025年5月にサービス終了予定のため、
今後は050 plusやSMARTalkのようなIP電話が現実的な代替手段となります。
③ 携帯キャリアの国際通話オプションを確認する
ドコモ・au・ソフトバンクなどの主要キャリアでは、
「国際通話定額」や「海外通話割引」などのオプションを用意しています。
ブルネイが対象国に含まれている場合、通常の国際通話よりも最大50〜70％割安になることもあります。
- ドコモ：「WORLD CALL」＋「かけ放題プラン（国際）」を組み合わせ可能。
- au：「国際通話定額」「海外ダブル定額」などで通話料を半額に。
- ソフトバンク：「国際サービス割引」や「海外パケットし放題」を併用可能。
契約中のプランによっては自動的に国際通話が無効になっている場合もあるため、
事前にマイページやサポートセンターで設定を確認しておくと安心です。
頻繁にブルネイと通話する人は、専用の国際通話カード（プリペイド型）を併用するとさらにコストを下げられます。
★まとめ：誰でも今すぐできる節約ポイント
- 家族・友人：Wi-Fi＋無料通話アプリ（0円）
- 仕事関係・企業宛て：050 plus／SMARTalk（20〜30円／分）
- 緊急時や通常発信：キャリアの国際通話オプションを活用
このように、相手や目的に応じて通話方法を使い分けることで、
通話品質を保ちながら通信費を最大90％削減することが可能です。
とくに「Wi-Fi環境を確保してアプリ通話を使う」だけでも、
毎月数千円の節約効果が期待できます。
日本とブルネイの時差と通話タイミング
日本とブルネイの時差は約1時間
日本とブルネイの時差は約1時間で、日本の方が1時間早いです。
たとえば日本が午後3時のとき、ブルネイは午後2時になります。
このため、日中の連絡はほぼ同じ感覚で行えますが、
現地の昼休みや夜間にあたる時間帯は避けるのがマナーです。
ビジネス・生活リズムに合わせた発信タイミング
ブルネイのオフィスは午前8時〜午後5時が一般的な営業時間です。
日本時間では午前9時〜午後6時頃がベストな通話時間帯です。
現地の金曜は礼拝のため昼休みが長いので、その時間帯の発信は控えましょう。
不審な「+673」からの着信に注意
正規の着信と詐欺電話の見分け方
「+673」からの着信でも、すべてが正規の連絡とは限りません。
国際ワン切り詐欺などでは、相手に折り返しをさせ高額通話料を請求する手口があります。
知らない番号からの着信には出ず、折り返しをする前に相手を確認しましょう。
国際ワン切り詐欺への対処法
不審な着信には応答せず、SMSやメールなどで正規の連絡かどうかを確認します。
心配な場合は通信会社に相談するか、番号をブロックしましょう。
警察のサイバー犯罪相談窓口でも対応してもらえます。
まとめ｜国番号+673を正しく使って、ブルネイと安心して通話しよう
ブルネイに電話をかける際は、固定電話なら010-673-2X-XXXX、携帯宛てなら010-673-8X-XXXXが基本です。
スマホでは「+673」で発信できるので、電話帳登録を「+673」形式に統一しておくのがおすすめです。
通話料金を節約したい場合は、IP電話や無料通話アプリを活用し、
時間帯にも配慮すれば快適な国際コミュニケーションが可能になります。
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